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更新日:2010年3月1日

知事定例記者会見(2010年3月1日(月))

【発表項目】
1 チリ地震被害に対する見舞金の贈呈
2 兵庫県の消費者行政のシンボルマークを作成
3 JR姫新線 輸送改善事業 開業記念式典および出発式の開催
4 兵庫陶芸美術館 特別展「没後50年 北大路魯山人展」の開催
5 「尼崎21世紀の森植樹祭」の開催 

知事会見内容

知事:

 項目の1番目は「チリ地震被害に対する見舞金の贈呈」についてです。

 大変大きな海溝型、プレート型の地震がチリで起こりました。チリの場合は、建築基準法等がきちんと制度化されています。しかも震源地が都心部から少し離れていたということもあり、大きな地震で大きな被害に遭い1人1人にとっては大変なことでありましたが、全体として死者の数は今のところ約700人と言われています。とはいうもののチリは大変大きな被害を受けていますので、兵庫県として見舞金をお届けし、そしてお見舞いの意思表示をお伝えするということにさせていただきました。

 今後の取り扱いですが、政府としてもJICAの関係者を先遣隊として派遣した上で、復興を重点的に検討していくという方向のようですので、私どももそれに協力をしていきたいと思っています。きっと日赤等は早めの対応をされるのではないかと思いますので、要請がありましたら人員の派遣等についても協力をしていきたいと考えています。

 今回は海溝型地震ということで、日本でも東南海・南海地震が地震の世界からすると本当に間近に迫ってきているわけですので、いつかのタイミングで人と防災未来センターを中心に調査団等も派遣する必要が出てくるのではないかと考えています。また、心のケアについて言えば、専門機関はこころのケアセンターですので、その専門性を生かすような機会も将来的にはあるのではないかと考えています。

 

 2番目は「兵庫県の消費者行政のシンボルマークを作成」についてです。

 消費者と事業者と行政が、暮らしの安全・安心という意味で支え合うというマークになっています。消費者はフクロウの「ふくタン」、事業者はコウノトリの「こうタン」、行政は「はばタン」というこの3者によって協力し合って頑張っていこうということで、「ひょうご消費生活三者会議」を中心に議論していただいてこのマークを作ったわけです。

 マークは3つあります。パターンAは3者で支え合っています。パターンBはもう少し行動的な状況を示しています。パターンCは支え合うというよりは、みんなで発信をしています。このような姿をパターン化していますので、ご活用いただきたいと思います。

 

 3番目は「JR姫新線 輸送改善事業 開業記念式典および出発式の開催」についてです。

 JR姫新線が改良工事をしていましたが、4年弱かかり本格開業することになりました。

 開業記念式典ですが、全体としては3月13日(土)の9時半にJR姫新線本竜野駅の駅東広場で実施いたします。ちょうど並行して整備をしていました本竜野駅舎の橋上化も完成しますので、式典終了後、引き続きその竣工式を開催します。

 出発式をJR姫路駅とJR上月駅で開催します。私もどちらかに出たかったのですが、開業記念式典が9時半からということで、そちらの方に出るために出発式はそれぞれ地元の市長さん、町長さんにより実施していただくことにしました。ご理解をいただきたいと思います。

 資料4ページの工事の概要をご覧ください。新型車両を19両導入しました。何度か乗りましたが、電車とほとんど変わりがありませんでした。電車との違いは初速です。初速は電車には負けますが、基本的には快適度やスピード感も電車と同じようにあります。それから、地上設備についても改良しました。1つはスピードアップさせるためにレールの厚みを増やすという意味でレール交換をしています。具体的には40kgを50kgにしたかと思いますが、厚みを増しました。それから、コンクリートまくらぎ化をしました。これらが代表的なものです。それから、安全側線を整備しました。余部と太市、本竜野、東觜崎駅です。単線ですので、いざというときに横にすれ違うように上りか下りの列車をサイドに走らせるような装置です。これを作っておきますと、待ち時間が短縮されます。私が子どもの頃は、タブレットというものがありまして、ホームでいつも駅員さんが持っていて、電車が通るたびに受けて、それを持たないと次のところに行けないというものです。それで正面衝突を防いだのです。今回はそういう意味で、安全側線で安全を確保するということです。それから、保安設備についても改良します。そのような意味で、事業効果は、姫路~上月間で10分、姫路~播磨新宮間で4分短縮されることになります。

