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見たい!知りたい!のぞいてみ隊!兵庫県広報専門員米田裕美過去には、本格的な楽器の演奏が楽しめるバギーコンサートを開催。(朝来市)大同2(807)年に発見されたと伝わる生野銀山。室町時代に本格的な銀鉱脈の採掘が始まり、天領として江戸幕府の財政の大きな支えに。昭和48(1973)年の閉山まで日本の近代化の一翼を担いました。人の手が残した1200年の軌跡に触れてきました。ガイドの田上正昭さんに案時代以降の採掘ゾーンに差し掛内され、鉱山資料館へ。かると、さながら地下工場といっ鉱山を縦半分に切った坑内模型に目を奪われました。サザエの殻に菜種油を入れた灯りなどの道具、酸欠防止に空気を送る作業など緻密に再現された江戸時代の採掘風景。ここに潜り込む!期待に胸が高鳴ります。坑道に一歩足を踏み入れるとふっと空気が変わりました。年間通じて約13度。まるで異次元です。「全長約1キロの見学コースは日本最大級」と田上さんは胸を張ります。もう一つの自慢は、江戸と明治以降のどちらの時代の採掘様式も見られるということ。ノミ一本で削った江戸時代の採掘跡に驚く私に田上さんから「一日どれくらい進めたと思いますか」と質問が。正解はなんと10センチ!魔よけの赤いふんどしを締め、命を懸けて岩に挑んだ坑夫たちに思いをはせつつ巡ります。明治た大掛かりな機械や設備が出現。技術の革新ぶりが際立ちます。でも、採掘技術の違いはあっても鉱脈に夢を懸けた熱い思いは同じかもしれません。1200年の歴史を肌で感じた後、鉱山の脇で鉱石探し体験に挑戦しました。石を選びハンマーでたたくだけですが、そもそも鉱物が含まれていそうな石を選ぶのが難しい。「まだら模様のものは可能性がある」との助言で見つけた石にハンマーを振り下ろすと…硬い!!一日10センチも納得です。そんな作業を繰り返しようやく見つけた金色の物体!?「金では?」と気持ちがはやりましたが、正体は黄銅鉱という鉱物でした。でも苦労した私には金の価値。昔の坑夫さんの苦労と喜びが少し分かったような気がしました。※鉱石探し体験は10人以上、10月末まで。フロントスタッフの8割は正社員として勤務中。取材を終えてホテル2階にある「こもれび保育園」。広々としたスペースで子どもたちも伸び伸びと過ごします。「ワーク・ライフ・バランス」いう言葉が随分浸透してきた昨今。女性が働き方を選び、また安心して働くことができる環境づくりが進む裏側には、「人材を大事にしたい」という企業側の切なる願いがありました。職場環境の充実は社員の満足に。社員の満足は家庭のぬくもりに。フローラルイン姫路のような取り組みが今後どんどん広がっていくことを期待します。「史跡生野銀山」(株式会社シルバー生野)4 079(679)2010 6 079(679)2755県の魅力や県政をPRする兵庫県広報専門員。「わかりやすく、親しみやすく」をテーマに民間から登用されました。こぼれ話・ウラ話はアメブロで公開中「ひょうごワイワイplus+」27兵庫県広報専門員(取材時)吉田泰子ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰「仕事と生活のバランス」の推進のため、多様な働き方の導入や、仕事と家庭生活の両立の促進など、先進的な取り組みを行う企業や団体等を表彰する制度。【問い合わせ】ひょうご仕事と生活センター4 078(381)5277 6 078(381)5288