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更新日:2010年12月6日

知事定例記者会見(2010年12月6日(月))

【発表項目】
1 武庫川水系河川整備計画(案)の国土交通省への同意申請
2 ひょうご女性未来会議 第20回記念大会の開催
3 淡路市五斗長垣内遺跡「ごっさ鉄器工房」の完成式典の開催

動画(録画配信)

・会見中の知事及び記者の発言内容は、議事録でご確認ください。

知事会見内容

知事:

 先ほどは広域防災局の看板かけにご協力いただきありがとうございました。

 今日は政策会議がありませんので、資料を少し用意しました。

 

 項目の1番目は「武庫川水系河川整備計画(案)の国土交通省への同意申請」についてです。

 これまでの経緯に書いてあるように、平成21年度から22年度にかけて武庫川水系河川整備計画原案を作って、流域委員会で議論していただいてきました。流域委員会からの答申をこの10月にいただいて、パブリックコメント手続きを行い、推進計画を定めたので、今回、国土交通省に3日付けで同意申請を行ったというものです。

 平成5年度に武庫川ダムの建設事業に着手と書いていますが、これを着手といえるかはよくわかりません。というのは、事前の調査を進めてきたということであって、何でも関連することをやれば着手というかというとそうでもないからです。その枠組みとして総合的な治水対策についての枠組みが定められて流域委員会が設定され、そして河川整備基本方針を策定し、その基本方針に基づいて整備計画が策定されて、今回の同意申請に至ったということなので、その点を認識していただきたいと思います。

 今回の整備計画のポイントとしては、次ページの概要にあるように、整備目標流量が基本方針では長期的な目標としては4,690トン処理する必要がありますが、その全体を達成しようとすると多くの時間がかかりすぎるので、当面、今回の整備計画の目標としては戦後最大の洪水である昭和36年6月27日の洪水と同規模の洪水、3,510トンから沿川住民の生命や財産を守るという目標を掲げています。従って、ある意味で当面の目標なので、早期に整備効果を得るために、計画対象期間を最短の20年に設定しています。

 着目点に書いてあるように、築堤区間における流下能力の低い区間の安全性向上は喫緊の課題だということ、それから治水対策としてのダムについては課題を残しているので、その間の対策も併せて講ずる必要があるということで、河川対策と流域対策と減災対策を当面最初にやることにしています。

 3ページの表を見ていただくと、基本方針と整備計画との差が対照されています。今回の河川整備計画では3,510トンを処理することになりますが、基本方針では4,690トンの処理が必要で、洪水調節施設の整備では630トンの差があります。それから河道対策で約500トンの差があります。流域対策でも50トンの差があります。これらはこの整備計画の推進と併せて、継続的に調査検討を進めることにしています。従って、基本的には必ずこの差分の対策を講ずる必要があるわけですが、例えばダムについても新規ダムがいいのか、既存ダムの活用でいくのか、というようなことも含めて検討を進めていきます。そして、その検討に先立って、河道対策、洪水調整対策、流域対策、減災対策を推進するということです。

 

 項目の2番目は「ひょうご女性未来会議 第20回記念大会の開催」についてです。

 この土曜日に「未来につなぐ」をテーマにパネルディスカッションや、ふれあいマーケットを開催します。あわせて、ひょうご女性未来・縹(はなだ)賞の受賞者が決まりました。この日に表彰させていただきます。

 受賞者は3人です。川石光佐さんは実家が灘菊酒造という酒屋で、曾お祖父さんのご兄弟は川石酒造之助(みきのすけ)といってフランス柔道の父と言われている方です。伝統の酒造りを引き継いで自ら南部杜氏の資格を取得した方です。

 増田真樹子さんは障害者福祉施設で障害者の地域療育にあたる療育相談員や専門員などを歴任して、相談支援を通じて地域と障害のある人を支えてこられた方です。

 宮前みゆきさんはバリスタで、競技大会ワールドバリスタチャンピオンシップ2007で、史上初の女性かつ最年少の日本チャンピオンとして出場して、見事世界第4位の栄冠に輝かれた方で、現在もバリスタの資格を生かして活躍をされておられます。