 また、増便運行を試行します。昼間1時間に1本くらいしか走っているところを見ませんでしたから、基本的には2本走るということをベースに増便します。姫路~播磨新宮駅間の列車本数を1時間に1本を1時間に2本に、播磨新宮~上月駅間の列車本数を2時間に1本から1時間に1本にし、佐用駅・上月駅から姫路への直通列車をほぼ倍増させるというような努力をさせていただきます。これだけ姫新線の強化策を講じるので、旅客が増えないといけません。今までは整備促進期成同盟会でしたが、これを利用促進期成同盟会に衣替えして、ぜひより多くの方々に利用してもらうようにしようとすることで、沿線の皆さんに協力をお願いしていきます。特に、本竜野駅とか播磨新宮駅で、宍粟との関係を強化するパークアンドライドを進めていくことが重要なのではないかと考えているところです。

 

 4番目は「県立陶芸美術館 特別展『没後50年 北大路魯山人展』の開催」についてです。

 3月13日(土)から開催します。陶芸美術館としては、満を持した対応でありますし、北大路魯山人の活躍ぶりが一望できるということになりますので、ぜひお出かけいただきたいと思います。

 あわせて関連イベントとして、記念講演会やワークショップ、第4回兵陶美寄席、ギャラリートーク等も行いますので、ぜひお出かけいただきたいと思います。

 

 5番目は「『尼崎21世紀の森植樹祭』の開催」についてです。

 同じく3月13日(土)に尼崎スポ-ツの森南側で尼崎21世紀の森植樹祭実行委員会の主催により開催します。

 中央緑地で育苗中の2~3年生苗木2,500本について、参加者1名あたり5本を植樹していただきます。ウバメガシやアラカシ等常緑樹を中心に、エドヒガン、ヤブツバキ等の花の咲く木など17種類を植樹していただきます。

 このために苗木の里親、1年生苗木を2~3年自宅や企業等で育苗していただく方々で、現在は215名が登録していただいていますが、この募集も行いますし、この苗木そのものも苗木の里親の皆さんに育て上げていただいたところです。これから順次、このような植樹の祭を続けていこうと考えています。市民の手で作り上げる、市民の森にぜひ育て上げていきたいと考えています。

 

 私からは以上です。

質疑応答

記者:

 2点お聞きします。先週、関西経済同友会が関西国際空港株式会社を上下分離することによって再建しようという提言をまとめました。国に630億円の負担を求めるという内容でしたが、これをどのように受け止められましたかお聞かせ願います。また、この提言が今月の3空港懇談会にどのような影響を与えるとお考えでしょうか。3空港懇談会の取りまとめ自体が遅れるのではないかという声もあるようですが、どのようにお考えかお聞かせ願います。

 2点目は、以前に福井県の西川知事が9県で知事ネットワークを作ると発表をされました。井戸知事と西川知事は道州制について共通したお考えを持っているとお聞きしています。なぜ、井戸知事はこのネットワークに参加されていないのかということと、福井県とネットワークに入っている奈良県は関西広域連合に参加しないと言われていますが、この2県が関わる組織ができたことをどのように受け止められていますでしょうか。

 

知事:               

 空港の関係については、関西国際空港は、株式会社方式で多大な外部資金を投入して整備され、利用者の負担で償還するという構造が問題であり、着陸料を含めて、使用料が高くて、現に関西国際空港に乗り入れる路線が少ないということが一番の問題です。これに対して、関西経済同友会の提言は一つの軽減策の方向を出されたと思います。これを一石にして、基本的な部分の論議が深まっていくことを期待したいと思っています。提言されている構造がいいかどうかは、これから議論していく必要があると思いますが、本丸に手をつけようという動きは評価すべきではないかと思っています。

