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更新日:2010年3月16日

知事定例記者会見(2010年3月16日(火))

【発表項目】
 1 兵庫県立美術館長の交代
 2 兵庫県立芸術文化センター LINE UP 2010
 3 台風第9号災害に係る激甚災害対象区域の追加指定等
 4 淡路花博2010「花みどりフェア」の開幕

知事会見内容

知事:

 項目の1番目は「兵庫県立美術館長の交代」についてです。

 中原佑介館長は、平成18年4月に就任以来、4年を経過されます。2期の任期が満了するため、3月末をもって退任されることになりました。その後の新館長には、蓑豊さんにお願いすることにしています。

 ご承知のように、蓑さんはシカゴ美術館で活躍された後、大阪市立美術館長、金沢21世紀美術館長を歴任し、街と協力した賑わいのある美術館運営を進めるなど、注目を集めておられる方です。現在はサザビーズ北米本社副会長を務めておられますが、この度、中原館長の後に就任いただくことになりました。

 今年度は、開館年の平成14年以来となる入館者100万人を達成しており、中原館長には有終の美を飾っていただいたということです。

 蓑さんの略歴は資料の裏面に付けておりますのでご参照ください。

 蓑さんが大阪市立美術館長のとき、私が副知事の時から親交があるということです。

 

 2番目は「兵庫県立芸術文化センター LINE UP 2010」についてです。

 重点項目としては、開館5周年を迎えますので、5周年記念事業として、いくつかの目玉事業を展開することにしています。

 まずは、佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2010「キャンディード」です。平成22年度は、佐渡芸術監督が薫陶を受けた恩師レナード・バーンスタイン没後20年に当たることを記念して「キャンディード」を上演するということです。5周年にふさわしいオペラになると思います。兵庫公演は7月24日(土)から8月1日(日)までの7公演。東京公演は8月6日(金)から8日(日)の3公演でBunkamuraのオーチャードホールで開催します。管弦楽は兵庫芸術文化センター管弦楽団です。

 それから、10月2日(土)、3日(日)に開館5周年ガラ・コンサートを実施します。これは芸術文化センターKOBELCO大ホールで行います。

 それから、年末はジルヴェスター・コンサートを例年のように行います。

 それから、小澤征爾さん指揮のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が11月6日(土)に、英国ロイヤル・バレエ団の「ロミオとジュリエット」が7月3日(土)にそれぞれ開催されます。併せて、内田光子とクリーブランド管弦楽団等も用意をしています。

 そして、従来から実施しています世界音楽図鑑や古楽の愉しみ、ワンコインコンサート、プロムナードコンサート、HYOGOクリスマス・ジャズ・フェスティバル等、5周年にふさわしい事業も展開することにしています。

 ぜひ、奮ってお楽しみいただきたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。

 

 3番目は「台風第9号災害に係る激甚災害対象区域の追加指定等」についてです。

 適用措置及び対象区域ですが、公共土木施設等について、佐用町全域と宍粟市の旧一宮町及び旧千種町が入りました。また、農林水産業共同利用施設に朝来市が追加されました。それから、小災害債について、単独事業ですが、そのかさ上げが適用される地域に公共土木施設等と同様に拡大されたということです。

 それから、農地と小災害債について、香美町が新たに指定を受けています。

 

 4番目は「淡路花博2010『花みどりフェア』の開幕」についてです。

 3月20日(土)に淡路島国営明石海峡公園東浦口ゲート前広場でオープニングセレモニーを行います。

 三番叟祝い唄や「ふるさと兵庫」「だいすき淡路島」の合唱等を中心に式典を行います。

 それに先立ち、18日(木)には淡路花博2010「花みどりフェア」内覧会を実施しますし、大鳴門橋開通25周年記念プレイベントを、「花みどりフェア」の開会式と時間が重複するため時間が早いのですが、本州四国連絡道路淡路サービスエリアの下り線で、淡路・徳島交流連携推進協議会の主催で実施することとしています。

 

 私からは以上です。

質疑応答

記者:

