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更新日:2014年4月25日

知事定例記者会見(2014年4月22日(火曜日))

【発表項目】

1 政策会議項目
(1)ひょうごICT戦略推進本部の設置
(2)兵庫ひきこもり相談支援センターの開設
(3)小野長寿の郷(仮称)構想にかかる当面の推進方策
(4)新・企業庁経営ビジョンの策定
(5)第3次病院構造改革推進方策の策定
(6)阪神淡路20年―1.17は忘れない―啓発・広報媒体の作成・配布
(7)東日本大震災に係る支援
(8)平成26年度「こころ豊かにのびよう!のばそう!ひょうごっ子」宝塚フォーラム100周年を迎えた宝塚歌劇~夏休み親子鑑賞会~参加者募集
(9)「北播磨おいしんぼ館垂水店」のオープン
(10)「官兵衛屋台村」の開設及びオープニングセレモニー
(11)“日本一の丹波栗”の産地復活に向けた基本構想の策定
 

動画(録画配信)

記者会見を動画で見る(約40分)(外部サイトへリンク)
・会見中の知事及び記者の発言内容は、議事録でご確認ください。

知事会見内容

知事:

 1番目は「ひょうごICT戦略推進本部の設置」です。
 

 2月の県議会でも、ICT戦略について本格的な取り組みをするために本部を設けて推進を図ってはどうか、という議論もありました。その際にも、ICT戦略推進本部の設置を検討したいと答えていました。年度が始まり、準備も整いましたので、推進本部を設置することにしました。

 構成員は政策会議構成員ですが、事務局長に政策部長、事務局次長に科学情報局長を置き、事務局は情報企画課が担当します。幹事を置いてワーキンググループで事務的な検討を進めます。

 別紙をご覧ください。ひょうごICT戦略の検討イメージを整理しています。現状としては、これまで、ひょうご情報交流戦略等に基づき、情報の地域格差是正を進めるために、ひょうご情報ハイウェイの整備、ブロードバンド100%達成、フェニックス防災システムの運用等を行ってきました。近年では、モバイル端末やクラウドコンピューティングの普及、オープンデータへの期待、ソーシャルメディアの利活用等、かなり進化してきています。これらに対してICTを活用していくことが求められていますので、兵庫県としての取り組みを検討の上、推進を図りたいと思います。

 目指すべきICT利活用社会ビジョンの共有として、5つの戦略をつくろうと考えています。まず、暮らしの質の向上です。2番目は、地域力の強化です。女性、高齢者、障害者等の社会参加を促進します。ICTは、距離を超えますので、それをいかした多自然地域での活性化を図っていきます。3番目は、産業の振興です。高付加価値化、高収益化を図ります。また、科学技術基盤の活用による人材育成等を目指します。4番目は、行政のオープン化、効率化です。5番目は、ICTの負の課題と言ってもいいと思いますが、プライバシーの侵害、情報セキュリティへの脅威、青少年の健全育成への障害、情報提供者などの社会支配といった課題について、きちんとした対応をあわせて検討したいと考えています。

 3カ年計画をつくりますが、中長期的には、2020年までを睨んだ上で、本部を中心に1年かけて計画づくりを進めます。

 

 2番目は「兵庫ひきこもり相談支援センターの開設」です。

 兵庫県のひきこもり者数は、推計ですが約1万人に達し、公的機関やNPO等の支援を受けているのは約1400人で、8割に支援が行き届いていないという実情にあるのではないかと言われています。そのうちひきこもり期間が7年以上というような、ひきこもり当事者の長期化、高齢化、家族の高齢化等が進んできています。現にほっとらいん相談で30代が50%、40代が17%と、約7割近い方々が30、40代ということになっていますので、そのような意味でも対策の強化が必要だと考えているものです。

 そのために、兵庫ひきこもり相談支援センターを保健・医療、福祉、教育、雇用等30機関で構成する「ひょうごユースケアネット推進会議」のネットワークを生かし、県立神出学園を中核にして、阪神、播磨、但馬、丹波、淡路の地域ブランチをつくり、具体の相談は地域ブランチでも対応しながら、難しい相談や支援は神出学園が対応するということで整備を図りました。

