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兵庫で生まれ育った“夢”と“文化”を語る▽米田明けましておめでとうございます。平成26(2014)年の始まりに当たり、宝塚歌劇団の特別顧問で演出家の植田紳爾さんをゲストにお迎えして「宝塚歌劇100周年?兵庫で生まれ育った〝夢〟と〝文化〟?」と題し、新春知事対談をお届けします。さて、知事は、昨年を振り返っていかがですか。▼知事知事選挙では多くの県民の皆さんのご支援を頂戴して、責任の重さを実感しました。4月に淡路島で発生した地震を契機に公共施設の耐震化や津波対策の強化を計画し、津波防災インフラ整備5箇年計画などに基づいて事業を実施しています。また、県政の総点検をして第3次行革プラン案をまとめました。その枠組みの中で、財政再建を成し遂げていきたいです。一方、子育て分野では県内の認定こども園の数が全国で1番になりましたし、スポーツでは中高年のオリンピックといわれる「ワールドマスターズゲームズ2021」の関西での開催が決まりましたので、盛り上げていきたいと思っています。▽米田今年は宝塚歌劇創設100周年という節目の年です。植田さん、今のお気持ちは。▼植田いよいよ始まったという喜びと、そこに立ち会えた感動、次の時代へ引き継ぐ責任を感じています。川や山、温かい人情がある宝塚の土地で生まれ、皆さんに大事に育てていただいたからこそ、100年間続いたと思っています。▽米田劇団員を養成する宝塚音楽学校が昨年、ひと足先に創立100周年を迎えました。▼植田記念式典には知事もお忙しい中、来てくださいました。▼知事式典ではあいさつの最後に「高らかで快活楽天塚仲間音楽を通じて学校100年」という歌を披露させていただきました。家族で楽しめる夢の世界▽米田宝塚歌劇の始まりは、大正3(1914)年にできた宝塚新温泉という遊園地のアトラクションだったそうですね。▼植田鉄道を敷き、集客するための目玉として新温泉をつくり温水プールを設置したのですが、人が来なくて。プールサイドに舞台をつくって何か始めようということで、宝塚少女歌劇養成会が公演するようになりました。創業者の小林一三先生が考えられたのは、当時の日本にはなかった、家族で楽しめる娯楽でした。みんなで見に来てくださったら、帰宅後のお茶の間でも話題になりコミュニケーションが取れますから。▼知事私が宝塚大劇場で初めて見たのは「パリの空よりも高く」という演目で、こんなに楽しいんだとびっくりしました。物語の面白さはもちろん、レビューの楽しさに、宝塚ファンになりました。▼植田ありがとうございます。▼知事毎年2月には宝塚大劇場をお借りして「こころ豊かにのびよう!のばそう!ひょうごっ子」宝塚フォーラムという、家族で宝塚歌劇を観劇する機会をつくっており、今年は、雪組組長の梨り花かますみさんと副組長の麻あさき樹ゆめみさん、彩あやかぜ風咲さきな奈さんと対談させていただきます。歌劇のスターたちは、舞台で演じるという夢をかなえるためにいろいろな努力をして、実現されたわけです。子どもたちに強いインパクトを与えてくれるのではと期待しています。平成26年新春知事対談植田紳爾さん宝塚歌劇団演出家井戸敏三兵庫県知事(司会進行は米田裕美兵庫県広報専門員)宝塚歌劇100周年12おんがくがっこうひゃくねんたかかいかつらくてんづかなかま