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更新日:2009年3月9日

知事定例記者会見(2009年3月9日(月))

1 政策会議議題
(1)緊急経済・雇用対策の推進状況 
(2)あいたい兵庫デスティネーションキャンペーンのこれまでの取組と今後の展開  
(3)愛知県での高病原性鳥インフルエンザ発生に伴う本県の対応状況
(4)兵庫県景気動向指数景気基準日付(景気の山) 
(5)県立有馬富士公園第一期事業完成記念イベントの開催 
(6)丹波の森の物語“第一話 丹波鹿のめぐみ”の開催
2 その他の資料
(1)ショッピングセンター園和の火災に係る緊急対策

知事会見内容

 

知事:

 今日から私のバックが変わっています。今年の4月からJR各社とタイアップした「あいたい兵庫デスティネーションキャンペーン」が本番を迎えますので、本番用のポスターを貼らせていただきました。数字を並べるという結構ユニークで面白いポスターになっているのではないかと思いますので、自慢作です。大勢の方々が兵庫を訪ねていただくことを期待しています。

 

 政策会議議題の1番目は「緊急経済・雇用対策の推進状況」についてです。

 最近の経済・雇用情勢の説明は省略させていただきますが、いずれにしても予断を許さない状況です。

 緊急経済・雇用対策の進捗状況として、1つ目は経営円滑化貸付の状況です。平成21年1月の融資実績は約400億円、したがって平成20年度の1月末時点での累計は約2,000億円となりました。1月30日の臨時県議会での補正予算の議決により、あと1,000億円枠を確保しましたので、年度内を乗り切るには支障はないと見込んでいます。

 2つ目は設備貸与制度の状況です。中小企業が負担する損料率を現在の3段階から5段階に拡充したのですが、現在のところ、問い合わせ件数が45件、決定が17件となっています。

 3つ目は雇用の維持・安定・確保に向けた取り組み状況についてです。雇用を守るため主要経済団体への要請を行います。また、緊急雇用就業機会創出基金事業については、今年度の事業として内定・決定者が14事業で49人、募集中が10事業で54人となっています。来年度になりますと延べ2,000人程度の事業を実施することになります。それから、就労支援のための県職員臨時採用の募集ですが、2月中旬に1次試験が行われ、2月25日に2次試験(面接試験)を実施しました。受験の応募者は定員100人に対して540から550人程度だったのですが、実際に1次試験を受験されたのは487人です。2次試験を実施し、だいたい130名程度の採用をしたいと考えています。ほぼ同ランクの人たちが出てきますので、その人たちについては配慮を加えていきたいと考えています。それから、しごと・くらし情報相談室についてですが、宍粟の事業所閉鎖に伴い、相談員を配置して特別相談を実施しています。これは宍粟市と西播磨県民局が共同で実施しています。また、就職相談会・面接会、セミナーについては、中小企業、福祉・介護、農林水産業の各分野について説明会を実施し、マッチングを図ったところです。

 4つ目は失業者・生活者支援の状況についてです。離職者生活安定資金貸付の融資受付は現在のところ7件です。県営住宅への一時入居も問い合せ件数は51件あるのですが、入居許可件数は現在8件となっています。

 5つ目は地域における緊急経済・雇用対策の推進状況についてです。各県民局に「地域緊急経済・雇用対策推進本部」のもと、連携体制を作るよう要請をしていました。それぞれ名前は異なりますが、連絡機関を設置しています。それから、中小企業の経営支援としては、それぞれ商談会や金融相談会、就職相談会や面接会を行っているところです。また、消費者の購買意欲の喚起ということで、定額給付金の支給事務がようやく始まったわけですが、今の予定は、資料5ページの上段の表のとおりです。私はもう少し繰り上がってくるのではないかと期待をしています。地域での特色ある取り組みとして、プレミアム付き商品券の発行や広報誌での特典付きクーポンの発行などがあります。これもいろいろな取り組みが出てくる可能性があると思います。

 

 2番目は「あいたい兵庫デスティネーションキャンペーンのこれまでの取組と今後の展開」についてです。

 目標としましては、期間中の主要観光施設への入込客10%増、年間入込客を5%増としています。基本方針は、交流人の増大、本物の観光地づくりを進める、おもてなしをきちっと行っていくということを柱にしています。

 これまでもいろいろな対応をしてきましたが、例えば、秋・冬プレキャンペーンを展開してきました。播磨国宝巡りなどが好評でしたし、淡路島牛丼が誕生するなど新しい動きが始まっています。それから、兵庫行き旅行商品造成に向けた取組ということで、旅行会社に対する働きかけ、あるいは観光素材の説明会を行い、ファムトリップとして現地を見ていただいて、兵庫行きの旅行商品を開発していただきました。この兵庫行きの旅行商品がどれだけ売れるかということが、今回のキャンペーンを制するのではないかということで、旅行会社にも積極的に協力をお願いしているところです。あわせて地元としてはおもてなし機運を高める地域の環境整備として、ボランティアガイド、タクシー会社等へのおもてなし研修、駅から観タクンという主要駅から2時間程度で自由に主要観光地を案内する施策も展開していますし、禁煙タクシーの設置や優良ドライバーコンテストなども行います。また、キャラバン隊も派遣します。

