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更新日:2013年12月16日

知事定例記者会見(2013年12月16日(月曜日))

【発表項目】

1 政策会議議題

 (1)「ひょうご安全の日のつどい」等の実施

 (2)東日本大震災に係る支援

 (3)『「私の夢」絵画・漫画コンテスト』入賞作品の決定

 (4)JR赤穂線沿線「かきまつり」リレーイベントの開催

 (5)丹波の魅力を活かした「丹波ファン」拡大

動画(録画配信)

記者会見を動画で見る(外部サイトへリンク)(約40分)
・会見中の知事及び記者の発言内容は、議事録でご確認ください。

知事会見内容

知事:

 1番目は「『ひょうご安全の日のつどい』等の実施」です。

 来年の1月17日に、19回目の「ひょうご安全の日」を迎えることになります。今年度の特徴ですが、1つは、「東日本大震災“絆”の発信」ということで、被災地の関係者に来ていただいていろんなことを企画しています。2つ目は、いつものようにメモリアルウォークを実施しますが、マップ上に海抜を表示して、津波を意識してもらおうと思っています。3番目が交流ひろば・ステージですが、高石さんや川嶋さんにもご出演いただきますが、今年は、新宮晋さんのアートプロジェクト「元気のぼり」として、鯉のぼりみたいな元気のぼりをあげることにしています。

 4ページをお開き下さい。先ほど言いました「東日本大震災“絆”の発信」ですが、被災地での支援活動報告と県内避難者支援として、南三陸町や女川町、気仙沼、石巻等に派遣されている職員に、復旧状況報告と地域のPRをしてもらおうとしています。また物産展も行います。それから、アートプロジェクトの「元気のぼり」で被災地を励ますメッセージを送ることにしています。

 次に、メモリアルウォークでは、一般コースを歩く方だけではなくて、帰宅訓練ウォークという形で、徒歩帰宅を想定して、それぞれの事業所からHAT神戸を自宅と想定した訓練をします。コンビニ等と災害時の帰宅支援ステーションの協定を結んでいますので、途中でそのようなところにも立ち寄りをお願いしたいと思います。また、災害時の伝言ダイヤルを使った訓練も実施します。

 「カリヨンの鐘」の鳴鐘等の1.17のつどいは例年とほとんど同じ内容です。

 交流ステージも従来と大きく変わりませんが、トーク&ライブで高石さん等にも話をしていただこうとしています。

 参加型防災訓練も行います。

 13ページ以下に減災月間の主な事業一覧を載せています。全部で100件以上ありますが、主なものとしては、例えば、ぼうさい甲子園、国際防災・人道支援フォーラム2014、国際復興フォーラム2014、防災士シンポジウム、県立大学震災記念・ひょうご防災プラットフォーム合同シンポジウム等を実施します。

 

 2番目は「東日本大震災に係る支援」です。

 県内被災者の状況は、ほとんど変わりません。

 12月から2月までの被災地支援関連事業ですが、例えば、看護協会が「まちの保健室」の開設支援ということで、2月11日に被災3県の看護協会と合同で、高齢被災者を中心とする地域での相談事業や安否確認事業の展開について、情報交換会を開くことになっています。

 次に、被災地支援に出向く兵庫県の任期付職員を募集していましたが、一般事務職が16名、総合土木職が10名、建築職が4名の30名を決定しました。参考に25年度の派遣者数31名を書いていますが、現在のところ、この内23名の方は、延長を希望していただけるようですので、来年度になると53名の任期付職員が被災地で活躍をしていただくということになろうかと思っています。このように任期付の職員の皆さんの協力が得られていることに感謝したいと思います。

 

