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かし、地域の自立と連携を目指す、12は、世界との交流を兵庫の未来へ結ぶ。この12のシナリオが兵庫県で活動される様々な主体とともにビジョンの実現を目指し、取り組む標準行動としている。■前期5年の行動目標将来像の実現のためには、やはり、具体的な推進方策を定めこれに基づき計画的に進行管理する必要がある。「ビジョンの計画化」である。想定年次2020年であるから、前期5カ年の推進方策をつくることとした。このとき、まず、人と人、人と地域のつながりが弱くなりつつあるので、家族や身近な人との絆を強めること、そしてふるさとへの愛着を育みつつ地域でのつながりの再生を図り、地域の豊かさを求めていく。第二に、人口減少と高齢化が進みつつあるが、誰もが社会の担い手として、健康で生き生きと暮らし、活躍できることを目指す。第三に、国際経済の均質化と相互依存が進んでいるが、世界に通用する強くて革新的な兵庫の経済雇用構造をつくる。第四に、県民の不安や心配が懸念されているので、巨大地震や津波、風水害など自然災害や危機への備えの確立。第五に地球環境の持続可能性に向けた取り組み、エネルギー安定供給への取り組みが喫緊の課題として対応しなくてはならない。この5つの喫緊の課題に取り組む5年間の推進方策の行動目標として、第一に「ふるさと」をつくる。生まれ育った人はもとより、学ぶ人、働く人、訪れる人にとっても夢と愛着のもてる「ふるさと」をつくろうとするもの。「ふるさと意識」を基盤として、身近な地域の価値を評価・認識し、これを活かした地域づくりを行う。そして、これをもとに交流人口の増大を図るものだ。第二は、いきいき暮らす。一人ひとりの健康、生きがい、しごとづくりを応援し、誰もがいきいき暮らせる社会にしようとするもの。特に、女性、若者、高齢者、障害者が意欲を持ち能力を発揮するしごとづくりを重視する。第三は、資源を生かし躍進する。多彩な人材や高度な科学技術などを生かし、内外で躍進する兵庫経済をつくる。成長を続けるアジアの元気を取り込む。グローバル人材の育成や集積が重要。また世界化時代だけに兵庫の地域資源の価値を大切にする「グローカル」、つまりグローバルとローカルの併存が大事となる。第四は、リスクに備える。様々な自然災害に対し、充実した社会基盤を整備し、地域ぐるみで備え、「いのち」を守る。もとより南海トラフ地震等はハード・ソフトで備える。阪神・淡路大震災の経験や教訓を「忘れない」「伝える」そして「備える」ことが必要である。社会基盤整備も計画的に進める。第五は、環境・エネルギーを支える。暮らしから産業まで資源循環のしくみを創り、自然環境やエネルギーの安心を支えるもの。温暖化防止、資源循環、生物多様性の確保など自然と調和した社会構造をつくる。エネルギーの安全確保の取り組みを進める。省エネ型社会を目指す。■創造と共生の舞台・兵庫を目指してビジョンは、県民の総意で未来の兵庫の将来像、未来像を描いたもの。したがって、待っていては実現しない目標である。だからこそ、県民の共通目標として、それぞれの立場で、主体的に取り組み、積極的に活動を展開することが不可欠である。単なる目標や夢にしないためにも、前期の5年間での実現のための道筋を明確にする必要がある。この役割を担うのが推進方策(前期5カ年の協働シナリオ)である。まさに推進方策は今年度からスタートを切る。それだけにスタートダッシュ良く走り出したいものだ。県民の皆様のご指導とご協力をぜひお願いしたい。リスクに備える(福良港の防潮堤)資源を生かし躍進する(スーパーコンピュータ「京」)いきいき暮らす(多様な働き方)「ふるさと」をつくる(特色ある体験教育)環境・エネルギーを支える(あわじメガソーラー1)11