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更新日:2017年10月27日

平成29年10月・11月局長メッセージ(東播磨県民局長 四海 達也)


10月も後半に入って、週末ごとに立て続けに台風がやってきています。台風21号は大きな被害こそもたらさなかったものの、強風にあおられて看板や駐車場の屋根が飛ばされたり、立木が根こそぎ倒されるなど、近年ではあまり目にしなかったような爪痕を残していきました。

局長稲刈り

「稲刈りに挑戦してみました」

こんにちは。東播磨県民局長の四海です。

管内は実りの秋に入って様々な作物の収穫時期を迎えています。10月の後半、稲刈りの時期に入って長雨が続いたこともあり、農家の皆様におかれましてはご苦労も多かったのではないかと思いますが、管内を車で走ると頭を垂れていた稲穂が次々と刈り取られ、秋の景色がそこかしこに広がりを見せるようになりました。東播磨地域は、皆様もよくご承知の通り、多様で質の高い農畜水産物を生み出す豊饒の地でもあります。

今回は実りの秋にちなんで、「食」ということにスポットを当ててみたいと思います。

最近そこかしこで「食育」という言葉を見聞きします。当県民局の健康福祉事務所でも食育の普及を目指した「ヒガシハリマ食堂」というホームページ(https://higashiharima-syokudou.info/)の運営をはじめ、「いきいきシルバー出前講座」や社員食堂や保育所の給食向けにヘルシーメニューの提供など、様々な食育活動を展開しています。

私はこの「食育」という言葉の意味を考える時、ただ単に食を通じた健康づくりに主眼を置くだけでなく、もう一歩踏み込んで「食の大切さ」をもっともっと伝える必要性があるのではないかと常々感じています。
特に次世代を担う子どもたちには、「食」について、次の二つのことをしっかりと心に刻んで欲しいと思っています。

まず一つ目は、「人は食べなければ必ず死んでしまう」ということ。
当たり前のことですが、飽食の時代と言われて久しい我が国では、「食べる」ということが当然のことになり過ぎていて、そのことが逆に「食」をおざなりにしてしまっているように思えて仕方がないのです。コンビニのお弁当やファストフードを利用すれば、簡単に空腹を満たすことができます。もちろんそれらは時間の無い時や手軽に済ませたい時には非常に便利で、私も全く利用しないわけではありません。でもそれに頼りすぎたり、毎食のように利用するとなるとそれはそれでいかがなものかなと思います。そうした食事を続けていると、「食の大切」さというものを見失ってしまうことになりかねないと思うからです。

そして二つ目は、「私たちが自らの命をつなぐためには、ほかの命をいただくことでしか決してそれは叶えられない」ということです。
お肉や魚、お米や野菜、果物といった食材はすべからく「命」であることに変わりはありません。自分の命をつなぎ止め、肉体を維持するためには、自分の前に差し出された他の「命」をいただくこと以外に私たちは方法を持っていないのです。だから自分のために命を差し出してくれた他の命に対し、感謝の気持ちを込めて日本人は「いただきます」という言葉を発するのではないでしょうか。

以前私が児童福祉行政に携わっていた頃の話ですが、とある小学校で「給食代を支払っているのになぜ『いただきます』と言わされるのか。うちの子に『いただきます』を言わせるな。」と学校に対してクレームをつけてきた保護者がおられたというのは、冗談のような本当に話です。

ことほど左様に、今、豊かで何不自由ない時代であるからこそ「食」の意味、本質的な理解がおざなりにされているのではないかと私は危機感を抱いています。このように感謝の気持ちを欠いた私たちの心持ちは、現在学校で起きているいじめの問題や家庭や職場、社会での様々なハラスメント問題、自殺問題などと決して無縁ではないと思えて仕方がないのです。
私たちは生活を営むうえで、「感謝」という気持ちを忘れては円滑で心の通った関係を築くことはできないのではないかと思います。その全ての原点に「食」があり、一日三度、自分の命をつなぐために差し出してくれた他の命に感謝の気持ちを捧げつつ大切にいただく、その習慣を身につけることが私たちの心をより豊かにしていくのではないか、そんな風に思っています。

これまでの局長メッセージ


局長メッセージ(平成29年4月)
局長メッセージ(平成29年5月)
局長メッセージ(平成29年6月)
局長メッセージ(平成29年7月)
局長メッセージ(平成29年8月)
局長メッセージ(平成29年9月)

平成28年度局長メッセージ


 

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