 また、ユースケアネット推進会議でのほっとらいん相談も行いますが、あわせて、出前をして、面接相談も出かけていって受けるというような体制も行うことにしています。

 事業概要ですが、ほっとらいん相談は、相談日を増やします。週5日にしました。それから、面接相談を予約制で実施します。神出学園と地域ブランチで、電話相談等のうちで面接相談が必要とされる方について行っていこうとするものです。また、出前で行う訪問支援も始めることにしました。各ブランチ単位で月2件程度を想定しています。それから、地域相談会として、ひきこもり等に関するセミナーを開催して、そのあと個別相談会を実施しようしています。研修会についても拡充を図りました。

 兵庫ひきこもり相談支援センターは、4月25日からスタートさせていただきます。ほっとらいん相談の電話相談はもうすでに先行実施しています。

 地域ブランチの運営主体は、阪神、播磨、但馬、丹波、淡路のそれぞれのNPOです。十分に機能してくれることを期待しています。

 

 3番目は「小野長寿の郷(仮称)構想にかかる当面の推進方策」です。

 医療・健康・福祉という3つの基本的な柱をもとに、長寿社会を先取りする生活空間を整備していこうということで、平成12年度に「小野長寿の郷構想」を策定し、検討を進めてきたわけですが、平成20年に北播磨総合医療センターや新都市中央線の整備、兵庫あおの病院(仮称)の移転というような方向づけができましたので、医療施設の立地や道路計画の具体化を受けて構想も具体化してきていました。

 そのような意味で、今日に至っているわけですが、3頁の検討の概要にあるように、従来の「多自然地域で三世代が交流する健康・安心・生きがいのまちづくりモデル」の実現を目指す基本的な考え方は踏まえながら、現下の情勢の中で3つの基本方針を定めました。まず第1には、需要に対応した段階的整備とすること。第2は、公民の役割分担を明確にした上で、民間活力による整備を基本として推進を図る。第3に、整備が具体化する時期の社会情勢やニーズに柔軟に対応するようにしていこうと考えて検討を進めてきました。そして、大規模な現時点での土地活用は難しいけれども、福祉系の施設で一定の需要があり、また、オオタカ等の野生動物の生息環境となる森林を保全する必要も出てきていますので、森林を全部剥いでしまうというような開発ではなくて、コンパクトな土地利用とする必要があるということ、そして、地域内ですでに平らなところがありますので、それをうまく活用するというこの3つを条件として検討しました。当面の対策として「小野長寿の郷構想」のゾーニングを基本的に前提としながら、現段階で事業化が見込める区域を先行整備地域として設定して整備を図っていこうということにしました。

 先行整備区域の考え方ですが、現構想の「メディカルゾーン」「医療周辺ゾーン」「健康交流拠点ゾーン」で想定している機能を集約した「福祉拠点先行整備区域」(3.5ヘクタール程度)として位置づけ、民間事業者による整備を前提として事業提案コンペを実施し、福祉施設等を整備していこうとすることが第1です。第2は、里山先行整備区域ですが、国道175号線の西側の用地を森ゾーンの先行的モデル区域として位置づけて、ある意味では健康対策の一環でもありますが、教育・アウトドア、自然療法等に利用できる森や散策道を整備していく、そしてこの整備にあたっては、地元と協力しながら進めていきます。この2つのプロジェクトを先行的に実施しようとするものです。

 スケジュールですが、事業提案コンペを協議調整が整い次第実施をしていきたいと考えていますが、平成26年度前半には、コンペを実施して事業予定者を決めていきたいと思っています。

 6頁の図をご覧いただきますと、北播磨総合医療センターですが、これはすでに10月に開業しています。それから、その南側に兵庫あおの病院が移転をしてきます。27年度から開業します。その兵庫あおの病院の東側のエリアについて、福祉拠点先行整備地域にしようとするものです。この事業者を公募しようとしています。

 それから、国道175号線の左側にため池を中心とした塊があります。この塊を里山整備として、教育・アウトドア、自然療法等に活用ができるような地域として、住民の皆さんと一緒になって推進を図ろうとするものです。

 北播磨総合医療センターの東側の地域をどうするかという点については、さらにこれから検討を加えていこうとしています。問題は、ここを使おうとするとかなり造成のための重機を動かさないといけません。従って、コストが結構かかりますので、そのコストとの関連でどのような利用をするのかさらに検討を加える必要があるということです。

 

