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更新日:2008年9月8日

知事定例記者会見(2008年9月8日(月))

【発表項目】
1 政策会議議題
(1)平成21年度重要施策知事ヒアリングの実施
(2)ストップ・ザ・交通事故県民運動の推進状況
(3)医師確保に向けた取組
      (医師確保対策推進本部会議として開催)
(4)「食の安全安心」及び「食育」の推進計画に基づく取組状況
      (食の安全安心と食育推進本部会議として開催)
(5)平成21年度国予算の概算要求の状況
(6)ひょうご安心ブランド農産物等の常設販売の開始
(7)発掘された日本列島2008の開催 
(8)海辺のひろっぱフェスタ2008の開催
2 その他の資料 
(1)朝原宣治選手の北京五輪銅メダル獲得にかかる知事表敬訪問及び県民報告会(「誉」賞贈呈式を含む)

知事会見内容

知事:

 政策会議議題のご説明の前に、大学洋上セミナーについてです。船が9月6日(土)に中突堤に帰港しました。日程を1日短縮したわけですが、参加学生478名のうち1名が行方不明となり、一緒に帰国できなくなり誠に残念です。今回、洋上大学生1名の行方不明、そして、それに伴うご家族の心痛を考えますと、主催者として大変申し訳なく、改めてお詫びを申し上げる次第です。

 今後とも、行方不明者については、第5管区海上保安本部の調査等に協力しながら、経過を十分にフォローしていきたいと考えています。ご家族への情報提供等の連絡について、引き続き密にしていきます。また、参加学生についても、予期せぬ事態に遭いショックを受けていることと思いますし、予定していた活動の一部ができませんでしたので、迷惑をかけてしまいました。兵庫県としましては、今回が15回目で、洋上セミナーとしては、これまでに一定の成果を収めたということで終了を決定していましたが、最後にこのような出来事が生じてしまい誠に残念に思います。

 本日、実行委員会幹事会が開催されましたが、参加学生のショックに伴うこころのケア等について、関係機関が連携して十分な対応を図ることになりましたので、ご報告いたします。なお、単位認定については、所定の講義を終了し試験も終えていますので、影響はないと聞いています。参加された学生の皆さんには、洋上セミナーでの貴重な経験や、人と人との繋がりを大切に育み、頑張ってほしいと願っています。以上、ご報告とさせていただきます。

 

 政策会議議題の1番目は「平成21年度重要施策知事ヒアリングの実施」についてです。例年秋の予算査定の前に行っているわけですが、今年も10月中旬から11月中旬にかけ、新規又は拡充の主要事業について協議をすることにしました。各部は1部局約1時間、県民局については、合同実施で3時間の時間設定をしています。

 

 2番目は「『ストップ・ザ・交通事故』県民運動の推進状況」についてです。資料の表を見ていただきますと、過去10年の推移が出ています。交通事故死者数が平成20年7月末現在で104人ですが、これは前年同期比で28人減です。平成19年は231人ということでした。地域別では、7月末で比較しますと、神戸が2人、東播磨が3人増加していますが、その他の地域は横ばいか減少しています。

特色として、年齢別では高齢者が多い、道路形状別では交差点とその付近での事故が多い、時間帯では夕暮れ時が多い、シートベルト着用状況では未着用者が高くなっています。

今回秋の全国交通安全運動に関連して、兵庫県としても「ストップ・ザ・交通事故」県民運動を実施しているわけですが、阪神タイガースの藤川球児投手と矢野輝弘捕手のボランティア協力を得ましてポスターを作成し、活用させていただいています。今後とも交通安全運動に意を用いて県民運動としての定着を図っていきたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。

 

 3番目は「医師確保に向けた取組」についてです。国の医師養成者数の増加が今年6月の経済財政改革基本方針2008にうたわれており、平成21年度から過去最大程度の範囲内で各大学の増員計画を認める方針を打ち出しています。県内には2大学あり、そのうち神戸大学の過去の最大定員は120名、兵庫医科大学は100名で増加させていないわけですが、21年度の計画については、まだ具体的な定員数は検討中で、120名を超えない範囲内で検討されていると聞いています。9月22日までに文部科学省に計画を提出し、10月に内定、12月に認可予定となっています。

 兵庫県としましては、すでに国の緊急医師確保対策で5名の定員増の措置が取られており、兵庫医科大学に対しては21年度から2名増員、神戸大学に対しては22年度から従来の1名に加え2名増員ということで相談をしていたわけですが、21年度の増員計画についての調整が行われていますので、これらとの調整を今後行っていきたいと考えています。いずれにしても、定数が3名あるいは5名増えたとしても、6年後の効果ですので、医師確保対策としてはこれからも緊急対策を進めていかなければならないという状況です。