 2点お伺いします。関経連の下妻会長が昨日の記者会見で、伊丹空港の存廃を巡って、大阪府と対立していることについて、「時空を超えた論議だ」とおっしゃったと伝えられています。一部の報道では、「今、議論すべきではない」というふうに発言したというものもあります。次の3空港懇談会は月内に開けないという見通しも語ったようですが、知事のご所見をお聞かせください。

 もう1点、航空行政に関わることですが、先日県議会の予算特別委員会で但馬空港の羽田便就航について、全日空にも就航を打診しているとの答弁があったとお聞きしていますが、本件についての知事の考え方と見通しをお聞かせください。

 

知事:               

 時空を超えた議論を展開されているのは大阪府知事であって、私は時空を超えた理論を展開しているつもりは全くありません。しかも、その前提がリニアという、まだ整備の計画も何も決まっていないような得体の知れない構想を前提に議論をされているわけですから、そういう意見はとてもくみすることができないということを強く主張させていただいているものです。いずれにしても今後の関西の発展、日本の発展ということを考えたら、3つの空港をいかに活用して世界に打って出るかということが肝要です。再三言っていますように、それを阻害しているのは何かというと、関西国際空港の構造問題、つまり多額の有利子負債を抱えさせたままで対策を講じようとしていないというところに抜本的な問題があるわけですから、その解決を図らない限り、この問題は前には行かないということだと強調させていただきます。

 2番目の羽田空港と但馬空港との直接乗り入れの件ですが、羽田空港の拡張に伴って、コミューター枠を実験的に1枠確保しようという方向で検討されていますので、そのコミューター枠をぜひ活用して、但馬空港と羽田空港とを直接結びたいということで、検討を進めている、運動も進めているということです。現実にANAにも対応力があるので、ANAにもお願いなり接触を重ねているということです。

 見通しはと言われても、今の段階ではお願いや協議を重ねているという状況にとどまっていますが、ぜひ協力を得て実現をしたいと願っています。

 

記者:

 同じく空港問題で恐縮です。前回の3空港懇談会の幹事会の席で、兵庫県から一定の需要予測の数字が出されて、その数字について関経連や他の出席団体から非常に需要が緩い数字であるといったような声が結構出ていたという話を聞いたのですが、そういった数字について、知事はどのように考えていらっしゃるかお聞かせください。

 

知事:               

 需要予測をどうするかというのが、何度も言っていますように、前提をどういうふうに置くかで決まるものですから、前提の議論をきちっとしようという意味も込めて、こんな予測だってできるぞということを示したということです。

 今、議論されている問題点がいくつかあって、1つは関空のハブ化をどう進めていくか、これは抜本問題と絡むわけですが、例えば趨勢値に任せて関空の国際旅客機が増えるんだというのではなくて、仁川と同じぐらいの着陸料にしたらどう関西空港のハブ化が進展し、関西空港が国際空港として確立していくのかというような条件を加味する必要がありますし、それから、羽田空港がハブ化した時に伊丹空港の役割とか機能というのを加味する必要がありますし、関西空港がハブ化したら、国内線と国際線の乗り継ぎの観点で神戸空港とか伊丹空港をどのように評価していくのかということがあります。それから、先ほどもありましたようにリニアなんていう今の時点で全く架空の存在感もないような話を、なぜ前提に需要予測しなければいけないのかというような点もあります。そのような意味で需要予測の前提条件をもっとクリアにきちっと置いた上で需要予測しないといけないと思います。

 需要予測は一元管理をする場合に、例えば、関西空港と伊丹空港と神戸空港の役割分担をこういう風にした時はどうなのか、こういう風にした時はどうなるのか、という最適化を求めるために需要予測をするのであって、関西空港を最大限に活用するために需要予測するという話でしたら全くナンセンスな議論です。ですから、私どもは3空港の一元管理を前提とした最適利用をどうしていったらいいのかという意味での検討をすべきだと、その時に需要予測を活用すべきだという意見をこれからも強く主張していきます。

 

記者:

 民主党に政権交代してから半年を迎えました。地域主権、経済雇用、公共事業の3つの観点から、民主党政権の運営に対する評価をお聞かせ願います。

 

知事:               

