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更新日:2008年7月14日

知事定例記者会見(2008年7月14日(月))

【発表項目】

1 政策会議議題

 

(1)執務姿勢の確立と綱紀粛正 

(2)兵庫県立宝塚西谷の森公園の開園 

 

 

(3)平成19年度中山間地域等直接支払制度の実施状況及び中間年評価結果

 

 

(4)北播磨起業グループによる神戸市御影での「北播磨 食のフェア」の開催

 

 

(5)鉱石の道の魅力発信 

 

 

(6)出石永楽館の竣工式及びこけら落とし公演の開催 

 

 

(7)第1回11万人のキャンドルナイトIN丹波の開催

2 その他の資料
(1)兵庫医科大学篠山病院の運営と整備に係る基本協定の締結

知事会見内容

知事:

 政策会議議題の1番目は「執務姿勢の確立と綱紀粛正」です。毎年夏と冬、お中元とお歳暮の前に通知を出していますが、この夏はいつもより1週間くらい遅れていると思います。政策会議開催日の都合もありますが、今後はもう少し早く出したいと思います。通知のポイントとしては、新行革プラン推進に伴う対応として「信頼される県政の展開」という項目を追加しました。また、飲酒運転の厳罰化を行ったにもかかわらず、不徹底でポツポツと発生していますので、再徹底しようとするものです。また、「家族の日」や「コミュニケーションの日」等のノー残業デーの推進を図ります。内容をご覧いただきますと、県民の視点に立った行政サービスの向上ということで、県民からの相談・問い合わせ等に対して親切に対応する。信頼される県政の展開ということで、事務改善や経費節減への取組みを積極的に進める。適正な事務処理の確保ということで、事務処理のコンプライアンスに努める。綱紀粛正として、県民から批判や誤解を受けることがないようにする。日常の服務規律の確保ということで、勤務時間外においても自覚を持って行動する。また、セクシュアル・ハラスメントとありますが、パワハラも含めたハラスメント全てにおいて、その未然防止に努める。あと、交通事故の防止についての注意喚起、風通しの良い職場づくりや職員の健康管理などにも触れています。それから、贈答品等についての一括処理の書類を別紙1、2に記載しています。

 

 政策会議議題の2番目は「兵庫県立宝塚西谷の森公園の開園」についてです。阪神野外CSR施設として整備を進めてきました。やしろの森、ささやまの森、なか・やちよの森、ゆめさきの森、国見の森に次いでオープンします。事業地は約101haあります。整備内容としては、管理棟や水辺の散策路のある「東の谷エリア」、昭和30年代の里山風景を再現した「西の谷エリア」、そして「森林エリア」で構成されています。里山の自然と景観を保全・創造するということで、湿地・草原の回復、明るい広葉樹林へ誘導する林の整備などを行っています。また、散策道は木道等を中心にしていますし、農体験施設を整備しました。また、管理・運営は地元の方々に委ねるわけですが、その方々やボランティアの方々の交流施設を作ります。特色についてはパンフレット等をご覧ください。それから、森開き記念式典とイベントの開催ですが、7月27日(日)に東の谷でオープニング記念式典を行い、同じ日に東の谷と西の谷にわたって、森のコンサート、小鳥の巣箱作り、葉脈しおり作りや竹クラフトのイベントを行います。それから、基本的な運営の枠組みについてですが、全体の管理運営は特定非営利活動法人(NPO法人)「宝塚NISHITANI」が行います。園地は地元自治会等が管理、プログラム運営等は地元NPOやボランティアが作り上げることになっています。

 

 政策会議議題の3番目は「平成19年度中山間地域等直接支払制度の実施状況及び中間年評価結果」についてです。中山間地域等の生産条件が不利な農地において、農業生産活動の維持を通じて、農地が持つ多面的機能を確保する観点から、生産不利地域での営農を確保するための交付金を交付するという制度です。実施状況については、平成19年末で市町数21、協定数599、参加農家数11,703人、対象となる交付金交付面積が4,739haとなっています。また、活動については、中山間地域等直接支払制度推進委員会で評価をしており、協定における進捗度合いに応じて4段階で評価したわけですが、交付金等を返還してもらうような「不可」というものはありませんでした。約85%は「優」か「良」だったのですが、「可」が約15%ありますので、「可」の協定に対してはさらに指導をするということになります。また、この制度の効果ですが、耕作放棄の発生防止や農道・水路等の適正な共同管理活動のほか、集落が共同活動を行うことにより交流が盛んに行われるようになりました。それから、国に対しては、第2期対策以降の制度継続について要望する予定です。詳細については資料をご覧ください。

