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更新日:2008年6月12日

知事定例記者会見(2008年6月12日(木))

【発表項目】
1 政策会議議題
(1)地域景観形成等基本計画(地域景観マスタープラン)の策定
(2)小規模集落元気作戦モデル集落と今後の展開
(3)兵庫県立芸術文化センター(大・中・小ホール)のネーミングライツスポンサー募集
(4)全国技能グランプリ・兵庫の実施計画
(5)知事の海外出張(ブラジル連邦共和国、アラブ首長国連邦)
(6)第2回金太郎チャレンジカップキンボール大会in宝塚の実施
(7)東播磨産業ツーリズムモデルルートマップの作成

知事会見内容

知事:

 項目の1番目は「地域景観形成等基本計画(地域景観マスタープラン)の策定」についてです。条例に基づいて広域的な見地から景観の形成等を図る必要があると認められる地域について、景観に関する取り組みを計画的に推進するためにマスタープランを策定していこうとするものです。西播磨地域と丹波地域を対象として、かなりユニークな取り組みをしています。地域景観形成の拠点となる区域の選定方法は資料4ページのとおりです。選定方法1として、集落等と視点場を選定の対象として、それらが既定の法律等でどのように評価されているか、という基準で選んでいます。それに加えて「地域景観の約束」と称していますが、選定方法2として西播磨らしいデザインのキーワードに基づいた基準で選んでいます。視点場というのは例えば峠や公園などの点、道路、河川、旧街道などの線状のものがあります。集落等については昭和の合併前の集落を対象としています。5ページに集落等の既定の位置づけ・評価の状況を示していますが、4ポイント以上の集落等を選んで、網掛けで示しています。選定方法2による評価については7,8ページに示しています。幾つかの評価項目と照らし合わせ、9ページにあるように重点地区としてまちなみタイプ、田園タイプ、眺望タイプや創出型、修復型、また重点軸として河川景観軸、風景街道軸、歴史景観軸という区域を地域景観形成の拠点として選んでいます。そして、12ページに選定した重点地区・景観軸の特色に応じて今後の施策展開を整理しており、このような方向性に基づいて総合的な計画を立てて推進を図っていく手順にしています。今まではあまりこういう手法は取っていなかったと思います。特に4ページをもう一度ご覧いただきますとデザインランゲージとありますが、「母なる清流、古今東西のつながり、彫り深い谷、尊き神たちの森、海への想い、緑のアクセント、移ろいの景、星空との共生、光みつ海」など、ちょっと文学的ですが、景観と地域との関係をこういうキーワードで関連づけて、それに基づいて整備していこうという非常にユニークな試みです。景観というのは最近非常に注目されていますが、手法が確立しているわけではありませんので、こういうユニークな分析をしました。丹波地域も同様の手法でそれぞれの地域を選び、地域ごとの方向付けをしようとしています。もし興味があるようでしたら、ぜひ都市政策課までお問い合わせください。

 

 2番目は「『小規模集落元気作戦』モデル集落の選定と今後の展開」についてです。小規模集落元気作戦については、まず準備段階として集落住民がモデル事業に取り組んで、都市との交流をやろうじゃないかということを意思統一していただく。そして第1段階でパートナーを探してマッチングをする。第2段階で交流を積み重ねる。第3段階で交流を確固たるものにするために交流拠点を整備するというように段階的に事業を進めていこうとしていますが、この度、準備段階で手を挙げていただいた16の集落を対象として定め、アドバイザーの派遣と都市部パートナー探しをする段階になりましたのでお知らせします。対象集落の内訳は但馬地域で8つ、西播磨地域で4つ、淡路地域で2つ、丹波地域で1つ、中播磨地域で1つとなっています。2ページ目に対象集落の位置図を、3ページ目以降に各対象集落の概要を載せています。都市部パートナーについては、神戸を含めた阪神間、そして大阪府を通じて大阪府下の市町村にもお声がけしたいと考えています。

 