 

 4番目は「『食の安全安心』及び『食育』推進計画に基づく取組状況」についてです。平成19年度の食の安全安心では生産から販売に至る一貫した食品の安全性の確保ということで、「ひょうご安心ブランド農産物」認証制度の推進や、鳥インフルエンザモニタリング検査、県版HACCP認定制度などの推進を図ってきました。食品を介した健康への悪影響の未然防止・拡大防止については、大規模食中毒の発生防止や健康危機ホットラインの活用などを行っています。食品に対する県民の信頼確保という面では、生鮮食品品質表示調査や食品表示ウォッチャー登録制度の普及などを図ってきたところです。あわせて食の安全安心フェアを開催しています。

 特に昨年は、いくつかの事件が発生しています。例えば、6月に北海道でミートホープ事件が起こりましたが、それに関連し、県内関連事業所の立入調査等を行い、特に問題はなかったところです。また、秋には赤福事件が起こりましたが、広域流通食品製造・販売等施設(お菓子・そうざい)の一斉監視を行うとともに、農林振興事務所と健康福祉事務所との連携を強化したところです。あわせて菓子製造・販売事業所向けに食品表示の説明会を行い、また菓子博を控えて、食品産業事業者に対する食品表示説明会を開催したところです。また、中国産冷凍餃子事件が未解決ですが、本県の健康福祉事務所等で相談受け付けを行いましたし、県内での流通・回収状況の確認も行ったところです。

 次に、食育の関連では、健全な食生活の実践ということで「食育カレッジ」を開催しています。また、健全な食生活の実践に向けた栄養指導等も実施しています。また、ごはん給食の推進を図りました。それから、自然との関わり合いと理解を深めるという点では、農林水産体験ファームを実施したところです。また、伝統的な食文化の継承と新しい食文化の創造については、食育実践事業を13健康福祉事務所で実施しています。食育活動としては、いずみ会リーダーを養成するとともに、食生活改善講習会などを開催したところです。また、食育活動に関するシステムの構築ですが、プロジェクト会議の設置や市町食育推進計画の策定の促進を行ったところです。

 次に、20年度の取組状況については、基本的に19年度の施策を推進するわけですが、特に輸入食品中の残留農薬検査を強化することにしています。また、「食品表示調査指導員」を設置し、従来のJAS法食品表示指導相談員を食品表示調査指導員に改編・増員するとともに、食品製造業者への巡回調査等の実施により指導監視体制を強化しています。また、「食の安全安心に係る企業倫理セミナー」を開催し、事業者に啓発しています。「食の安全安心フェア」も従来どおり行いますし、県内の食品関係事業所を対象とした合同立ち入り調査も実施することにしています。それから、食育の関連では食育推進地域づくり事業を展開し、地域あげての食育の実践活動を実施する予定です。「市町食育推進計画」の策定についても、順次策定を支援することとしています。細かい実施目標と実績との比較については、資料をご参照ください。

 

 三笠フーズ(本社:大阪市、工場:福岡県)が非食用として購入した事故米穀を食用として転売したということが報道されており、本県への流通先として2社が判明しています。この2社については、農林水産省兵庫農政事務所等が立ち入り調査等を実施しておりますので、県としても兵庫農政事務所の立ち入り調査の状況を踏まえ、適切な措置を講じていきたいと考えており、現在は状況等を見守っているところです。

 

 5番目は「平成21年度国予算の概算要求の状況」についてです。取りまとめましたので、資料をご参照ください。

 

 6番目は「ひょうご安心ブランド農産物等の常設販売の開始」についてです。兵庫県では「兵庫県認証食品」を定め、「ひょうご安心ブランド農産物」として販売・流通の促進を図っていますが、今回6箇所に常設販売コーナーが設置されることになりました。マックスバリュの西明石南店、水足店、宝殿店では、9月10日から秋期においては軟弱野菜などを中心に販売されます。トヨダイートバリューでも10月下旬に常設販売コーナーが設けられるということになっています。また、阪神、北播地域でも現在検討中ですので、順次拡大していく予定です。

 もともと兵庫県認証食品やひょうご安心ブランド農産物については、どこで常時売られているのかという問い合わせがありました。なかなか量を確保することが難しいという事情もあり常設販売が難しかったのですが、ようやく常設コーナーを設置することができる状況になってきました。もっと広げられるようにしたいと思います。

 

 7番目は「発掘された日本列島2008の開催」についてです。県立考古博物館開館一周年記念展として開催します。年間14万3千人の入館者を予定していたわけですが、9月6日に開館から1年たたずして20万人を突破しました。

