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更新日:2011年7月25日

知事定例記者会見(2011年7月25日(月))

【発表項目】
1 FIFA女子ワールドカップサッカー優勝にかかる兵庫県ゆかりの選手への「誉(ほまれ)」賞の贈呈式
2 放射性セシウム暫定規制値を超える疑いのある牛肉の県内流通状況等
3 東日本大震災に係る支援
4 関西広域連合トッププロモーションおよび広東省等訪問の結果概要
5 ふるさとひょうご記念貨幣(地方自治法施行60周年記念貨幣)にかかる「写真コンテスト」の実施
6 「譲りあい感謝マーク」の決定

動画(録画配信)

記者会見を動画で見る(外部サイトへリンク)(約45分)
・会見中の知事及び記者の発言内容は、議事録でご確認ください。

知事会見内容

知事:

 暑い日が続いていますが、節電効果もあり、関西電力のでんき予報は今のところ青マークが続いています。8月に入ってからどのような様子になるのか、出来れば青マークのままを維持してほしいなと思っています。

 

 最初に、「FIFA女子ワールドカップサッカー優勝にかかる兵庫県ゆかりの選手への『誉(ほまれ)』賞の贈呈式」」についてです。先週の火曜日の記者会見で発表させていただきましたが、INAC神戸と協議をさせていただいていました。今週の日曜日のなでしこリーグ戦の試合前にユニバー記念競技場で伝達をさせていただくという方向で進めることになりましたので、ご報告させていただきます。GKの海堀さん、DFの近賀さん、DFの田中さん、MFの澤さん、MFの川澄さん、FWの大野さん、FWの高瀬さんの7人です。澤さんは穂希(ほまれ)というお名前ですので、「誉」賞を代表して受けていただくのにふさわしいと思います。

 

 続いて、定例記者会見資料ですが、まずは「放射性セシウム暫定規制値を超える疑いのある牛肉の県内流通状況等」についてです。本県における今後の牛肉の放射能検査の取り扱いですが、牛肉が放射性セシウムに汚染された可能性のある地域から出荷された牛が県所管下のと畜場に搬入された場合は、念のため、厚生労働省等と調整の上抽出検査を行います。厚生労働省等との調整というのは、6月補正予算でセシウム等の検査機器を購入し整備することにしていましたが、外国製ですので、入荷が今年12月くらいになり、それまでの間、検査機器を持っているのは、神戸検疫所や民間機関2カ所程度だということです。それまでの間についてはそれらを活用させていただきながら、暫定規制値(500Bq/kg)以下である場合は流通させ、それ以上であれば流通させないというように考えています。

 参考1をご覧下さい。既に7月24日に厚生労働省が発表していますが、検査頭数271頭のうち規制値を超過しているのは、南相馬市の17頭、浅川町の12頭、郡山市・喜多方市・相馬市の2頭、山形県の1頭、岩手県の1頭、秋田県の1頭、栃木県の3頭です。271頭のうち規制値以下は234頭、規制値超過は37頭という状況です。規制値を超過しているものは回収し、消費に出回らないように措置をするのが基本です。参考2で書いていますが、仮に摂食した場合でも人体に危険を与えるような状況にはならないことをもう一度強調させていただきます。これからの対応についてはそれぞれが対策を講ずる訳ですが、先程申し上げたように本県としても不安感を払拭するための対応として検討していきます。具体的な実施内容等については厚生労働省等と調整した上で対応させていただきます。検査対象となる牛肉が現実に入ってこなければ問題はありませんが、仮に入って来たとしても、流通させるには抽出検査をしっかりとしていきたいと思います。

 

 2番目は「東日本大震災に係る支援」についてです。

 資料1は、「芸術文化を生かした東日本大震災被災地支援活動について」です。「PACオーケストラによる東日本大震災被災地へのアウトリーチ活動」ですが、7月28日に6人編成の室内楽を仙台市若林区中央児童館で行うことになりました。この活動については既に6月20日や7月7日、25日に実施していますし、佐渡裕芸術監督は8月7日から9日にかけて岩手県と福島県で演奏会を行うこととしています。それから、逆に仙台市の劇団が東北復興ツアーという形で兵庫で公演をします。この公演に県としても協力します。ピッコロシアターで共催させていただき、9月23、24日に開催します。会場使用料の免除、広報、舞台設営、公演当日のスタッフ参加などで協力させていただきます。題名は「十二人の怒れる男」です。それから、平成23年度「がんばろう東日本!アート支援助成事業」の実施状況ですが、7月1日から今年度中の実施で、9月30日まで募集しており、既に問い合わせが16件、応募が3件あります。