 3番目は「『私の夢』絵画・漫画コンテスト 入賞作品の決定」です。

 来年で宝塚歌劇100周年になりますが、その100周年に因んで、絵画と漫画のコンテストを実施していました。美術等に造形の深い小中学校長等に審査員に入っていただいて、審査をしてきたものです。2月16日に宝塚大劇場で、「こころ豊かにのびよう!のばそう!ひょうごっ子」宝塚フォーラムという形で、第1部で「夢」をテーマに、雪組の組長、副組長、そして彩風咲奈さんとトークをすることにしていますが、その前に表彰式をします。絵画の部、漫画の部の写真をつけていますが、テーマが「私の夢」ですから、夢あふれる作品に特別賞として宝塚歌劇100周年賞を創出しました。娘役トップスターになって宝塚大劇場の舞台に立っているという「私の夢」が選定されています。

 

 4番目は「JR赤穂線沿線「かきまつり」リレーイベントの開催」です。

 相生かきまつりが1月19日、赤穂かきまつりが2月2日、ひなせかき祭が2月23日で、赤穂線沿線でリレー的に続きます。1月26日には、室津でもかきまつりが開催されます。そのような意味で、かきをテーマに地域振興につないでいきたいということで続けさせていただいています。

 

 5番目は「丹波の魅力を活かした『丹波ファン』拡大」です。

 丹波の自然や農産物、観光スポット等の丹波の魅力を活かして、皆さんに丹波におこしいただくなど丹波ファンを増やそうという企画事業です。

 1件30万円以上の事業を対象に3分の2以内の補助をしようということですが、誘客促進で8事業、販路開拓で2事業、商品開発で3事業です。主な事業として、例えば、TANBA/TAJIMA CYCL WEEKは、自転車で篠山市、亀岡市、南丹市をめぐるツアーや、篠山のお城めぐり、黒豆農家とのふれあいツアー等、4ツアーを実施したものです。それから、柏原百姓会では、旅行会社の社員に丹波で体験をしてもらい、次は、社員の方に丹波の旅行プランを企画してもらおうという試みです。株式会社アパリスは、阪神電車岩屋駅近隣のオリンピア岩屋に「丹波ふれあい野菜市」を毎週火曜日と金曜日に開催して評判になっています。たんば恐竜・ほ乳類化石等を活かしたまちづくり推進協議会は、非常に精巧な丹波竜フィギュアを作って、販売を行うこととしています。

 

 最後に、湊川神社に能舞台がありましたが、5年弱ほど休館していました。ようやく修復ができまして、神能殿という能舞台が再開しました。これからまた神戸の能の殿堂として活躍してくれるのではないかと期待しています。今日は、観世流26代お家元の観世清和さんが来られまして、午前11時からと午後2時から、自ら主役を演じていただいていると思います。残念ながら、私は見られませんでしたが、開会式には参加させていただきました。

 

 私からは以上です。 

質疑応答

記者:

 シンガポールで開催されたTPPの閣僚会合では、結局、年内妥結は見送られました。日本側が重要5項目と位置付けている品目についても、アメリカ側は全面撤廃を要求しており、年明けの交渉も非常に厳しいと予想されます。地方自治体としてどのように見ていますか。

 

知事:

 TPPそのものについては、日本としては避けて通れない課題ですから、きちんと対応していくことが基本だと思います。従来から申し上げているように、5項目に代表されるような項目について、日本として守るべきところは守ると主張してこられたと思いますが、それがなかなか合意に達していないということだろうと思います。農産物の関税だけではなくて、自動車の関税や特許問題についてもすべて片づいているわけではありませんので、今回、年内妥結ができなかったのは、やむを得ないと思います。

 従来から主張していますように、もし国内産業に影響があるような形で妥結せざるを得ないならば、その影響に対して最小限にする対策もあわせて講じてもらいたいと思います。

 農産物の5項目でも、例えば、米といっても煎餅なんかは、玄米などに比べれば、ほとんど関税がかかってないといえる状況です。5項目の中で守るべきものと、今の実情で十分対応できているようなものとを仕分けをきちんとしていく作業が必要だと思います。その上で、守るべきものはきちんと守っていくことにしていかないと、単純に5項目全てだめというような交渉の段階ではなくなってきていると思います。いずれにしても国益を損なわない交渉をきちんとしてもらいたいと思っています。

 

記者:

