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更新日:2011年3月12日

平成23年東北地方太平洋沖地震 兵庫県災害対策支援本部会議の結果に係る知事記者会見(2011年3月12日(土))

【発表項目】
平成23年東北地方太平洋沖地震 兵庫県災害対策支援本部会議結果

知事会見内容

知事:

大変な被害が発生しました。亡くなられた方々や行方不明の方々がこれからもたくさん増えていくのではないかと心配しています。ご冥福と、そして行方不明の方々の無事での早期救出を心から願っています。特に、兵庫県はあの阪神・淡路大震災で多くの支援を受けています。従って兵庫県として、被災地に対して必要とされる支援を的確に行っていきたいと考えています。また、関西広域連合としても他府県に呼びかけて、できることを支援していくように調整していきます。

ただ今、災害対策支援本部会議を終えました。資料が十分でないところはお許しいただきたいと思いますが、私から報告します。

まず、資料1は兵庫県の状況です。既にご承知いただいていますが、避難勧告や避難指示を発令して、南あわじ市で約490名、洲本市で96名が避難されました。現在はもう3人の方になっています。これは一つ課題があります。チリ沖地震の時もそうでしたが、避難勧告や避難指示をしても、実際に情報がテレビやラジオ等で事前に入っていることもあって、現実に多くの方々が自主判断されて、避難されないという現象が起こっています。このような行動を今後どう評価し、どう対処していくか、改めて検討していきたいと考えています。避難しない住民の方々の行動が問題なのか、それとも避難勧告や避難指示の内容が問題なのか、この辺りを検証していく必要があると思っています。それから、道路の規制状況は、まだ津波警報が解除されていないので、通行止めを継続しています。現時点での状況などを踏まえたうえで、いつ解除するかについて検討中です。それから、県内の被害に備えた対応として、組織としては本庁で災害警戒本部を直ちに設置しました。また、関係する県民局でも災害警戒地方本部を立ち上げています。市町においても資料にあるような態勢を取っています。それから、職員の派遣や水門閉鎖、漁船対策なども実施したところです。

東北地方に対する支援の状況は資料2のとおりです。警察については186名が岩手県に向けて出動しています。緊急消防援助隊については28本部64隊254人が、当初は東北に向かっていましたが、途中で長野県に向かうよう指示があり、その後、再度東北に向かうため移動中です。DMAT、災害派遣医療チームについては伊丹空港に参集して、自衛隊機で花巻空港に向かっています。また、今朝、公立豊岡病院の1チームがドクターヘリにより出発しています。東北まで何回か給油しないといけないので、今移動中です。それから、災害派遣については、色々な対応があり得ますが、いずれにしても私達としてはできるだけの対応をしていきたいと考えています。本部会議の冒頭の挨拶でお話ししたように、9時40分頃に宮城県の村井知事とも電話が繋がり、お見舞いと兵庫としてできることをきちっとしていきたいと申し入れをしました。

本部会議で決めたのは、まず第一に、現地からの要請はまだありませんが、お手元に配布しているように被災地への支援物資を第一陣として届けることにしようということで、早速手配しました。支援物資は三木総合防災公園の備蓄物資で、これをトラック協会の協力を得て持って行きます。その段取りはできるだけ早くしたいと考えています。それから、政府からも物資提供の要請がありました。私達の備蓄の中から、政府に対してもアルファ化米1万食、毛布5千枚、簡易トイレ100個を提供できることを申し出ています。その他の態勢としては、健康支援や健康調査については2チーム8人の派遣態勢の準備を完了しています。状況を見て派遣します。それから、こころのケアの要員については、1週間から2週間後の避難所対策として派遣を検討しています。社会福祉施設では被災等で人員が不足することが予想されるので、児童・障害・高齢者施設協会と調整して、応援が必要な場合には直ちに兵庫からも派遣したいと考えています。それから、阪神・淡路大震災の経験から、例えばほ乳瓶や乳首、煮沸消毒用の大鍋、ベビーバスといった乳児用の物資が不足することがわかっているので、手配して、そろい次第送ろうと考えています。それから日赤兵庫県支部では既に救護班を派遣しています。日赤の場合は長期間になるので、仮設診療所になるトラックと資材搬送トラック、病院の救急車、災害救援支援車両の4台と、佐用町の水害で薬剤師や臨床検査技師、放射線技師も必要だということを学んでいるので、それらの方々1人ずつと医師1名、看護師4人、事務職5人の13人を既に派遣しています。岩手県の盛岡赤十字病院に集合することになっています。また、これは長期間になるため、日赤としてはとりあえず神戸日赤から救護班を派遣しましたが、月曜日には姫路日赤や柏原日赤から順番に交代要員をしていくことにしています。

何かあってはいけないので、できれば第一陣の物資の運送とあわせて、現地に兵庫県の連絡事務所的なテント小屋でも建てる必要があると考えています。

 

私からは以上です。

質疑応答

記者:

2点お聞きします。村井知事と話された内容についてもう少し詳しくお聞かせください。また、資料3に関西広域連合による独自支援とあります。どういったイメージでお考えかをお聞かせください。

 

知事:

 村井知事とはなかなか電話が通じなかったのですが、防災無線の電話で9時40分頃につながりました。まず、お見舞いと一日も早い対策を取られるように申し上げました。そして、私達としてできることの協力の申し出をしました。村井知事からはお礼と、大変な状況になっているということと、応援の内容等については県庁に残って総指揮をしている三浦副知事から連絡するという話がありました。

