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更新日:2008年5月27日

知事定例記者会見(2008年5月27日(火))

【発表項目】
1 環境大臣会合及び関連事業の開催結果
2 明石海峡船舶衝突事故にかかる漁業経営安定のための緊急支援対策 
3 本庁舎第1号館人工台地「県庁芝生広場」の休日一般開放 
4 特別展「再発見!五陶地のやきもの」-丹波・但馬・摂津・播磨・淡路-の開催 
5 金本知憲選手への兵庫県スポーツ優秀選手特別賞の贈呈式 

知事会見内容

知事:

 項目の1番目は「環境大臣会合及び関連事業の開催結果」についてです。環境大臣会合も無事終わりまして、皆さんのご協力に感謝いたします。環境大臣会合は5月24日(土)から26日(月)の3日間、神戸ポートピアホテルで行われたわけですが、関連事業は5月17日(土)から26日(月)まで開催し、約62,540人の参加者を得て、盛大に発信できたのではないかと思っています。環境大臣会合そのものは、参加者は約180人ですが、主要参加国はG8以外にも、オーストラリア、インド、メキシコ、スロベニア等のアウトリーチ国そして国際機関も8つほど参加いただきました。会議の成果等については、議長がサマリーを出していますので、私からは省略させていただきます。洞爺湖サミットに対して、数値目標を取りまとめることはできませんでしたが、CO2を削減するということについての各国の強い意思の確認ができたということ、実行ある枠組みの構築に向けて主要国による対話を継続していく「神戸イニシアチブ」が設置されることになったということ、「神戸イニシアチブ」がプラットホームとしての機能を果たしていくことについて評価をさせていただきたいと思います。我々としましては、関連事業をいろいろな形で展開してきました。昨年10月からリレーシンポジウムを始めたわけですが、別紙1にありますように、リレーシンポジウムの推進により、「温暖化等、地球環境への影響と対応」や「国際協力」、「次世代に向けて」などの主要なシンポジウムごとの成果が提案され、それをまとめて、ひょうご地球環境国際シンポジウムで報告されたところです。それから、持続可能な社会のための環境学生会議が神戸大学百年記念館で開かれ、「全球大気海洋シミュレーションで診る地球環境」という基調講演の後、各大学が報告会をしています。それから、ひょうご・こども環境会議では、県内各地の小学生がそれぞれ行っている環境対策や環境体験についてメッセージを発信し、最後にエコメッセージフラッグという大きな旗を作って自分たちの思いを意見発信したということです。それから、瀬戸内海里海シンポジウムでは、基調講演をA.Hザクリ国連大学高等研究所長に生態系評価という観点での評価のあり方についての概要説明をいただきました。また、安藤忠雄さんからは、子どもたちと共に行っている植樹運動の具体的な状況をご紹介いただき、呼び掛けをいただいたところです。それから、ひょうごの環境学習・教育実践発表会が神戸国際会議場で行われ、幼稚園でのひょうごっこグリーンガーデン実践事業や、環境体験事業、自然学校について代表の学校等から発表されました。それから、コウノトリシンポジウムが5月22日(木)に豊岡市民プラザで行われ、岩槻県立人と自然の博物館長から「生物多様性の重要性」についての基調講演、地域からの報告として、「コウノトリと生きものがにぎわう里」や「オオサンショウウオのくらしやすい川づくり」、また、柳生博さんや増井県立コウノトリの郷公園長などによる対談が行われ、盛り上がったところです。ロシアの環境大臣に「コウノトリの最初の親はハバロフスクからいただいた3つのつがいですよ」と言うと大変喜んでおられました。それから、ひょうご地球環境国際シンポジウムですが、茅陽一国際エメックスセンター会長からは、基調講演で大西洋の熱塩循環のメカニズムが崩れ始めているというお話、C.Wニコルさんからは、水源の大切さと森づくりについてのお話しをいただきました。そして、G20が開かれた千葉県からのメッセージを地球儀で受け取っていた我々から、洞爺湖サミットにおける北海道への発信を期待して、北海道の佐藤副知事に地球儀をバトンタッチしました。その際に、豊岡の三江小学校と六甲山小学校の環境への取り組みの発表がありました。また、パネルディスカッションを行った後、別紙2にあるようにシンポジウムの県民向けメッセージを発信させていただきました。それから、子ども環境サミットin KOBEについては、実行委員会主催で5月22日(木)から24日(土)の3日間にわたって開催されました。サミット参加者代表8人により6項目の「KOBE子ども環境メッセージ」が別紙3のとおり発表されました。それから、NGO・NPO国際シンポジウムが5月23日(土)に開かれましたが、鮎川ゆりかさんとユルゲン・マイヤーさんによるキーノートスピーチ、気候変動や生物多様性、3Rイニシアチブ、全体取りまとめが行われ、全体取りまとめでは「NGO・NPO国際シンポジウム環境NGO兵庫宣言」が別紙4のとおり出されています。それから、NGO・NPO交流の広場が神戸学院大学ポートアイランドキャンパスを会場に開催されました。非常に大きな盛り上がりがありました。別紙5のとおり、活動発表ブースが78団体、分科会の発表が39団体という大きな盛り上がりを見せたところです。それから、環境フェアin KOBEは、ご承知のとおりですが、99企業・団体、4高等学校に出展いただき、3万人を超える方々に参加いただきました。サテライト会場をDUO神戸で行ったところ、2万人近い参加をいただきました。あと、歓迎レセプション、エクスカーション、記念植樹等も行ったところです。それから、私と矢田神戸市長からそれぞれ環境大臣会合で発言をさせていただきました。別紙6にその概要もつけておりますのでご参照いただければと思います。環境大臣会合の評価はいろいろあるかもしれませんが、洞爺湖サミットに対する、先進国、中進国、開発途上国それぞれの立場を踏まえながら、地球環境問題に対して世界的規模で各国が協力していこうという認識が確認されたということが大きな成果だったのではないかと思います。県民の皆さんのご協力に心から感謝いたします。我々も関連事業をいくつか展開して兵庫の実情を十分発信し、取り組み状況を踏まえていただくことができたのではないかと思います。

