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更新日:2008年7月28日

知事定例記者会見(2008年7月28日(月))

【発表項目】
1 知事就任2期目4年目を迎えるにあたって
2 政策会議議題
(1) 県政推進重点プログラム50の点検・評価
(2) 但馬牛18,000頭増頭対策
(3) ひょうごの環境学習・教育の総合的推進
(4) 県民モニター第1回アンケート調査結果概要
(5) 人情喜劇銀の馬車道の公演
(6) 「兵キャン.2008」体験と交流の広場への参加
3 その他の資料
(1) 第9回アジア太平洋フォーラム・淡路会議「国際シンポジウム」及び「フォーラム」の開催

知事会見内容

知事:
 まず最初は「知事就任2期目4年目を迎えるにあたって」についてです。8月1日から知事就任2期目4年目に入りますので、4年目についての所感をとりまとめました。今年は「兵庫の再生元年」として新たな一歩を踏み出したわけですが、再生にあたっては、県民の目線や県民の受けとめ方を大切にして県民の信頼を得られる活動を行うことを基本としなければならないことを改めて再認識したいと思っています。そして行革については、新しい兵庫づくりの枠組みを作るという意味で着実に推進致します。再生のスタートを切った兵庫の目標は、県民生活の安定、生活の豊かさと生きがいを実現していくということではないかと思っています。したがって、豊かな兵庫の地域資源を生かし、それぞれの地域特性に応じた施策を展開して、参画と協働のもとに、元気あふれる新しい兵庫づくりに全力で取り組んでまいります。当面の課題について簡単に整理してみました。1つ目は元気で安全安心な兵庫づくりを明確化していくという意味で、長期ビジョンの中間年でもありますので、県民の参画と協働のもとに検討を進めてまいります。2つ目は、これからの時代の課題は何かという観点で、人口減少社会とともに進行する少子化、高齢化、そして都市と農山村の人口の偏在に対処していくため、「元気」、「生活」の質の向上、「交流」、「家庭と地域」という4つのテーマの充実を図っていきたいと考えています。3つ目は、地域の活性化とあわせて、災害、生活、食などの不安感の解消をめざし、そのシステム化を図る安全安心の兵庫づくりを進めてまいります。そして、そのための体制として、新しい行革プランを推進して、庁内の職員と一致団結しながら、自分の責任と権限をフルに自主的に使ってもらいながら、持続可能で選択と集中の県政を確立していきたいと考えています。また、地方分権という観点では、国と県、県と市町との役割の明確化を図りつつ、自立と説明責任を果たす県政を推進していきたいと考えていますので、どうぞよろしくお願いします。

 続きまして政策会議議題です。1番目は「県政推進重点プログラム50の点検・評価」についてです。2期目のスタートにあたりまして、県政推進重点プログラム50を策定し、毎年の成果を検証することにしています。達成状況の評価については、10の基本的な枠組み・展開方向に対して、295の施策群がありますが、それぞれについて評価をして、目標達成しているものは◎、達成率が90%以上と目標を概ね達成しているものは○、70%以上90%未満と目標をやや下回ったものは△、70%未満と目標を下回ったものは▲という4段階で評価しています。そして、50のプログラムについて施策群の評価を点数に換算して、その平均値を施策群と同じ4段階で評価しています。10の展開方向についても同様に評価しています。評価の結果、10の展開方向で見ますと、すべての項目で目標を概ね達成しています。50のプログラムでは、目標を概ね達成しているものが46、目標をやや下回ったものが3、評価対象外が1となっています。資料2ページ目の真ん中に昨年度の評価との比較の表があります。昨年度と比べると、19年度は◎が9項目の減少、○が6項目の減少、△が6項目の増加、▲が4項目の増加という状況です。主な◎の取組と▲の取組については、取組名を掲載しています。別添1「県政推進重点プログラム50の取組状況<平成19年度>総括表」では、50のプログラムの取組状況を総括しています。まず、「大地震に備える 防災先進のひょうご」については、「2 東南海・南海地震への対応」が○から△になりました。これは、排水施設・水門等海岸施設計画箇所工事進捗率が目標50%に対し41%と下回ったこと、また、瀬戸内海沿岸市町津波災害対策マニュアルの作成が目標15市町に対し12市に留まったことが原因です。「生涯をいきいきと暮らせる 健康福祉のひょうご」については、「4 予防を重視した健康づくりの推進」が△から○になりました。これは、まちの保健室累計が目標520か所に対し537か所と上回ったことが貢献しています。「子育てやまちづくりをみんなで進める 地域協働のひょうご」については、昨年度と評価は変わりません。「未来をうみだす 教育文化のひょうご」については、「18 地域の力による子どもたちの育成」が○から◎になりました。これは、公立小中学校の「いきいき学校応援団」設置率が目標を達成したことが貢献しています。また、「21 科学技術立県の推進」が◎から○になりました。これは、先端科学技術支援センターの貸研究室利用率が目標100%に対し78.5%と下回ったことが原因です。それから「22 地域の情報化の推進」が○から△になりました。これは、カーネギーメロン大学日本校における情報セキュリティ教育の学位取得が目標30人に対し17人と下回ったことが原因です。さらに、「23 芸術文化の創造・発信」が◎から○になりました。これは、陶芸美術館の年間入館者数が目標10万人に対して約8万5千人と下回ったことが原因です。「地域の強みとやる気を生かす 産業活性のひょうご」と「環境適合型の社会と生活を創る 環境優先のひょうご」については、昨年度と評価は変わりません。「都市農村や地域の魅力を生かす 多彩な交流のひょうご」については、「36 ひょうごの資源を生かすツーリズムの展開」が○から◎になりました。これは、ツーリズム支援接遇研修受講生が目標3,000人を大幅に上回ったことと、外国人に喜ばれるオーセンティック旅館等の指定が目標160施設に対し192施設と上回ったことが貢献しています。「県民主役で生活重視の 参画協働のひょうご」と「地域から世界に貢献する 国際交流のひょうご」、「成熟社会にふさわしい自治をめざす 分権先導のひょうご」については、昨年度と評価はほとんど変わりません。毎年の目標の達成・未達成もありますが、今後とも毎年毎年の努力を重ねていきながら、全体として兵庫の元気と安全安心の確保に努めていきたいと考えています。別添2「県政推進重点プログラム50 目標を達成していないものの課題と対応」についてはご参照いただきたいと存じます。