 兵庫の魅力を高める多彩な観光素材の登場ということで、世界一日本一シリーズやものづくりシリーズ、歴史・文化、学び・体験、自然・風景、温泉や食というようなテーマ別に100を超える特別イベントを計画しています。兵庫の魅力が満喫できる素材を生かそうというものです。それから、まち歩きというようなツアーガイドで見学いただくことも1つの柱としています。それから、2次アクセスの整備ということで駅から観タクン、レンタカー企画や周遊バスをタイアップしています。

 今後の主な取り組み予定ですが、本番を前にして、各種メディアへのPRを行います。既にあいたい兵庫のイベントガイドブックを配布していますが、例えばJR西日本ジパング倶楽部の春特集号は兵庫県でしたし、いろいろな旅行に関連する雑誌で兵庫が取り上げられています。そういうことから、少しずつ浸透してきているのではないかと考えています。また、JR各社も旅客数が前年度を割るなどということが起こっていることもあり、兵庫県では今までデスティネーションキャンペーンのようなタイアップ事業をやっていませんでしたので、これを契機に兵庫にお客さんを運び込みたいということで、かなり力を入れてくれています。かなり期待をしながらタイアップに努めます。

 

 3番目は「愛知県での高病原性鳥インフルエンザ発生に伴う本県の対応状況」についてです。

 愛知県でうずらにH7N6の高病原性鳥インフルエンザが発生しました。H型は16種類、N型は9種類あるということで、16×9の144種類が発見されているそうですが、H7N6型は弱毒タイプで、強毒タイプのH5N1型とは異なるものです。何が鳥インフルエンザで問題かというと、突然変異を起こし、鳥から鳥への感染、鳥から人への感染、人から人への感染というようなことになりかねないということで、非常に警戒をしているわけです。

 ともあれ、発生農場では1例目は全ての殺処分及び埋却を終了し防疫措置を完了、2例目は58%の殺処分が終了し、埋却については準備中です。移動制限については、発生2農場を中心とした移動を禁止していましたが、陰性が確認され出荷先の適正な受入体制が確認された農場については、3月3日から順次出荷が可能となっています。

 兵庫県としては、直ちに高病原性鳥インフルエンザ対策会議を開催し、農場等へ注意喚起をし、飼育農場の異常確認も行いました。異常は認められておりません。あわせて、2月には予防的に消石灰散布消毒を実施しましたし、2月23日から3月6日まで全ての家きん飼育農場について、家畜保健衛生所が消石灰散布確認、野生動物進入防止対策の指導のために農場立入を実施したところです。うずらの飼育農場は本県にはありませんが、愛玩用及び学校等での飼育うずらが30羽いますので、検査を実施しました。今のところ全て陰性だということです。それから、問い合わせ等についても閉庁日を含め、緊急検査体制を執っていますが、現在まで緊急通報及び問い合わせはありませんでした。

 本県への影響として、発生農場から移動自粛直前にうずら肉が出荷されていましたが、本県への出荷はありませんでした。また、うずら卵は、全て洗浄消毒後パックした製品として出荷流通していますので、心配はないという状況です。

 今後の対応として、3月25日から31日にかけて、312か所の家きん飼育農場については消石灰散布による消毒を行う予定です。また、私どもはいくつかの経験をしてきていますので、愛知県から要請があれば、職員を派遣したいと考えています。

 

 4番目は「兵庫県景気動向指数景気基準日付(景気の山)」についてです。

 本県の場合、景気の山は全国よりもちょっと早くて、平成19年3月だったのではないかということです。いずれにしても、今回の景気拡大は「いざなぎ景気」を上回ったと考えられています。今回の景気拡大の特徴として、拡張期間はいざなぎ景気を上回っていましたが、景気拡張のテンポは非常に緩やかでした。「いざなぎ景気」はGDP実質年度平均成長率が10.9%、今回は1.8%、名目年度平均成長率でいざなぎ景気が17.6%だったのが、今回は0.5%だったというように、非常に長い期間、拡張はしていたが上げ幅は小さかったということです。もう1つは、景気後退局面初期、つまり19年3月がピークだったとすると、4月から後退になったはずですが、1年程度高原状態が続いた、つまりゆるやかな後退だったということです。そして昨年の秋以降、急激に落ち込んでいるという状況があります。特に、鉱工業生産指数等は19年3月のあと、19年10月には3月を上回る数値を示していますし、また20年6月には19年3月と比べ2ポイント程度上回っているというような数字を示していますので、先ほども言いましたが、高原状態が1年程度続いているということを示しているということではないかと思われます。

