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更新日:2008年5月12日

知事定例記者会見(2008年5月12日(月))

【発表項目】
1 姫路菓子博2008の開催結果
2 ひょうご森のまつり2008の開催
3 村上華岳・水越松南生誕120年記念 南画って何だ?!近代の南画-日本のこころと美
4 平成20年のコウノトリの産卵状況等
5 毎月最終金曜日は「マイバス・マイ電車の日」~名称決定~

知事会見内容

知事:

 項目の1番目は「姫路菓子博2008の開催結果」についてです。おかげさまで入場者数については、大成功のうちに終えることができました。当初目標の50万人を大きく上回り、途中で67万人に目標を変更したのですが、その変更目標も25万人上回る92万2千人の入場者数がありました。この数は、今までに開催されたお菓子の博覧会では、入場者数としては一番多かったのではないかと思います。例えば、昭和52年、静岡での博覧会が100万人を超えたということですが、開催が2月、会期日数が10日程度で、静岡を経験した人も姫路とは比較にならないと言われていたということです。カウントの仕方がパビリオンごとに入った人の数を集計したということではないかと考えると、延べ人数と入場実人員との差が出ているのではないかと思いますので、そういう意味からすると、入場実人員ベースでは今までで一番多かったのではないかと思います。ただ、いろいろと工夫しましたが、いくつかの問題が生じました。パビリオンの関係では、テーマ館等へ入場するために最高3時間近く待たざるを得なかったということです。実際は3時間ではなく2時間ちょっとだったそうですが、そういう表示が出ていると、あきらめて帰ってしまったというようなことがありましたし、2時間だからいいのかというと、待ち時間としてはあまりにも長かったのではないか、しかも、構造的にもう少し工夫ができなかったのかというようなことが主催者として問われました。あわせて、高齢者や障害者への配慮を十分にしていたつもりだったのですが、これだけ多くの方々が来られたこともあり、不行き届きの状況が多発しました。このような点は、大きな反省材料です。また、交通対策も心配されていましたが、市民の協力もありましたし、事前PRが行き届いたこともあり、ゴールデンウィーク中の姫路城周辺は例年身動きができないほど混むのですが、会場周辺の交通渋滞はほとんどなかったということで、これは成功したのではないかと思います。また、地域の人々や商店街の人々にも多くの協力を得ることができました。それから、2ページ目にもあるように、姫路菓子博からデスティネーションキャンペーンへということで、今日ポートピアホテルで「あいたい兵庫デスティネーションキャンペーン」の全国宣伝販売促進会議を開いていますが、この菓子博の成功を来年4月から6月にかけて行う「あなたにあいたい兵庫がいます」というデスティネーションキャンペーンにつなげたいと考えています。それから、工芸菓子「姫路城白鷺の夢」の取り扱いですが、姫路市が兵庫県菓子工業組合から寄贈を受けて、姫路市北別館1F(本庁舎北隣)で、5月14日から数年間無料で展示されることになっていますので、見ることができなかった方々は是非お出かけいただければと思います。また、「和と洋のシンフォニー館」に展示された兵庫県内の菓子業者が製作した工芸菓子40点についてはイーグレひめじ4階展望ロビーで、5月14日から6月1日まで展示されることになっていますので、これも見ることができなかった方々はご覧いただきたいと思います。ともあれ、いくつかの問題・課題はありましたが、お菓子の神様、中嶋神社の田道間守(たじまもり)様がおられる第25回全国菓子大博覧会・兵庫は総じて成功に終わったと言ってもいいのではないかと思います。

 

 2番目は「ひょうご森のまつり2008の開催」についてです。加古川が貫流し、緑豊かな自然環境に恵まれた田園空間を形成している小野市のひまわりの丘公園で6月1日(日)に開催します。森を感じる、森を考える、森と伝統文化というような形で森の祭典を行うこととしていますので、関係者を含めて、お越しいただければと思います。あわせて、国宝「浄土寺」の裏山で、樹木の伐採や枝払いなど森を育てる森林ボランティア体験の活動隊が作業を開始しますので、そのような作業もメインの一つになると思います。

 

 3番目は「村上華岳・水越松南生誕120年記念南画って何だ! 近代の南画-日本のこころと美」についてです。現在県立美術館で開催されています。この2人は兵庫ゆかりの画家であり、画風は全然違いますが、それぞれ代表者とされています。また、例えば与謝蕪村は俳画という新しい境地を開いています。そのような意味で、南画のすべてが理解されると思いますし、前回の会見でお知らせしました常設展の子どもたちが親しみやすい展示も併せて行っていますので、是非お出かけいただきたいと思います。非常に貴重な作品が並んでおりますので、是非お出かけいただいてご確認ください。

 