 

 資料2は「東日本大震災被災者へのリハ支援に係る職員の派遣について」です。8月12日から9日間、県立リハビリテーション中央病院の理学療法士1名と作業療法士1名の2名を派遣します。福祉避難所となっている石巻市桃生(ものう)農業者トレーニングセンターで支援に当たります。

 

 資料3は「被災地企業の県内立地について」です。元々大阪市に本社がある企業で家庭内水回りパーツや排水トラップを作っている丸一株式会社が、いわき市内の工場操業の目処が立たないことから、たつの市の研修センターの隣接地に延床面積約3,000平方メートル(2階建)の浴室用排水トラップ等の製造工場を新設することが決まりました。研修施設の横の自社所有地であったわけですが、活用が図れて立地が行われることになりました。

 

 資料4は「東日本大震災被災農業者に対する支援策の取組状況について」です。8月20日に仙台市で全国農業会議所、全国新規就農相談センター、(社)日本農業法人協会、研修農場ネットワークの4者が「新・農業人フェア2011」というイベントを行います。4つのコーナー、特に就農相談エリアに、関西広域連合の構成府県の中で取り組もうとしている和歌山県、鳥取県、徳島県とも協力しながら兵庫県もひょうご就農支援センターや地域就農支援センター、農業経営課の5名の職員を派遣し、東日本大震災被災農業者からの相談受付やマッチング、支援策の広報などを行うこととしていますのでお知らせします。

 

 資料5は「文化財レスキューに係る職員の派遣について」です。地質資料(化石や岩石等)の洗浄や整理などにあたり陸前高田市立博物館の博物館資料について応援するために、県立人と自然の博物館の2名を派遣し支援活動を展開します。

 

 資料6は「兵庫県からの職員等派遣状況」です。7月22日現在の県関係者の活動状況は388人です。長期派遣職員は県・市町合わせて20人です。5人と若干名の派遣について調整中です。

 

 資料7は「東日本大震災に係る兵庫県内避難者の登録状況」です。登録者数は前回報告した数と同様で1,008人です。

 

 資料8は「関西広域連合構成府県の被災地支援状況について」です。7月17日現在で、府県職員を中心に160人が派遣されています。

 

 3番目は、「関西広域連合トッププロモーションおよび広東省等訪問の結果概要」についてです。

 観光プロモーション関係では、王岐山(おう きざん)副総理を表敬訪問させていただいて、関西等への誘客促進についてのお力添えをお願いしました。王副総理からは、歓迎の意とともに、「なでしこジャパン」の優勝が日本に元気を与えるだけでなく同じアジア人として非常にうれしいというお話がありました。また、四川大震災の際にも多くの支援をいただいたので、中国としても被災地対策に対してできる限りの支援を行うとともに、関西地域との交流促進に努めていきたいという言葉をいただきました。

 北京で関西フォーラムを行いまして、今回参加したメンバーからエージェントやマスコミ関係者に関西のPRをさせていただきました。私は「食」、山田京都府知事からは「文化」、嘉田滋賀県知事からは「自然体験」、木村大阪府副知事からは「賑わい・ショッピング」、平井鳥取県知事からは「自然景観」のテーマごとに関西の魅力をPRさせていただきました。

 質疑の中で関西との航空便の増便を要望する意見が出されました。JALの上海便が止まっていますが、この再開をぜひして欲しいということを含めた航空便の増強への意見だったと存じています。観光ポスター展、交流レセプションなども実施させていただきました。

 翌日、卲琪偉(しょう きい)国家旅游局長を表敬訪問し、6月に卲琪偉国家旅游局長が100名ほどの関係者を引き連れて関西を訪ねてこられましたので、私からそのことに対するお礼を申し上げました。卲琪偉国家旅游局長からは、関西が1つになって地方自治体と経済団体が訪中されたことに歓迎を申し上げるということ、そして、日本が安全だということは自分自身が確認しているからできる限りの協力をしていきたいということ、そして、5月の連休以降、中国からの旅行者も増加に転じて6月、7月はV字型回復をして、秋には前年並みの訪問が実現するのではないかという力強い見通しもお伺いしました。あわせて10月に開催される中国旅游祭に参加していただければありがたいということと、観光に関する諸産業の振興をお互いに図っていきたいという意見をいただきました。中国旅游祭の参加には前向きに検討します。県としては、広東旅游節に参加することにしているということを申し上げました。秋山関西広域機構会長からは、パリで機構がプロモーションをした際、ついでに足を延ばして、中国から日本へ、あるいは日本から中国へというようなコース設定が考えられますし、それが希望されていますので、ぜひ両国が協力して新しい提案をしてもらうとありがたいという提案がありました。

