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更新日:2017年12月20日

平成29年12月・平成30年1月局長メッセージ(東播磨県民局長 四海 達也)


今年も残り少なくなりました。皆様方には年の瀬を迎えられ、お忙しい日々をお送りのことと拝察いたします。

こんにちは。東播磨県民局長の四海です。

平成29年は、これから近い将来に起こる様々な出来事の予兆を感じさせるような事がたくさん起きた一年ではなかったかと感じています。1月のアメリカ合衆国トランプ大統領の就任は、アメリカがもはや世界の警察ではなくなっていく未来を想像させましたし、世界で多発するテロや銃の乱射事件、深刻化する中東情勢、北朝鮮による度重なるミサイルの発射やヨーロッパにおける極右政党の台頭など、将来に不安を駆り立てる様々な動きがありました。また、内外を問わず、国を代表するリーダー達の失言や暴言、さらにはネットで繰り広げられる誹謗中傷、罵詈雑言など、成熟した大人のすることとは思えないような発言があちこちで飛び交い、そのたびごとに物議を醸し、先人が知恵と努力で積み上げてきた様々なモラルや社会秩序に綻びが生じつつあるのではないかと懸念が膨らむような一年でもありました。

また、年の後半に入っては我が国を代表する世界的企業において、長年の信用を一挙に失ってしまうような事実が続々と明るみに出たほか、政治の世界においても国民の不信を募らせるような様々な事案が生じ、一朝一夕には築くことのできない先人達が苦労して積み上げてきた信用を一夜にして失いかねないようなこともたくさん起きました。

一方で将棋のプロ棋士、藤井聡太四段が、デビュー以来公式戦29連勝という快挙を成し遂げたり、陸上短距離の桐生祥秀選手が日本人初となる100m9秒台の9.98秒という記録を打ち立てるなど、日本の将来を担う若い人たちがそれまで誰も成し得なかった明るい話題も提供してくれました。

さらに、人工知能(AI)が、かつては不可能と言われていた囲碁で、世界のトップ棋士を三連勝で打ち負かし、シンギュラリティ(技術的特異点)という耳慣れない言葉がマスコミで報じられるなど、コンピュータがついに人間を超える日が来ることを予感させる出来事の起きた一年でもありました。

はたまた自然界においては、地球温暖化や自然環境破壊がもたらす影響とされる、様々な異常気象や大規模災害が世界各地で発生し、私たちが普段あまりにも当たり前に捉えすぎていて、感謝の念さえ抱かずにいる快適で豊かな自然環境にも将来への不安を生じさせる多くの変化が顕在化してきてるようにも感じられました。

今年一年に起きたこうした様々な出来事は、私たちを取り巻く社会や環境の未来へ向けた変化の予兆であったり警鐘であったりするのかも知れません。

明治維新以来150年あまり、我が国の人口は一貫して増え続けてきました。現行の社会システムや経済システムは、すべからく人口が増え続け、経済が膨張し続けることを前提に組み立てられています。しかし我が国は数年前から史上初めての人口減少局面に突入しました。これから50年、100年といったスパンで、我が国の人口は減り続けます。今現在、生きている私たちは、誰一人として人口が減少していく社会というものを経験していません。私たちは、いわば歴史の未体験ゾーンの入口に立たされているわけです。こういう時こそ、人口や経済が常に右肩上がりでなければ是としないというこれまでの価値観を見直し、新たな価値観、「幸福のものさし」を創造する必要があるのではないかと考えています。
近い将来、人工知能の性能が高まるにつれ、人間の仕事は相当部分がそれに取って代わられる時代がやって来るという説もあります。その時に私たち一人一人が血の通った人間として生きがいを持って生きて行くために必要な社会システムとはどのようなものか。今、そのことを真剣に考え、知恵を絞る必要があるのです。

私は未来へ向けた「幸福のものさし」づくりのキーワードは、「シニア世代の活躍」と「地域共助システムの確立」だと思っています。人生100年時代と言われ始めた今日、60歳の定年退職まで勤め上げ、後は年金を受給しながら余生を送るという、これまで我が国のスタンダードだった人生モデルを実践している方は今やほとんどおられないのではないでしょうか。そもそも年金の受給開始年齢は今や65歳になろうとしています。今後は健康寿命の延伸をはかり、誰もが生涯現役を目指す。一人一人が「会社」のためだけでなく「社会」に役立つための主役になる。そして互いが互いを助け合い、感謝しあえる地域をつくっていく。そういう社会づくりも、来たるべき人口減少社会にポジティブに立ち向かう一つの方向性だと思っています。

幸いにして我が東播磨には、様々な分野で地域の担い手となっていただける活動が世代を問わず活発に展開されています。今後はそうした活動の輪をもっともっと広げるとともに、しっかりとそれらの活動をネットワーク化して社会システムの中に組み込み、相互に連携することで、誰もが生きがいを持って幸福を感じながら生き生きと生活できる地域に繋がっていくのだと信じています。
先日、天皇陛下のご退位が再来年の4月30日に決定したとの報道がありました。奇しくも兵庫県政は来年県政施行150周年を迎えます。この大きな節目にあたり、次の50年、100年を見据えた地域づくりを皆様方とともに議論し、責任を持って次代に引き継げる地域社会の構築を目指して新年も取り組んで参ります。

皆様におかれましても、お健やかな新年をお迎えくださいますことを切に祈念いたします。新年も引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

完成式2
都市計画道路沖浜平津線の全線整備完了を記念して、完成式が開催されました(平成29年12月16日)

加古川刑務所との連携協定
加古川刑務所と「災害時における被災地支援に関する協定」を締結しました(平成29年12月18日)

 

これまでの局長メッセージ


局長メッセージ(平成29年4月)
局長メッセージ(平成29年5月)
局長メッセージ(平成29年6月)
局長メッセージ(平成29年7月)
局長メッセージ(平成29年8月)
局長メッセージ(平成29年9月)
局長メッセージ(平成29年10月・11月分)

平成28年度局長メッセージ


 

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