 

 2番目は「明石海峡船舶事故に係る漁業経営安定のための緊急支援対策について」です。漁業経営維持安定資金を用意することにいたしました。過去の借金などを抱えながら、収入がなくなっているような方々に対し、借り換え資金を提供しようとするものです。対象者、対象債務等については概要のとおりです。県利子補給率が1.25%ですので、貸付利率は1.90%になります。融資額は5億円、6月2日(月)から受付を開始します。

 

 3番目は「本庁舎第1号館人工台地『県庁芝生広場』の休日一般開放」についてです。第1号館人工台地の地下車庫の雨漏りがひどいということで、雨漏りの修理を行ってきたわけですが、あわせて美観上、地球温暖化対策、ヒートアイランド対策という意味も込めまして、防水改修工事の完成と同時に、芝生広場に改装しました。せっかく美しい芝生の広場ができたわけですから、6月1日(日)からは休日も開放していこうとするものです。ただ、球技は他の利用者に危険ですので禁止します。また、迷惑行為も禁止します。犬の糞やゴミは持ち帰るようお願いいたします。

 

 4番目は「特別展『再発見!五陶地のやきもの』―丹波・但馬・摂津・播磨・淡路―

の開催」についてです。兵庫の5つの地域におけるやきものの展示を行います。「ご当地」と「五陶地」という語呂合わせになっていると思いますが、兵庫陶芸美術館で兵庫のやきもの展を実施しますので、お楽しみいただきたいと思います。

 

