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更新日:2009年10月13日

知事定例記者会見(2009年10月13日(火))

【発表項目】
1 兵庫県新型インフルエンザ対策計画(A/H1N1等への対応版)の策定
2 播但連絡道路の料金割引の拡充実施
3 「平成20年度参画と協働関連施策の推進状況」(年次報告)の作成
4 県関係民主党国会議員に対する県政説明会について

知事会見内容

知事:

 項目の1番目は「兵庫県新型インフルエンザ対策計画(A/H1N1等への対応版)の策定」についてです。

 前回説明をさせていただいたときには(案)が付いていたと思います。これから関係機関と調整をするということで説明しましたが、その中で最初に書かせていただいたとおり、関係機関との意見調整で、いくつかの指摘事項がありました。

 1つは、外国語対応の相談窓口の設置について、外国人の方々に対して説明の必要性があるのではないかということでした。これは国際交流協会等からの意見も尊重して入れさせていただいています。それから、2つ目は大学・短期大学の面的規制について、別立てにせずに小中高等と一緒に書いていたのですが、小中高はどちらかといいますと、県知事なり県の権限が及ぶところですが、大学・短期大学は主に国の権限ですので、別立てにすることとあわせて、例えば、登校禁止になったときに帰省等をされますと、結果としてそれに伴う感染範囲が広がるという危険がありますので、今年5月の時もそのような要請をしましたが、帰省等をしないということを原則としてほしいというようなことを書かせていただきました。それから、3つ目は保育所について、やむを得ない場合は隔離室等を作り、特別な対応をして預かるということを書かせていただいていましたが、高齢者福祉施設についても、どうしても勤務の状況等からデイケア等で対応していただかないと社会生活が営めないという方の事情もありますので、保育所等に準じた対応を行うことを明記させていただいたということです。

 あとの細かい説明は省略をさせていただきます。

 なお、これはH1N1の対応版でして、強毒性のH5N1版をどうするかということになるわけですが、現行の新型インフルエンザ対策計画が基本的には強毒性のH5N1版の原型ですので、現在、強毒性の場合の対応についても必要な改訂作業を行って、まとまりましたら公表させていただくようにしたいと思います。

 

 2番目は「播但連絡道路の料金割引の拡充実施」についてです。

 原則として、現在のNEXCO(西日本高速道路株式会社)の取り扱いとのバランス等も勘案し、10月26日から社会実験割引を拡大して実施したいと考えています。

 参考資料をご覧ください。従来の土日祝日の割引は、9時までと17時以降が抜けていたのですが、その部分も3割引を適用し、全体として、平成18年6月迄の料金から約5割引となることを全日にということにしました。それから平日は、時間帯割引があったのですが、通勤割引については2割引だったのを3割引に上げるのと、深夜、中・大・特大車に限られた分を全車種に拡大します。そのような意味で、該当部分を追加することによって、ほぼNEXCO等とのバランスが取れるように、基本的には平日、全車種、全線にわたって3割引が適用できる対応をさせていただこうとするものです。

 

 3番目は「『平成20年度参画と協働関連施策の推進状況』(年次報告)の作成」についてです。

 県民の参画と協働の推進に関する条例に基づいて、毎年年次報告を作成し、公表することになっています。

 平成20年度の施策の実施状況ですが、522の施策・事業に取り組みました。そして、地域づくり活動の支援として327施策、県行政への参画と協働の推進として195施策を展開し、それらの概要を説明しています。

 資料はあとでご覧いただきたいと思いますが、地域間交流を通じた地域づくり活動の推進については、事業例として、例えば「兵庫県ご当地グルメによる地域おこし」ですとか、「まち・むらNPO連携事業」、「小規模集落元気作戦の展開」等を紹介しています。それから、家庭・地域の力を合わせた取り組みの推進については、「ひょうご家庭応援県民運動」ですとか、子育て応援ネットの推進」ですとか、「ひょうごの環境学習・教育の総合的推進」について事例紹介をしています。それから、地域資源を生かした多彩で柔軟な事業の展開については、「水を守る環境保全活動の推進」ですとか、「北摂・里山博物館プロジェクトの実施」、「あわじ菜の花エコプロジェクト推進事業」等を推進させていただいているところです。

 トピックスということで、県内企業等による社会貢献活動の取り組み状況として、最近では企業の森づくり活動等も随分進められてきていますので、その紹介をさせていただいています。それから、台風9号兵庫県西・北部豪雨の被災地でのボランティアの活躍等についても触れさせていただきました。

