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?移住を決めたきっかけは。もともとラーメン屋を経営していました。化学調味料を使わないラーメンが支持され、店は軌道に乗っていたものの、一部で輸入食材を使わざるを得ず、どこか満たされない気持ちでいました。また、子どもたちが成長するにつれ、安心して食べられるものを作りたいという気持ちが強まり、ビジネスの方向性を含め、これからの生き方を考え直すことにしたのです。そんな時、長野県安曇野で農業をしながら自然に寄り添った暮らしを追求している人と出会い、感銘を受けました。「自分のライフワークはこれだ」と直感し、自然と調和した暮らしを実践してその魅力を広く伝えたいと田舎への移住を決意。初心者が農業だけでは食べていけないので、飲食店経営のノウハウと料理が得意な妻の腕を生かし、農園で育てた食材を使ったレストランを開こうと考えたのです。それからは、定休日を利用して篠山で自然農法を実践している人の元へ通い、転職と移住の準備をスタート。何度も訪れるうちに丹波篠山の自然に引かれ、平成23(2011)年に移住しました。?移住後、本格的に農業を始められましたが、不安はなかったですか。不思議とありませんでした。ただ、事前に得た知識だけでは難しいと思ったので移住後も農家で研修を重ねました。農薬や化学肥料を一切使わない自然栽培のため、頭を抱えることも多かったですが、そんな時は地域の方が丁寧に教えてくれました。今でも、「ちゃんと育ってるなあ」と畑の成長を一緒に見守ってくれるので心強いです。手探りで始めた農業ですが、25年に個性的な農業に取り組む丹波市内の農家や団体を表彰する「第2回丹波農業グランプリ」で入賞し、少し自信がつきました。神戸市内で飲食店を営んでいた藤本傑士さんは、自然と調和した暮らしを求めて丹波市春日町大おおじ路地区へ一家で移住。自らの農園で栽培した食材を提供するレストランを自宅で開いています。丹波市自然に寄り添い安全安心な食を提供―定住型―自然栽培した野菜は味がしっかりしているそう。幸さちほ穂さん、七ななせ聖ちゃん(小学2年生)、空そら良くん(6歳)多自然居住地域にIターン・Uターンし、スローライフを送る人たちを紹介します。20