 韓正(かんせい)上海市長も表敬訪問させていただきました。私のあいさつの後、上海は経済の中心地でもありますので、経済代表の皆さんに発言をしていただきました。韓正上海市長からは、関西の活力に対する期待と海外旅行熱がさらに高まっていくので、秋には前年並みに戻るのではないかという見通しを力強くいただきました。また、関空便の増便についても協力をしたいという話でした。

 観光セミナーを実施しました。狂言師の茂山さんの引き回しによって、世界遺産やグルメ、温泉、祭り、神社仏閣などツーリズム資源の紹介をさせていただきました。

 商談会では、30社ほどが日本のホテルや観光協会、市場の関係者と協議を進めていただきました。本県からは、ポートピアホテル、ウエスティンホテル淡路、有馬温泉「兆楽」が参加されています。

 記者会見がありましたが、私からは、理解を深める大変いい機会を提供することができたということで、総括をさせていただきました。特にストーリー性のある関西の魅力を伝えることができたのではないかと申し上げたところです。

 広東省旅行エージェント等との意見交換を実施しました。土曜日のお昼の出にくい時間でしたが、旅行エージェント13社に集まっていただきまして、今回の関西広域連合としてのツアーの目的が日本へのツアーや観光客を増やすことにあるので、ぜひご協力をお願いしたいということで、パンフレットなども配布して魅力の説明をさせていただき、意見交換をしました。9月に開催される旅游展とか、11月に開催される旅游文化節へ兵庫県からぜひ出展して欲しいということがあり、私からは、11月の旅游文化節には訪問団の派遣、9月の旅游展にもぜひ県として出展させていただくということをお返ししました。

 昨日、香港EGLの袁(えん)社長に感謝状を贈るとともに、意見交換をしたところです。袁社長は4月の半ばから震災後初めての旅行ツアーを計画して、積極的に日本に対する観光客の派遣をしていただいている方です。感謝状を贈るとともに、その中で8月には有馬温泉で懐石料理と神戸ビーフを組み合わせたグルメツアーの募集を行ったところ、定員を大幅に上回る申し込みがあったということで、今後は、淡路や日本海の海の幸グルメツアーを企画していくなど力強い言葉をいただきました。特に化粧品の展示や化粧サロンなどの女性向けの拠点を整備したらどうかという積極的な提案をいただいたところです。ブランドのお店は旧居留地を中心にたくさんあるので、気楽に立ち寄って、例えば女性の美顔術やマッサージとかをしながら、そこを本拠地にして周辺をぶらりと歩くという拠点をつくるというのも1つの方法ではないかということです。

 黄華華(こう かか)広東省長を表敬訪問しました。今年の県政功労賞の伝達をさせていただきました。また、広州市の花都区文化芸術センターの建設予定地を視察しました。あわせて北京と上海で兵庫県人会を開催したところです。せっかくですから上海の森ビルの展望台を訪ねました。この時期はほとんど晴れないようですが、この日は少し霞んでいましたが、上海市内を一望することができました。以上が報告です。

 

 4番目は、「ふるさとひょうご記念貨幣(地方自治法施行60周年記念貨幣)にかかる『写真コンテスト』の実施」についてです。

 今年、記念通貨の発行をしますが、その図柄について募集します。コウノトリ、コウノトリの背景となる風景、兵庫が誇るものという形で募集し、その中から選ばせていただきます。

 

 5番目は、「『譲りあい感謝マーク』の決定」についてです。お手元の資料にありますように、帽子を取って「ありがとう」と言っているマークです。内部障害者は、一見、元気そうに見えて、電車の中などでなかなか席を譲ってもらえないということがあります。あるいは、大変厳しくても手を差し延べてもらえないことがあります。従いまして、このバッジを付けている方については、そのような障害のある方ですということを言わずもがなでサインを送らせていただき、何かあったらお手伝いくださいということにしたいということです。かわいらしいありがとうマークになっていますので、親しんでいただけるのではないかと思います。県のマークなので他のマークと類似性がありますが、それはそれでいいのではないかと思います。