 

 項目の3番目は「淡路市五斗長垣内遺跡『ごっさ鉄器工房』の完成式典の開催」についてです。

 淡路市で整備していた五斗長垣内遺跡のごっさ鉄器工房が完成します。既に小規模な垣内遺跡の復元は地元の皆さんの共同作業によりできあがっていますが、大規模な鉄器工房の整備を進めていました。これが完成しましたので、18日の土曜日にお披露目することになりました。その際にあわせて、鉄器づくりの実証実験もするのでお楽しみいただきたいと思います。弥生時代の鉄器づくりが体験できる日本唯一の工房となります。新しいシンボルとして活用していきたいと考えています。完成式典の中で古代体験、鉄器づくり・古代米もちつきなどと書いてあるのはそのような意味です。

 

 私からは以上です。

 

質疑応答

記者:

 2週間前の月曜日に国から関空と伊丹の経営統合について案が示されたと思います。その時の会議では2週間後の本日をめどに各自治体等から意見集約をしていくというような話の流れでした。知事が不在の時に吉本副知事が出席されていましたが、この2週間の国側との協議、どういうやりとりがあったのかということと、国から示された案を了承するのかしないのかという点についてお聞かせください。

 

知事:

 どういうやりとりがあったかは、つぶさに承知していませんが、少なくとも一つは関東の成田空港と羽田空港について国際線の発着回数を18万回に増やそうということが進んでいる中で、それに対して関西の航空需要、ニーズについてどのような基本姿勢で国は臨もうとしているのかということがあります。単に大阪国際空港と関西国際空港の会社を一本化すれば済むということではありません。それに対する基本的な姿勢をきちんと示せということを要請しています。それについては、十分な説明が未だあったと思っていません。まず、それからスタートしないと議論が前に進まないと思います。前から言っていますが、関西国際空港のハブ機能をどのように高めていくのかという戦略なしに、単に運営主体を合併すれば済むという話ではないというところを基本姿勢として国に対峙しているところです。まだ、国の提案を了解する、しないという段階に至っていないというのが基本認識です。

 

記者:

 ヴィッセル神戸についてJ1に残留になりましたが簡単なコメントをお願いします。

 

知事:

 最後の最後に本当に良く勝ちましたね。最後に4点も入れるくらいなら、もっと早く4点を入れる、また、2点ずつにでも割り振れば負けた試合も勝てたし、引き分けた試合も勝てたのではないでしょうか。しかし、最後に底力をみせて踏みとどまってくれたことは、それだけ危機意識に燃えた、燃えれば何とかなったわけですのでこの意欲を来年に繋げてほしいと思います。選手が言われていましたが、最下位争いでこれだけ踏ん張れるんだったら、優勝争いで踏ん張りたかったと言われていました。まさしくそのとおりではないか、ファンの声は優勝争いでがんばってほしいということが率直な声ではないかと思います。ともあれ、陥落せずに良かったと思います。

 

記者:

 高齢者医療制度改革についてお聞きします。今、国の方で最終とりまとめということで、国保の広域化も含めて都道府県単位の運営主体ということが議論されています。これまで運営してきた市町村ではなくて都道府県が主体を担うことについてお考えをお聞かせ願います。

 

知事:

 今のような現状のままで、高齢者医療制度の保険者に都道府県がなることは反対です。その理由は、どうして医療保険という提供の方は一本化しておきながら、つまり社会保険、診療報酬制度という形で一本化しておきながら、受益主体の保険者が社会保険、協会健保、公務員の共済保険、国民健康保険、国民健康保険組合とこんなに分かれてしまって、同じようなサービスを受けているにもかかわらず保険料負担に差が生じてしまっています。こういう制度を放置しておいて、国民健康保険制度を組合国保まで入れると三分するような仕掛けを導入して、都道府県にある意味で運営が難しいと考えられる高齢者医療保険の保険者になれといわれるのか全く理解ができません。例えば、一本化という方向性を示して、その中で都道府県の役割というものを議論した上で国保制度の一部を担ってほしいといわれるならまだ分かります。そのような議論なしに負担のつけ回しをしかねないような制度改革を押しつけて来ることになるという意識が全くないのはいかがだろうかと思っています。

