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更新日:2008年3月4日

知事定例記者会見(2008年3月4日)

【発表項目】

1 報告事項
(1)小児リハビリテーション施設の開設
(2)ひょうご環境体験館の開設
(3)神戸淡路鳴門自動車道全通10周年記念事業の実施
(4)阪神北広域こども急病センターの開設

2 資料配付
(1)第13回「県民意識調査」の結果概要
(2)姫路菓子博2008記念宝くじの発売
(3)あまがさき運河祭の開催
(4)主要地方道川西篠山線 北野バイパスの完成
(5)2007西播磨「ふるさとの風景づくり」コンクールの結果
(6)但馬産業大賞の選定
(7)あわじ歴史浪漫・風景街道フォーラムの開催
(8)主要地方道洲本灘賀集(なだかしゅう)線 阿万(あま)バイパスの全線供用

知事会見内容

知事:

 報告事項の1番目は「小児リハビリテーション施設の開設」についてです。

 総合リハビリテーションセンターの機能を活用して、新たに小児のリハビリに取り組むために、小児リハ病棟と肢体不自由児療護施設、学習棟を整備しました。従来ののじぎく療育センターの代替施設として、小児リハビリ施設を総合リハビリテーションセンター内に整備したものです。主要施設は3つあり、小児リハ病棟と肢体不自由児療護施設、特別支援学校の分教室です。施設は3階建てで1階が小児外来、リハビリ訓練室、児童デイサービスで2階が肢体不自由児療護施設と特別支援学校の分教室、3階が小児病棟で渡り廊下でリハ中央病院と結ばれています。4月6日に開設記念式典を開催します。供用開始は4月1日からです。

 

 報告事項の2番目は「ひょうご環境体験施設の開設」についてです。

 播磨科学公園都市の一角に整備しました。県産間伐材をそのまま使ったトラス構造の建物で、非常にユニークな建物になっています。一部は壁にコケを生やす構造になっています。建物本体は地球工房とわんぱく広場とエコギャラリーとシアターに分かれています。プログラムとしては、環境学習プログラムを行うこととあわせて、施設自体が環境関連技術を導入した展示物という性格付けをしています。小型風力発電、太陽光発電、屋上・壁面緑化、雨水・中水利用、地熱利用、耐候性鋼板などを使っています。一角には故平山修次郎氏のコレクションである世界の珍しいチョウ、甲虫類等の昆虫標本を7,000点展示することにしています。資料の3ページ目には建物の概要を掲載しています。開設記念式典を3月20日に開催してオープンします。

 

 報告事項の3番目は「神戸淡路鳴門自動車道全通10周年記念事業の実施」についてです。

 4月5日に神戸淡路鳴門自動車道の全通10年を迎えます。これを契機に記念フォーラムを実施します。「グレートベルト橋を活用した地域連携について」をテーマにデンマークの姉妹橋であるグレートベルト橋の所在している前コルソール市長のフレミング・エリクセンさんに基調講演をしていただき、その後パネルディスカッションを実施します。主な地域イベントを3ページに整理していますが、明石海峡大橋の淡路側の登頂体験や大鳴門橋うず潮ウォーク、明石海峡大橋から淡路島公園までのハイク、「渦の道」管理者と「大鳴門橋架橋記念館エディ」管理者の共催による阿波おどりin渦の道や大鳴門橋探検ツアーなど徳島県とも協力しながら実施する予定です。

 また、架橋記念半額割引を4月5日から6日に行います。神戸西ICから淡路ICまでの通常料金2,300円が1,150円になります。もう一つ、四国周遊往復割引を4月4日から6月30日の金、土、日、月、祝日のうち、連続する3日間に実施します。相当の金額の割引を実施します。私どもからすると、この時だけでなく、もっと通常の値段を下げてもらえばありがたいと思いますが、割引を実施しているときに交通量が増えれば、本州四国連絡高速道路株式会社も値下げについて検討していただけるのではないかと期待しています。

 