 2番目は「但馬牛18,000頭増頭対策」についてです。世界に誇る「但馬牛」や「神戸ビーフ」の生産基盤を強化するため、但馬牛の子牛を生産する繁殖雌牛を平成22年度に18,000頭に増加することを目標に、増頭戦略会議の開催等を通じて増頭対策を総合的に推進しています。平成18年2月1日時点での繁殖雌牛の飼育頭数14,500頭を基準として、平成19年度末に15,900頭を目標にしてきましたが、実績は15,100頭と若干下回りました。これは、平成19年度に新たに1,870頭の雌牛を導入した一方で、老齢牛の廃用により790頭、また農家の高齢化に伴う廃業等により780頭が減少し、差し引き300頭の増頭に留まったためです。平成22年度末までの間に努力したいと考えています。主な増頭対策としては、今お話ししましたとおり雌牛の導入数を増やすということですが、それを支える対策として但馬牛の改良や分娩間隔の短縮、ブランド化の推進などを行っています。その中で但馬牛の改良では、但馬牛スーパー種雄牛「丸福土井」が作出されました。「丸福土井」の産肉能力検定成績は非常にすばらしく、脂肪交雑指数は8.0です。今までの但馬牛種雄牛の最高値は6.5でした。非常にすばらしい成績ですので、この「丸福土井」の普及を図っていきたいと考えています。もともと本県では基幹種雄牛を12頭配置していますが、買い上げ牛12頭、試験場の牛4頭の16頭のうちから7頭を選んで検定を行い、この「丸福土井」を選び出し、今までの「菊俊土井」に替えて基幹種雄牛として採用するものです。この12頭の生産精液を供給しながら、但馬牛の子牛を作り出していきます。非常に成果に期待していますので、オリンピック開催にあわせる訳ではないのですが、8月8日の17時から18時、県庁2号館地下1階の「のじぎく」で、「丸福土井」検定成績報告と試食会を開催しますので、奮ってご参加して賞味いただければ幸いです。

 3番目は「ひょうごの環境学習・教育の総合的推進」についてです。現在、環境学習・教育については、幼稚園・保育所で「ひょうごっこグリーンガーデン」を実施しており、小学生・中学生・高校生で「ひょうごグリーンスクール」を、特に環境体験事業を小学校3年生、自然学校を小学校5年生中心に実施しています。そしてボランティアの皆様に協力していただき、これらの子ども達の活動を支える「ひょうごグリーンサポートクラブ」を実施しています。この度、「ひょうごっこグリーンガーデン」、「ひょうごグリーンスクール」及び「ひょうごグリーンサポートクラブ」等の取組状況についてまとめましたので、ご参照いただきたいと存じます。

