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更新日:2007年7月9日

知事定例記者会見(2007年7月9日)

【発表項目】
1 職員提案事業化テスト「人生まなび塾」の事業実施について
2 「全国技能グランプリ・兵庫 推進協議会」設立総会の開催について
3 県立新加古川病院建築工事の起工式等の開催について
4 打ち水大作戦 in ひょうご2007の開催について
5 パーフルオロオクタン酸等に係る下水道での調査結果の追加について

知事会見内容

知事:

 資料の1番目は「職員提案事業化テスト『人生まなび塾』の事業実施について」です。15歳以上の就職を目指すフリーター等に対して、人生の達人・仕事の達人に講演をしていただいて、その企業の職場体験研修も実施していただく事業です。おもしろい結果をもたらしてくれるのではないかと期待しています。職員提案事業化テストでは、この事業の他に何でも環境見える化事業、まちの寺子屋事業のプロジェクトチームを設置しています。また、事業化プログラムにしていくために4つの事業を検討しています。職員提案が具体的な事業に結びついて効果を上げれば職員のアイデアが実際に生きることになりますので、ユニークな事業として推進できると期待しています。人生まなび塾もフリーターやニートといわれているような方々に多く応募していただきたいと思います。また、高校2年生を対象に職場体験を行う高校生就業体験事業を実施しています。受け入れは様々な企業にお願いしていますが、そこで職場体験をした子ども達がきちんと事業主に対して挨拶をして帰るようになるなどの効果を上げていると思っています。

 

 資料の2番目は「『全国技能グランプリ・兵庫推進協議会』設立総会の開催について」です。設立総会を7月17日に県公館の大会議室で開催します。「技能グランプリ」は技能の国内版のオリンピックで、平成21年3月に実施し、この大会は全国規模の行事のため(社)全国技能士会連合会などが主催で実施することになりますが、県技能士会連合会、県職業能力開発協会が中心となって推進協議会を設置します。紳士服の製作、建築大工、日本調理など30職種、選手が約500名参加されます。なお、本県からは約60名の選手が参加します。「技能五輪」は青少年技能者を対象としていますが、「技能グランプリ」は熟練技能士を対象として技能の日本一を競い合う大会です。昨年から本県も参加者を増やして準備を進めています。

 

 資料の3番目は「新加古川病院建築工事の起工式等の開催について」です。起工式を7月15日に実施します。安全祈願祭は神事のため共同企業体で実施され、その後に施主として起工式を実施します。新加古川病院は地上6階、地下1階、延床面積約32000平方メートル、平成21年3月に完成させるべく事業を進めます。加古川病院が老朽化していることに加え、新たに東播磨地域の3次救急医療の提供を行うことや、県立がんセンターとの機能分担で生活習慣病に対する医療の提供を充実させることに伴う整備をしようというものです。併せてこの周辺地域で医療・メディカルの集積を図る構想の検討を行っています。

 

 資料の4番目は「打ち水大作戦inひょうご2007の開催について」です。平成18年度から打ち水大作戦を実施していますが、庶民の知恵で夕方に打ち水をすると涼しくなる、清涼感がでるということで続けられた習慣ですが、効果があるということが科学的にも証明されています。打ち水した途端に温度が3~5度下がる。水が蒸発すると元に戻りますが一時的には効果があるという意味で下水処理場の高度処理水等、二時利用水を使いながら打ち水を行うことによって地表面の温度を下げて、ヒートアイランド現象の緩和に向けて対応を始めています。また、各家庭の協力も得ながら推進を図りたいと考えています。

 

 資料の5番目は「パーフルオロオクタン酸等に係る下水道での調査結果の追加について」です。猪名川原田処理場の回答が遅れていましたが、最大値基準を下回っているということです。

私からの説明は以上です。

質疑応答

A記者:

 7月12日に参院選の公示があります。元々予測されていた日程が変わったということもありますが、同日の12日、それから13日と全国知事会議が熊本で開催されます。知事のほうにも陣営からの要請もお有りかと思いますが、会議に出席されれば出陣式等には出席できないと思いますが、このことに関する知事の対応と感想についてお聞かせください。

 また、7月18日に中核市移行に関して、西宮市長が知事の同意の申し入れに来られますが、知事はどのように対応されますか。

 

知事:

 参議院選挙は7月12日に公示されて、29日に投票ということになりました。全国知事会議が熊本県で公示日と同日の12日と13日に開催されることになっていますので、公務優先ですし、今年、全国知事会では地方分権について具体的な提案などの議論をすることになっていますから、知事会議に出席することが基本だと考えています。懸念しているのは、熊本県内は大雨で孤立集落がでるなど大きな被害を受けられています。熊本市は大きな被害はないと聞いていますが、全国知事会議は多くの人が訪れますので、県内で大きな被害が起きている中で、無理をされるようであれば、例えば以前に新潟県で開催される予定だった知事会議を水害のために場所を東京に変更したように、開催場所を変更することも視野に入れながら、熊本県側で慎重に検討されたらどうかと思っています。日程の変更は事前に日程調整をして、この日に向けて準備してきましたので難しいと思います。参議院選挙の応援のために知事会議に出席しないということは、私はもちろん、各都道府県の知事もされないのではないかと思います。

