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更新日:2007年4月9日

知事定例記者会見(2007年4月9日)

1 政策協議事項

(1)平成19年度本庁部局・県民局の重点目標

(2)ポスト行財政構造改革推進方策の策定に向けた取り組み

(3)第25回全国菓子博・兵庫 姫路菓子博2008の開催支援

 

2 報告事項

(1)参画と協働ガイドブック(県民向け)等の作成

 

(2)兵庫県住宅再建共済制度(フェニックス共済)の推進

(3)県立歴史博物館のリニューアルオープン 

 

3 資料配布

(1)ひょうごの「農」の発行

知事会見内容

知事:

 それでは、政策会議の概要についてご説明します。

 政策協議事項の1番目は「平成19年度本庁部局・県民局の重点目標」についてです。それぞれ各部局で今年度、重点的に取り組もうという概要が整理されていますので、ご参照ください。併せて各県民局毎に重点目標を定めています。これをもとに各部局及び県民局が組織的にどのような活動を展開して、成果を上げるかというひとつの目標管理の基準にもなるということですのでご理解ください。

 

 政策協議事項の2番目は「ポスト『行財政構造改革推進方策』の策定に向けた取組み」についてです。行財政構造改革本部を設置して、そのもとに企画部会と分野別部会をつくりながら、検討を進めていくという仕組みを作りました。併せて、県議会との関係では、今年度後半に特別委員会をつくっていただいて、協議を進めていただきたいと考えています。県議会とも協議、相談して検討を進めていきたいと思っています。また、有識者や県民の皆さんからのご意見を伺うために、推進委員会を設置して議論を深めていきたいと考えています。県民の具体の意見を伺うチャンネルを用意してご意見を伺っていくようにします。4月に本部をつくって、5月には行財政構造改革の必要性等について県民だより等を活用して現状を説明し、委員会を設置して議論を深めていくことにしています。検討の視点についてはこれからの議論ですが、5つの視点、時代の変化への対応という観点でいうと、時代遅れの制度、施策になっていないか、時代にふさわしい制度に変えていく必要があるのかというところを十分にみていく必要があるのではないか等の視点で検討を進めていくということになります。

 

 政策協議事項の3番目は、「第25回全国菓子博覧会・兵庫 『姫路菓子博2008』の開催支援」についてです。2008年の4月18日から5月11日まで24日間開催されますが、ちょうど1年前を迎えますので、開幕1年前イベントとして、神戸で残日計の点灯式を行うとともに開催地である姫路市においてバナーの掲出や姫路菓子博プラザのオープンなどを実施することにしています。そして、開幕1年前の記念式典として各県民局単位でキャラバン隊を組織して、姫路市役所前の広場に集結し、1年前の記念式典を行って、前売り券の発売を開始するということにしています。是非、ご協力をお願いします。併せて、県として全国菓子博覧会の開催を支援するために全国菓子博支援会議を設置して協力していくことにしています。特に兵庫で開催される菓子博だけに、非常に特色ある菓子博にしていきたいと考えています。先日もマスコットキャラクターのひめかをご紹介しましたが、お菓子の神様「田道間守」を祀る中嶋神社は豊岡市にありますし、併せて神戸、阪神間は和菓子だけでなく洋菓子のメッカですので、他には類のない和菓子と洋菓子を合わせた対応ができるという意味で、非常にユニークで特色のあるお菓子をトータルに捉えた博覧会が開催できることになると考えています。

 

 報告事項の1番目の「参画と協働ガイドブックの作成」と2番目の「兵庫県住宅再建共済制度(フェニックス共済)の推進」については資料をご参照ください。

 

 報告事項の3番目は「県立歴史博物館のリニューアルオープン」についてです。

 4月20日にオープニング記念式典を開催するとともに、オープニングイベントが4月29日から6月3日まで実施されます。リニューアルの概要は、4つの視点で行いました。今までは、歴史的な経過を追って展示していましたが、新たな展示・体験スペース等を整備してテーマ別の展示に変えていくということが第1です。第2に展示のアミューズメント機能を向上させる、ハンズオン手法といっていますが「聴く、触る、試す」等の実感を伴った学びを導入していこうとしています。第3は憩いの場、交流の場ということで、ロビーや姫路城の観覧スペースを確保しています。第4はユニバーサル化の推進です。このような歴史の博物館は、時代別の展示が中心になっていますが、テーマ別に展開されるという意味でも新しい歴史博物館としての対応が図れるのではないかと思っています。注目はバーチャルリアリティシステムです。迫力ある大画面で現実には目にすることのできない歴史のシーンや建造物などを再現します。これらも新しい試みとして注目を集めるのではないかと思います。