 4番目は「平成20年のコウノトリの産卵状況等」についてです。野外の個体数は野生の「えひめ」を含めて19羽です。野生での産卵状況ですが、5組のペアから20個の卵ができ、8羽が孵化、現在は7羽のヒナが育ち、巣の中には7卵あるということです。孵化時に2羽死亡し、さらに百合地の1羽が孵化後死亡したことから、孵化数は8羽ですが、現在は巣内のヒナは7羽となっています。巣立ち見込みは、百合地が今月下旬、あとは7月の見込みとなっています。昨年46年ぶりに1羽巣立ったのですが、今回は7羽が期待できるかもしれないという状況です。それぞれの人工巣塔、増殖センターの位置については資料をご覧ください。

 

 5番目は「毎月最終金曜日は『マイバス・マイ電車の日』~名称決定~」についてです。

毎月の最終金曜日をノーマイカーデーとしようということで、バスと電車を活用して通勤、通学をしようという呼び掛けの名称を募集したところ、「マイバス・マイ電車の日」ということで、マイを付けて愛着を持っていただくことにより、積極的な公共交通機関の利用促進にふさわしいということで決定しましたので、今後呼び掛けを行っていきたいと思います。

 私からは以上です。

質疑応答

A記者:

 菓子博について、予想を上回った要因をどのように見られているのかということと、菓子博によってもたらされた効果、副産物などをどのようにみられているかお聞かせください。

 

知事:

お菓子を食べる博覧会というのが、普通のイメージはだと思います。三大美女ケーキもありました。ただ、菓子博がこんなに多くの方々を引きつけたのは、今回の菓子博はお菓子を食べるというよりも工芸菓子や全国のお菓子の展覧が中心になり、しかも、工芸菓子そのものが大きな規格でしたし、作成も和菓子職人と洋菓子職人とのコラボレーションでした。このようなことは、あまり例がないことでしたので、工芸菓子と全国のお菓子の展覧が評判を呼んだ理由ではないかと思っています。2番目は以前から強調していますが、兵庫らしさが出たのではないかと思います。従来の菓子博は和菓子が中心だったと思いますが、今回は名実共に和菓子、洋菓子、中華菓子の総合的な菓子博になったという意味で関心を持っていただけたのではないかと思います。3番目は、子供たちにお菓子を通じて将来に対する夢を持ってもらいたいということがテーマでしたので、子供たちの入場料を無料にしました。子供たちに夢を持ってほしいという願いがある程度理解されて、集まっていただけたのではないかと思います。4番目はロケーションです。国宝姫路城、世界文化遺産の姫路城を望みながら、東側から北側に会場が展開されたことが、いかにも姫路城が応援をしてくれているようでした。会場から見ると雄大な姫路城がくっきりと望めました。このようにロケーションが良かったのではないかと考えています。

 兵庫はいろいろな地域特性を持っていますので、それぞれの地域で大きなイベントを展開しても、地域のイベントになってしまいがちでした。今回は岡山や四国、大阪など、近畿中国一円の方々に来ていただきました。もちろん、関東地域の方々にも来ていただきました。ファンの広がりを持つことができたという意味で、菓子博が「あいたい兵庫デスティネーションキャンペーン」の先駆けの役割を果たしてくれたと考えています。お客様に姫路の街を歩いて会場まで来ていただき、帰りも姫路駅まで歩いて帰っていただきました。城下町としての姫路の良さを実体験していただけたのではないかと思います。これにより姫路はこういう街だということが全国区になったのではないかという意味で効果があったと思います。経済効果の推計では132億円という数字が出ていましたが、入場者数が82万人を前提にした推計だったと思いますので、経済効果も大きく上回るのではないかと考えており、本当に効果があったと思います。一方で、パビリオンが入場者に対して広さを十分確保できていなかったのではないか、お土産コーナーが混み合いすぎて、売り切れて、十分に供給できなかったのではないかということが生じました。今後の課題としたいと思います。お客様にご迷惑をおかけしたことをお詫びします。

 

B記者:

 G8の環境大臣会合が24日から開かれます。折角、地元で開かれる会合について、県としてどのように位置付けて、今後の県の環境施策にどのように生かされるのかお考えをお聞かせください。

 

知事:

 G8の環境大臣会合そのものの内容は県がタッチする部分は非常に少ないですが、今、県が取り組んでいる環境対策について、G8に集まられる大臣方の昼食会で時間をいただいて、アピールすることにしています。兵庫が主張したいことは、1つは自然の再生への取り組みです。例えば、コウノトリ野生復帰、尼崎21世紀の森構想、瀬戸内海の再生、淡路夢舞台の岩盤斜面地緑化を自然の再生というテーマで訴えたいと思います。また、京都プログラムに準じた兵庫のプログラムでCO2削減を行っています。全国の目標はマイナス6%ですが、我々はマイナス11%を目標にしていますので、環境立県に取り組んでいることを印象づけたいと思っています。3番目は未来を担う子どもや若者の環境学習に対する取り組みを紹介しながら、子ども達、若者達自身で今後の地球環境への取り組みを話し合ってもらう機会を提供して今後に繋げたいと思います。4番目はNGO、NPOのみなさんは環境について自主的、主体的に取り組んでいます。これらの方々に交流と発表の場を提供することによって、それぞれの活動の成果を次につないでいくような事業を地元協力委員会の推進事業として、県も中心になりながら推進します。