 東日本大震災被災地への兵庫県からの任期付職員についてです。派遣される職員の構成は、事務職、土木職、建築職と大きな変化はないと思いますが、例えば、相手方自治体のニーズや派遣されている職員の方からの意見等が反映されて、内容として変化する部分はありますか。

 

知事:

 基本的にはあまり大きな職種別の変化はないと思います。事務職が多いですが、今何に困難をきたしているかというと、地域計画等をどのように作っていくかということ、または、用地買収等の具体的な折衝に時間を取られているというようなことです。私が伺った時もこういった事務を担当していることが多かったと思います。そういう意味からすると、この構成は今の課題に合っているのではないかと思っています。まだ建物の建築が進んでいるとういう状況にはなっていませんので、メインの事業の推進、事業監督というようなことの前段階のいろんな関連事務が多く、それに助っ人に行くということなのではないかと理解しています。

 

記者:

 今年から派遣されている職員の内23人が引き続き被災地支援に取り組みたいとの意向を持っておられるとのことですが、そういった職員の声を聞いてどう考えますか。

 

知事

 いろいろな仕事をしていますので、一律には言えませんが、例えば、私を案内してくれた石巻の集団移転団地を担当している職員は、5000人ぐらいの新しい町ができるので、場所を提供するだけではなくて、どのような町にしていくかというコンセプトが大事になってくるし、それに対応する町の設計が必要になりますから、民間企業にまちづくりを丸投げするのではなくて、きちんとしたまちづくりの過程や手順を追うべきではないかということを随分腐心しているという感想を漏らしていました。やはり復旧復興に携わったことがある経験を生かしていただいているのではないかと感じました。

 

記者:

 今年の漢字が発表されました。五輪の招致もあって「輪」ということになりましたが、知事の今年の漢字を教えて下さい。

 

知事:

 私が1字で今年を表すとすると、「気」です。景気の「気」、気持ちの「気」、勇気の「気」、元気の「気」、気分の「気」です。いろんな意味がありますが、景気が良くなりつつあることや、人の状況に対する判断が明るくなってきている、気分が変わっていかないといけない、気持ちが変わらないといけないというようなこと等を踏まえますと、「気」という字が、今年の漢字として、私はふさわしいと思います。

 

記者:

 先週、税制改正大綱が発表されました。軽自動車税の増税、自動車取得税の減額、法人住民税の一部国税化などが決定されました。一方で、軽減税率の導入に関しては、10%増税まで議論が続くというような内容でしたが、率直なご感想と軽減税率導入等についてご意見があればお願いします。

 

知事:

 今回の税制改正は、景気の後押しをしようという狙いからすると、それなりにいろんな対応が散りばめられていると総括できます。法人対策はそれなりに行われていますが、税負担を最終的にするのは個人ですので、その意味からすると所得課税に対する対応が基本的にあまりされてないことが、非常に残念に思いますし、少し心配をしています。

 地方税制でいうと、消費税が増強されて地方法人関係税よりも格差は縮小しますが、地方消費税そのものも二倍近い格差を持っていますので、何らかの対応をしないといけません。結果として、大都市に税源が集中してしまい、税収が大都市や大都市を抱えている府県も含めて伸びてしまうことになります。それに対する格差是正の方策として、法人住民税の一部を地方交付税の財源に活用しながら、地方交付税の仕掛けを通じて格差是正しようとしています。手段としては、いろいろ評価があります。特に住民税をそういう形で使うのかという議論がありますが、やむを得ない措置だったのではないかと思います。率直にいうと、徴収の仕方が、税務署に申告納付することになっていますので、いかがかなと思います。法人住民税の徴収は相変わらず残りますから、市町村と県に納めて、市町村や県が国庫に納めるやり方で良かったと思います。住民税の性格を、もう少し大事にして欲しかったと思います。