 

 8番目は「海辺のひろっぱフェスタ2008の開催」についてです。御前浜・香櫨園浜で海辺環境をテーマに子どもと大人が一緒になって楽しめるものです。

 その他の資料は「朝原宣治選手の北京五輪銅メダル獲得にかかる知事表敬訪問及び県民報告会(「誉」賞贈呈式を含む)」です。すでに誉賞をお贈りすることを発表しましたが、朝原選手に9月11日に来庁していただきますので、1号館中庭で誉賞の贈呈式を執り行います。また、朝原選手のあいさつの後、県民報告会として司会者から質疑応答をしていただくことにしています。県民の皆さんに参加を呼びかけたいと思っています。

 私からは以上です。


 

質疑応答

記者:

 三笠フーズについて、兵庫農政事務所の立ち入り調査の状況を見守るということですが、今後の対応として、どういったことが考えられるのかお聞かせください。

 

知事:

 現時点で県としてどんな措置を講じなければならないのかという状況ではなくて、兵庫農政事務所の調査結果を踏まえて、やっていけることがあればやっていこうと考えています。特に、在庫があればまだしも、費消されているものは手の打ちようがないということになりますので、状況を見た上で対応を考えていくしかないと思っています。

 

記者:

 一部で既にコメントされていますが、先般、大阪府の橋下知事が国土交通大臣と会談をされて伊丹空港が邪魔である等の発言がありましたが、このことに対するお考えをお聞かせください。

 

知事:

 どういう意味で邪魔なのか分かりませんが、少なくとも伊丹空港は約13万回、1600万人が利用されている国内基幹空港です。それに代わるだけの余力が現時点でどこにあるのかというとどこにもないんです。それで邪魔だとおっしゃられるとすると、どういう意味で邪魔なのか真意がよく分からないというのが実感です。もともと関西国際空港だけでは関西の航空需要は賄いきれないのは物理的にもはっきりしています。そういう中で、3空港があります。しかし3000m級の滑走路は3本しかありません。実態を踏まえた上で最適利用を考えていくことが、方向ではないかと思っています。

 もう一つは利用者のニーズをどう考えていくのかをベースにしないといけません。航空会社も路線が設定されれば採算を度外視して飛行機を飛ばす訳にいかないでしょうから、今回のような再編が行われたわけで、旅客の動向を十分に踏まえた議論をしなければならないと思います。

 あえてもう一つ触れれば、関西国際空港は国際線を飛ばす努力をしなければなりません。関西国際空港は基本的に国際空港として整備されており、国内旅客を主に輸送する空港として整備されたわけではありません。今後、国際旅客をどう確保していくかに力を入れるべきであり、対応していかなければならない課題が残っているのではないかと思います。それらの努力をしないで邪魔だと言われているとすると、邪魔の真意はどこにあるのか理解できないと思っています。

 

記者:

 JR福知山線の脱線事故について、JR西日本の現職の社長を含む10人が書類送検されることになりましたが、知事のご所見をお聞かせください。

 

知事:

 非常に大きな事故で、私も現場で悲惨な状況を確認させていただいた経験もありますから、なぜあんな事故が起こってしまったのか、それに対する対応の必要性について関心を持っています。

 今回のJRの幹部の皆さんの書類送検については、新聞でしか承知していませんが、危険の可能性を認識していたかどうか、認識できたかどうかがポイントだとされているようです。書類送検の適否について述べる立場ではないと思っていますが、あのような悲惨な事件を二度と起こさないような対策が十分に講ぜられることが必要だと思っています。併せて、風化させてはならないと思っています。

 

記者:

 橋下知事の発言についてですが、大阪府内の各市町教育委員会に対して学力テストの情報を公開するように言われています。兵庫県教育委員会としてはそういうことはしないと取材に対して言われていますが、知事のお考えをお聞かせください。

 

知事:

 学力テストは去年も今年も行われ、2回目の結果が判明したということですので、昨年と大きな事情の変更がなければ今までの教育委員会の方針でかまわないと思っています。

 大阪府の場合は成績が悪かったとお聞きしていますから、それに対してどのような対策があり得るのかという観点からのことが橋下知事の発言に結びついていると思います。そういう意味では、橋下知事自身のお気持ちも分からないでもないです。的確にどのような対応をしていくのかと言うことに関してあのような発言に結びつけられていると理解しています。

 兵庫県の場合は、中学の国語が平均より悪かったですが、残りは平均を上回っていますし、順位も少し上げていますので、橋下知事のような立場をとるまでもないと思っています。

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