 今後、どのように施策につないでいくかについては、自然の再生については、生物多様性の確保と繋がりがあります。従って、生物多様性ひょうご戦略というプログラムをつくろうとしていますので、このプログラムを今年度中に策定して、生物多様性の確保のバイブルにしていきたいと思います。兵庫は地形も多種多様な特色を持っていますので、生物多様性に恵まれている地域です。一方で獣害にも悩まされている地域です。そのような意味でも生物多様性に関わるテーマを追求していきたいと思います。もう一つは、我々の生活自身を環境適合型に変えていく、環境適合型の社会を作っていくことについて、もう一度環境にやさしい買物運動や、レジ袋の有料化などの取り組める課題から取り組んでいこうと申し合わせて、繋げていきたいと思います。3番目は環境技術の開発やCO2を発生せざるを得ないにしても、消し去るカーボンオフセット、代替措置についての試みを更に継続強化していきたいと思います。例えば、植林の強化も試みの1つだと思いますし、ひょうご環境創造協会でひょうごグリーンエネルギー基金を持っていますが、自分たちの生活で発生する部分の代替措置として活用してもらうように基金に寄付をしていただくような運動を進めることも1つだと思います。また、3月上旬に千葉県でG20という閣僚級会議が開催されました。このプレイベントで生物多様性をテーマにしたシンポジウムがありました。そこで千葉の子供たちから地球儀を預かっています。この地球儀をひょうご地球環境国際シンポジウムで披露して、兵庫の子供たちから北海道にバトンタッチして、洞爺湖サミットが成功することに繋いでいきたいと思います。このようなことも行いたいと思いますのでご理解願います。

 

C記者:

 ミャンマーのサイクロン被害について2点お伺いします。1点目は前回の会見でJICAが調査チームをミャンマーに派遣する際に、人と防災未来センター研究員の派遣を検討されているとのことでしたが、進展がありましたでしょうか。

 

知事:

 進展はありません。まだ、模索中の段階だと思います。

 

C記者:

 2点目はミャンマーの軍事政府の対応について、国際的に非難を浴びていますが、阪神・淡路大震災で多くの教訓を得た被災地のリーダーとして、ミャンマーの軍事政権の対応をどのように見られているかお聞かせください。

 

知事:

 まず、人命尊重を第一義的に行動のスタートにすべきだと思います。自力で救済ができかねるのであれば、国際理解を得て、国際的な協力をより早く、より正確に被災者の元に届くような対応をすべきではないかと思いますし、期待します。災害を受けた後の復旧は、特に直後の対策は時間との勝負ですので、時間を大切にすべきだと思います。

 

D記者:

 ある月刊誌で知事評価をやっていまして、井戸知事についてもいろいろ書いてありました。その中で震災復興に続く兵庫県としての将来ビジョンが見えないという風に書いてありましたが、これについて知事の反論をお聞かせください。

 

知事:

 あれについては、どのような評点基準なのか全然分かりません。勝手に評点を加えて、順序づけをするのも、どういうことなのかわかりません。しかもそれぞれの状況が違うのに、同じような基準で評点できるのかと思います。何もしない方の点数が高いのはおかしいと感じます。しかし、批判すべき所は批判を受けて、私も努力しなければならないと思っています。

 

D記者:

 その中で、道州制について知事と雑誌の見解が違う視点があるようです。改めて、兵庫、京都、大阪の知事が集まって広域的な問題について話をすると聞いています。そこに向けて、知事の道州制、広域連合、広域的な行政のあり方についてのお考えをお聞かせください。

 

知事:

 政府のビジョン懇談会等の議論は道州制の理念が先走っていて、具体的にどのような道州制を実現していくのかという具体方策について語られていないのではないかと思います。江口さんは語っているとおっしゃっていますが、こういう風にすればいいという絵を描かれているのであって、この絵をどのようにして実現していくのかということが欠けています。今の中央省庁や現政治体制を変えることが可能な仕組みや仕掛けや手順を十分に示した上での議論にしていかないといけないし、そうでない限りは総論賛成、各論反対に落ち着いてしまいます。良いとこ取りをされて結果的に都道府県の合併だけに終わってしまう、あるいはせいぜいできたとして、地方支分部局の整理統合で終わってしまうことになりかねないと心配しています。今の段階で最後の切り札だと位置付けるには躊躇があると強く言っています。一方、関西広域機構で広域連合の枠組みを使って、国の地方支分部局などの仕事も受け入れられるような府県の広域組織を自主的、主体的に作ることによって地方分権推進の一つのモデルを関西から提案したいということで検討しています。具体的な提案ですので、このような具体的な提案がそれぞれ出されていくことが地方分権の推進につながっていく一番の突破口なのではないかと信じています。そのために今、最後の詰めの作業をやっている状況です。 

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