ホーム > 県政情報・統計(県政情報) > 知事のページ > 知事定例記者会見(平成22年) > 知事定例記者会見(2010年9月27日(月))

ここから本文です。

知事のページ

更新日:2010年9月27日

知事定例記者会見(2010年9月27日(月))

【発表項目】
1 「野生動物の出没に関する警報」の発令
2 個人住民税特別徴収未実施事業所への県・市町合同訪問
3 第9回ヨーロピアンジオパーク会議への参加
4 尼崎運河博覧会の開催
5 近日中に始まる県立施設における芸術文化事業

動画(録画配信)

・会見中の知事及び記者の発言内容は、議事録でご確認ください。

知事会見内容

知事:

 項目の1番目は「『野生動物の出没に関する警報』の発令」についてです。

 今年はドングリやブナの実の凶作年です。何年か毎に凶作年がありますが、最近は凶作はなく、この前の凶作は2006年でした。2010年はコナラやミズナラも凶作です。ですからイノシシは山本通の私の公舎でも前はよく見かけたのですが、ここ4、5年は出てきていないという実情でしたが、今年はもう見かけるという状況です。それはなぜかというと山にエサがない、ドングリとかブナの実などが少ないことが現象として現れているのではないかと思います。そのような事もあるので、野生動物の人里への出没が増えざるを得ませんので、生ゴミ等の放置やエサやりを禁止するなど、野生動物の出没に関する警報を発したいと思います。注意喚起を促す項目は、人慣れを誘発するエサやりの禁止、また生ゴミの屋外保管や収穫残の農作物の放置などにも注意していただきたいと考えています。またクマで事故がありましたが、クマへの対応としては、音の出るものの携行と、カキの実などは好物なのでできるだけ早めに収穫して欲しいということを考えています。イノシシについては里山と里との間を出来るだけバッファーゾーンにしていくことが有効です。サルは追い払いを行っていくしかありません。そのような意味で野生動物に対する注意喚起をします。2ページ目に資料をとりまとめています。県民の皆さんにも注意を促したいと考えています。私も知りませんでしたが、サル対策3原則というのがあるそうです。人間に不要な作物をなくす。収穫後の作物はかくす。サルを見かけたら追い払う。というのがサル対策3原則だそうです。色々な原則があるのかもしれませんが、是非徹底を図っていただきたいと考えています。

 

 項目の2番目は「個人住民税特別徴収未実施事業所への県・市町合同訪問」についてです。

 個人住民税特別徴収未実施事業所に県・市町で合同訪問して、特別徴収に切り替えて欲しいとお願いしようと考えています。個人住民税については371億円の滞納額が生じています。その場合、我々のようなサラリーマンだと普通は雇用者が特別徴収して、雇用者から税金を払い込んでいただくという仕掛けをしている訳ですが、表を見ていただくと実施率は平成21年度で75%位という状況に留まっています。特別徴収の場合はほぼ100%徴収に結びつくので、この特別徴収の実施率を上げるキャンペーンを進めていこうとするものです。このような時代だからこそ、確定している税の支払いを促すことによって、歳入の確保を図らせていただこうとするものです。

 

 項目の3番目は「第9回ヨーロピアンジオパーク会議への参加」についてです。

 第9回ヨーロピアンジオパーク会議が、10月1日から5日まで、ギリシャのレスヴォス島で開催されます。山陰海岸ジオパーク推進協議会会長の中貝豊岡市長と学術部会長の大阪市立大学の三田村先生、但馬県民局の担当でジオパーク推進協議会事務局長の濵西君、コウノトリの郷公園研究員の松原君の4人でギリシャに出かけていただいて、是非最終審査の合格を勝ち取って欲しいと考えています。加盟後には山陰海岸ジオパーク世界加盟認定記念の国際会議を開催する準備を進めたいと考えています。その際には是非、現地調査をしてくれた2人においでいただくというのも一つのアイデアとして浮かんでいるところです。

 

 項目の4番目は「尼崎運河博覧会の開催」についてです。

 10月9日に尼崎運河を活用して実行委員会の主催で運河の博覧会を開催します。資料にあるように運河クルージングやオープンカフェ、手こぎ船によるEボード、アカペラライブ、県立尼崎高校の高校生による県尼ウンガ☆ウンガという吹奏楽演奏、子ども達の遊びコーナー、レンタサイクルなどを実施しますので、是非おいでいただきたいと思います。

 

 項目の5番目は「近日中に始まる県立施設における芸術文化事業」についてです。

 芸術文化センターでは開館5周年記念ガラ・コンサートを、10月2日と3日の2日間にかけて行います。「その他」に書いているように、公演入場者数が5年で250万人達成することになるので、その事もかねて記念セレモニーを行います。