 

 私からは以上です。

質疑応答

記者:

 いくつか質問させていただきます。まず、セシウムが検出された牛肉についてです。牛に食べさせてはいけない餌のリストに稲わらが入っていないなど、農水省の対応が非常に後手に回っている印象がありますし、人災ではないかという意見もあります。その点に関していかがお考えでしょうか。

 それから、子ども手当の支給金額の変更など、民主党がマニフェストについて言及しています。見込み違いだったと認める発言も出ていますが、この点に関していかがでしょうか。また、マニフェストがこれだけ思いどおりいかないのであれば、筋からすると解散すべきではないかという意見も出てきていますが、この点に関していかがでしょうか。

 それから、大阪府知事選と大阪市長選を巡って、政策論争と言うよりは中傷合戦のような発言がいろいろ飛び交っていますが、そういう現状についてどうお考えですか。また、これかの関西広域連合や関西にとって、一番いい知事と市長の組み合わせは誰と誰でしょうか。

 

知事:

 まず、稲わらから牛が内部被ばくして、そして流通するという状況がそもそもあまり想定されていなかったと農水省自身も認めていますので、後手になってしまったのは事実だと思います。しかし、牛肉はトレーサビリティ制度がかなりしっかりしていますから、その後フォローして、回収できるものは基本的に回収していくという形での取組がなされてきました。また、何度も繰り返しますが、もし仮に消費されていたとしても、人体に被害を与えるような状況ではありません。それを前提に、私は、最初のミスはともかくとして、事後処理として的確な対応がなされているかどうかで評価されるのではないかと思います。そしてなによりも、食の安全に関わる問題ですから、今後の対応としてどういう形で稲わら対策に万全を期すかということで評価されるべきではないかと思います。私達が抽出検査に取り組むのもその一環だと考えています。いずれにしても、これは安全安心を持ってもらう仕掛けの一つとして提案して、実証していきたいと考えているものです。

 それから、子ども手当を含めたマニフェストの見直しについては、今は東日本大震災からの復興・復旧が最大の課題です。また、デフレ経済対策や円高対策のような日本経済の将来をどうしていくかということが大きな課題ですから、それらとの関連でマニフェストをつくった時とは全く異なる新しい状況が生まれているので、見直することはやむを得ないのではないかと思います。全く同じ状況で見直しをするのであれば、それは解散などで「きちんと国民の意思を問え。」ということになりますが、今は政治空白を作るよりは粛々と対策を講じていくことが必要だと認識している時期ではないでしょうか。私自身も、選挙での政治空白を作ることはいかがかと思っています。解散についても同じです。

 それから、大阪府と大阪市は特に大阪市長選挙を巡っていろいろな動きが目立っていますが、きちっと政策論争されればいいと思います。特に大阪都構想については、それぞれの立場で政策的な問題点や課題を堂々と議論されればよいと思います。選挙戦術的な動きがあまり先になってしまうと、本来の政策的な違いが明瞭でなくなってしまいますから、私は正面から大阪都構想についての政策的な議論が戦わせて、そしてその評価を府民や市民がするという姿勢で取り組むべきでないかと思っています。

 

記者:

 知事が中国に行ってらっしゃる間に、関西広域連合の監査委員をされている吉田清一滋賀県議が、今の関西広域連合の意思決定に関して、「被災地の支援や節電対策などについて事前に聞いている話がなく、意思決定機関として本来の姿ではない。」という苦言を呈されました。そのことを聞いていらっしゃいますか。また、聞いていらっしゃれば、どのようにお考えですか。

 

知事:

 そういう記者会見をされたことは承知していますが、「二元代表制だから意思決定に全部参加しなければいけない。」という主張だとすると、それは二元代表制を理解されていないということでしょうし、何から何まで意思決定に参画するということであれば、それは委員会のメンバーだということになります。議会と委員会とは自ずと役割が異なります。しかも、監査委員の立場でおっしゃったのかも、今の時点では意図がつまびらかでありません。よくお聞きしたうえで、もし我々の運営で行きすぎがあるようでしたら正します。一方で、関西広域連合は共同機関ですから、スピーディな対応が望まれます。まさかそのようなスピーディな対応について、おかしいとおっしゃっているとは思えませんので、十分ご意見を伺ったうえで、必要ならば善処するということで望みたいと思っています。関西広域連合は始まったばかりですから、こういう意見をいろいろ頂戴することは関西広域連合の運営にとっては望ましいことではないかと考えています。