西宮市は従来から中核市への移行を働きかけていましたが、境界未定地を国土地理院が正確な面積としてはカウントしていなかったこともあり、従前、地方自治法が定めていた面積要件の100平方キロメートルを下回っていたため、現実に中核市に移行が困難でした。基本的に中核市に移行されるにふさわしい機能を発揮されている自治体だと思います。ただ、移行にあたっては様々な課題があります。様々な課題をどのような手順、スケジュールで解決していくかを見極めたうえで最終的に時期等を確定していきたいと考えています。次は、尼崎市が検討対象になると思います。

 

B記者:

 先週、イギリスで開催された省エネカーレースの世界大会で、但馬技術大学校の自動車部が優勝しました。但馬は、コウノトリの野生復帰など、環境面における取り組みに力を入れてきた地域ですが、県として、今回の快挙を活かして何かされようというアイデアはありますか。

 

知事:

 以前から、代表になったということは知っていましたから、6月28日の但馬での行事に私が出席した後、激励に行ったんですよね。その際に、藤井マネージャーに会って、「是非優勝めざして頑張ってきてください」と励ましてきました。その成果があったのかなと思ったりしていますが、それよりも整備士の皆さんがすごく性能の良い車を作られており、平成17年には「スーパーマイレッジカーチャレンジ広島」でバイオディーゼルクラスの世界記録である1,626km/Lを樹立しているんですよね。その実績からすると、今回の優勝も不思議ではなかったと思います。

 こうした職業訓練校で整備を学んでいる生徒たちは、自分たちで工夫して、世界に雄飛してくれたので、大いに顕彰してあげる必要があると思います。どんな形態で顕彰するかは検討させてください。そういえば、先日コウノトリがひなを産みましたが、まだあのペアを顕彰していません。無事にひなが巣立ちをすれば、我々を元気づけてくれたということで、何かしてあげなくてはいけませんね。

 それから、去年、芦屋大学のソーラーカーがギリシャの大会で優勝しましたが、環境先進県・兵庫の伝統をいろんな分野で発揮してくれていることは誠に心強いと思っています。

 

C記者:

 先日、兵庫県の資金管理全般に関する資金管理委員会を立ち上げられました。今のタイミングで設立された狙いは何ですか。また、どのような効果があると知事はお考えですか。

 

知事:

 従来から資金運用の有利性を求めて、いろいろな形で工夫をしてきたのですが、平成18年度末に関係団体の基金等を統合し、一元化したことにより、規模が大きくなりましたので、基本的な考え方や指導を明確に行ったほうがよいのではないかということが一つ。それから、資金運用も透明性を確保すべきであり、拠出していただいている各基金の皆さんに対して、安易に基金運用をしているわけではないことをきちんと発信できるようにすること。その両面により、資金管理委員会を立ち上げました。1回目にその年の全体計画を説明して、ある程度は機動力を発揮させていただくような運用をお願いするとともに、12月か、1月、2月にするのか、時期については議論をする必要はありますが、2回目に実績の状況等を踏まえてご報告をさせていただき、さらにご意見を伺うといった年2回程度の委員会を開催することにより、資金運用の有利性と透明性を確保し、また拠出者に対する説明責任を果たそうという趣旨で、委員会を立ち上げました。

 

C記者:

 港湾についてお聞きします。大阪・神戸がこれだけ近いのにポート・オーソリティがバラバラで管理が一体化されていないとか、海外の港湾と比べてインフラが見劣りするので、釜山であるとか海外の港湾にハブ港の地位をとられてしまうといったような問題点を指摘されていると思うのですが、港湾に関して、知事は今すぐここを変えなければならないとお考えになっているのはどういった部分でしょうか。

 

知事:

 今、着々と港湾の連携は進んでいます。例えば12月をめざして、一開港化ということで、神戸、尼崎、大阪、堺を一つの開港にしようということで手続が進みつつありますが、これも一つの動きです。その中で一番の課題となるのは、24時間、いつ船が離着岸しても対応できるような港湾サービスの体制がとれるかどうかが非常に重要になると私は思っています。ただ、これはいろんな関係機関が協力できる体制ができないと難しい課題です。一応、24時間オープンにはなっているのですが、現実にはサービスができる場合とできない場合があるようですので、太平洋上で調整しなくても、そのまま港に入り込める形をつくることが、他の港との競争では重要な課題になると思います。

 それから、大型化にどれだけ対応するかといった課題もあります。今、40フィートのコンテナを大量に積むことができる船に対応が可能な水深16m岸壁は、神戸港では昨年着工して、平成21年度供用開始に向け整備中です。ところが釜山や上海や基隆では、かなりの数が整備されており、そのような状況にどう対応していくかが重要な問題だと思います。ただ、40フィートのコンテナを国内で自由に動かせるような道路網になっているかというとそうではないし、そういう道路網を日本国内に張り巡らすのが良いのかどうかは別問題ですが、少なくとも港湾施設エリア間は、そういう大きなコンテナも移動可能なインフラ整備が必要になるのではないかと思います。

