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更新日:2011年10月4日

知事定例記者会見(2011年10月4日(火))

【発表項目】
1 東日本大震災に係る支援
2  台風第12号の被害に関する支援
3  総合特区及び環境未来都市に係る申請
4  「平成22年度参画と協働関連施策の年次報告」の作成
5  株式会社ひょうご粒子線メディカルサポート(仮称)の設立
6  平成24年度国予算の概算要求の状況
7  「うんぱく2011~尼崎運河博覧会~」の開催
8  北摂里山フォーラム2011の開催
9  「銀の馬車道・鉱石の道スタンプラリー」の実施
10 「西播磨オータムフェスタin光都」の開催
11 但馬地域の首都圏におけるPR活動の展開

動画(録画配信)

記者会見を動画で見る(外部サイトへリンク)(約40分)
・会見中の知事及び記者の発言内容は、議事録でご確認ください。

知事会見内容

知事:

 今日は政策会議がありましたので、政策会議議題からご説明します。

まずは「東日本大震災に係る支援」についてです。

 資料1は、「南三陸町への設置型コンテナハウスの無償貸与について」です。拡張できるコンテナハウスを持っている新井組が、南三陸町に無償で平成26年3月31日まで貸与しようとするものです。収納運搬時は普通のコンテナですが、設置すれば横に広げられるコンテナルームです。これを南三陸町が選管事務局と福祉部門の会議室に使うことになっています。これは大量生産されているものではありませんので、評判が良ければ大量生産になるかもしれませんが、今のところなんとも言えません。

 

 資料2は「福島県からの被災農業者の受け入れについて」です。これは、嬉しいニュースですが、福島県から被災農業者が淡路に来られ、お父さんは旧東浦町にある(株)ショーゼンファームでタマネギなどの営農を、息子さんは旧一宮町の認定農業者の広畠さんについて野菜や米作り等を学ぶことに決まりました。もともと福島市内の8,500平方メートルほどの農地で、「金ゴマ」というゴマを有機栽培しておられた農家で、将来的にはお二人とも独立就農をしたいと考えて移り住むことにされたものです。過去帳によると、1,000年前に明石市の大久保から東北に移り住んだということらしく、そういうご縁もあって、ぜひ兵庫へ学びに来たいということになったわけです。この久保さん親子がきっかけになって、我々が進めております、東北の農家、特に宮城のJA等とタイアップしながら、2~3年、農地が復旧するまでの間、全く農法が違う関西にやってきて就農して研修していきませんかという呼びかけになることを期待しています。この久保さん親子の就農については、淡路の農業改良普及センターも常に連絡を取り合ってアドバイスしていくことにします。

 

 資料3は「ツイン型土地区画整理事業と防災集団移転促進事業の合併施行について」です。非常に簡単にいいますと、平場にある元々住所のあった宅地と、高台に作った宅地とを一緒に区画整理をする事業に、防災集団移転促進事業をあわせて行うことによって、高台に移転しやすくしようという提案です。細かい事業内容は省略します。

 

 資料4は「東日本大震災被災者の県営住宅への入居要件の変更について」です。今まで住戸が半壊・全壊された方、あるいは避難指示区域や計画的避難区域、緊急時避難準備区域に居住されている方に県営住宅への入居を制限していましたが、福島県居住者で、原発を原因として、就労・医療・福祉・介護・教育等、本県に避難せざるを得なかった相当な理由がある場合の方についても、入居対象を広げようかと検討していました。相当の理由があるかないかという判断が難しいところではありますが、次についている申立書の中に勤務先や通院先、学校、長期避難の理由などをしっかり書いていただき、範囲の拡大の取扱いをさせていただこうとするものです。

 

 資料5は「文化財レスキューに係る職員の派遣について」です。前回は県の指定文化財で建物でしたが、今度は化石・岩石等で、人と自然の博物館の松原研究員を派遣します。

 

 資料6は「兵庫県からの職員等派遣状況」です。9月30日現在で118名の兵庫県関係者が現地で活動を展開しています。地方自治法に基づく派遣の状況については、9月30日現在で32名です。

 

 資料7は「東日本大震災に係る兵庫県内避難者の登録状況」です。前回よりも3世帯6人増え、9月23日現在で434世帯1,058人となっています。

 

 資料8は「関西広域連合構成府県の被災地支援状況について」です。10月2日現在で97人が支援活動を展開しています。

 「東日本大震災に係る支援」については、以上です。

 

 2番目は「台風第12号の被害に関する支援」についてです。

 資料1は、「台風第12号災害に係る和歌山県・奈良県への職員派遣の状況」です。和歌山県・奈良県への職員派遣について、大部分の調整が終わりました。一番早いのは9月26日から、多くは10月1日から行っており、10月中旬からも助っ人に行っていただきます。一覧にしているとおりですが、どうぞ活躍してきていただきたいと思います。