 また、自動車取得税を下げて、軽自動車税を3千円程度上げることにしましたが、普通自動車と軽自動車の税差が非常に大きかったことを是正したかったのだろうと思います。軽自動車の所有者は、交通手段があまり発達していない田舎に多く、1人1台、軽自動車を持って行動せざるを得ない状況です。そのようなところの納税負担を上げていますので、もっとガソリン税など従来は道路財源だったものについての抜本的な見直しを是非して欲しいと思います。ただ、まだ軽自動車と普通自動車で約3倍の税負担の差があります。そうすると普通自動車1台で軽自動車3台分ですから、増税はしょうがないという見方もできるかもしれません。総合的に判断したら、やむを得ないということだったのではないかと思います。

 消費税に軽減税率を導入するかどうかについては、税の仕組みの問題です。軽減税率を採用しているヨーロッパは、基本的にインボイス制度で、取引の度に伝票をつけて、その伝票がない限り仕入税額控除をしません。その制度が日本にあればよいのですが、今のやり方は、例えば、仕入れの額と売上げの額に5%をかけて、その差額を納税しているようなやり方です。しかし、軽減税率が導入されると、過去の仕入れの中で、どの取引でどれだけの負担がされたかの確認が難しいため、自民党は、インボイス制度をするとしても、ものすごく手間がかかるし、日本の納税感覚に合うかどうかといった議論になっていて、見極めがつきにくいとおっしゃっておられます。私は公明党が提案している自分が取引をした段階で幾ら消費税が入っているか確認できるような仕掛けができるなら、軽減税率制度は一つの考え方だと思いますが、それができるかどうかにかかっていると思います。十分、検討してもらいたいと思います。

 ただ、消費増税の際に何らかの配慮を無くしていいのかというと、配慮は必要と思っていますので、いい仕組みができるかできないか、本当に技術的な問題でもありますので、真剣に研究検討していただきたいと思います。

 

記者:

 リニア中央新幹線についてお尋ねします。現在の整備計画では名古屋より西では奈良市付近を通る計画になっています。以前から京都府、京都市を含めて京都ルートへの変更を求めていて、京都では関西広域連合を通じてルートの再検討をしたいという意向も示しているようです。連合長としてどのように対応されますか。

 

知事:

 ルートの問題を解決しないとテーブルにつかないと言われてしまうと、大変難しい話になります。我々はとりあえず、ルートの問題は関西広域連合で解決を図るのか、図らないのかはこれからの議論とした上で、やはり名古屋まで開通してから18年間も大阪まで乗り入れない状況が正しいのだろうかということについて、問題にしたいと思います。やっぱり大阪まで乗り入れていく必要があるということ強く主張していきたいと考えて行動していきたいと思っています。

 

記者:

 もし京都からルートに関して連合に協力を求められた場合の対応は、どうお考えですか。

 

知事:

 連合としての結論が出るかどうかペンディングですね。基本計画が定まったのは、平成23年度です。そのときには、もうそういう主張は出ていました。そういう主張が出ている中で基本計画が定まったということも、十分踏まえながらの議論にならざるを得ないと思います。JR東海や、奈良県は、この問題はもう決着済みとおっしゃっておられます。そういう中でのルート変更の問題ですので、非常に慎重に進めていく必要があると思います。

 

記者:

 来週、国の予算案が発表されますが、兵庫県に係る部分で注目、期待をしているものを教えてください。

 

知事:

 阪神間と日本海側のミッシングリンクの進度がどの程度上がっていくのかが非常に大きな関心事の一つです。もう一つは、科学技術基盤です。ポスト「京」、SPring-8の後継がどんな対応になるのかも、注目したいと思います。

 忘れてはならないのが子育て対策です。総額3千億円を使って新しい対策が検討されています。この中身に注目したいと思います。できれば我々が提案しているようなものも実現してもらえばありがたいですが、活用できるものは活用していくという子育て対策が重要だと思います。

 最後にやはりボリューム感が必要です。消費税が増税されるということもありますので、それへの対応として、即効性のある対応でなければいけません。安全安心に対する公共事業は重要な機能を果たしますので、公共事業にも注目しています。ただ、公共事業はあまり増やす予定はないようですので、補正予算とあわせてどんな形になるか注目したいと思っています。

 

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