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更新日:2006年4月17日

知事定例記者会見(2006年4月17日)

(1)地域団体商標制度の取組について
(2)千五百石船「宝順丸」レプリカの出航式について
(3)ひょうご県民交流の船及び兵庫県青年洋上大学の参加者募集について
(4)バーナードリーチ展について

知事会見内容

本日は、政策会議の日ではありませんので、いくつか資料を用意しました。
資料の1番目は、「地域団体商標制度の取組」についてです。
本県は、京都府、沖縄県、石川県に次いで全国第4位となっているのですが、さらに地域ブランドの確立という観点で、努力をしていきたい、また関係者に呼びかけをしていきたいと考えています。兵庫県内の出願状況は資料に書いてあるとおりですが、まだ各団体において隔たりが少しあるんです。ですから、これからさらに開発をして、検討してもらったら良いんじゃないかと思っています。例えば、播州織や淡路の玉ねぎなどがありませんし、出石そばや丹波の黒豆など、まだまだ考えられる余地があると思います。このような検討を進めることによって、地域ブランドを確立していくという動きにつながりますので、そのような意味で、呼びかけをさらに強化していきたい、このように考えています。
資料の2番目は、『千五百石「宝順丸」レプリカの出航式』についてです。
兵庫県ボーイスカウト振興財団が作成されて、現在、県庁2号館1階に展示している宝順丸のレプリカをアメリカ・ワシントン州に送付しますので、その出航式を明日4月18日の11時15分から行います。
宝順丸というのは、参考資料に書いてあるとおり、米や陶器などを積んで、関西と関東を結んでいた菱垣廻船だったのですが、1832年に暴風雨で遭難し、14カ月もの漂流の後に、青年水夫の3人(岩吉、久吉、音吉の"三吉")が、アメリカの現在のワシントン州にあるケープアラバ付近に漂着し、初めてアメリカの地を踏んだ日本人となったわけです。
3人はこの地で、インディアン先住民のマカ族に保護され、貿易商人に連れられてイギリスへ行き、通訳として活躍をされていました。しかし、江戸幕府の鎖国政策のため、帰国を許されずにいたため、活躍ぶりもあまり残っていないというのが実情です。だから、ジョン万次郎ばかりが取り上げられていますが、ジョン万次郎よりも先に、西洋型教育を受け、活躍した先人がいたということだったんですね。
この人たちは、実は愛知県出身なのですが、ワシントン州に漂着し、ワシントン州で教育を受けたということもあって、14カ月もの漂流に耐え抜いた精神力、新しい世界で生き抜いた順応力が、ボーイスカウト精神と一致するということで、ワシントン州と兵庫県の姉妹提携25周年を記念した記念碑をフォート・バンクーバー国立史蹟公園に作っています。そのような関係から、今回遭難した船「宝順丸」のレプリカをマカ族文化研究センターに寄贈しようとするものです。
6月にボーイスカウトの代表者が向こうで引渡し式を行いますが、それに間に合うように送ろうとすると、この時期から積み込まなければいけないので、明日出航式をさせていただきます。
資料の3番目は、「ひょうご県民交流の船及び兵庫県青年洋上大学の参加者募集」についてです。
県民交流の船についてですが、中国をベースとして、Gコースまでつくるわけですが、モンゴルについては今回初めてコースを設定します。また昨年ベトナムコースを設定したところ、大変好評でしたので、再度ベトナムコースを設定しています。去年は、反日デモが今くらいの時期に繰り返されたということもあって、募集が大変だったのですが、今年は政治的には厳しい状況は解決されているわけではありませんが、経済的、あるいは県民交流の場面では、引き続き促進しようというのが、中国政府の基本姿勢でもありますし、私どもも中国との草の根交流を促進したいということもあって、今年度も実施するものです。のじぎく兵庫国体が9月30日から開催されますので、23日までには帰港できるように日程を設定をしました。
資料の4番目は、『開催中の「バーナード・リーチ展」』についてです。
せっかく素晴らしい特別展を開催しているのですが、なかなか地味な陶芸美術館の活動であり、バーナード・リーチ展を開催しているということを皆さんにもっと知ってもらうべくこのような資料を配付させていただきました。これは、陶芸美術館の開館記念特別展の第2弾でございます。3月18日から5月28日まで開催中です。よろしくお願いいたします。バーナード・リーチの作品展としては、これだけのものは見ることができないのではないかと言われています。それから、立杭につきましては、バーナード・リーチは1953年に初めて柳宗悦らと訪れています。また夫人のジャネット・リーチは丹波で修行をして、丹波焼を学んだということもございます。そのような意味で是非一見していただけたらと思います。

質疑応答

A記者:
資料の1番目にあった「地域団体商標制度」についてお聞きします。先程おっしゃいましたが、21というこの数字は少ないというお考えでしょうか。
 
知事:
資料をご覧いただきますと、農産物にしても、地場産品にしても、兵庫県産の地域ブランドが網羅されているとは思えません。そういう意味からすると、もっと地域ブランドを確立するという見地から、地域団体商標制度に取り組んでいただきたいという願いもありまして、敢えて中間報告をさせていただいた次第です。
 