 

 政策会議議題の4番目は「北播磨起業グループによる神戸市御影での『北播磨 食のフェア』の開催」についてです。第1回は7月6日(日)に実施しました。第2回は8月8日(金)の北京オリンピック開会日と同じ日に予定されています。開催場所は御影市場の旨水館商店街です。主催は北播磨地域の農産物加工をする54グループが参加する北播磨起業グループです。北播磨でかなり定評のあるグループが参加する予定になっています。

 

 政策会議議題の5番目は「『鉱石の道』の魅力発信」についてです。明延、神子畑、生野の近代化産業遺産、特に明延~生野間は「鉱石の道」、生野~飾磨間は「銀の馬車道」と呼ばれており、この「鉱石の道」と「銀の馬車道」をつないで、産業遺産を活用した新しい集客促進のための拠点作りを進めています。PR事業として、「鉱石の道」のブランド化の推進、明延~神子畑間のリムジンバスなどのルートの設定を検討しているところです。来年は4月から6月にかけて「あいたい兵庫ディスティネーションキャンペーン」も行いますので、このような地域の資産を生かした新しいルート作りにも意を用いたいと考えているところです。

 

 政策会議議題の6番目は「『出石永楽館』の竣工式及びこけら落とし公演の開催」についてです。7月23日(水)に竣工式があり、8月1日(金)から5日(火)までの5日間、永楽館柿落大歌舞伎が行われることになっています。操り三番叟、口上、奴道成寺の演目を片岡愛之助、中村壱太郎、片岡秀太郎ほかの出演で行われます。明治34年竣工の出石永楽館は昭和39年に閉館しましたが、文化財建造物として高く評価されることとなりましたので、平成18年6月から復原工事を進めてきました。これが完成しましたので、活用を図るということになります。出石らしい施設ではないかと思います。

 

 政策会議議題の7番目は「第1回11万人のキャンドルナイトIN丹波の開催」についてです。地域医療再生のための「医療フォーラム」を開催するとともに、キャンドルナイト、野外コンサートなどで心意気を示し、医療を支える方々への感謝の気持ちと、地域医療を皆で支えるメッセージを丹波地域11万人の住民に呼びかける事業です。これは、地域をあげて医療を守ろうという動きの一環です。このような盛り上がりが医師の確保や適切な運営に寄与することを期待します。

 

 その他の資料は「兵庫医科大学篠山病院の運営と整備に係る基本協定の締結」についてです。ちょうどこの記者会見の前に県公館で基本協定が締結されたところです。新家兵庫医科大学理事長、酒井篠山市長と私の3者で協定書に調印しました。病院の位置づけとして、篠山病院は市の中核的な病院として運営・整備し、地域全体の医療提供体制の向上に寄与するよう努めます。病院の整備・運営として、篠山病院の建物は老朽化しているため、兵庫医科大学が、篠山市や県の補助を受け、速やかに病院の新築に着手します。また、病院の運営に当たっては、篠山市及び県が運営費の一部を補助します。診療体制については、現行の診療科目の存続と充実に努めることになっています。救急医療体制については、中核的な救急医療センターとしての役割を担うように努めます。協定期間は協定締結の日から10年間で、少なくとも10年間はこの病院の存続を保証し、10年以後の取り扱いについては医療情勢の変化等を踏まえ、協議のうえ決定します。

私からは以上です。

質疑応答

記者:

 2つ質問させていただきます。1つは明日15日に原油高による窮状を訴えるために全国の漁業関係者が一斉に休漁するということになっています。これに対する知事のご所見と県としての対応や国に対する要望等をお聞かせください。もう一つは、先週開催されました行財政構造改革会議で知事がおっしゃった外郭団体への天下りについてのお考えを改めてお聞かせください。また、国では天下りが問題になっていますが、国の場合と県との違いについてもお聞かせください。

 

知事:

 明日、漁業関係者が休漁されて今の窮状を訴えられる全国的な取り組みに、兵庫県の漁業者も参加することを決められました。現実に燃油高で漁獲高が従前と比べて一定以上にならないと採算ラインを割ってしまう実情にあるだけに非常に深刻な問題だと受け止めています。私たちも適切な燃油対策が行われるよう国に対して働きかけを行っており、現在、国においても検討されていると承知しています。国での検討が進むことを期待しています。県は今まで燃油供給安定化対策として、県漁連の漁業者に対する燃油コスト低減のための燃油一括購入資金に対して利子補給を行っています。また、農林漁業金融公庫は農林漁業セーフティネット資金の活用などを行ってきましたが、カバーしきれない実情にあるのではないかと思います。現在、対応が検討されている途上ですので、県としても適切な対応について国に対して要望活動を行っていきたいと思います。2つ目の質問ですが、公社等は公社等のためにあるのではなくて、県が行政上の必要性のために設置しているものです。もし公社等が必要なければやめてしまうのが基本です。県の行政の実施機関として設置しており、実施に当たって民間のノウハウの活用や行政の枠組みにとらわれない適切な対応を行うこと、県民と協力してあって対応することが望ましいから設置しています。これが不要ならば行政上の必要がないのでやめてしまったら良いということになります。効率的に行われているかどうかという点は十分に検討しなければならない課題だと思います。だからこそ、常にチェックしていく必要があると申し上げました。人的な関係でも、県の行政の実施機関として県との繋がりがなくて良いなら公社等で実施する必要はありません。民間の適切な所でしていただければ良いです。契約においても、特別な繋がりがないのであれば、民間競争の土俵の中で処理していただけば良いです。そのような原則の中で、公社等をつくり、県の仕事の一部を実施していただく必要性があるならば、人的関係についても密接でなければならないし、契約においても特別な地位を与えられてもおかしくないと申し上げました。行政上の必要性は時代とともに変化しますので、変化するものの範囲を明確化していく必要があります。それをフォローアップし、常時監視していく第三者機関を作る必要があることは企画部会案にも盛り込まれたと思います。国との違いについては分かりませんが、基本的には国においても公社等を作った由縁は、国の仕事の実施機関として作られたはずです。もし、批判されている部分があるとすれば、今の変化の中で見た時に、公社等で行う必然性がないのではないか、つまり、国の仕事として実施するまでのことがないのではないか、民間で十分対応できる部分があるのではないかということだと思います。そこは分野によって厳密に評価すればいいと思います。人の密接な連携を天下りだというと天下りは必要ということになります。でも、天下りという意味は違うのではないでしょうか。必要もないのに押し込んで仕事をさせているとか、第二の職場を斡旋して生活を支えているなどの意味だとすると、全く違います。必要な組織を運営していく上で、専門知識を持って能力がある方が、退職後も仕事にタッチしていただくなら、現職を派遣するよりも運営上、効率的で有利ではないかと思っています。

 

記者:

 知事のおっしゃることはわかりますが、今のご説明は公的な立場の考え方だと思います。現実に、いろいろな団体の方々から外郭団体について複数の意見が出ました。本日も国会議員への県政説明会の場でも質問がありました。外から見ると県と外郭団体との関係性は、県の側にいると分からないような意見があると思いますが、どのように思われるかお聞かせください。

 

知事:

 情報公開が十分ではない、公社等が存在している理由が明確に説明されていないからだと思います。現実の運営上の問題はすべてないとは言えないと思っています。もっと効率化すべき部分もあると思います。しかし存在意義がなく、現在行っていることをすべて民間に任せてしまえばいいということだけではないと思います。特に行政の実戦部隊である部分をあえて強調させていただきました。いろいろな意見を頂戴しているのは、必要な点もあると思いますので十分に検討させていただきたいと思います。だからこそ絶えざる点検が必要だと思っています。いろいろな意味での批判があるとすれば、十分な説明がされていないということと情報公開が十分ではないからという点を反省しなければならないと思っています。

 

記者:

 随意契約についてですが、外郭団体に随意契約をされることについてはご説明をいただきましたが、随意契約を外郭団体が受けて、それを再委託する、それがどういうふうに執行されているかを完全に把握されていないことについては本紙でも指摘させていただきました。随意契約で委託された3割程度は追跡がないという現状を踏まえても、契約金額の妥当性などで随意契約そのものは適正であるというお立場でしょうか。

 

知事:

 運用が悪いんでしょうね。本来、随意契約をしたということは執行責任を当該公社等に委ねたということです。執行責任を委ねられた側は適切な運用を行い、契約や管理運営をしたことを委ねた側に報告しなければならないし、委ねた方はしっかりフォローアップをしなければなりません。それを怠っているのであれば、契約の種類ではなく、そのような契約管理をしている実態が問題だと考えます。もしそうだとすると、適正化していかなければなりません。契約当事者としての責任を全うする必要があると考えています。もし、公社等が理由も無しに随意契約しているようであれば問題です。例外があるならともかく、公平な契約執行に努めなければ成りません。それを担保されていないのなら、仕掛けの問題かもしれませんので、仕掛けをきちんと作り上げていかなければならないと思っています。これについては早速点検をします。

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