 

資料としてお配りしていますが「ひょうごの農」ができましたのでご参照ください。

 私からは以上です。


質疑応答


A記者:

 県議選では、現職の県議会議長が落選されるなど世代交代が進んだと思いますが、振り返って感想をお聞かせください。

 

知事:

 統一地方選の前半、特に県議会選挙と神戸市議会選挙が行われましたが、県議会では勇退議員が11人おられるうえに、現職と新人との争いで現職が後退されるという例がかなり見られました。しかも、議長をはじめとする有力な議員の方々が後退を強いられるといった結果です。一つは変化。この変化に対する県民の意識が今回の結果に出てきているのではないかと思います。もう一つは、個別の事情毎に原因がありそうです。例えば長田議長の選挙区ですと、従来は一体として議長を押し上げていたグループが2つに割れて、選挙戦をしいられたというような事情、このように個別の選挙区ごとに特別な事情がありそうです。変化と特別な事情とがシンクロナイズしてしまったということが、結果から見たときにいえるのではないかと思います。しかし、そういうことがおこったという背景には、兵庫も今までの震災復旧復興ということから、新しい兵庫づくりへの期待ということに県民の皆さんが軸足を移されてきた。そのような期待の反映と受け止めるべきではないかと思います。もともと、県執行部と議会とは車の両輪といわれるように県政を支える2つの機関ですので、執行機関としての我々と新しい構成になった議決機関としての議会と共通の情報基盤に立ちながら元気な兵庫、新しい兵庫づくりにそれぞれの立場から協力して推進を図っていくように努めていきたいと、改めて県民ニーズを踏まえながら決意しているところです。

 

B記者:

 県議選についてですが、今回、選挙の焦点の一つに政務調査費の問題があると思いますが、書類送検された県議2人が落選ということもあって、有権者の厳しい目が注がれたという結果になったと思います。この点についてどのようにお考えでしょうか。

 

知事:

 議決機関の活動に対する期待が大きいだけに、信頼を失ったときの厳しさを自覚しておく必要があるということを私自身を含めて、自戒しておく必要があるのではないかと思っています。ただ、そのような選挙結果が出たかは、そのこともひとつの要素かもしれませんが、そのことによってのみとはいえないのではないかと思います。

 

B記者:

 あくまで、他の要素、個別の事情もあるというお考えですか。

 

知事:

 そう思います。

 

C記者:

 最大会派である自民党が、公認、推薦で38議席となりましたが、この点についてどのように見られていますか。

 

知事:

 端的に見て、保守内部の争いが今回の選挙でも行われて、そのような結果が生じてきてしまったという面が多分にあるのではないかと思います。

 

D記者:

 県議選についてお聞きします。新しい議員の任期は6月からということで、2カ月間空白があるという変則的な状態ですが、この点についてどのようにお考えですか。

 

知事:

 4年の任期を前提に選挙が執行されたわけですので、前の議員の任期を短くするということは、有権者の信頼を失うことになるので、法律も変えにくいのではないでしょうか。そうすると、統一地方選を離脱するという選択もあるかもしれませんが、これについても、兵庫県と神戸市を中心に離脱するということの是非も問われると思います。阪神・淡路大震災の特例措置として平成7年6月に選挙を行い、以後、4月の統一地方選挙に復帰して、3回目の選挙を昨日行ったわけですが、何らかの調整が許されるものなら、そうされたほうが望ましいのではないかと思います。この点については、議会側も勉強されるでしょうし、我々も選挙制度のあり方の一つとして研究を進めていきたいと思います。ただ、先程も申しましたように、制度的には問題点があり、思い切った改正ができておらず、法律論的にも課題があると認識しています。

 

E記者:

