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大震災の現実や恐ろしさ防災・減災について学べる展示HAT神戸にある人と防災未来センター。展示ゾーンの入り口に当たる西館1階には、平日にもかかわらず、高校生の団体や親子連れ、職場の研修に参加する会社員など、さまざまな人たちが次々に訪れる。センターの機能の大きな柱である「展示」は、震災追体験フロア、震災の記憶フロア、防災・減災体験フロア、水と減災について学ぶフロアを順に巡るかたちで構成されている。まず震災追体験フロアでは阪神・淡路大震災のすさまじさを大型映像と音響で体感する「1・17シアター」。震災直後のまちをジオラマ模型でリアルに再現した一角を抜け、震災の記憶フロアへ下りると多数の写真や関係資料が展示されている。次は、実験やゲームを通じて地震防災について学べる防災・減災体験フロアへ。耐震補強や液状化の実験コーナーでは、多くの来館者が足を止めてくぎ付けになっていた。連絡通路を渡った東館では、東日本大震災被災地のドキュメント映像をはじめ、風─活動内容は。展示室に常駐して、来館者に展示内容を解説しています。質問を受ける場合もあるし、こちらから声を掛ける場合もあります。説明する人の年齢や目的に合わせて、解説の方法を変えています。─印象的だったことは。県外から来てくれた視覚障害のある中学生は、災害時に他の人より被害を受けることを自覚しており、自分の命を守ることに真剣でした。必死で私の話に耳を傾ける様子に感動を覚えるとともに、もっと分かりやすい解説を心掛けなければと襟を正しました。─東日本大震災の被災地でボランティアをされたとか。とにかく何か被災地の役に立ちたかったのと、解説の中で津波の話をすることがあり、その現実を目で見ておきたかったのです。自分でも何かできることが実感できました。センターを訪れる高校生にも「東北に行ってみてほしい」と伝えています。─これからの抱負は。センターがこの国で果たしている役割は大変大きいと自負しています。河田センター長の「自分の命は自分で守人と防災未来センター運営ボランティア(展示解説)二つの大震災を伝え未来に備える平成14(2002)年4月の開設以来、阪神・淡路大震災の経験と教訓の継承と減災社会の実現を目指してきた人と防災未来センター。10年の間に、来館者の総数は500万人を超えた。昨年3月の東日本大震災以降、その使命の重要性があらためて認識された防災・減災活動拠点の今を紹介する。?ジオラマ模型で再現された震災直後のまち。?数々の写真がさまざまな人の復興への道のりを伝える。~人と防災未来センター10周年~●展示●資料の収集・保存●災害対策専門職員の育成●実践的な防災研究と若手防災専門家の育成●災害対応の現地支援●交流・ネットワーク人と防災未来センター6つの機能冨岡修平さん東日本大震災特集??12