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更新日:2010年11月8日

知事定例記者会見(2010年11月8日(月))

【発表項目】
1 平成22年度ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰の実施
2 ひょうご森のまつり2010の開催 
3 平成22年度コウノトリ翔る但馬まるごと感動市の開催 
4 兵庫県公館開館25周年記念事業 明治の香り漂う迎賓館「兵庫県公館」特別公開・収蔵品展の開催

動画(録画配信)

・会見中の知事及び記者の発言内容は、議事録でご確認ください。

知事会見内容

知事:

 予定より少し遅れました。すみません。

 今まで、日本赤十字社兵庫県支部の120周年記念式典を秋篠宮妃殿下ご臨席のもと開催していて、妃殿下をお見送りして駆けつけた次第です。お許しください。

 今日は定例記者会見ですが政策会議の日ではないので、お手元に用意している資料を説明した後、ご質問等で補いたいと思います。

 

 項目の1番目は「平成22年度ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰の実施」についてです。

 仕事と生活の両立を目指すひょうご仕事と生活センターが、多様な働き方などについて、各企業が先導的に取り組まれている活動を表彰します。応募のあった企業の中から被表彰企業として次の11社を決定しました。

 関西スーパーマーケットでは変形労働時間制を導入しています。また、育児短時間勤務制度などを実施しています。

 ケイテックでは、あいさつプロジェクトや育児のための特別勤務期間の設定を行っています。

 神戸デジタル・ラボでは男性の育児休業の取得促進を行っていますし、年休を積み立てる有給プール制度という面白い制度を実施しています。

 コープこうべでは育児に関する費用を補助したり、育児休業或いは育児短時間勤務制度を拡充しています。また、育児休職者に対してウェブサービスを導入しています。

 コベルコシステムでは女性社員の自主組織によるワークライフバランス推進の取組や社員の満足度調査などをしています。

 医療法人社団豊繁会近藤病院ではコミュニケーションの活性化や院内保育所の設置・病児保育に取り組んでいます。

 山陽特殊製鋼では、鉄鋼業界は3交代現場が普通ですが、女性がその3交代のメンバーに入るとことで活性化を図っています。それに伴う女性休憩室などの整備を行っています。また、育児・介護に関わる制度を拡充しています。

 住友電気工業では事業所内託児所を作っていますし、「スイッチ運動」としてメリハリのある働き方を推進しています。

 富士通テンでは家族に職場を理解してもらう「子ども参観日」制度や男性の育休取得などを促進しています。また、院内保育所ではありませんが、外部の保育所と連携して保育機能を充実しています。

 P&Gでは在宅勤務制度を拡充するとともにフレックスタイム制度を導入しています。

 明倫会宮地病院では院内保育所を作ったり、職員の満足度を上げるための努力をしています。

 表彰は11月17日に実施する予定です。

 

 項目の2番目は「ひょうご森のまつり2010の開催」についてです。

 今月13日、14日に但馬まるごと感動市と同時開催します。開催場所は但馬ドーム周辺です。式典と、行事・イベントで「考える・学ぶ」と「やってみる・体験してみる」として、盛りだくさんの事業を展開します。主な事業の概要はお手元の資料のとおりです。

 

 項目の3番目は「平成22年度コウノトリ翔る但馬まるごと感動市の開催」についてです。

 これも但馬ドーム周辺で行います。ステージイベントとしては各市町競演の「市町の時」を始めとして、「ザ・コンカツinたじま」という100人規模の婚活イベントや“永田萌の世界”の実演などを住民自らの手で実施していただきます。その他、盛りだくさんの地域イベントを行いますが、あわせて認定を受けた山陰海岸ジオパークフェスティバルも同時開催します。従来からの但馬ならではの魅力の実感、但馬の食の魅力の堪能など、大きなテーマで実施します。

 

 項目の4番目は「兵庫県公館開館25周年記念事業 明治の香り漂う迎賓館『兵庫県公館』特別公開・収蔵品展の開催」についてです。

 兵庫県の公館が迎賓館と県政資料館からなる現在の姿で開館して25周年を迎えます。この25周年を記念して明治の香り漂う迎賓館『兵庫県公館』特別公開・収蔵品展を開催します。公館にはかなり色々な収蔵品がありますが、これらを一堂に会して展示して、公館を味わってもらうとともに公館の収蔵品を見ていただこうとするものです。レールミットの「羊飼いの女と羊のいる風景」や小磯さんの「KOBE, THE AMERICAN HARBOUR」、東山魁夷さんの「フィヨルド」、書では黒田さんの「春夏秋冬」、彫刻では新宮晋さんの「時の木II」、陶芸では永澤先生、工芸では淡路人形など、公館の収蔵品を一同に展示します。11月12日にオープニングセレモニーをします。その後、解説案内も行う予定なのでお楽しみいただきたいと思います。5ページ以降に公館の著名な作品群を挙げています。