 3番目は「兵庫県立芸術文化センター(大・中・小ホール)のネーミングライツスポンサー募集」についてです。ネーミングライツ料として大、中、小ホールの希望価格と最低制限価格の2つを併記しています。希望価格が望ましいですが、希望価格と最低制限価格の間でも、やむを得ないと思っています。ただ、最低制限価格未満の応募しかない場合には、安売りはしないという考えでいます。記者の皆様方のご関係の会社でも応募の制限等はありませんので、ご検討いただきたいと思います。おかげさまで芸術文化センターは非常に注目を集めています。例えば、佐渡さんのプロデュースにより6月末から7月に予定している喜歌劇「メリー・ウィドウ」などは12回も公演されます。1つの劇でこれだけの回数の公演を行うのは日本では非常に珍しいと思っているのですが、チケットはほとんど売れている状態ということです。それだけ愛されているわけであり、全国的には驚異の目を持って見られているという状況です。一例を挙げましたが、そういう注目を集めている施設ですので、ネーミングライツに応募していただけば幸いです。

 

 4番目は「『全国技能グランプリ・兵庫』の実施計画」についてです。来年3月20日(金)から23日(月)の4日間、神戸市で開催されます。通常は幕張メッセで行われるわけですが、第21回の島根大会と今回が幕張以外で行う大会となります。技能を競う全国大会としては、「技能五輪」と「技能グランプリ」の2種類があります。「技能五輪」は23歳以下の青年技能者、「技能グランプリ」は年齢制限はなく、本当の意味での名人の競い合いとなります。「伝えますかがやく技能 ひょうごから」をスローガンとして31職種の参加を予定しています。これは過去最多となる予定です。参加者については、選手は約500名、大会運営・競技委員などが約400名。来場者数は約7万人を目標にしたいと思っています。本県開催の特色ですが、1つ目は、兵庫らしさを演出するため、競技課題の図案やその材料について、できるだけ兵庫らしさを出します。例えば、淡路瓦を瓦葺きに使用、印章図柄にはコウノトリの図柄の使用等を考えています。2つ目は「ひょうごの匠」キャラバン隊ということで、技能士会のメンバーに18校の中学校を訪問してもらい、匠の技を披露しながら特別教室を開いていただいています。子供達が名人芸に感動するとともに、自分たちが作ることで、技術の良さを体験してもらうということがありますので、「兵庫ジュニア技能グランプリ」を併せて実施するよう準備を進めています。3つ目は、ものづくりを楽しめる体験コーナーや地場産品の展示販売により賑わいを創出します。会場は、ほとんどがポートアイランド内での開催になるわけですが、フライス盤や貴金属装身具などについては西神戸会場の県立神戸高等技術専門学院で、日本料理については、県内の大会でも兵庫栄養調理製菓専門学校で行われていますので、今回も西宮会場で、写真については、設備の関係で大阪市内の(学)日本写真映像専門学校で開催させていただきます。併催事業計画として、技能グランプリ&フェスタは、例年秋の参加型イベントですが、今回は同大会と同時開催します。兵庫ジュニア技能グランプリについても同様です。大会を盛り上げるため、6カ月前イベントとして「日本縦断!!ものづくり広場 ようこそ技能五輪メダリスト」ということで、本県出身の建築大工職種で銀メダルを獲得した池田通憲さんに講師として指導いただくとか、100日前イベントとして、各技術専門学院で祭りを開催していますが、それに際して選考会や公開練習会をしようということです。職人の人たちは人前で技を披露する機会が少ないということで、あがってしまうことがあるので、慣れてもらうことを兼ねて開催しようとするものです。広報については、一般的な広報としてはばタンにも活躍してもらいますが、大会直前3カ月前の重点広報や「あいたい兵庫デスティネーションキャンペーン」とも連携を図っていこうと思っています。

 