 以上、主なところを説明しましたが、資料本文を見ていただきますと、その内容等がご理解していただきやすいと思います。私の顔の似顔絵が2ページに出ています。これは、淡路でふれあいの祭典をしたときに、ご当地グルメのサミットを開催しまして、私は名誉会長になっていることから、似顔絵で応援したことになっています。今後も出すことになっていますので、ちょっと恥ずかしいですがよろしくお願いいたします。

 以下、資料をご覧いただきますと、かなりいろいろな活動が幅広く展開されていることが理解できると思います。7ページ以下に企業のCSR活動を紹介しています。県内では例えば8ページにあるようなNPO法人edgeの活動ですとか、9ページ以下には、本のお医者さんで修理のお手伝いをやっている、木材でまちを元気にする、企業のノウハウを生かした自立支援のお手伝いをしていく、介助犬の支援活動をする、農業を通じた地域づくりを推進している、小学生向け環境教育プログラムをP&Gジャパン(株)が実施している、ローソンが地域の安全・安心のための活動をはじめ、県との「連携と協力に関する協定」に基づくさまざまな活動を展開している、スマイル阪神は都市部で初の大規模な農産物直売所を伊丹で行っているというようなことについて紹介をさせていただいているものです。

 それから、「参画と協働」の先進的な活動事例として、例えば、外国人住民との文化交流ということで、長田区の例を紹介していますし、地域のみんなの力で魅力的な立体花壇をつくるということで、甲子園八番町自治会甲子園筋緑化ボランタリーグループを、それから、中高生による音楽を通じた世代間交流や子どもが海の生き物と触れ合う「出前水族館」等、ユニークな活動を少なくとも1地域1つ紹介をさせていただいているものです。

 

 4番目は「県関係民主党国会議員に対する県政説明会について」です。

 明後日15日(木)なりますが、県関係民主党国会議員に対する県政説明会を16時40分から県公館の第1会議室で実施することにしておりますので、よろしくお願いいたします。

 

 私からは以上です

質疑応答

記者:

 15日の民主党国会議員に対する県政説明会について、今回このような設定をされた理由と地方行財政の諸課題等に関する説明とありますが、特にこの点を説明したいという点があればお聞かせください。

 

知事:    

 今月9日の18時から全国知事会がありました。原口総務大臣に地域主権の確立に向けた諸般の活動を展開していきますとご挨拶いただきました。少し中長期的な課題も含めて対応していく必要がありますが、今、国と地方の関係で、例えば、自動車関係税の暫定税率の廃止など言われています。1兆4000億円の財源がなくなることに対してどういうような対応があるのだろうかという課題があります。このような課題に対して解決策はいろいろ議論があると思います。国と地方との協議の場などを通じて固めていかれると思いますが、施策を実施する場合に何が課題になるのかという課題の共通認識をしておく必要があると思います。組閣前の9月14日に民主党の中枢の何人かの方々にご説明に行きました。その時とほとんど同一内容ですが、少しブラッシュアップして、補正予算の見直し作業が行われているので、それを踏まえながら、課題を中心にご説明をしておきたいと思います。特に県選出の議員の方々にご理解をしていただいて、現政権においても今後の検討課題への対応策などについて十分に検討して欲しいという趣旨で行います。

 従来、政府予算に対する要望事項は県事業の実現ということで網羅的にご説明することを中心にしていますが、今回は国と地方との行財政の課題について共通認識を持ちたいということが主目的です。あわせて、来年度要請している主なものについても触れさせていただきます。来年度予算に対しては、別途、国会議員の方々には要望の機会を持ちたいと思っています。

 総選挙後に一堂に集まって、県の事情等を説明する機会は今までありませんでしたので、いい機会にして、建設的な意見交換ができればと思っています。

 

記者:

 一堂にとおっしゃいましたが、わかっている範囲で出席の見込みをお聞かせください。

 

知事:

 現時点ではわかりません。

 

記者:

 12日に前原国土交通大臣が橋下大阪府知事と会われたときに、羽田空港をハブ空港化する方針を明らかにされました。これについて、どうお考えがお聞かせください。関西国際空港の一層の地位低下や関西経済への影響の懸念もあるようですがどのように受け止められていますでしょうか。 

 

知事:    

 羽田空港に滑走路を1本多く造ったらハブ空港になりうるかというと、物理的になり得ないでしょう。だから、大臣がおっしゃりたいのは、成田空港は国際線、羽田空港は国内線という従来からの役割分担に対して、役割分担の一定の見直しが考えられるということを端的な言葉でおっしゃったのではないかと受け取っています。ハブ空港化しようと思ったら滑走路1本拡張しただけでは足りません。そういう意味では、そのような意図を言われたのではないかと思っています。