 

 資料2は「和歌山県への災害ボランティアの派遣について」です。まだまだ那智勝浦町では床下など家の中に土石流が滞留している自宅がたくさん残っていますので、さらにボランティアバスを派遣して災害ボランティアの方々の協力を得ようとしています。

 あと、奈良県の十津川村については、今日も慰霊の式典を現地に行かないでされていたように、村内の人でも歩いてしか現場にたどり着けない状況ですので、もう少しボランティアの派遣については見守らせていただきます。

 

 3番目は「総合特区及び環境未来都市に係る申請」についてです。兵庫県関係で2つ申請を出しました。ひとつは「あわじ環境未来島構想関係」です。これは地域活性化総合特区で申請しましたが、目標は「持続する環境の島」です。自然との共生を求めながら資源、資金、仕事を分かち合い、支え合って、身の丈に合った幸せを実感できる社会、誇りの持てる美しい地域をつくり、これを継続させようという目標です。目標を実現するための特区として全島展開する取り組みと重点地区(洲本市五色、南あわじ市沼島、淡路市野島)で実施する取り組みを申請しています。エネルギーの持続としてバイオマスや太陽熱、潮流発電、洋上・陸上風力発電といったこともあわせて検討します。エネルギーと地域をつなぐ「あわじ環境市民ファンド」の創設も検討対象です。「農と暮らしの持続」については、すでにチャレンジファームで人材養成が進みつつありますが、その人たちの協力を得ながら耕作放棄地の活用や就農会社による離陸支援、島内外協働の農業生産法人による農と食のパートナーシップづくりなどを行っていきます。一方で健康・癒しの里づくりということで、エコ・クラインガルテンづくりとして市民農園などの普及を図ります。高齢者に優しい交通システムとして、小型バスの運行やデマンドタクシーといったことも検討していきます。漁船の電動化・ハイブリッド化による漁業のグリーン化ですが、これは特に沼島で検討を進めていこうとしています。

 「環境未来都市関係」としては、総合特区に加え、洲本市中心市街地や南あわじ市志知、淡路市長沢・生田・五斗長、淡路市南鵜崎で「エネルギーの持続」「農と食の持続」「暮らしの持続」という3つのプロジェクトを行いますが、特に「暮らしの持続」については、健康長寿島づくりについても検討を進めていきます。

 2つ目が関西全体として取り組んでいる特区ですが、「関西イノベーション国際戦略総合特区」です。これは、先日関係団体が集まり申請内容も相談して9月30日までに申請したものですが、「イノベーションプラットフォーム」をつくり、開発から実用化へのスピードアップを図る、産業・技術の最適組み合わせを検討する、イノベーションの基盤強化を図るという3つの視点から、医薬品、医療機器、先端医療技術、先制医療、バッテリー、スマートコミュニティの6つのターゲットを据えながらイノベーションの共通土俵を整備して推進していこうとするものです。本県の取り組みを整理すると、SPring-8や京速コンピュータ「京」、FOCUSスパコン等の科学技術基盤を活用すること、シミュレーション技術を代表とする人材育成を進めること、国際コンテナ戦略港湾阪神港と姫路港や尼崎西宮芦屋港、あるいは東播磨港とを連携してイノベーションを支える物流基盤(港湾)の充実強化を図ることによって、関西を国際戦略総合特区として推進しようとするものです。資料をまとめていますので、私の説明は以上とします。

 

 4番目は「『平成22年度参画と協働関連施策の年次報告』の作成」についてです。毎年、「県民の参画と協働の推進に関する条例」に基づき実施状況を報告することにしています。499施策を実施しましたが、「地域づくり活動の支援」と「県行政への参画と協働の推進」という2つの分野における活動状況を報告します。それから、県民による地域づくり活動の状況について意識調査等をしていますが、やはり70代や60代が中心になっており、20代から40代は学校・職場での参画が多いです。また、居住年数が短いと地域社会とのつきあいが薄いということもあって、なかなか情報が入ってこないため参加しにくいということが言われています。そして、東日本大震災被災地救援ボランティア活動ですが、先遣隊や一般ボランティアの派遣、連休のときには東北自動車道ボランティア・インフォメーションセンターで各地のボランティアセンターの前さばきをさせていただきました。これらをまとめて年次報告します。

 