 5番目は「金本知憲選手への兵庫県スポーツ優秀選手特別賞の贈呈式」についてです。明日5月28日(水)ロッテ戦の試合前に私から贈呈いたします。2,000本安打と400本塁打を達成されたことにより贈呈しようとするものです。金本選手には、2年前に1,000試合連続全イニング出場を達成された時にも兵庫県スポーツ優秀選手特別賞を贈呈していますが、今回の2つの業績に鑑み、改めて贈呈しようとするものです。2年前に贈呈したときに金本選手は、去年2,000本安打、今年400本塁打になるんじゃないかと言われていましたが、結果として両方とも今シーズンに実現したということになりました。大変すばらしい成績ですので、県民の皆さん共々祝福をしたいということです。

 私からは以上です。


質疑応答

A記者:

 環境大臣会合の件について、もう少し知事の意見をお聞かせください。2050年にCO2を半減する方向で、先進国の責任と途上国も温暖化対策にどのように取り組むかという姿勢が明らかになったと思います。一方でポスト京都議定書のフレームづくり、数値目標という点では進展がなかったので残念に思いますが、これについての知事のご意見をお聞かせください。

 

知事:

 長期的目標は概ね一致しています。中期的目標は数値目標を掲げるほどの意見のまとまりに至らなかったのではないかと思います。これは洞爺湖サミットの主要課題です。環境大臣会合では中期的目標が必要であり、推進を図っていかなければならないという共通の認識が確認されていますので、次のステップにつながっていくと期待しています。

 

B記者:

 明石海峡の事故について、水質検査の結果が出て安全だということですが、一番恐れられていた風評被害に対して、知事はどのようにお考えになっていますでしょうか。また、今後新たに支援策をお考えになっているのかお聞かせください。

 

知事:

 今年秋以降の、のり漁業に影響があるか心配しています。従って、定点観測を漁場全体と大阪湾全体に対して20カ所程度実施しました。第1回目の観測結果はいずれも油等の異常はありませんでした。定点観測を繰り返すことによって基本的に生産現場に大きな影響はないというメッセージを発信し続けることが風評被害対策になると思っています。安全な漁場環境であることを確認し、公表することによってメッセージとして伝えることができると考えて20カ所もの定点観測を行っています。併せて、油を抜くとか船を引き上げるというような抜本対策も講じていく必要があると考えていますが、関係者もたくさんいらっしゃいますので、更なる技術的な検討を待ちたいと思います。今回の被災対策については、原因者がはっきりしていますので、生業資金を用意してあげるというような直接の補てんを原因者でない我々が行うことは難しいですが、例えば借り換え資金を用意するなど、被災者のみなさんのお困りになっている状況に対応をしていきたいと考えています。その一つとして今回、過去の債務についての借り換え資金を用意させていただきました。3月に再生産のための貸付を用意しましたが、今回はそれに加えて、漁民の方や漁連と相談して過去の債務の借り換え資金の用意をしました。

 

C記者:

 環境大臣会合についてです。今後兵庫県の環境施策を進める上で、今回の会合がどういう意味を持ち、どういう影響を与えるものだったのかお聞かせください。

 

知事:

 環境対策については、かなり積極的に取り組んできていると自負しています。特にCO2の削減にあたっては、2010年で11.7%下げる意欲的なプログラムを実施しています。生物多様性の観点では自然の再生として、コウノトリ野生復帰や尼崎21世紀の森づくり、淡路夢舞台の岩盤斜面地緑化、瀬戸内海の再生などのプロジェクトを行っています。3Rについては、神戸市も含めて積極的にごみの分別収集に取り組もうと思っていますし、レジ袋対策などの取り組みも行ってきています。これらの取り組みに対して今回の環境大臣会合では国際的にもCO2対策や生物多様性対策や3R対策について、みんなで協力しながら推進していくことが確認されています。大きな意味で私たちの取り組みに対して声援を送っていただいたと思いますので、これを契機に我々は次のステップに進んでいきたいと考えています。関連事業では、子ども、学生、NPO、NGO、一般県民など、それぞれの立場からの発表や意見表明、決意が述べられました。これらは将来に対する大きな原動力になってくれるものと期待しています。折角、盛り上がりをみせた環境大臣会合関連事業でもあったので、これを契機に更にがんばっていきたいと思っています。

 

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