それから、関西広域連合は発足したばかりですし、物や部隊を持っているわけではありません。早急に調整をとって、例えば兵庫県が宮城県に支援するならば、他府県は岩手県や福島県を分担して支援するというようなことも含めて、調整のうえで対応していきたいと考えています。ただ、和歌山県はまだ大津波警報が出ているので、なかなか対応が難しいのかもしれないと考えているところです。

 

記者:

 例えば、関西広域連合の参加府県が集まって支援のあり方を話し合う予定はありますか。

 

知事:

 今はなにしろ緊急避難対策、災害直後対策ですから、集まるよりは対応を急いだ方がいいという意味で、そのような暇はないと考えていますが、復旧復興の方向が見えてきた段階で、今のような救援対策の相談をしていくことはあると考えています。

 

記者:

 先ほどの質問に関連しますが、関西広域連合として分担する県を割り当てたとすると、近畿ブロック知事会との棲み分けはどうなりますか。

 

知事:

 どうなるでしょう。いずれにしても、まず我々は関西広域連合としての対応を急ぐべきだと思っています。ただ、近畿2府7県は近畿ブロック知事会として相互応援協定を結んでいます。今の幹事県は福井県なので、福井県とも相談しています。ですから結果として関西広域連合だけではなく、近畿全体としての対応ということになる可能性が高いと思っています。

 

記者:

 兵庫県知事として、今回の大地震をどのように受け止めているのか、どのような対策が必要なのかということについて一言お願いします。

 

知事:

 先ほども申し上げたとおり、本当に大きな津波に襲われた結果、まだ被害の状況も十分つまびらかにされていませんが、多くの方が亡くなり、そして行方不明になられている方々も生死が心配されている状態です。ですから一日も早い救出をお祈りしたいと思っています。また、私達は16年前に阪神・淡路大震災に遭遇しました。多くの方々からご支援を頂戴しました。もちろん今回の被災地の方々からもご支援を頂戴しました。ですから、いわば同じ被害を共有した者として本県、或いは本県の県民ができることを総力をあげてやっていきたいという思いでいっぱいです。ただ、今はまだ直後でもあるので、例えばボランティアの皆さんからもいっぱい問い合わせが来ていますが、行く手段が止まってしまっています。しかも向こうの受け入れも組織的にはなかなか難しいだろうということもあるので、この一両日ほど様子を見たうえで、ボランティアさんの対応も検討していきたいと思っています。あわせて、先ほども言ったように、私達独自の判断で第一陣の物資を持ち込ませていただき、現地に連絡事務所的なものをテント小屋でもいいから作らせていただくという緊急対策を本部で相談したところですので、直ちにそれを実施していきたいと思っています。本当に心からのお見舞いと緊急対策に万全が期されるようお祈り申し上げます。

 

記者:

 先ほど、宮城県の副知事から連絡があるというお話がありましたが、まだ副知事からは特に連絡はないでしょうか。

 

知事:

 はい。防災部局の連絡先を伝えているので、連絡してくるはずです。それを見て第二陣、第三陣の支援についても考えたいと思っています。ただ、政府を挙げて救援態勢を取るということですし、自衛隊の中部方面隊も既に昨日から動かれています。そういう中で第1段はとりあえず私達独自の判断でいきますが、政府全体、或いは各県共同して対応していく部分も出てくると思うので、それはそれで積極的に役割を果たしていきたいと思っています。

 

記者:

 確認ですが、第一陣の物資の支援先は宮城県ということでいいでしょうか。

 

知事:

 宮城県です。

 

記者:

 ベビーバスなどは育児を終わった家庭では余っていることも多いと思いますが、そういうものを受け付けるような考えはありますか。

 

知事:

 それはこれからです。どういう手配をしようかというところからなので、その中で考えたいと思います。ただ、なかなかお風呂などは難しいです。「処分に困ったものを送ってきたのか」などと被災地で思われてもいけませんので、その辺の感情も考えながら検討したいと思います。

 

記者:

 最後に仮設トイレについてですが、ニュージーランドへの支援物資にもありましたが、ニュージーランドにはもう出したのでしょうか。

 

知事:

 まだ出していません。提供できると申し入れをしているだけです。ただ、とりあえず出す準備をしたので、それを2つに分けて政府と宮城県に100ずつ提供することにしました。まだ在庫は800個ほどあるので、対応できるはずです。

 

記者:

 現地の連絡事務所を作るということですが、考えられている態勢や規模を教えてください。

 

知事:

 まだ全然決めていません。

 

記者:

 いつ頃までに決まるでしょうか。

 

知事:

 いずれにしても第一陣の物資の届け役と兼ねて現地にしばらく滞在してニーズ把握や状況調査などをしてもらったらどうかと思っています。

 

記者:

 ということは、事務所は数日中に立ち上がるということでしょうか。

 

知事:

 第一陣の物資は三木総合防災公園にストックがあるため、トラック等の輸送の準備さえ整えば出発することになるので、明日とか明後日ということになると思います。それから、高速道路などは現在通行止めになっていますが、緊急用車両は特別に通行が許可されます。その許可証はトラック協会が持っています。こういうときに備えてトラック協会とは既に協定を結んでいるので、その協定に基づいて協力を得て物資の搬送をすることになると思います。

 おって、さらに第二陣、第三陣と色々な支援が続いていくと思います。よろしくお願いします。

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