 

記者:

 8月1日で3期目丸2年が折り返しになります。就任から数えたら丸10年になりますが、この10年を振り返って、ご自身の仕事として「これはやれた。」というものはあるでしょうか。また、ご自身の選挙で掲げられたマニフェスト等もたくさんありますが、残された課題はあるでしょうか。あるとすればどういうものでしょうか。

 

知事:

 就任してからの10年間で私の一番の課題は、震災10周年をどのような形で迎えるかということでした。震災10周年には、国連の防災世界会議を神戸で開くことができましたし、フェニックス計画は全部の達成できませんでしたが、概ね達成することができましたし、のじぎく国体という形で感謝の発信もすることができました。震災復旧・復興に一つの区切りをつけられたという意味で、一つの成果だったのではないかと思います。これはなにも私がやったというより、兵庫県の皆さんが実現されたことです。

その後の新しいステージをどのように作っていくかということが、その後の4,5年の課題でしたが、全国的な停滞ムードの中で、県民による県政への積極的な参画と協働の動きはさらに進んだと思いますし、県民とともに進めていく兵庫県政の推進という意味では、曲がりなりにも今、過程ではありますが成果を上げつつあると思っています。それが10年目を迎えたビジョンの見直しにおける県民の参加や意見表明にもつながっていると思っています。

一方で、健康対策について力を入れてきましたが、まだまだ医師の確保なども含めて課題が残っています。それから、去年の国勢調査でとうとう人口が減少することになりました。少子化対策や高齢化対策については、いろいろ先進的な事業に取り組んできましたが、全体としては少子高齢化の中でどう活力を保っていくか、そして地域格差を是正していくかがこれからの大きな課題ではないかと思っています。あと2年でどこまでの実現ができるかはともかく、新しいビジョンをまとめ上げて、それに向かって県民の努力を結集できるような県政を続けていけるように推進を図っていきたいと考えています。

 

記者:

 今日から、政府が関西電力管内に要請した10%以上の節電期間が始まりましたが、これについて改めてご意見をお願いします。

それから、兵庫県ではセシウムの検出された牛肉の関係で、東北地方では全頭検査を始めるようですが、兵庫県での対応をもう一度お願いします。

 

知事

 政府がなぜ今更、今日からの10%以上の節電を要請したのか、意図はよくわかりませんが、我々は既にピーク時カット10%、年間節電効果5%という県民への呼びかけを夏至から秋分の日までの間、実施することで準備をし、現実に取り組みをして、県民や事業者の理解を得ていっているところですから、この我々の取組を是非、県民や事業者の方々の協力を得て推進していきたいと考えています。あわせて、予備率が3%を切るような状況になった場合には、さらなる節電をお願いすることにしています。そういうことがなければ幸いですが、どうしてもそういう状況になれば、さらなる節電についてご協力申し上げたいと思います。これは関電の方針も、政府の方針も、関西広域連合としての取組も一致していますので、いざという時のご協力は是非お願い申し上げます。通常の節電は節電としてお願いを申し上げるという立場です。

 

記者:

 政府が10%、関電が15%の節電要請ということで数値が違っています。

 

知事:

 基本的に政府は全体として10%以上と言っています。関電の考え方も15%節電できるところでしていただいて、できないところもあわせて平均すると10%後半ぐらいの割合になるということです。ですから政府と関電の言っていることにそれほど差はありません。私達もピーク時10%カットできれば、十分対応できると考えていますし、いざというときにはさらに節電をお願いすることで、電力危機を避けなければならないと考えています。だからこそ協力をお願いしているという状況です。足下のそれほど大きな違いはないと考えています。

 全頭検査については、先ほど申し上げたように、汚染の可能性のある地域から兵庫県内のと畜場に持ち込まれて処分された場合、私達は全頭検査の態勢ができません。検査の機械もないですし、そもそも機械を持っている所が限られています。そのような意味で抽出検査をして、例えば10頭持ち込まれたら、そのうち1頭を検査して、それに問題がなければ流通させますし、もしそれが暫定規制値を超えたのであれば全頭を流通させないという対応をしていこうと考えて、協議を始めたところです。

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