ブックタイトルgokoku2013aki

ページ
22/40

このページは gokoku2013aki の電子ブックに掲載されている22ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

gokoku2013aki

ブックを読む

Flash版でブックを開く

このブックはこの環境からは閲覧できません。

概要

gokoku2013aki

多自然居住地域にIターン・Uターンし、スローライフを送る人たちを紹介します。定年退職を機に佐用町の桜山集落に移住した重兼夫妻。のどかな風景に囲まれて、亘さんは地域活性化活動に、百合子さんは趣味の陶芸にと、心豊かで満ち足りた日々を送っています。佐用町生きがいを見つけ〝後半の人生〟楽しく―リタイア型―?佐用町に移住した経緯は。亘さん現役時代、仕事の関係で家のある宝塚から佐用郡上月町(現佐用町)へ単身赴任しました。地元の方との親交が深まる中、7年後に、無事に定年を迎えましたが、佐用でできた友人に「宝塚に戻って何をするの」と言われてドキッ。仕事上の知り合いでプライベートな付き合いがある人はほとんどいませんでした。そんな折、移住を勧められ、「半径200メートル以内に全く人がいない所があれば考える」と冗談めかして言ったところ、友人が必死になって今の家がある場所を見つけてくれました。そんなこんなで成り行きで田舎暮らしが始まったのです。百合子さん夫の在職中、週に何度かこちらに通っていたので、特に問題なく生活を始められました。夫は学生時代から山登りが好きで、いつか山小屋に住みたいという夢がありました。だから移住を相談された時も、特に驚かなかったですね。?住むための環境づくりが大変だったと聞きます。亘さん集落から少し離れた高台にあるため、当時は電柱一本も立っておらず、電気と水道の整備から始めました。肝心の家は、二人暮らしなので広さは必要ないと思っていましたが、「孫が来たときに寝るための場所を」「陶芸用の作業場を」と、少しずつリフォームし、暮らしやすい環境を整えていきました。百合子さん幸い、退職金をこれらの設備投資に充てられましたが、数年たてば家は必ず傷み、修理費用も必要になります。リタイア後の田舎暮らしは、将来を見越した上で、身の丈に合った家で分相応に暮らすことが大切だと感じています。?毎日の生活を教えてください。亘さん在職中、新聞記者をしており、リタイア後に田舎で暮らす十数世帯を取材した縁から、田舎暮らしをサポートする交流組織を立ち上げました。他にも、町おこしグループや20