 陶芸美術館では、日本磁器ヨーロッパ輸出350周年を記念して、「パリに咲いた古伊万里の華」という展覧会を実施します。古伊万里を収集した碓井さんのUSUI COLLECTIONの中から選りすぐりの品165点を紹介するものです。

 考古博物館では茶すり山古墳の出土品を展示して、ヤマト政権との深い結びつきのあった但馬の王の実像にせまります。

 また、歴史博物館では「フィギュアの系譜-土偶から海洋堂まで-」と題して「ひとがた」に始まる人形文化の紹介をします。

 それから、美術館では10月21日から「ザ・コレクション・ヴィンタートゥール」を行います。これはスイスの個人が収集した美術作品ですが、ヨーロッパモダンの秀作群としてヴィンタートゥールという美術館の作品が21日から紹介されることになっています。チラシはゴッホの絵ですが、カンディンスキーとかルノアール、ルソーなど近代絵画の巨匠達の作品群が集まります。これもお楽しみにしてください。

 

 それから、今日のニュースで、新潟県で収穫されたコシヒカリについて、量は昨年と同様だが品質が悪いと言うことを報じていました。例年は1等米が7~8割なのに今年は16%ぐらいだということでした。本県は新潟よりも収穫時期が大分遅いので、まだ詳細は分かっていません。ただ、この今年の夏の暑さのせいだろうと思いますが、サンプリング調査の状況では例年に比べてあまり良くない、品質的には良くないという状況を中間報告します。詳細が分かればすぐに発表したいと思います。

 

 私からは以上です。

質疑応答

記者:

 先日の会見でも出ましたが、尖閣諸島の問題で県内の事業にも多少なりとも影響が出ているようです。先日、身柄を拘束された船長が釈放されました。賛否両論あるようですが、その評価と今後県内の事業等へさらに影響が出そうかお聞かせ願います。

 

知事:

 非常に残念な事件が起きてしまいました。前回の2004年の時は強制送還しました。今回は刑事手続きに移行しようとしましたが、一定の拘束の後、一種の強制送還をされたということになりました。このやりとりの是非についてコメントする立場ではありませんのでコメントしませんが、外交的にも日本の主張とかけ離れた立場で中国が主張されている課題であっただけにもう少し慎重な、違ったシナリオづくりができたのではないかという思いがしないわけではありません。このことが結果として、日中間の草の根交流にまで影響が出てきています。これも是非を問わないといけないでしょうが、現実に草の根交流にまで影響が出てきています。いつも広東省が主催される国際旅游文化節に兵庫県は代表団を送っていましたが、今回は混乱が生ずるかもしれないので安全を保障することができないということもあって、派遣を見合わせるような要請を受けて、それを受け入れざるを得ませんでした。近いうちに予定しているのが、1カ月ちょっと先の11月の初めに私が出かけていって、広東省・広州で旅行会社を集めた兵庫観光プロモーションを行おうとしています。香港でも行うことにしていますが、これが実施ができるか、まだ閣僚級交流が解除されていませんので、地方自治体の首長、知事はその扱いということですので、それが解除されないと広東省政府としても理由付けができない可能性があります。それが当面する本県の課題です。国境、外交、資源の開発の問題は日本と中国との国益上の大きな課題ではありますが、その課題のためにGDPが世界で2、3位を占めている巨大な世界的存在の両国が草の根レベルの交流を行えなくなるということは大変残念な結果をもたらしかねないということを懸念しています。だからこそ国同士ではない草の根レベルでの交流にあたっては、もっと柔軟な対応ができないものか期待しています。

 

記者:

 今日、41市町の決算の速報値の資料が配られました。香美町が早期健全化団体から脱却したとか、三木市の病院事業もそこから抜けましたということが数字として読み取れます。知事としてはどのように受けとめられるかということと、これから41市町の中でも財政運営について、こういうところに気をつけるべきという部分の所見があればお聞かせ願います。

 

知事:

 香美町については、前の藤原町長時代から財政健全化を目指したいろいろな努力を積み重ねてこられた成果が現れたということだと思います。三木市の病院についても抜本対策の方向付けを踏まえた上で計画的な対応を積み重ねておられるこということだと思います。全体を通して言うと、基金をたくさん持たれている市町と余り持っていない市町が二極化しています。今後の厳しい財政状況を見込んだときに基金をもっていない市町については、計画的な財政運営を行っていく必要があるのではないかと現時点では思っています。指導を必ずしないといけない状況ではありませんが一般論としてそう思います。もう一つは、財政運営上、規模に比べて財政余剰を出されている市もあります。財政余剰を出すならば、基金を積むとか他の分野の支出等で市民のニーズに応ずるというような工夫も必要なのではないかと若干うらやましく見ました。本県の場合はいつもぎりぎりですので、本県は行革プランに従って、その枠の中できちんとした運営を今後もしていきたいと願っています。

Adobe Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

お問い合わせ

部署名:企画県民部知事室広報課
電話:078-362-3020