 3空港懇談会の取りまとめが遅れるかもしれないということについては、どうなるかはよくわかりませんが、幹事会でも需要予測の議論だけしても意味がありません。3空港問題の抜本対策は関西国際空港問題を片づけないといけないので、そういう方向性が出てくるのかどうかです。抜本対策の議論が深まるかどうかに掛かっているのではないかと考えています。

 知事ネットワークについては、一緒になっている県を考えてみると大都市を抱えていないところです。大都市があるところは呼び掛けられていないのではないかと思います。西川知事と私の関係では、相談があってしかるべきですが、相談をダイレクトに受けていませんので、大都市の問題とは異なる視点から地域振興を考えていこうじゃないかというスタンスなのではないかと理解しています。京都府も入っていないですね。ところが、兵庫県の場合は、大都市もありますが、農山漁村もある日本の縮図のような所ですので、オブザーバーでも呼びかけがあってもおかしくなかったのではないかという気がしないわけではありません。活動ぶりをお伺いしながら、今後のスタンスを定めていきたいと思っています。いずれにしても、今、日本列島の中でも地域格差をどのように是正していくか、東京一極集中という大きな課題プラスそれぞれの地域での地域格差をどのように是正していくかが課題です。その課題に対する一つの対応としての動きなのではないかと考えています。期待をしたいと思います。エールは送らせていただきます。

 

記者:

 27日にチリで発生した地震の関係で、気象庁から津波の警報が出されて、県でも災害警戒本部が設置されました。本日になって、気象庁から予測が過大であって警報、注意報が長引いたことをお詫びしたいというような釈明があったようです。兵庫県ではたいした被害もなくて、自主避難をされた方がわずかにいたという程度でした。今後の津波に関する情報発信のあり方や対応などについて、どのようなお考えかお聞かせ願います。

 

知事:               

 災害の時の事前情報の精度の問題は非常に難しいです。過大だと社会生活に大きな影響を与えてしまいます。事後的に見るとどうしてそのような事前情報を流したのかという責任を問われますし、過小だともっと問題になります。災害の際には、ある程度の幅は容認しておかないと災害の事前情報になりません。ぎりぎりの段階で準備をしろといわれても準備ができません。気象庁はどのようなスタンスで反省をされたか承知していませんが、ある程度の災害情報、特に事前情報についての幅を社会が受け容れる風土を作っていかないと完全な予知はできません。完全な予知に対する期待だけが高まって、いざというときに備えられないということにならないような社会風土、減災社会を作っていくことが大切だと思っています。

 昨日、ひょうご防災ネットで情報の誤りをしています。津波到達予想時刻と津波の高さのメール配信で、瀬戸内海沿岸で28日16時00分を30日13時30分という誤情報を配信してしまいました。単純なミスですが、これでもかなり事前だったので、7分後に訂正して混乱がなかったのではないかと思います。これに対してはお詫びを申し上げます。結果として、事前であるから慎重に行動できることになったということだろうと思っています。

 過大かどうかを恐れると事前情報が遅くなってしまいます。今の持っている予測技術を駆使して出てきた結果については、的確に社会に発信していくことを基本としながら、どのように考えていくかが大切なのではないかと思います。東海地震対策でも警戒宣言が出ることになっています。それの精度をどうするかということがありますが、特に東海道が麻痺してしまうので、大混乱だろうと思います。それを恐れていたら本当に不意打ちで事故、災害が起こった時にどうするのか考えたら、ある程度の誤差は認めることに寛容である減災社会を作っていかなければいけないと思っています。

 

記者:

 先ほど、関西経済同友会の提言について、姿勢は評価できるという趣旨の発言だったと思いますが、提言の内容についてはどのように評価されていますでしょうか。それとも評価する価値もないと思われているのでしょうか。

 

知事:

 きちんと国が責任をとる仕掛けを作るべきだと思っています。1兆1000億円の有利子負債本体に関わるような対策を出してくる必要があるのではないかと思います。利子補給では本体が全然減りません。それは対策ではありません。会社に負担をかけている基本債務をどのように取り扱うかということが基本問題だということを強調させていただきたいと思っています。

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