 5番目は「株式会社ひょうご粒子線メディカルサポート(仮称)の設立」についてです。県立粒子線医療センターは平成15年に開業しましたが、もうすでに3千例の照射実績を持っており、非常に活用されたセンターで高い治療ノウハウを持っていると評価を受けています。治療装置メーカーの持っている技術力とマッチし、粒子線治療にあたって非常に注目されています。これから粒子線治療装置を整備するところからコンサル依頼が随分きていますので、そのコンサル依頼に応える専門のシステムをつくりあげるため、兵庫県と関連会社が一体となり出資しコンサルを行う会社をつくります。新会社が新規施設に提供する支援の内容として、「基本的ノウハウ」、治療室や装置の設計に対する技術的助言や機器の機能評価に対する技術的知見を教える「施設の計画支援」、安全で効率的な治療を行うための機器の調整や開設に必要な申請業務に対するアドバイスを行う「施設の立ち上げ支援」、これらがきちんと出来ないと医師、放射線技師、医学物理士等の研修が十分に行われないことになりますので、これらを担うコンサルタントサービスの提供を行う会社をつくろうとするものです。すでに準備会は終わりましたが、これから準備に入り来月には会社設立にこぎつけたいと考えています。特に今回、鹿児島県指宿市に財団法人のがん粒子線治療研究センターが整備されていますが、これは県立粒子線医療センター菱川元院長がセンター長として行かれているというほど、我々の支援の下で開業にこぎつけたというところもあります。このコンサル会社が活動することによって、我々のノウハウの使用料をいただこくことにしたわけです。

 

 6番目は「平成24年度国予算の概算要求の状況」についてです。現在のところまで分かっている要求額を再整理させていただいていますので、ご参照ください。

 

 7番目は「『うんぱく2011~尼崎運河博覧会~』の開催」についてです。10月8日に実施します。

 

 8番目は「北摂里山フォーラム2011の開催」についてです。11月12日に実施します。フォーラムの基調講演は人と自然の博物館の岩槻館長にお願いし、パネルディスカッションでは生物多様性などについて議論を深めます。

 

 9番目は「『銀の馬車道・鉱石の道スタンプラリー』の実施」についてです。「鉱石の道(生野鉱山~神子畑鉱山~明延鉱山)」と「銀の馬車道(生野鉱山~姫路港)」とを連携し関連づけて歩いていただこうとするもので、スタンプラリーを行います。

 

 10番目は「『西播磨オータムフェスタin光都』の開催」についてです。10月29日・30日に組立式能舞台を活用し、能舞台を中心にオープニングステージや西播磨伝統芸能ステージなど、2日目には大蔵流狂言善竹会による狂言やピッコロ劇団による演劇、また西播磨元気ステージということで、西播磨の文化団体・グループの活動発表があります。いつも西播磨は春、4月29日に「出る杭大会」を中心とする「西播磨フロンティア祭」を実施していましたが、秋にもこれに匹敵するような催しをやろうということでこの「西播磨オータムフェスタin光都」を今年から行うことになったという経過がありますので、ご紹介させていただきます。

 

 11番目は「但馬地域の首都圏におけるPR活動の展開」についてです。いろいろなユニークなPR活動を展開していますが、ひとつは三省堂書店とタイアップし、城崎温泉とコウノトリ等の文庫本のブックカバーを三省堂書店で頒布していただきます。また、但馬の物産のPR月間を展開し、あわせて街頭キャンペーンを行います。その他、銀座4丁目スエヒロへの但馬産野菜・果物の提供や、昨日も県議会で質問がでていましたが、朝来市出身の児童文学作家・森はなの伝記の朝の連続ドラマ小説への採用要請活動などを展開しながら但馬のPR活動を行います。

 

 私からは以上です。

質疑応答

記者:

 夏の節電が終わってこれから冬の節電に向けて取り組んでいくと思いますが、関西電力からの情報提供がないと対策もなかなか取りにくいと思います。今後、関電からいつ頃情報提供を受けて、いつ頃対策を呼びかけていくのか、今後のスケジュールをご説明ください。

 

知事:

 まだ十分に全体像が見えているわけではありませんが、12月に入ると原子力発電所が4基動いているうちの3基が定期点検に入るので止まります。2月に入るともう1基も定期点検に入るという状況ですので、少なくとも12月以降にどうするかということが冬の電力対策の課題だと思います。従って、今月中には具体の、何がやれて、何がやれないのか、どんなことができるのかということも含めて相談をしていかければならないのではないか、そして11月に入ると呼びかけられるようにしていく必要があるのではないか、私自身はそんな感じでいます。ただ、節電対策は、需要量を減らす方ですが、もう1つ、そういう形で原子力発電所は定期点検に入りますけれども、その他の電力供給力を増加させることができないのかということも非常に大きなポイントになりますので、そのようなことも含めて関電と十分に相談していく必要があるというのが1番目の課題です。2番目は、夏と違って、冬の電力の使用パターンが、どちらかというと朝晩がちょっと増えて、あとはほとんど横ばいというパターンですので、ピークカットが非常にしにくい恐れがあります。朝晩のピークカットをすれば、しにくいですが、それでいいのか、そのようなピークカットプランについての方法とそれからどの程度のピークカットが必要なのかを見極めないといけませんので、この2点がこれからの相談のポイントになるのではないかと思っています。

