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三田城跡にある市立三田小学校の正門脇に、昭和28(1953)年、有志によって建てられた幸民の顕彰碑がありました。側面に記された数々の功績からは、目標を明確に持ち、チャレンジ精神に富んだ芯の通った人物像が浮かび上がります。●6●5▼今回特別に、幸民が150年前に造ったビールの味を復元した「幸民麦酒」を持ってきてくれました。復元に携わった酒造会社は、幸民が西洋の技術を紹介した「化学新書」の記述を基に、当時の時代背景などを徹底的に研究して味を再現したとのこと。ほのかな甘味と豊かな香りが特長で、後で立ち寄る「パスカルさんだ一番館」でも販売しているそうです。足を延ばして行ってみよう▼▼旧九鬼家住宅資料館は、全国でも数少ない洋風と和風が混在する擬洋風建築として有名。明治時代初期に建てられ、県の有形文化財に指定されています。▼日本で最初にジーンズをはいたとされる白洲次郎にちなみ、ジーンズ姿でガイドをしています。▼境内の見事な庭を眺めて休憩。裏手には吉田茂の側近として活躍した白洲次郎と妻の正子の墓があると聞き、あらためて見に来ようと思いました。●4心月院へは徒歩25分。三田藩初代藩主の九鬼久隆が、豊臣秀吉ゆかりの梅林寺を増改築して心月院としました。ぼだい九鬼家の菩提寺で、歴代藩主の墓があります。●7設計に当たった九鬼隆範は、英蘭塾の門下生の一人。後に鉄道技術官となり、日本の鉄道建設の基礎を築いたそうです。「あれほどの功績を持つ幸民。優秀な門下生を多く輩出したのもうなずけるな」と息子。親子で彼の偉大さを痛感しました。▼●3明治元(1868)年に江戸から戻ってきた幸民は屋敷町にあった金心寺に英蘭塾を開きました。集まった門下生に英語やオランダ語、化学を教えていたそうです。▼13