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ーシー・リー(1902-1995)は、ウィーンに生まれ、ウィーン工業美術学校で陶芸を学びました。1938年、ロンドンに移住すると、翌年、住居兼工房を構え、当時イギリス陶芸界に絶大な影響力を持っていたバーナード・リーチ(1887-1979)と親交を持ちます。また、陶芸家ハンス・コパー(1920-1981)とは共同制作を行うなど、互いに影響を与え合いました。この鉢は、細く高い高台に、ろくろによって引き上げられた薄く繊細な口縁部が特徴的です。内側と高台に金属的な質感が現れる黒いマンガン釉ゆうを塗り、側面に光沢のあるクリーム色がかった白釉を塗ることで、質感や色を対比させています。また、内側には掻かき落としを、外側には象ぞうがん嵌を施し、丸文と線文の装飾をバランスよく配置しています。フォルムも装飾もシンプルですが、デザイン感覚に優れたモダンな作品となっています。リーは、ろくろから生み出されるフォルムと装飾の融合を追求し、近代的で洗練された独自の作風を確立しました。(学芸員萩原英子)【特別展】鶴林寺太子堂―聖徳太子と御法の花のみほとけ―6月3日(日)まで国内外から集めたカミーユ・ピサロの作品約90点に、モネやルノワールなどを加えて、印象派の表現を振り返る。観覧料?一般1300円、大学生900円、高校生650円、中学生以下無料神戸市中央区脇浜海岸通1-1-14078(262)09016078(262)0903聖徳太子を追想する特別な空間として発展した太子堂の歩みを、貴重な寺宝や関連する美術工芸品などにより紹介。観覧料?一般1000円、大学生700円、高校生500円、中学生以下無料姫路市本町684079(288)90116079(288)9013館蔵品セレクションひょうごのミュージアムが誇る逸品を学芸員が解説ミュージアムへ行こう!県立美術館県立歴史博物館【展示特別企画】丹波の恐竜化石発掘―6年間の軌跡―平成25年3月31日(日)まで発掘調査の軌跡をたどるとともに、最新の研究成果や新たに発見された化石産地について紹介する。観覧料?一般200円、大学生150円、高校生100円、中学生以下無料県立人と自然の博物館兵庫陶芸美術館1960年代、高さ8.8センチ、幅・奥行き14.2センチルーシー・リー鉢ル【特別展】開館10周年記念カミーユ・ピサロと印象派―永遠の近代6月6日(水)?8月19日(日)32