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▼宗鏡寺から少し歩くと、赤茶色の土壁の酒蔵がありました。地元で産出した赤土を使って1年かけて造られた土壁はとても美しく、250年前のものと聞いてびっくり!▼宗鏡寺は、出石出身の沢庵和尚の墓碑があることでも知られています。和尚の作庭と伝わる鶴亀の庭を眺めてちょっと一息。●6▼足を延ばして行ってみよう▼きりゅう豊岡杞柳細工の唯一の伝承者、寺内卓巳さんの工房へ。特産のコリヤナギを使って器用に編み上げていく様を近くで見て大興奮。かごバッグやバスケットはどれもすてきで、「あれが欲しい」「これもいいね」と目移りしてしまいました。●7▼●5●4願成寺に隣接する宗鏡寺の本堂では、尚之助の祖父が寄進したとされる鋳銅製の灯籠が限定公開されていました。頂部に宝珠が飾られたり、火袋に菊花唐草の透かしがあったりと、技巧の素晴らしさにしばらく見入ってしまいます。川見さんから、基礎部分の側面の銘文に、尚之助の祖父、才兵衛の名前が刻まれていると教わりました。ぼだい川崎家の菩提寺、願成寺。明治中期に記された墓籍台帳に、尚之助と同じ没年月日の戒名があったそうで、山門の向かいに川崎尚之助供養之碑が建てられていました。武士の刀の切っ先をイメージして作られたと聞いて納得です。締めくくりに、尚之助の生家跡を訪ねます。生家は町家の並ぶ一角にあり、明治9(1876)年の大火で焼失し、後に再建されたとのこと。25年まで川崎家が住んでいたそうです。郡役所として明治25(1892)年に建てられた出石明治館。木造擬洋風建築の貴重な建物で、市の文化財に指定されています。「建物の水色は当時の流行色でした」と川見さん。●313