 4番目は「県民モニター第1回アンケート調査結果概要」についてです。平成20年度第1回目の調査です。医療機関との関係をテーマに1,326人の県民モニターに対して6月に実施しました。結果の概観は1ページ目に記載していますが、まず、医療機関の利用状況については、約8割の人が医療機関を利用しています。そして、利用した医療機関については、「診療所」が「病院」を上回っていますが、病院にかかりたい人の半数を超える人が病院への期待を理由にあげており、病院への評価は高度性や専門治療にあるということが伺えます。2つ目に、かかりつけ医の状況については、約3分の2の人がかかりつけ医が「ある」と答えています。一方、かかりつけ医が「ない」と答えた人に医療機関の探し方を聞いたところ、「近所のお医者さんに行く」というのが最も多く、次いで「利用したことのある医療機関に行く」ということになっています。医療機関選びでは、利便性や利用実績を優先する姿勢が伺えますので、かかりつけ医の普及のためには、近辺の医療機関の情報提供や周知に取り組む必要があると整理しています。3つ目に、望ましいかかりつけ医の姿については、「専門外なら他を紹介してくれるお医者さん」という答えが7割以上を占めています。また、自宅からの距離については、約4分の3の人が利便性を重視されているということが言えます。最後に、かかりつけ医に関する情報については、医療法に基づく医療機関の情報公表制度が実施されていますので、診療所の持つ医療機能の情報を県民にわかりやすく提供することが重要と考えています。そして開業医の方々に対しても、このような地域の方々の意識というものを十分承知していただく必要があるのではないかと思います。このようにとりまとめた次第です。

 5番目は「人情喜劇『銀の馬車道』の公演」についてです。これは中播磨県民局管内の情報ですが、銀の馬車道の人情喜劇の公演が開催されます。もともと地域の方々を中心に、銀の馬車道プロジェクトを普及啓発するために銀の馬車道劇団が作られて、演劇を通じて銀の馬車道のPR活動を展開しているのですが、今回、第62回神戸新聞社会賞を受賞したこともあり、8月23日に人情喜劇「銀の馬車道」を姫路市市民会館大ホールで開催することになりました。

 6番目は「『兵キャン.2008』体験と交流の広場への参加」についてです。「深める体験・広がる交流」をテーマに、8月8日から12日にかけて県立淡路島公園で約1,500名のスカウトが集まり、4年に1度のキャンプ大会が実施されます。今月30日からは障害のあるスカウトの大会「第10回日本アグーナリー」がしあわせの村で開催されますが、それに引き続いて日本ボーイスカウト兵庫連盟の大会が開催されるということです。

 その他の資料は「第9回アジア太平洋フォーラム・淡路会議『国際シンポジウム』及び『フォーラム』の開催」についてです。アジア太平洋フォーラム・淡路会議の国際シンポジウムとフォーラムが8月1日と2日にわたり開催されます。今回はアジアの水資源がテーマです。1日の午後に記念講演、アジア各地域の現状の発表とパネルディスカッションが行われます。そして2日に総括協議が行われ、淡路会議声明が発表されます。

私からは以上です。

質疑応答

記者:
 「知事就任2期目4年目を迎えるにあたって」に関連しての質問です。2期目の3年間を終えられて、知事の個人的な感想といいますか、達成度についてどのように感じておられるかお聞かせください。また、行革プランがほぼ出そろったわけですが、改めて今後推進するにあたっての課題や意気込みについてお聞かせください。

知事:
 元気で安全安心な兵庫をつくろうというのが2期目の大きな課題でした。そういう意味からすると、兵庫の元気を生み出すための動きというのは、かなり定着してきつつあると考えています。例えば、産業については、企業誘致をはじめとして力強い動きを示していますし、地域の資源を活用した地域づくりについても進みつつあります。そのような意味で、元気を生み出す、例えば人についていえば、環境学習など子ども達が新しい分野で体験学習を通じて学んでいくというのが定着しつつあるという意味で、順調に進んでいると考えています。若干先行き不安材料がないわけではありません。例えば経済では、消費の低迷や原材料高、物価の上昇などがありますので、これらをしっかり注視していきたいと考えています。また、行革プランについてですが、基本的なフレームは第一次行革プランで枠組みを作っていますので、この枠組みの中で行財政を運営する限り、順調に推移すると考えています。ただ、これにはいくつかの大きな協力をいただいています。職員の協力、事務事業の見直しに伴う県民の皆さんの協力、投資水準の見直しに伴う社会資本整備の期間延長に対する協力などです。そのような協力にきちっと応えていくということが非常に大切ではないかと思います。あわせて今、企画部会案を議論いただいているところですが、県民局をはじめとする出先機関のあり方、これは県民生活にも大きく関連する課題でもありますので、県民の皆さんへのサービス水準は極力維持しながら、組織の効率化や合理化により現地に即応した県政の推進を図るため、まとめていきたいと思います。また、公社等につきましては、企画部会案を一つのベースとして、さらに第三者評価も得ながら厳正に進めていきたいと考えています。いずれにしましても行革は県政の目的ではなく、元気で安全安心な兵庫をつくっていくための枠組みづくりですので、枠組みを固めつつ、柔軟に対応していきたいと思います。特に今後の税収動向などについてはフレームにも大きく影響する可能性がありますので、十分注意していきたいと思います。