 これから、関西3空港の役割分担をどうしていくかという議論が本格化していきます。羽田空港と成田空港との関係が見直しをされるということであれば、関西の3空港の取扱いをどうしていくかということについても、従来どおりの役割分担を維持していくのか、それとも伊丹(大阪国際)空港や神戸空港にも国際空港としての役割分担をさせていくのかというようなことにもつながっていくのではないかと受け止めました。

 それよりも、国際路線がどんどん撤退されてしまって、関西国際空港の国際拠点空港としての機能が非常に衰えていることが問題です。橋下知事が言われているリニアで都心と結んだからといって、需要のない、行っても国際線が十分飛んでいない空港は活用されません。ハブ機能の観点からいうと、現時点では関西国際空港の現能力を生かした国際的なハブ機能の強化が第一義的な課題ではないかと思っています。関西国際空港については、国内線の張り方が問題ではなくて、国際線の張り方が一番の問題です。どうして国際線の議論がもっと出てこないのか。関西国際空港からの国際線の確保をどうしていくかが今の課題だと思っています。

 

記者:

 今日の決算特別委員会で竹内委員から実質公債費比率の質問がありました。県債管理基金の積立不足が実質公債費比率に大きく影響しますが、兵庫県の場合、県債管理基金に現金プラス例えば美術品や土地、中でも土地開発公社が先行取得したような、いわゆる塩漬け土地と言われるものが入っているということです。本来、債務を返済していくべき基金なのに現金化しづらいものが入っているのは問題ではないかという指摘がありました。これについてどのようにお考えかお聞かせください。

 

知事:

 県債管理基金は将来の返済時に償還財源が拠出できればいいという基金です。必ず現金で持たなければならないということにはなっていません。基金の中で必要な場合には運用することができます。

 兵庫県の場合は、少し特別な事情があって、多目的で設置した基金を県債管理基金に集約しています。集約したときに美術品や土地というものも併せて受け継ぎました。それは県債管理基金に集約したときの結果だと理解いただきたいと思います。

 県債管理基金だから現金で持たないといけないということにはなっていません。現実に県債管理基金だって、堅実で適切な運用先があったら運用してもいいですので、それ自体が不適正な運用をしているということにはつながらないと思っています。

 

記者:

 先ほど、償還する際に拠出できれば結果として良いということですが、県立美術館で固定をして展示している彫刻なども含まれているようですが。

 

知事:

 現金がいっぱいあって、まだ余裕があります。全部、枯渇するときには対策をとります。架空の議論をしなくてもいいのではないでしょうか。いくらでも対応できますし、美術品は売れば高く売れるはずです。県が財産として買い戻そうとしたらもっとお金を払わなければなりません。どっちの方がいいのかという議論にもなりますので、県債管理基金の運用の長い将来の一つとして見ていただいたら良いのではないかと思います。

 

記者:

 拠出する際にそのように着地できればいいというふうな長い将来の話と言われていましたが、今日の話では、実際に財政健全化団体となるかの指標となる、健全化判断比率の計算をするときに影響が出るということでした。比率の数値が上下して、基準を超える可能性があるかどうかという意味で、他府県の算定と差が出て問題ではないかということでしたが。

 

知事:

 県債管理基金であるかぎりは、評価額がイコールになれば良いわけで、今で見れば一種の運用として持っているだけです。いざとなれば、いつでも現金化すればいいという話です。

 

記者:

 問題はないという感じですか。

 

知事:

 問題は感じていません。県債管理基金の適正管理をどう進めるかを留意しておけば良いということです。

 

記者:

 もう1点、神戸市長選についてです。第一声の時も現職の矢田さんの所に行かれましたが、知事は自民、公明、民主の支援を受けた中で、民主党が単独推薦している矢田さんのところに応援に行かれていて、それに対して自民党の県議の中からやりすぎだなどの反発の声をお聞きします。それについて何か説明されるとか、今後の応援の仕方など考えるところはありますでしょうか。

 

知事:

 民主党が応援しているから矢田さんを応援しているのではなくて、神戸市長の矢田さんを応援しています。今後も県としてきちんとした関係を続けたいという願いから行動しています。各党の支援の一環として動いていませんので、ご了解いただきたいと思います。

 

記者:

 それについて、直接苦情があったとか、何か苦情が来る前にご説明をされたということはありますでしょうか。

 

知事:

 ありません。そういうことがあり得る話ではないのではないでしょうか。民主党から頼まれて矢田さんを支援しているのであれば他の党から何だという議論があるかもしれませんが、頼まれてしていません。矢田陣営からは頼まれたかもしれませんが、そのことそれ自体に矢田さんを応援しているということです。そのことと各党の推薦とは関わりはないということと承知しています。

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