 先程の質問でもありました自民党の議席数が38議席になったことについて、今後の議会および県政の運営にあたってどのような影響があるとお考えですか。

 

知事:

 これからの議会構成をどうされるかについて、各会派で議論されるでしょうから、その状況によるのではないかと思っています。先程も申しましたように、保守分裂選挙区で当選された方は、もしかすると、新しい会派を構成するというよりは、自民党に入られるという選択肢もあるでしょうし、いろんなケースが考えられますので、まずはそれを見守らせていただいた上で、新しい構成がある程度見定まった時点で、それぞれの方々と情報交換などをさせていただくことになるのではないかと思います。

 

F記者:

 統一地方選の中で、各地で知事選挙が行われました。今後、全国知事会等を通じ、井戸知事といろんな形で協議や対話をされることと思います。今回、全国的に見て、どちらかというと現職が強かったという気がしますが、知事選全体に関する知事の感想をお聞かせください。

 

知事:

 今回の統一地方選では、特に東京都知事選挙があまりにも突出して注目され、他の知事選挙の動向があまり報道されなかったこともあり、東京都以外は全国的な注目度が少なかったのではないかという気がします。その結果といえるかもしれませんが、ほとんどの現職の方がかなり大差で再選を果たされておられます。これらは、ある意味で現職の方々に対する評価であるとともに、これまでの国から地方へという地方分権推進の活動をそれぞれの県民の皆さんが評価されたこともあるのではないでしょうか。そうだとすると、我々もさらに地方分権の推進にあたって、協力しながら全力をあげていく必要があると、改めてそのように思っている次第です。

 

F記者:

 関連してですが、細かな文脈は分かりませんが、一部報道では、先程お話にも出ました東京都の石原知事が阪神・淡路大震災について、「首長の判断が遅かったから2千人余計に亡くなった」と発言されたと伝えられていますが、この発言についていかがお考えですか。

 

知事:

 どういう趣旨でそういう発言をされたかよく分からないのですが、報道を見ておりますと、自衛隊の派遣要請をもっと早くしておけば、犠牲者は2千人減っていたのではと言われたようです。阪神・淡路大震災は、不意打ちだったということと、非常に上下動の激しい震度7の地震でしたので、犠牲になられた方々はほとんどが圧死だったと分析されています。私は、公的な救済機関が入る以前に、地域の防災力をどう高めておくかということが、緊急時の第一次的な救出、人命救助にとって、一番大事なことであり、その反省の上に立ち、地域防災力を強化するための自主防災組織の組織化や、防災訓練に努めてきたと思っています。自衛隊の派遣要請の早さと、犠牲者の数は、阪神・淡路大震災のケースではあまり脈絡のないことと思うだけに、今後一番危険視されている首都直下地震に対する備えとして、防災に対する総責任者がそのような認識を持たれているのだとすると、いささか心配ですね。東京都の人たちは夜も眠れなくなるのではという思いがします。だから、きちっと私たちは私たちなりの分析をしておりますが、あわせて東京都は東京都の分析を明確にしていただいて、防災計画なり、防災体制の整備を行っていただきたいと思います。何故、自衛隊の派遣が遅れ、犠牲者が2千人増えたなどと言われるのでしょうか。いい加減な議論はしていただきたくないというのが、私の率直な気持ちであり、誠に失礼だと思っています。

 

G記者:

 話が元に戻りますが、県議選について、自民党の議席数が減ったのと同時に、共産党の議席数も減りました。これまでの議会での議論をみていると、共産党が唯一の野党ということで、議会で質問されていることも多かったのですが、これだけ議席数が減ると、いろんな意味で議会での活動も制限されてくると思われます。その点について、議会との緊張関係も含めて、今後どのような変化が起こると思われますか。

 

知事:

 私は執行機関と議決機関との関係について、良き緊張関係があることが望ましいと思っています。地方議会は、政党同士が政権を取るための政策の違いをぶつけ合うという場ではないと思っていますので、政策の選択についての論議が行われ、緊張関係が形成される議会がこれから展開されていくのではないでしょうか。逆に、今まで共産党が代表していたような政策論争を、それぞれの会派もしていこうではないかという気運が高まるのではないでしょうか。そのことが良き緊張関係を生んでいくことにつながるのではないかと思っています。

 

 

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