 

記者:

 夏の時期に薄着を奨励したように実際に直接的な節電方策に加えて、生活上の取り組みなども県民に呼びかけて行くことになるのでしょうか。

 

知事:

 直接的な節電行為はもちろんそうですが、夏はクールスポットへ出かけましょうというような呼びかけもさせてもらいましたが、冬はウォームスポットへ出かけましょうというのが有効なのかどうかは分かりません。方法としてはいろんなものを取り上げて、遡上にあげて協力をいただけるような方法を、あまりたくさんあげても効果がないかもしれませんので、ある程度絞ってお願いしていくような働きかけにする必要があるのかなと思っているところです。

 

記者:

 国の概算要求の総枠や中身について現時点でどういう評価をしていますか。

 

知事:

 基本的には概算要求枠の範囲で、要求が行われたわけですが、東日本大震災関連は、別枠ということになっていますので、その部分が別枠にされているということで、ある程度のぎちぎちという感覚はないのではないかと思っています。それから地方財政で言いますと、平成23年度と同じ一般財源ベースということになっていますので、我々から見ますと社会保障関連費の自然増がありますので、その分が結局、他の施策で飲み込まざるを得なくなる可能性がありますから、やはり平成24年度は我々にとってかなり厳しい予算編成を強いられる可能性があるのではないか。その辺を懸念しています。

 

記者:

 財務省の宿舎問題ですが、凍結になっていたものが工事が再開になっていて、首相が現地に視察に行ったということがありましたが、これについてはどのように評価をされていますか。

 

知事:

 我々ではちょっと考えられないです。国は各省で仕事をされていますので、図体が大きいというその現れ、象徴なのではないかと思います。兵庫県ですと、このような話は知事のところに情報が上がってきて、着手する前に議論するのではないかと思います。

 

記者:

 国民の目から見てどう受け取られるかという問題ですが、どう感じていますか。

 

知事:

 今の時期にあえて100億円を超える職員宿舎を整備しなくてはならないかどうか、もう少し慎重な対応をされていてもよかったのではないかと思います。

 

記者:

 大阪府で教職員を退職させることができるという強烈な条例案が問題になっていますが、この条例案をどう評価されますか。また、首長と教育委員会の距離感、あり方について、現状が良いと思っていますか、それとも改善の余地があると思っていますか。

 

知事:

 あの条例案は少し乱暴すぎるのではないでしょうか。一律にすべてを一定基準に反したら停職だとか免職だとかというような運用のやり方を強いるわけですので、それは少し乱暴なのではないかと思います。教育委員会と知事部局との関係ですが、教育の内容については、現行制度を前提にする限り、基本的に教育委員会が一義的な責任を負わなくてはならないのではないでしょうか。そうすると我々が相談させていただいているのは、予算を通じた財政的な関係ですから、それに関連する、例えば学校を開設するかどうか、改修するかどうか、あるいは定数をこれ以上増やすのかどうかというような基本的な枠組みを相談させてもらっています。従って、現行制度を前提とする限り、教育の一義的な責任は教育委員会が負っておられ、私どもはまずは尊重していくべきだと思います。ただ、併せて学校評議員や地域の方々が学校運営に関心を持っていただける仕掛けも導入されてきていますが、そのような意味で教育委員会が独善にならないように、協議や相談はどんどんさせていただくという立場ではないかと思っています。

 

記者:

 大阪維新の会が出している教育基本条例案と、職員基本条例案も反発が強いようですが、大阪維新の会のやっている大阪都構想を進める上で大阪市の職員を選別したりとか、平松市長も「独裁的」という表現を出すなど、かなり強権的な動きを強めています。選挙ということがあるかもしれませんが、隣の知事でもあり、同じ関西広域連合のメンバーである橋下知事のいろんな政策など物事の進め方をご覧になってどのように思われますか。

 

知事:

 ちょっと心配です。ある意味で主張を明確にして課題に対しての一つの回答を制度化しようとされているのだと思いますが、いささか私から見ると性急なのではないかと思います。かなり強引に突っ走られているという印象は否めないなと思います。もう少しゆっくりされててもいいのではないかと思います。

 

 

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