 

記者:

 3日の臨時国会で地域主権関連の3法案が先送りされました。地域主権関連3法案は前回の国会からの先送りで今回また先送りです。昨日、関西広域連合長にも就任されましたが、最低限の法案でさえ成立できない民主党政権、政府の姿勢に対してご意見をお聞かせ願います。

 

知事:

 地域主権という新しい造語を作られて、地方分権の推進について民主党政権の1丁目1番地と称されていた分権法案の一番基礎的な法案が地域主権3法案だったはずです。これが再度継続審議にされたことは大変残念だと思っています。今回の臨時国会の中で最優先されたのが補正予算の対策だったことに対するあおりもあるのかもしれませんが、是非、今度の通常国会では早期に予算関連優先が今までの慣例ですが、内容によっては継続法案を優先で議論を進めていただいて早く国と地方との協議の場を正式に発足できるようにしてほしいと考えています。その正式発足ができないのであれば、今も事実上の協議の場はタイミングを見て開催されていますが、それまでの間は事実上の協議の場を正式化してほしいと考えます。地方分権の民主党政権の姿勢が問われるということなのではないかと思います。

 

記者:

 2点お聞きします。地方交付税の特別加算枠を財務省が廃止したいという方針を示していることが一部で報道されました。このことについて知事のご意見をお聞きしたいということが1点です。

 2点目は、先週、橋下大阪府知事が沖縄知事選に関連して関空の話は統合されるので、関空の視察はなしで神戸空港を見に行ってほしいと言われました。これについてどうお考えでしょうか

 

知事:

 地方交付税を巡っては、今頃、財務省はガセネタを流しますので、やれるものならやってみたらいいじゃないですかというのが率直な感想です。国の予算さえ組めれば地方はどうなってもいいということなら、どうぞそういうことでされればいい、でもそうはいかないでしょうということになるのではないだろうかと思います。全体を見て議論をきちんと進めていただかないと困ります。誰が言ったのかです。去年も今頃地方交付税を巡る変なアドバルーンを上げていたのではないでしょうか。ですから、あまり相手にするような話ではない、あんなに大げさに取り上げられる話題ではないと率直に思いましたが、いかがなんでしょう。

 橋下知事は後で関西国際空港が候補を降りたのではないと発言されていましたが、仲井眞知事が普天間等に関連して沖縄にあまりにも基地が集中している中で、県外に移設できないのかという気持ちを持たれている、そういう姿勢を貫こうとされていること自身は理解ができると思っていますが、安全保障上、関西国際空港や神戸空港が適切な移設先かどうかは慎重に検討されるべき課題ではないかと思っています。しかし、視察していただくのは拒むものでも何でもありません。私が案内するかどうかはともかくとして、仲井眞知事が関西国際空港や神戸空港を視察したいと言われるなら、ご覧いただいたらいいのではないかと思っています。

 

記者:

 名古屋市長と議会の対立についてお聞きします。市長が議会のリコールを先導するような発言を繰り返したりしていることが1点。それから、市民の署名が提出された後に審査する基準を強化したと市長が批判しています。そういうことがあって良いのかということが2点。その不服審査手続きが続いている最中に市長が市長を辞めると発言してしまうという一連の行動についてどのようにお考えでしょうか。

 

知事:

 全く理解できません。そもそも、市長になられたときの公約の一つに1割税金負担を減らしますと言って、受益と負担との関係を明確にしていかないといけない時代に負担を軽減すればそれで良いんだ、それで地方行財政が自立していけるんだという主張をされているとはとても思えません。もともと、いかがだろうかと思っています。既に私も某新聞に寄稿をしていますが、誠に遺憾な行動が続いていると思っています。それから署名基準の強化をされたかどうかについては、取扱いが事後的に変わるはずはないはずです。そのようなことでクレームを付けられること自身も選挙管理委員会に対する手続きを信用されていない、信用されていないのであれば、自分の方から大キャンペーンをして署名を募ること自身がどうかというようになってしまいます。まして、審査期間中に自ら辞めるという行動をとられるのも理解ができないという一言です。

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