 報告事項の4番目は「阪神北広域こども急病センターの開設」についてです。

 4月1日から供用開始されることになりました。通常は2診ですが、繁忙時には最大4診までできるようになっています。常勤医師3名、非常勤医師8名、地元医師会の登録医師約60名の協力により運営します。運営は3市1町と3市医師会と県で構成する阪神北広域救急医療財団で行います。

 

 資料配布の1番目は「第13回『県民意識調査』の結果概要についてです。

 詳細は資料をご参照ください。

 

 資料配布の2番目は「姫路菓子博2008記念宝くじの発売」についてです。

 会場内で発売する図案と概要です。詳細は資料をご参照ください。ひめかが3つ並ぶと10万円が当選します。どら焼きが3つで200円です。是非、お買い求めいただきたいと思います。

 

 資料配布の3番目は「あまがさき運河祭の開催」についてです。

 尼崎運河は尼ロック周辺から運河が続いていますが、3月16日にあまがさき運河ウォークラリーや尼ロックステージイベント、水上イベント、庄下川船だんじりなど行われる予定です。

 

 資料配布の4番目は「主要地方道川西篠山線 北野バイパスの完成」についてです。

 3月8日に開通式を開催し、供用を開始します。

 

 資料配布の5番目は「2007西播磨『ふるさとの風景づくり』コンクールの結果」についてです。

 応募団体は11団体でしたが、審査の結果は、たつの市新宮町上笹下笹の営農組合の活動が金賞に選ばれました。銀賞は宍粟市一宮町東河内本谷自治会の活動、銅賞は上郡町小野豆と佐用町豊福が選ばれました。

 

 資料配布の6番目は「但馬産業大賞の選定」についてです。

 株式会社ビトーアールアンドディーの会社はレース用のオートバイホイールやオートバイ部品で世界的な名声を博している企業です。レーシングカーのホイールは福井に本部のあるBBSが有名ですが、オートバイはビトーのホイールが世界的にすごく人気があります。豊岡市に世界企業があるということです。次にマルヨ食品株式会社はホタルイカの醤油漬けの開発で、非常に好評を博しています。日本で一番ホタルイカが捕れるのは浜坂です。ようやく、このような商品が開発されて付加価値を上げていくことに意義があります。次に中田工芸株式会社は木製ハンガーを製造・販売しています。国内シェアの6割を誇っている会社です。非常にユニークな3社が選ばれました。有限会社夢大地は豊岡中央青果株式会社と農家が協力して、ひょうご安心ブランドの認証を取得した野菜を生産販売している会社です。私も見学に行きましたが、夢大地で作られた野菜が豊岡の青果市場で売られて非常に注目を集めています。あと、但東町花卉球根園芸組合、農家民宿「八平だるま」は西日本で初めてどぶろくの製造免許を取得しました。また、積極的に中国の修学旅行生や神戸の中学生などの受入もされています。たけの観光協会はペット犬専用ビーチのワンワンビーチを開設するなどユニークなアイデアを提案されています。浜坂観光協会はカニソムリエというカニをベースにした人材養成講座を開設して観光振興につないでいます。私もカニソムリエ塾の講師として1回お話をさせていただきました。

 但馬産業大賞という形で活躍されているグループや企業が紹介されることは、これからの地域資源を活用した地域づくりという意味でも非常に意義があると思っています。

 

 資料配布の7番目は「あわじ歴史浪漫・風景街道フォーラムの開催」についてです。

 3月7日に実施します。シーニックバイウェイというのはSceneとBywayを組み合わせた言葉のようですが、これについて風土工学の専門家と一緒に議論を行います。

 

 資料配布の8番目は「主要地方道洲本灘賀集線 阿万バイパスの全線供用」についてです。

 3月26日から供用が開始されますのでご紹介します。詳細は資料をご参照ください。 

 私からの説明は以上です。

質疑応答

A記者:

 大阪府と大阪市との間で、二重行政を解消しようと出納局や信用保証協会等の統合が進んでいるようですが、兵庫県と神戸市との間ではそのような検討は進んでいるのかお聞かせください。