 5番目は「知事の海外出張(ブラジル連邦共和国、アラブ首長国連邦)」についてです。6月17日(火)から26日(木)の9泊10日で行ってきます。ブラジルでは、日本移民100周年記念式典への出席、それに関連して、マリンガでの日本庭園落成式、姉妹州であるパラナ州知事との面談、パラナ州のクリチバにあるオスカー・ニーマイヤー美術館で開催される「兵庫のコレクション展」のオープニング式典への出席、兵庫県・パラナ州環境交流シンポジウムへの出席などとなっています。非常に日程がタイトですので、どうやってこなすかというような状況になるのではないかと思っています。それから、アラブ首長国連邦では、アブダビを訪問し、経済・医療・教育などの分野で話し合いを進め協定締結などを行う予定です。あと、ドバイで大規模プロジェクトの視察や経済団体を訪問して兵庫、神戸への関心を持っていただこうとするものです。日程は資料をご参照ください。行き帰りはエミレーツ航空に乗って行きます。ドバイを経由してサンパウロに入り、サンパウロからドバイを経由して戻ってきます。

 

 6番目は「第2回金太郎チャレンジカップ『キンボール大会in宝塚』の実施」についてです。キンボールというのはみんなで楽しめるニュースポーツで、私もしたことがあります。1チーム4人、3チームで同時にプレーしてボールをヒット、レシーブするゲームで、体を動かすという意味で健康的で、スリリングで楽しいゲームです。その大会が宝塚で開催されます。

 

 7番目は「東播磨産業ツーリズムモデルルートマップの作成」についてです。マップを作成しましたのでご参照いただき、ぜひ東播磨地域を廻っていただければと思います。

 私からは以上です。

質疑応答

A記者:

 中国四川省の大地震から今日でちょうど1カ月になります。兵庫県としてさまざまな支援を行ってきたと思いますが、この1カ月を振り返って、こうすれば良かったとか、中国政府側からこういうことを言われたらこうできたのにというような反省点等がありましたらお聞かせください。

 

知事:

 今日、首相官邸で中国・四川大地震復興支援兵庫神戸委員会の方々から阪神・淡路大震災で我々が経験したことを取りまとめて、中国語訳したものを含む資料を中国大使に贈呈しました。福田総理にも立ち会っていただき、私たちの経験はこういうことだということを情報提供しています。今日でちょうど1カ月ということで、一つのいい節目にこのような行動ができたということを喜んでいるのですが、もう少し早く地元委員会を立ち上げてもよかったのかなという思いもします。被災直後にとった行動、1カ月、3カ月、1年の間にどんな行動をしてきたかという情報が参考になったと思います。情報を送ってはいるのですが、それが十分に生かされたかどうかの確認もできませんが、もう少し早い対応でもよかったのではないかと思います。また、中国では被災地の県ごとの復旧復興に対し、応援する省を決めて支援をするという方針で、沿岸地域の各省が支援をすると聞いています。本県の友好提携先である広東省は一番の激震地だった?川県(ぶんせんけん)が対象地域だと聞いています。広東省にも私たちの経験が役立つことがあれば、情報提供をきちっとしていきたいという申し出をしています。まだ具体的な照会はありませんが、広東省もそういうことには慣れていない中で復旧復興に取り組んでいるようなので、混乱しているのではないかと思います。我々はスタンバイして待ち構えている状況です。プロジェクトチームも兵庫県なりに作りましたが、OBの方々にも入っていただき、各方面からの情報依頼にも応えられるような備えは取っています。中国政府からの公式ルートは、兵庫神戸委員会を窓口として様々な協力依頼が来るのではないかと思っています。

 

B記者:

 尼崎の社会福祉法人くるみ福祉会の補助金の不正受給の件ですが、3,400万円が不正受給されて、その中には県の税金も入っているわけで、すべて税金かどうかわかりませんが、前理事長が1,700万円を私的に流用したということがわかっています。保育士の数の虚偽申請みたいなんですが、保育士数のチェックのあり方や県の監査のやり方に問題がなかったかどうかについて、知事の見解をお聞かせください。

 

知事:

 現に、くるみ福祉会で2つの保育園が運営されているわけですし、保育を受けている子供達がいるわけですから、その子供達の保育が続けられるように保育園の運営を確保することが第一義だということで、職権で仮理事会を作り、4月15日以降、適正な運営を行っています。4年間、監査をきちっとできていないことを指摘されていると思いますが、チェックリストでチェックしていたはずなんですが、書類がきちっとしていると、往々にして実態の状況との突き合わせまでできていなかったということだと思いますので、今後は監査のやり方について見直し等をする必要があるのではないかと思います。介護施設や特別養護老人ホーム等の福祉施設については、監査マニュアル等も整備して徹底を図ってきたのですが、保育所については、かなり信頼をして監査をしてきた面があり、そこが盲点になっていたのではないかと思いますので、その点は見直したいと考えています。時によっては、監査機動班を設置して、疑いがある場合には、すぐに監査に入れるようにするということも一つの考え方になるのではないかと思います。