A記者:
県としては、どのような支援に力を入れていきたいとお考えですか。
 
知事:
新たなブランド創出に向けた戦略の企画立案等に対する助成ということで、皮革や靴下、ケミカルシューズなど、17年度から工業界自身も取り組んでもらっているんです。そうだとすれば、成果も問うていったら良いんじゃないかという思いがあります。
例えば、播州織について言えば、経済産業省の売店で特別企画をして、二階大臣や松副大臣などが訪れて、播州織のシャツをお仕立てしたりしているんですよね。せっかくそういう活動をやっているのに、地域団体商標制度の取り組みもそういう活動の一つとして、地域ブランドの確立に取り組んでもらったら良いのではと思っています。
例えば、地域農産物も特産物化していますよね。そういう地域農産物の特産物もこの対象になり得るんじゃないかと思います。制度自体があまり知られていないのではとの思いもあり、呼びかけて、検討していただいて、そして銘柄を確立して、さらに地域ブランドとして売り出していただきたい、このように思っています。
 
B記者:
神戸市会の件ですが、「口利き」についていろんな問題点が出てきて、それを受けて、神戸市ではコンプライアンス委員会を作るという動きがあります。兵庫県ではどうですか。
 
知事:
「口利き」という言葉がいかにも悪いようにとらえられていますが、先日私が言いましたように、県民・市民と接触度が強い議員さん方が、県民・市民の意見を代弁して我々行政に伝えていただくのは正当な議員活動だと思います。その正当な議員活動と一種の利権的なものとをどう峻別していけるかということだろうと思います。そこはお互いの良識に待つ部分と、今までの報道を見ると情報が公開されていない、あるいは密室で検討が行われてしまったということが言われています。ですからそういう情報の共有化と過程の透明性というようなことがこれからの課題になるのではないかと思います。私は市民の声を代弁した議員さん方の指摘について、悪いとか言われると議員活動が成立しないでしょうし、行政側も県民からの大きな声のチャンネルを持たないということになりますので、そういう決めつけはいかがかと思っています。ただ、今申しましたように、癒着とか密室性というところが誤解を生じる一番のゆえんなのではないでしょうか。そうだとすると、それに対する対応が考えられるかどうか、先日私は「他山の石」にしたいと申しましたが、その意味はそういう点について制度化することがあるならば、それはそれで議会の皆さんと相談していって良いのではないかと思っています。
 
B記者:
以前に神戸市が口利きを文書化するという発表をされていましたが、制度化という意味で、具体的にイメージしていますか。
 
知事:
文書化というのは国でもやっています。結局、文書化するというのは、文書に残すことによって情報公開でその文書を公開できるということがあります。それも過程を明らかにする1つの手段ですが、文書化すればそれで済むのかどうかについては、少し勉強させていただきたいと思います。他の県でもいろんなことをやっているところもありますので、他県の例なども研究させていただいて、議会とも相談するということになると思います。幸い、県政の基本方向を定める基本計画条例が制定されたところですから、そういうものも1つの動きの現れだと理解できるのではないかと思います。
 
B記者:
先日、広井脩先生がなくなりました。震災を受けた兵庫県の住宅再建などについてご活躍されていたと思います。知事ともいろいろとやり取りがあったと思いますが、改めてコメントをお願いします。
 
知事:
非常に大切な方を亡くしたという思いで、残念な気持ちでいっぱいです。特に震災直後から被災地の復旧復興にあたってのいろんな具体的なご指導をいただいて参りました。いま言われたように、住宅再建共済制度、つまり生活の復興の拠点は住宅の再建が基本になる。その住宅の再建に関連して、例えば、仮設住宅の建設や復興住宅の整備、それらを含めた住宅再建共済制度の成立等についてのご指導を賜りましたし、併せて、国民運動としてようやく実現した被災者生活再建支援法の制定へのご指導も広井先生にいろんな面でご指導をいただきました。広井先生に心から感謝をするとともに、今後の私たちの復旧復興の経験や教訓が他の自然災害の復旧復興に生かされる、また生かしていくことが先生のご指導に応える道だと考えています。
 
C記者:
先般ボクシングの長谷川選手に県スポーツ優秀選手特別賞を贈呈されましたが、阪神タイガースの金本選手に対して、優秀選手特別賞を贈呈されるお考えはありますか。
 
知事:
904試合フルイニング連続出場ということであり、今シーズン中に確実に1000試合になると思いますから、そういう区切りの良い時点のほうが良いのではと私自身は思っています。
 
C記者:
その時点で考えられるということですか。
 
知事:
はい。古田選手に特別賞を差しあげたのが、2000本安打達成の時でしたが、金本選手の偉業というのは連続出場ということであり、実力と体力が相まってはじめて達成された記録ですので、当然に特別賞の対象となるものと考えますが、タイミングを考えると、1000試合というのが一つの目途かなと思っており、是非1000試合まで頑張って欲しいと願っています。

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