 また、明石海峡大橋が開通して10年が経過します。交通量が増えたものの、淡路島は素通りになって逆に観光需要が減ったという声もあるようですが、10年経過して、地元経済へどのような影響があったかについて改めてお聞かせください。

 

知事:

 大阪府と大阪市の場合は、府域と市域が非常に重なっていて、二重行政と言われるような状況と判断されてご相談されているのでしょうが、兵庫県と神戸市の場合は、人口も約560万人のうちの約150万人ですし、面積も約8,400平方キロメートルのうちの約550平方キロメートルという状況ですので、私は現時点で二重行政という形で、神戸市との間だけで議論するのはいかがと思っています。今言われているのは、県民局のあり方だとか、市町と県との役割分担の明確化という面での検討を進めているということでご理解いただけたら望ましいと思っています。具体に重複感のある仕事をそれほどしているのでしょうか。例えば水道については、県は水道用水供給事業であり、末端給水の事業は行っていないので、重複は基本的にありません。道路については、基本的に神戸市が責任を持っている体制ですし、河川については、基本的に県が維持管理や整備も含めて責任をもって対応しています。そういう意味では、大阪府と大阪市ほどの重複感を市民自身も感じておられないのではと思います。

 それから、2番目の質問については、明石海峡大橋が開通すると、ストロー効果が生じて、淡路島が橋げたになってしまうのではということが非常に心配されていました。そういうこともあって、淡路ワールドパークONOKOROをオープンしたり、淡路花博を2000年に開催してきたりしたのですが、現に観光客数は明石海峡大橋が開通するまでは約700万人だったのが、平成18年度では約1,200万人です。もちろん開通した年はものすごい数でしたが、現在でもプラス500万人ぐらいの方々が淡路島を訪れていただいています。それだけでも相当の効果があると言えます。明石海峡大橋の料金が高すぎるという課題はありますが、それだけの方々が訪ねてきていただいていますし、しかも船は欠航することはありますが、橋が不通になることはほとんどありませんから、大きな効果を上げていると私は理解しています。淡路島にとってもですが、四国にとってはもっと大きかったと思います。

 

A記者:

 料金についてですが、兵庫県は本州四国連絡高速道路株式会社への出資者という立場だと思いますが、その株主の立場からして、値下げの方針を持っているということでしょうか。

 

知事:

 値下げを働きかけていますし、アイデアをいろいろ出させていただいています。例えば多頻度利用割引というような制度もつくっていただいています。ただ、下げ幅が13%とあまり大きくないものですから、下げ幅をもっと見直して欲しいとか、いろいろな形で軽減策について相談していきたいと考えています。

 

A記者:

 確か料金値下げ実験等の費用の一部は、道路特定財源から賄われていたと思いますが、これが一般財源となった場合は、別の原資が必要になるような気がしますが、その場合は県が出資をしてもよいというお考えですか。

 

知事:

 私は一般財源化は反対です。そんな仮定の議論をしても意味はありません。どうして一般財源化がいけないかというと、なぜ自動車ユーザーだけが特別な負担をしなくてはいけないのかということについての理解が得られないからです。特別な負担について、自動車ユーザーと道路整備というのは、一定の応益関係があって、自分たちのために使われているから特別な負担を我慢しているのです。なぜ自分たちに関係のない事業に充てられるような負担を、自動車ユーザーだけがしなくてはいけないのかということに対して、きちんと答えていただかない限り、一般財源化というのはおかしいのではないでしょうか。昨年の政府・与党合意でも、納税者の理解を得てと書いてあります。納税者の理解を得るということは自動車ユーザーの理解を得てということですので、そういうことが満たされないのに一般財源化して、なぜ自動車ユーザーだけに特別な負担を求めるのかということに対して、きちんとした回答がない限り、おかしな議論が展開されているのではないかと思っています。

 

A記者:

 そうすると、兵庫県としては値下げの意向があるということであり、その原資は道路特定財源から賄われるべきということでしょうか。

 

知事:

 いやいや、道路特定財源で賄うのかどうかについては別の話です。例えば、償還期限を伸ばせば、それだけでも料金は低くなります。だから、財源についてはいろいろな対応の仕方があり得るので、問題はどう料金を下げていく工夫をしていくかということだと思います。例えば東京湾アクアラインなどでは、京葉道路等とプール制にしたために料金が下がったんですよね。そうすると、明石海峡大橋の場合も、例えば第二神明道路とプール制にすれば下がるじゃないかという議論もあり得ます。だから、下げるためにどんな対応の仕方があるかについて、本州四国連絡高速道路株式会社と一緒に考えていくことが大事なのではと思っています。そもそも会社があるから考えられないという話になるのであれば、会社の存在自身も問わねばならないと思います。

 

B記者:

 知事は今国会での道路特定財源をめぐる問題については、暫定税率の廃止に反対されておられました。また、先程一般財源化についても反対だと言われましたけれども、このたび対案として民主党案が参議院に出されたことについてご感想をお聞かせください。

 

知事:

 現実的な案ではないと思います。つじつま合わせなんですよね。地方財源を確保するために直轄負担金を廃止すると言われていますが、道路だけでなく全部の直轄負担金の廃止とされています。我々は直轄負担金を廃止すること自体は賛成ですが、この暫定税率問題で全部の直轄負担金の廃止というのが身代わりにし得るかどうかというのが一つのポイントで問題点があります。もう一つ、暫定税率で確保している収入である約2兆6,000億円のうち、地方が約2兆円を道路整備に充てていますが、直轄負担金を全部廃止したお金が1兆円で、1兆1,000億円は国の道路財源を回すとされています。そうすると、国に残るのが1,000億円弱しかないはずであり、国が国道の維持管理もできないような状況になりますが、その分を他の福祉や教育、産業振興などの財源から回せるのでしょうか。回せないのだとすると赤字国債を発行するという話になるのでしょうか。つまり、全体としての整合性がきちんととれているのかと私は思っています。それから、今の段階で、地方も暫定税率の継続を前提に予算案を編成し、議会で議論していただいている状況の中で、未だに方向性が180度違った形でしか議論がされていません。我々としては、明確な方向性をきちんと両者で出して欲しい、国会らしい対応をして欲しいと思っています。

 

C記者:

 昨日、神戸商工会議所の水越会頭が、関西3空港の件で一体運営をと言われていました。一部報道では関空会社が運営してはどうかということも言われていた経緯があるのですが、昨日の水越会頭のご発言に対する知事のご感想と、関西3空港の一体運営について知事のお考えを聞かせてください。

 

知事:

 私は前から3空港の一元化というのは基本的方向だと言っています。ただ、民間会社の形態をとっている関西国際空港、国が運営している大阪国際空港、神戸市が運営している神戸空港というふうに、3つとも運営主体が違っているものですから、これらを一つの機関で運営管理することができれば、例えば今は関空会社のために神戸空港や大阪空港に外国の定期便が入れないという話になっているのが、近距離や短距離の国際路線については関空ばかりでなくてもよいのではないかという議論もあり得るわけです。だから、役割分担だとか、適切な路線網の配置、個性を生かしたチャーター便の運航などについて、選択の弾力性が出てきますので、一元管理の方向を打ち出していけないかというのが我々地域としての願いです。ただ現実には、関西国際空港は発着回数の約束などといった議論もあるものですから、もう少し見極めるための時間が要るのかもしれないとは思います。3空港一元運営管理というのは基本方向ではないかと思っています。

 

C記者:

 知事の私見で結構なのですが、どこがどういう形で運営管理することが適切だと思われますか。

 

知事:

 関西広域連合です。関西広域連合の事務の例示として、これまで私はこのことも挙げています。

 

C記者:

 水越会頭は会見後、個人的な議論になっているのを、神戸空港が開港して2年が経過しているので、もう少しスピードアップして議論を進めたいと仰っています。県としてそういう方向で盛り上げていきたいというお考えはありますか。

 

知事:

 まだ真意をお聞きしていませんが、私は3年くらい前から主張していることもあり、情勢をよく見極めてスクラムを組ませていただけたらと思っています。

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