 

C記者:

 1週間前になりますが、大阪府で行革の大阪維新プログラムが出ました。具体的な中身の話ではないですが、橋下知事の場合は、プログラムを作成する際に、労使交渉の席や部内の協議を公開することで、賛否両論があるかと思いますが、府民を巻き込もうという姿勢があったかと思います。同じ行革プランを策定している兵庫県の井戸知事としてこの手法をどのように評価されるのか、また、兵庫県の場合は、有識者会議は公開していたと思いますが、それ以外の実質協議の場を公開しなかったということで、その方針の理由をお聞かせください。

 

知事:

 お互いの言い分を言い合うだけの公開の場というのが、結論を得るのに本当に役に立つのかどうかということを冷静に判断しないといけないと思います。行革や予算編成等はセレモニーのために行っているのではなく、結論を得るためにやっていますので、適切な結論をどのように得るかという過程にふさわしい対応をするべきだと思います。橋下知事は公開することがふさわしいと思われたのでしょうし、私はそのような対応より実質的な相談をきちっとしていく方が望ましいと考えています。ただ、関心を呼んだという意味では成果を上げているのではないかと思います。

 

D記者:

 アブダビとの協定の締結に関して、狙いや期待をお聞かせください。

 

知事:

 今年の1月上旬に甘利経産相がアラブ首長国連邦を訪問されましたが、その際に、先端医療センターの田中センター長も同行され、医療関係での交流を進めようということを事前に話をされているという状況があります。また、同じく今年の1月に波多野在アラブ首長国連邦大使が来庁され、アブダビが日本に注目しているということでした。例えば教育分野では、アブダビの子供達は裕福ですので、ほとんどの子供が掃除はメイドがするものだと思っている。ところが日本人学校では生徒が掃除をしているということで、将来のアブダビを担う子弟教育は日本流が望ましいのではないかということで、日本流の教育にも関心を持たれているという話を聞きました。医療、教育、そしてオイルマネーが多くある国ですので、ぜひ日本への投資を考えていただける可能性があるのかどうか、そのあたりを含めて交流促進をしたいという意味で出かけていきたいと思います。波多野大使は私と大学の同級生ですので、一肌脱いでいただいているというところです。ようやく交流のスタートラインを切ったわけですので、これから積み上げていくことになると思いますが、大いに期待をしていけるような筋道が開かれればと思っています。

 

E記者:

 県が2年ほど前に作った住宅再建共済制度についてですが、先日の理事会で4月の加入戸数が初めてマイナスになったということが出されています。5月31日現在でも加入率が6.7%にとどまっているということです。マイナスになったということと、今後加入戸数を増やすための施策について知事のお考えをお聞かせください。

 

知事:

 こんな有利な制度がなぜ理解されず、普及されないのかがよくわからないのですが、阪神・淡路大震災の被害に対していかに大変だったかという思いがだんだん風化しつつあるという現れではないかと思います。ということは、減災社会を確立するためにもう一度将来に備えるということの大切さをもっと訴えていかないといけないということがまず一つです。具体的には、マンション等は大丈夫だという思い込みがあるのではないかと思います。阪神・淡路大震災での経験では、高羽のマンションでは最高裁までいって、ようやく建て替えが決まり、始まったという例があります。そこに至るまで12年かかっています。そのような例を考えると、去年からマンションの共有部分についても加入できるようになりましたので、共有部分についての勧誘を、マンション管理業者の皆さんやマンションの販売業者の協力を得て、もっと徹底していくということがこれからの大きな決め手になるのではないかと思います。20年から30年ぐらいの内には東南海・南海地震が起こる可能性があることが目に見えているわけですので、それに対する備えを今のうちにしようということを呼び掛けていかないといけないと思います。さらに徹底を図っていきたいと思います。

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