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兵庫県広報専門員吉田泰子お香全国の約7割のお線香は、淡路島で生産されていることをご存じですか?そんな兵庫が誇る地場産業の一つ、お線香の製造工程が見学でき、お香づくり体験が楽しめるくんじゅどう㈱薫寿堂を訪ねました。本一のお線香のまち、淡日路市。心安らぐその香りは、は3色から好きな色を選び、さらに12種類ある香りから、私は爽仏壇がある家で育った私にはやかな新緑の香りをチョイス。タ懐かしい匂いでもあります。このブノキの樹皮を粉末にしたお香地でお線香を作り続けて今年でのもとに、香料を加えてしっかり120年の歴史を持つ薫寿堂が、と混ぜ合わせます。混ぜ固めたオリジナルお香づくり体験を始めものを続いて棒状の筒で延ばし、たのは平成10(1998)年。「実際最後はクッキー型で型抜き。色にお線香を見て、触れて、身近むらをなくし、粘りを出すために、に感じてもらいたくて」と、常務何度も生地を延ばしては折り畳取締役の明石省三さんはそのみを繰り返す作業は見た目以上きっかけを話します。に力仕事ですが、ここが一番の視覚と嗅覚をフル稼働させて、ポイントと教わり、延ばす手にもまずは工場内を見学。原材料を一段と力が入りました。練り上げ、成型機に仕込んだ「ね3、4日自然乾燥させて完成しり玉」がそうめん状に押し出されたお香は、私好みの色と香りで、る様は圧巻で、見たことのない正真正銘オリジナルお香。自宅光景に新鮮な驚きの連続です。でそのお香をたいて心の静寂丁寧に精密に作られ、品性を感じた時、こうやって人々がある美しさを放つお線香を眺めお線香に火を付けて、清らかなていると、だんだん自分でも作ってみたくなり、いよいよ初めてのお香づくり体験のスタート!まず心で仏前で手を合わせてきた理由が分かったような気がしました。取材を終えて神谷さんが「一本の麦わらに魅せられた」なら、私が魅せられたのは「一人の職人魂」。「自分はまだまだ90点」と言うこの道一筋50年の神谷さん。それは常に目指す先に先代、元二郎さんの仕事があるから。先代が残した下絵に一年に一つ挑戦し続けています。研さんを惜しまない神谷さんの姿勢は、三百年の歴史を刻み続けた先人たちから受け継いだ職人魂そを感じていたからこそ。講座受講で講師をしてきたのも、その使命たい」。30代のころから市民講座さん。「もっと広めたい。技を残し↑環境に優しい「エコ線香」など、ショールームでは商品を買うこともできます。お香づくり体験はできるだけ事前にメールで予約をしてお出掛けください!㈱薫寿堂http://www.kunjudo.co.jp/県の魅力や県政をPRする兵庫県広報専門員。「わかりやすく、親しみやすく」をテーマに民間から登用されました。こぼれ話・ウラ話はアメブロで公開中「ひょうごワイワイplus+」兵庫県広報専門員米田裕美のもの。今度は、その背中を息子の俊彰さんが追い、この先百年の歴史に刻む一歩へと続いていきます。かみや民芸店豊岡市城崎町湯島431-140796(32)325960796(32)3572<城崎麦わら細工関連施設>展示?城崎麦わら細工伝承館40796(32)0515体験?城崎文芸館40796(32)2575きます。し、その思いは今後も広がっていせられた」さまざまな人を伝でん播ぱ者や愛用者など「麦わら細工に魅27