 

D記者:

 参院選について、前哨戦もかなりヒートアップしていますが、差し支えない範囲で兵庫選挙区並びに参院選全体について、知事の所感をお聞かせください。また、公示後、知事は応援演説等、どのような動きをされるかについてお聞かせください。

 

知事:

 公示後の動きについては、要請があって、私の日程が空いていれば、基本的に私自身が政治行動をともにしてきた方々の応援に行こうと思っていますが、具体的に相談が来ていないということは、あまり当てにされていないのかもしれませんね。これは今後の話かと思いますが。

 兵庫選挙区については、自由民主党の鴻池さんと、民主党の辻さんが先行しているのではと、よく皆さん言っておられますし、そういう状況にあるのではないかと思いますが、比例区はどのような形になるかはわかりません。また、他の選挙区の状況については、私のほうに情報がないので何とも言いようがありません。ただ、参議院選挙にあたっては政党間の戦いになりますので、それぞれの分野ごとの政策対立という形で、政党間でいろんな主張を表明されていますし、政策の違いを明らかにして有権者に訴えるというのが選挙の基本パターンではないかと受け止めています。

 また、選挙管理委員会としては、急に投票日が一週間延びましたので、投票率アップについて努力をしなければいけないと決意をされていると思います。7月29日というのは、6年前の参院選と同じ日であり、また私が最初に選ばれた知事選の日でもありましたので、選挙の日としてそんなに困る日ではないのではないでしょうか。ただ、既に行事等を組まれていた方もおられるでしょうから、そのような方々については、是非期日前投票に行っていただいて、有権者としての責任を果たした上で、それぞれのイベントにご参加いただければありがたいと思います。

 

E記者:

 8月2日に、関空の第2滑走路の供用が開始されますが、知事としてどのような期待を持たれていますか。

 

知事:

 ようやく第2滑走路がスタートすることになったというのが、まず第一の感想です。よくここまで来たものです。しかし、第2滑走路ができることによって、第1滑走路と併せて、関西国際空港の離着陸能力が約1.5倍と飛躍的に高まります。あわせて、利用の仕方が幅広になります。私は西の国際空港としての役割、機能がさらに発揮される基盤ができたと評価したらよいのではないかと思います。

 2番目に、神戸空港の関係からみても、離着陸回数が増えればそれだけお客さんが増え、取り扱い貨物も増えるということですので、国内乗り継ぎなども含めて、神戸空港との連携の重要性が増したことになると思っています。

 3番目に、アジア・ゲートウェイ構想が主張され、アジアとの結びつきを強化しようという国策があるなかで、ちょうどそのタイミングで関西国際空港が機能アップしますので、これを関西全体として受け止めて活かしていかなければならないという思いがします。これは何も観光面だけではなく、経済的な交流を促進するという面でも活かしていかなくてはならないと思います。それから、アジア・ゲートウェイ構想については中東も是非視野に入れて考えるべきではないかと思っています。

 

E記者:

 7月に関西広域機構が発足し、その中で関西3空港の一体的運用というのが、検討課題にあがっていると思いますが、関空、神戸、それから伊丹を入れた3空港の運用という点では、知事はどのようにお感じですか。

 

知事:

 関西広域機構で検討しようとしているのは運営・管理主体なんですよね。今、関空は関西空港株式会社、伊丹空港は国直轄、神戸空港は地方自治体という、設置・運営・管理の主体が3つに分かれているのを一元管理できないか。そういうことが関西広域機構という新しい府県・政令市間の広域自治体をつくって取り組む事業の一つの候補にあげられているということです。現に、今もできるだけ3空港の特色を生かした機能分担をしていこうということで議論をされており、また運用もされているわけですが、今まではどちらかというと、8月2日の第2滑走路の供用開始をどうスムーズにさせるかということが地域の大きな課題でしたから、その点を中心に議論が進んでいましたが、8月2日に供用開始されれば、その供用開始後の状況をみながら、新たな段階を検討していくことになりうると思います。それぞれの持っている機能を十全に発揮できるようにしていくことが大切だと思っています。

 

E記者:

 ただ、関西広域機構が発足し、空港問題が上位の課題としてあがっているわけですが、なかなか実現するのが難しい課題をトップにあげられていますよね。

 

知事:

 難しい課題をあげるからこそ、物事は挑戦しがいがあるわけですから。

 

E記者:

 実現の可能性はかなりあると知事はお思いですか。

 

知事:

 それは熱意と努力の結果ではないでしょうか。つまり、難しいからといって逃げていたら絶対に実現しませんよね。3つの主体に分かれているので非常に難しい問題です。特に国直轄である伊丹空港の取り扱いは非常に難しいです。空港整備特別会計の運営をどうするかといった全国的な取り扱いと絡むものですから、課題は非常に大きいと思いますが、一つ一つ理解を深めていくということで進めていかざるを得ないのではないでしょうか。仮に新しい関西広域連合というものができたとしても、その時に同時決着する課題ではないと思っています。しかし、旗印は高く掲げ、努力をしていきたいと考えています。

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