 

 私からは以上です。

 

質疑応答

記者:

 国で問題になっている環太平洋戦略的経済連携協定、いわゆるTPPの関係ですが、今、国で前向きな議論が進んでいるところです。北海道などの一部の農業県から反対が起こっているようです。ご意見をお聞かせ願います。

 

知事:

 TPPのような包括的な国際的貿易環境の整備をしていくことは、国際的なグローバル時代、地球時代の中でその方向を拒否するのはいかがだろうと思います。ただ、農林水産物を中心に日本国内の産業に大きな影響を及ぼすような試算や意見もあります。特に、米や肉用牛などの農業生産物を中心に大きな影響を及ぼすことがあります。TPPによって、大きな影響が考えられるところに対する適切な対策を同時に講ぜられることが不可欠です。このことを前提にしてTPPへの対応をしっかりと行っていく必要があると思います。つまり、対応がきちんとできない状況の中で踏み切るようなことをすると日本の農業に対して危機的な状況を現出するかもしれませんので、そうではなくて、きちんとした対応がとれる、それによって日本の農業も守りながら、世界経済全体の動きも日本として積極的に対応していくことが必要ではないかと考えています。

 

記者:

 先週金曜日に発表された会計検査院の検査についてお聞きします。平成20年度から全国の自治体、政令市を対象にした経理の検査がありました。この中で最初にこうした不適正な経理が指摘された平成20年度の検査において、知事は以前に兵庫県においてはないと思うと言われていました。結果として、国庫補助で1億8000万円、県単を加えて2億円を超える不適正な経理が見つかったことについて、2年間経って見つかったことに対してどうお考えかお聞かせ願います。

 

知事:

 兵庫県でこのような経理が行われているとは全くの予想外でした。しかし、現実に県の組織だけの調査ではなくて、業者の協力を得て突き合わせをした結果が先週金曜日に発表したような結果として国庫補助事業は自主調査分を含めると1億8000万円くらいの不適正経理が指摘されました。率直にお詫びを申し上げないといけないと思っています。ただ、その中でショックを受けたのは預け金です。あるいは、差替えです。預け金や差替えは、預け金は支出負担行為の際に、内容が何も決まっていないにもかかわらず、お金を預けてしまう、そして後で精算をするというものです。差替えは支出負担行為をしておいて、中身を変えることです。経理処理の仕方としては大変遺憾な処理がまだ行われていたので、大変、県民の皆さんにご心配をいただいたということで申し訳ないと思っています。いずれにしても、国庫補助事業の事務費負担は平成22年度からありません。今後は全ての事務費は県単独になります。県単独の執行としても5000万円程度が判明していますので、このようなことがないように、きちんとした再発防止対策を講じたいと考えています。今も申し上げたように、特に、預け金や差替えというような行為が二度と起こらないように対処していきたいと考えています。実際、現物として公務に必要な物品が経理手続き上はこのような手続きが取られていましたが、現実に必要な物品が購入されていたということは補助事業についても単独事業についても確認しています。その点は県民の皆さんに不適切な経理ではありましたが、不適切な支出はしていないという意味でご理解いただきたいと思います。

 

記者:

 必要なものを購入していたとしても、1億数千万円という額が国庫補助事業の国に対して返還、加算金を加えられたものを返還しないといけなくなってくるものと見られます。これを県民に対してどのように説明して、どう理解を得るのか、財政難の中で1億数千万円の負担しなくて良いものが新たに負担することが必要になったことについて、県民にどう説明してどう理解を得るのかお聞かせ願います。

 

知事:

 事業費ベースで、国庫補助事業部分の会計検査分で約1億1,000万円、自主調査分で約7000万円、ですから約1億8000万円が事業費ベースで不適正経理に係る分だとなりました。その2分の1の約8800万円が返還対象ということに必要であればなります。そういう請求を受ける可能性があると考えています。従って、結果として6年間の事業分ですが、多額の不適正経理が行われてしまっていた、不適正経理が行われていたことについては、率直にお詫びを申し上げないといけないと先ほども申し上げたとおりです。そのような不適正経理が行われた原因は何かということを突き詰めて、二度と起こさないようにしていく必要があります。本県も予算消化意識が強くあったのだろうか、あるいは経理手続きを適正に行おうとすると煩雑になるから簡便な方法をしたいという実務的な誘惑に負けたのか、いろいろな要因が考えられますが二度とこのようなことを起こさないようにしていきたいと考えています。併せて、繰越などの制度の活用が必要であれば前もって一定の枠を確保して繰越手続きを工事費でなくても一般ソフト事業についてもとっておくことも必要ではないかと思います。そのような意味で、これを機に再発防止策をきちんと取らせていただくことが県民の皆さんに対する責任でもあると考えています。

