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2021年7月29日
外郭団体名等/県立考古博物館 直通電話/(079)437-5589
日本遺産「国生みの島・淡路」認定5周年記念
夏季企画展「淡路島発掘」について
「国生みの島・淡路」として日本遺産に認定された淡路島は、海や山などの自然に恵まれ、独自の文化が発展してきました。
このたび、発掘調査成果を中心とした淡路島での祭祀や生業、島内外の政治関係と交流をひもとく展覧会を実施し、淡路古代史の魅力を島内外に広く発信します。
展覧会の概要
会 期 令和3年7月22日(木・祝日)~8月29日(日曜日)
時 間 午前9時30分~午後6時(展示室への入場は午後5時30分まで)
会 場 兵庫県立考古博物館特別展示室
主 催 兵庫県立考古博物館
共 催 兵庫県立歴史博物館ひょうご歴史研究室
後 援 淡路島日本遺産委員会
観覧料
大 人 | 大学生 | 高校生以下 |
200(150) 円 | 150(100) 円 | 無 料 |
※( )は20名以上の団体料金
70歳以上の方は大人料金の半額
障害者手帳提示で本人は75%減免、介助者1名は無料
〈展示構成〉
■ 狩人の時代から農耕の時代へ
■ マツリの源流
■ 海をはさんだ交流と新しいマツリ
■ 淡路国成立とマツリゴト
■ 海人の生業
〈主な展示品〉
県指定文化財 当館蔵
水辺の祭祀などで使われた滑石製の祭祀具で、流路跡から出土
しました。勾玉の背面・腹面・側面に、合わせて10個の小さい勾
玉が削り出されており、古墳時代の特徴的な形態を示すものです。
当館蔵
浅い椀状の匙部に対して横方向に湾曲した柄が取り付
くもので横杓子と呼ばれています。クワ属の用材を丁寧に加工し
ており、水銀朱で朱彩されていることから、祭祀具として使われた
と考えられます。弥生時代中期の高度な木工技術がうかがえる
逸品です。
奈良時代中期(8世紀中頃)に創設された淡路国分寺から出土しました。屋根の軒
先を飾った瓦で、軒丸瓦は複弁八葉蓮華文、軒平瓦は均整唐草文で飾られていま
す。紀伊国分寺(和歌山県)にも同じ型で作った同笵瓦があり、南海道に沿った
技術の伝播がうかがえます。
〈関連行事〉
✦ 講演会(参加費無料)
8月7日(土曜日) 「淡路島の考古学を楽しむ」
中川 渉(当館学芸員)
時間:13時30分~15時00分 定員:72名 場所:当館講堂
*考古博物館のホームページか往復はがきで事前予約が必要
✦ 記念シンポジウム(参加費無料) *兵庫県立歴史博物館ひょうご歴史研究室主催
8月1日(日曜日) 「考古学と文献史学からみた古代の淡路-海人(あま)と国生み神話-」
時間:13時00分~16時30分 定員:72名 場所:考古博物館講堂
*県立歴史博物館のホームページか往復はがきで事前予約が必要
記念シンポジウムに関する問い合わせは、県立歴史博物館ひょうご歴史研究室
(TEL 079-288-9011)まで
事前予約の申込み方法・期間、参加費、定員などについては、ホームページをご覧
ください。