記者:
 県政推進重点プログラム50の点検・評価について、この中でいくつかの数値目標に対して変動があったわけですが、◎に変わって特筆すべきもの、▲に変わって特筆すべきものについて、具体的に知事に選んでいただき感想をお聞かせください。

知事:
 例えば東南海・南海地震への対応が、平成18年度は○だったのが、平成19年度には△になっているのが、いかにも後退したみたいな印象を与えてしまっています。工事の進捗率が少し遅れたり、マニュアルの策定市町数が目標に達しなかったということですが、これらは一喜一憂することなく着実に推進を図っていくことが大事だと思います。また、住宅再建共済制度への加入率が相変わらず伸びていません。阪神・淡路大震災を経験した兵庫県だからこそ制度化したものですので、もっと理解を深めていく努力をしていきたいと思います。他には、点数としてはそれほど大きく出てはいないのですが、例えば救急医療体制では、24時間対応型の小児救急医療体制を構築するということについて、土日夜間相談窓口の設置目標10圏域に対し、実績は3圏域であったり、専門医療であるアレルギー疾患医療体制の構築では、2次医療圏域ごとの連絡協議会の整備目標27病院に対し、地域協力病院がまだ設置されていなかったり、へき地の勤務医師の確保についても、県採用医師6名を派遣しようとしていましたが、4名にとどまっているなど、今課題になっている医師の確保や医療体制の整備について、さらに努力を重ねる必要があると思います。あと、陶芸美術館の入館者数が10万人を割ってしまったことについては、努力をしないといけないということだと思います。地球環境問題については、太陽光発電などはかなり努力をしています。それが目標に達していないというだけで努力をしていないということにはならないとは思いますが、さらに推進を図りたいと思います。あと、参画と協働では、県民モニターの登録者数が1500人程度にとどまっています。目標として2500人を確保しようとしていますので、これらについても努力をしていきたいと考えています。なお、これらはプログラムですので、一つひとつの事業で代表施策を支える形になっていますので、これだけで推し量るわけにはいかないと思いますが、これが指標、インディケーター事業だということでご理解をいただければ幸いです。

記者:
 また、その点についての質問ですが、達成できなかったことについては、問題点がどういうところにあるのか見えやすいと思いますが、達成できているところについては、分野として掲げている部分と項目として挙がっていることが概ね達成されたとしても、本来目的とすべきことが達成できているかどうかは、わからないのではないかと思うのですが。

知事:
 3年前に、事業項目とプログラムストラクチャーをつくったわけですが、資料の1ページに記載していますように、3年経過して、行革が始まりましたし、国の制度改正なども踏まえないといけません。県政推進重点プログラムを策定した以降の社会情勢の変化を踏まえて、一部改訂する必要があるのではないかと考えています。そのような観点で、このプログラムのインディケート機能を再点検することによって、ブラッシュアップを図っていきたいという姿勢で検証をしていきたいと考えています。結果発表の時に入れ替え作業をしてしまいますと目標と成果があまりにも恣意的だということになりかねませんので、昨年との比較ができるような形で発表しました。これから秋にかけて、今申し上げたような姿勢で、各項目の検討を進めたいと考えています。

記者:
 午前中に温室効果ガスの排出削減方策を考える検討会があったのですが、冒頭の挨拶以外は非公開で、資料も出せないという話でした。確認したところ、企業の秘密の情報も話に出る可能性があるためということでしたが、こういうことは一般の県民や事業所の方々に協力を求めないとできないことなので、なるべく公開するのが普通で、しかも資料も出せないというのはおかしいと思いますが、知事の考えをお聞かせください。

知事:
 そのような会議が開かれていたということは初めて聞きました。ただ、基本的な姿勢からいうと、企業の秘密情報については公開できないと思いますが、温室効果ガス対策を進めようとすれば、幅広い協力を得るという観点で、できるだけ情報提供して情報を共有化して進めていくべきだと思います。また、内容によっては検討状況がまだ固まっていない状態だということで、質疑状況は公開できないにしても、どんな議論が行われたかということを事後にまとめてブリーフィングするというのが一般的な会議のやり方ではないかと思いますので、私からも会議の進め方については確認をしておきます。いずれにしても、その話は初めて聞きましたので、私からその会議自身についてのコメントは差し控えさせていただきます。一般論で恐縮です。

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