 

記者:

 先日の企画県民部の説明で関連した職員の処分、その結果生じた加算金について、いわゆる預けなどの手法で生じてしまった加算金のおよそ1000万円については職員からの返還を求める方針が説明されましたが、知事ご自身の責任についてはどうお考えでしょうか。

 

知事:

 返還することの必要性についても議論をしないといけません。不適正な経理はしましたが、適正な支出を行っていることは会計検査院にも認めていただいています。補助事業の目的に添う形で物品等を購入されているとすると、あえてそれまで返すのかという議論があってしかるべきですが、今まで会計検査を受けた各都道府県はすべて指摘を受けて返還を命ぜられているようです。兵庫県だけがおかしいと言っても貫けないと思っています。不適正な支出をしているわけではありませんので、そのような意味で、職員の不適正な経理をしたという責任はとらなければいけないと思いますが、不適正な経理をせざるを得なかったという状況を勘案したうえで処分等については考えたいと思っています。そのような意味で検討しています。その際にどのような職員に対して処分を行うのが望ましいのか、適切なのかを見極めて、私についても判断したいと思っています。

 

記者:

 知事ご自身の処分についてもこれから検討されるという意味合いでとって良いでしょうか。

 

知事:

 再発防止策やその他の対応等を見極めた上で検討すべきものだと思っています。単に処分すればいいという問題ではないと考えています。

 

記者:

 先週金曜日に雪印の伊丹チーズ工場が閉鎖ということが発表されました。阪神間の歴史のある大手企業撤退のニュースが相次いでいます。引き留め策を検討するということですが、改めて、県内に止まってもらうために今欠けているものがあるとすれば何で、今後、いてもらうための検討の方向性等をお聞かせ願います。

 

知事:

 なかなか難しいです。効率的な生産システムをとろうとすると、既存の工場を動かしながらでは整備はしにくいです。だから既存の工場を2つか3つを集めた新工場を造って、統合してしまおうという発想で雪印の場合も検討されているということです。そうだとすると、残ってもらうならば、効率的で生産性の高い設備投資をすることに対して、それなりの設備投資促進対策を考えていくことも一つだと思っています。あるいは就業の場が無くなってしまいますので、就業の場を確保するという意味で、新規立地の場合には雇用対策の助成をしています。居残りの場合にも同様にすることも考えられますが、少し手段についても検討をしている最中です。ただ、物理的に工場をリプレイスする際に余裕があるなら、順次リプレイスしながら整備をしていくことは考えられます。物理的に余裕がないとすると物理的な問題としてリプレイスを促進する対応も難しい可能性があります。そのようなことも含めながら少なくともリプレイスのある企業に残ってもらえるような対応をしていきたいと思います。

 もう一つは、70、80年の間地域の中で、地域の法人県民として活動を展開してこられた企業ですので、一種の地域の中の存在としては歴史と文化を築かれてこられているコミュニティの一員です。それを企業として単なる経済合理性だけで判断していただくということだけで良いのだろうかという意味での企業の社会的責任という面も強調して呼び掛けていきたいという思いはしています。撤退など少し続きましたので真剣に受けとめてどんな対応があるのかただいま検討している状況です。

 

記者:

 対応のスケジュールとしては、新年度からということでしょうか。

 

知事:

 新年度予算編成の過程の中で議論をしていくことになるのではないかと思っています。

 

記者:

 今日、神戸商工会議所の総会が開かれていて、会頭に川崎重工の大橋さんが就任される予定になっています。県商工会議所連合会の会長にもなられると思いますが、新会頭にどのような期待を持たれているかお聞かせ願います。

 

知事:

 今、非常に兵庫経済もグローバル化の中でどのような経済構造を構築していったらいいのかということが非常に大きな課題になっていると思います。一方で、グローバル化対応が大企業だけではなくて、中堅企業やそれと関連する中小企業についても、それなりの対応が迫られています。大橋会頭は川重の車両部門を統括されてこられましたし、海外経験も豊富です。そのような世界経済と兵庫経済という意味で、今までの体験や将来見通しを含めてリードしていただけるのではないかと大いに期待させていただいているところです。

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