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更新日:2016年10月11日

フィルムコミッション(平成28年10月)

フィルムコミッション

ひょうごロケ支援Net

先日、ひょうごロケ支援Net10周年記念イベントが兵庫県公館で開催された。当日は、10年間の活動報告(スライド)にあわせトークセッションで会長の田中まこさんと赤穂市出身で映画プロデューサーの鍋島 壽夫(なべしま としお)さんとの対談が行われた。田中さんは神戸フィルムオフィスの顧問でもあり、この世界では草分け的存在である。鍋島さんは、映画プロデューサーとして、「TOMORROW 明日」とか「四万十川」「ハチ公物語」「四十七人の刺客」「最後の忠臣蔵」など80本以上の映画を企画してきた。この日観賞した「日本のいちばん長い日」もそうだが、この撮影舞台が兵庫県公館だった。このため、対談会場も兵庫県公館となったのだろう。
ひょうごロケ支援Netは、平成18年8月設立され、現在49団体で構成、フィルムコミッション8団体、兵庫県など地方団体38、ロケーションサービス2、ひょうごツーリズム協会で、いわばロケ誘致を通じて誘客せんとする関係団体から成っている。

フィルムコミッション

ここでフィルムコミッションとは何か。映画、テレビドラマ、CMなどあらゆる分野のロケーション撮影を誘致して、実際の撮影をスムーズに進めるための色々な支援を行う非営利の団体である。神戸、姫路、きのさき、淡路島、三木、丹波篠山、播州赤穂、高砂の8団体が現在活動中である。

活動内容

フィルムコミッションやひょうごロケ支援Netの活動内容は、大きく三つに分けられる。一つは、ロケの誘致とロケ支援体制の整備だ。ロケ地照会、支援依頼に対して情報を共有し、連絡調整してロケ誘致を行う。そのために、メンバーに対してロケ支援の研修を行う。また、ロケにふさわしい候補地の掘り起こしを行う。
二つは、ロケ支援活動を行うことだ。撮影地の下見案内などロケハンに立ち会う。撮影に伴う各種の許可手続きを支援する。地元住民や関係業者等と調整連携する。また現実のロケに立ち会ったり、アシスタントを動員したり撮影そのものを支援する。
三つは、情報の発信だ。まずは、ロケ地候補の紹介、情報提供。そのために、ホームページによりロケ地候補の発信(日本語、英語、韓国語、中国語など)、国内外へのパンフレットの配布による発信、全国ロケ地フェアへの出展によるPRなどである。

フィルムコミッションと観光

観光という視点からフィルムコミッション活動を見てみるといくつかの利点が見える。一つは、ロケ地になって実際ロケが行われるとロケ隊が一定日数そこに滞在して映画等の撮影が行われる。俳優からスタッフまで、相当数の人々が滞在して生活される。例えば、ラストサムライの主演トム・クルーズはロケ地となった書写山円教寺と宿泊地だった神戸とを毎日ヘリコプターで往復したという。これだけでも話題になるが、本人のみならず大勢のスタッフが宿泊してくれるのでその直接効果も大きい。
二つは、ロケの対象となった当地や建物・施設が話題になり、人口に膾炙(かいしゃ)して知られるようになる。例えば、県公館でも「日本のいちばん長い日」の舞台となることにより知名度があがったと思われる。明治35年(1902年)の建物でしかも外観はヨーロッパの宮殿風でおもむきがある。土曜日は公開しているのでぜひお訪ねいただきたい。兵庫県文化賞を受賞された方々の作品も展示されている。
三つは、映画等が話題になると、映画ファン等が観光名所として認識され、後日その映画等の主人公になった気持ちもあり、ロケ地を訪問していただけることである。例えば、韓国ドラマで日本初の本格ロケが実施されたドラマ「ユリファ(ガラスの華)」がある。
北野、旧居留地、メリケンパーク、ハーバーランド、神戸港クルージング、スカイラウンジなど神戸の魅力が舞台となっているので、これらを廻ることにより、主人公の気分を味わうことができる寸法だ。この放映後、しばらくは韓国の方々が神戸を訪ねていただいた。私の記憶では、平成2年の映画「天と地と」で上杉謙信の居城であった春日山城は竹田城跡にパネルで作成されたものだった。パネルだけにロケ後撤去されたが、竹田城跡が世に出るには20年程の時間の経過が必要だったけれど、やはり人々の関心を持たれる素材だということだろう。

あいたい兵庫キャンペーン

本県の観光キャンペーンを春夏秋冬ごとに行っているが、統一テーマは「あいたい兵庫キャンペーン」である。兵庫には自然、文化、歴史、まち、生活、産業など多くの魅力的地域資源に満ちているだけに、兵庫を訪ねていただいたら、あなたが探しておられる、求められている、あるいは自分を取り戻せる、安らかになりうる必ず何かに出会うことができますよ、との呼び掛けなのだ。必ずあなたの希望に応える、あいたい何かにあえますとの意味を含めて、あいたい兵庫と発信しているのだ。

神戸港開港150年と県政150周年

兵庫県は、来年、再来年と節目の年を迎える。来年2017年1月1日は神戸港が開港して150年となる。徳川幕府末期に日本開港が迫られ、横浜と神戸などが開港され、世界に開かれた日本の窓として栄えてきて現在に至っている。大正昭和の鈴木商店の活躍も港抜きには語れない。戦後復興のスピードもそうだろう。今阪神・淡路大震災から20年を経過して新しいステージに入っただけに、これを契機に再スタートを切りたいものだ。
もう一つは、兵庫県政150周年だ。兵庫県は廃藩置県に先立って県が置かれた数少ない地域だ。1868年に旧幕府領であった兵庫の津を中心に設置された兵庫鎮台が数日後に兵庫裁判所になり、またその後数月後に兵庫県として発足した。1868年5月23日であったが新暦では7月12日に当たるので今からどう迎えるか県民の意見も十分聞きながらソフト・ハード両面にわたる記念事業を計画して共に迎えたいものだ。

交流人口対策

今、人口減少社会といわれる。自然増対策と社会増対策が基本的な人口対策といえるが、これは定住人口対策だ。もう一つの人口対策は、交流人口を増やすことだ。現在の兵庫県の人口553万7千人が1年間過ごすことは、1年当たりの延べで見ると20億人程度になる。年間の人口減少が1万人だとすると、人口比約0.2%になる。これをカバーする交流人口を400万人増やすこととイコールになるはず。年間交流人口を400万人増やし続ける。これも有力な人口増対策ではないか。
内外を問わず、もっともっと交流人口を増やす努力を重ねていきたい。

音声による知事メッセー

音声でも知事メッセージを聞くことができます。

【全文版】約10分(MP3:7,736KB)

【要約版】約4分(MP3:3,743KB)

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お問い合わせ

部署名:企画県民部 広報戦略課

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