 地域主権の旗印の下に、地域主権戦略大綱は今夏までに作ることになっていますので、その大綱の内容が明らかにならないと評価しにくいです。今回の地方財政対策で、実質的に5,000億円を積み増ししていただきました。このように地域主権に対する積極姿勢は見受けられると考えています。また、国の出先機関を原則的に廃止するという方向付けも発言として出てきていますので、期待していきたいと考えています。また、国と地方との協議の場の法案も策定されて、国会に提出されたこともありますので、地域主権の推進については、期待していきたいと考えています。

 公共事業については、全体としても約2割減ということですし、経済雇用問題にも関係しますが、今、求められている経済対策はデフレギャップ対策です。つまり、有効需要をどう増やすかという対策です。そのような意味からすると、セーフティネットをできるだけ張ろうという雇用を守る対策はいろいろ打ち出されていますが、現実に雇用を作り出すためには仕事、働く場を作っていかなければいけないという意味からも、投資の促進、投資の規模を確保していくというデフレ対策があまりにも配慮されていないと考えています。経済についても、そういう延長で考えると経済対策が無くて、労働対策でいこうとされているようです。労働は政府として下支えしかできません。民間の景気を良くしていく方向でのシナリオづくりをきちんとやってもらわないと困ると考えています。

 

記者:

 県立美術館の館長の交代について、先ほど新館長とは長年親交があるということですが、どういう方で、どういう経緯で就任されるかということと、どのような点を期待されているかお聞かせ願います。

 

知事:               

 蓑さんは非常にアカデミックな美術館長像ではなくて、開放的で子どもからお年寄りまで非常に幅広い観客層を対象にして、街の集客施設としての美術館運営を今までもやってこられたし、これからも期待できるのではないかと思っています。人柄は朗らかで、明るいので自らも美術館の運営の先頭に立って、いろいろな分野に興味を示して、その興味をベースに活動の範囲を広げてくれるのではないか、つまり、美術館の枠にとらわれない美術館を期待していています。

 

記者:

 今年の6月に改正貸金業法が完全施行されて、例えば専業主婦が借りづらくなるとか、年収の3分の1以上は借りられないという状態が起こりそうです。完全施行を前に、相談体制の拡充や新しい取り組みの予定があればお聞かせ願います。

 

知事:               

 今の段階で、特別に対策を講ずる準備をしていません。消費者行政の体制整備は県も市町も一緒になってやっていますので、心配されているような事柄があれば、消費者相談の一環として相談いただくということが基本ではないかと思っています。

 

 

 一つ付け加えさせもらえば、朝鮮学校への助成金の有無が取り沙汰されていますが、本県は基本的に外国人学校について、助成措置を継続して行っています。併せて、今年度も若干、単価の見直しをしています。今回の公立高校の授業料無償化に関連して、私立学校に対する国の措置は検討中です。国がどうされるかによって県単独の上乗せ措置をどうするか検討しなくてはならないと思いますが、基本的には他の外国人学校と差を設ける必然性はないと思います。例えば、拉致問題の解決ということと引き替えにするような事柄ではないと思っています。

 

記者:

 花みどりフェアが20日に開幕します。主催者の一人として思いをお話し願います。

 

知事:

 2000年の淡路花博ジャパンフローラ2000では700万人の方々にお出でいただきました。10年経って、淡路島の環境立島、公園島淡路も明石海峡大橋と大鳴門橋のおかげもあって、離島という感じが無くなっています。そのような状況をバックに、今回は閉鎖型のイベントではなくて、開放型でメイン会場は国営公園と夢舞台ですが、12のサテライト会場を用意して、淡路島全体を味わっていただきたい、知っていただきたいということが、今回の大きなテーマです。是非、淡路島を訪ねていただきたいと呼び掛けたいと思います。

 

記者:

 先ほどお話しされたことの確認ですが、朝鮮学校を対象外にすべきでないというお考えでよろしいでしょうか。

 

知事:

 そうです。

 

記者:

 先ほど、民主党政権の経済対策について辛口な評価がありましたが、デフレ対策に限って点数を付けるとすれば、限りなく0点というご感想でしょうか。

 

知事:

 0点ということではないです。公共事業でも約8割は措置していますので、合格点かどうかというところではないでしょうか。

 

記者:

 合格点には達していないということでしょうか。

 

知事:

 達しているかいないかというような、すれすれのところじゃないでしょうか。

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