 

 5番目は「県立有馬富士公園第一期事業完成記念イベントの開催」についてです。

 県立有馬富士公園の第一期工事が完成しますので、3月20日に完成記念イベントを実施します。

 

 6番目は「丹波の森の物語“第一話 丹波鹿のめぐみ”の開催」についてです。

 3月25日に鹿肉料理の試食、パティシエによる丹波の黒豆や大納言小豆を用いたスィーツの試食、その他丹波の特産品や紹介・相談コーナーなど、イベントを開催しますのでご参加いただきたいと思います。

 

 それから「ショッピングセンター園和の火災に係る緊急対策」についてです。

 尼崎市のショッピングセンター園和が大きな火災に遭ってしまいました。被害の状況等は調査中ですが、早速に相談窓口を阪神南県民局地域振興部商工労政課に設置しました。また、県経営振興課、阪神南県民局、尼崎市産業振興課、尼崎商工会議所の関係者による緊急対策チームを設置して、被災者の意向を踏まえた支援を行います。

 まだ、現場がくすぶっている状況ですので、被災者の皆さんも近所の公民館等に避難されています。これからになると思いますが、できるだけ早い立ち直りのための相談を開始したいという意味で窓口を設置しました。

 制度融資による対応としては、店舗再建費用として申込み可能な資金や運転資金として申込み可能な資金など、考えられる貸付を記載していますが、万般に渡って相談に乗らせていただきたいと考えています。

 

 私からは以上です。

質疑応答

記者:

 定額給付金と交流圏の拡大についてお聞きします。

 定額給付金については、県内の一部で支給が始まりました。経済波及効果についてどのようにお考えになるかということと、1月の記者会見でご自身が給付金を受け取るかどうかは改めて判断するというお話をされましたが、今の時点でどのようなお考えをお持ちかお聞かせください。

 交流圏の拡大については、今月20日に他の高速道路に先駆けて本四連絡橋の料金が下げられます。また、阪神なんば線も開業するということで兵庫県にとっては交流圏の拡大が考えられますが、どのようなご所見をお持ちかお聞かせください。

 

知事:

 定額給付金の波及効果がどのくらいかということは難しいですが、全国で2兆円ですので、少なくとも全部使われれば、それだけの効果があります。それに関連してどのくらい乗数効果があるかです。どれくらいを見込めばよいかわかりませんし、本来何に使われるかによって全然違ってきますが、本当は実効果の2倍位を期待したいと思っています。実効果が2兆円、間接効果が2兆円で、合わせて4兆円以上は効果を出してほしいと期待しています。

 折角、個人消費を増やそうという施策で講ぜられた給付金ですので、私自身ももらって同額以上の支出をしたいと思っています。1人が12,000円、2人で24,000円なので、家内とよく相談して24,000円の同額以上、48,000円以上のものを買いたいと思っています。

 マッチングファンドという施策があると思いますが、一つの事業をやるときに県民のみなさんから1をいただいたら行政側が同額を寄せて2倍の事業として実施する事業です。このようなマッチングファンド的な対応を皆さんにしていただきますと2倍になりますので、大きな効果を期待したいと思います。

 次に、交流基盤の強化を促進する事業が始まります。全国で高速料金が上限1,000円になる中で先頭を切って、本四道路は今月20日から料金を1,000円にします。また、阪神なんば線により奈良と神戸がつながります。ネットワークがつながって強化されることは、人が行き来をすることを考える際に、利便性を増さないとそれがネックになりますので、壁が2つ解消したことになると思います。特に淡路島は明石海峡大橋の通行料金が平成の関所などと言われていることもありますので、淡路島の人からみると非常に期待が大きいと思います。4月からあいたい兵庫デスティネーションキャンペーンも始まりますので、幸先の良い交流条件の強化促進がされたことになるということで期待をしています。

 

記者:

 先ほどの緊急雇用就業機会創出基金事業の中で、就労支援のための県職員臨時採用の募集は、当初最大100人でしたが、130人程度採用したいというご説明でした。その理由として応募が多かったということと、同じくらいのレベルの方々が出てくるからということですが、当初よりも雇用情勢が悪化していると感じられてという面もあるかお聞かせください。

 

知事:

 雇用情勢全般というよりも、応募が530~540あり、実際の第一次試験を受けられた方も募集定員100人に対して487人でした。予算措置との関連もありますが、できるだけ多くの採用ができないかということを改めて検討したことが第一の要因です。もう一つは、面接試験まで行いながら同点程度でかなりの方が並ばれています。そのような方に対する配慮も必要ではないかという二つの理由からです。

 私としては、例えば200人、300人採用したいという希望はありますが、財政事情や予算の制約もありますので、現時点でできることをしました。

 近いうちに各人宛に発送する形で発表します。

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