 4番目は「新・企業庁経営ビジョンの策定」です。

 企業庁の経営方針ですが、基本的な考え方として、(1)で地域の振興・県民福祉の向上、(2)で選択と集中の徹底、(3)で健全経営の維持と書いています。地域の振興、活性化や県民福祉の向上に寄与する、そのため、県民ニーズや社会的ニーズを踏まえ、新たな事業展開を検討する、と書いていますが、いわば民間ではできない、民間ではなかなかリスクを取りにくい、しかし、時代が要請している、そういう事業を手がけていくのが企業庁の役割で、つまり民間と競合して民間がやればいいようなものまで企業庁がやるというのは、いかがなものかということであろうかと基本的に思っています。

 そういう意味からすると、新たな事業展開を検討~ソーシャル・イノベーションの実現へ~と書いていますが、従来型の産業団地をつくる、住宅団地をつくるというような時代の使命は、終わったというと言い過ぎかもしれませんが、大分少なくなったことは事実で、これからの要請はライフスタイルや価値感の多様化に応じた健康・環境・観光・教育等の社会課題を解決する取り組みが必要とされているのではないか、そのための新たな領域を検討して企業庁としての役割を果たしていく必要があるのではないかというところに集約されます。事業例として健康分野、環境分野、観光分野、教育分野、産業分野、都市再生という点が挙げられていますが、具体的にどのように取り組んでいくかまだ具体的なプロジェクトを持ち合わせているわけではありませんが、検討の視点としてはこういう視点が重要になるのではないかと考えています。

 特に市街地再開発等です。都市再生等については、非常に権利関係が入り組んできたり、事業が長期間かかるというような性格を見ると、なかなか民間がやりにくい面がありますので、市街地の再開発を行うデベロッパーの役割というのは、これから注目されてもいいのではないかと思っています。民間がなかなかリスクを取りにくい、しかし非常に不可欠な事業というのがあるということではないかと思います。

 

 5番目は「第3次病院構造改革推進方策の策定」です。

 病院構造改革については、5年ごとに計画を作って推進を図ってきました。特に病院局の会計を公営企業法の全部適用に変えたことから経営の独立性を堅持しながら経営の安定を図っていく意味で、この病院構造改革推進方策を作ってきたものです。

 これまでの5年間で、診療機能の高度化ということで、例えば、がんセンターに「ダヴィンチ」を導入、こども病院を小児がん拠点病院として指定、姫路循環器センターがハイブリッド手術システムを導入、加古川医療センターに生活習慣病センターを設置、西宮病院に地域糖尿病センターを設置、救急災害医療では加古川医療センター・西宮病院・淡路医療センターに救命救急センターを設置しました。周産期医療については、西宮病院が地域周産期母子医療センターとして認定を受けました。精神の分野では光風病院にひかりの森(児童思春期センター)を開設しています。また、加古川医療センター、淡路医療センターの建替整備をしました。現在、尼崎総合医療センターが整備中で、来年度、開院します。また、子供病院の移転にも着手しており、着実に第2次医療計画に基づいて推進を図ってきました。 

 今後、社会保障と税の一体改革、保健医療計画の改定、地方公営企業会計制度の見直しも反映する必要があります。第3次行革プランも策定されました。これらを受けて、課題に対して的確に対応していきます。その中で、より良質な医療の提供ということで、診察診療機能の高度化などを進めます。柏原病院と柏原赤十字病院との統合再編は、実務的にさらに進めていきます。また、こども病院が、神戸市立医療センター中央市民病院との連携についても具体的に進めていきます。それから、建替整備との関連を踏まえまながら、全病院への電子カルテシステムを導入していきます。そして、今後、新たな小児がん粒子線治療施設を整備するとともに柏原病院の建替整備。そして、次は姫路循環器病センターという形で順次整備を進めていくことになると思います。

 また、跡地の有効活用は非常に重要になります。移転跡地の活用ですが、例えば尼崎病院等を考えると急性期病院なので、あまり長い間在院する病院ではなく次の引き継ぎ病院が必要になります。そのようなことも含めて、例えば尼崎の病院の後利用を考えていく検討を進めていくことになると思っています。

 その他にも安心してかかれる県立病院を実現する、自立した経営を確保していく、安定した医療提供体制を確立していくことを柱に立てて推進を図ります。

 特に医師の確保対策については、臨床研修制度とか専攻医制度について、医師のキャリアアップのための育成プログラムを充実していきます。あわせて、地域医療活性化センターと連携して、医師の研修、技能アップを進めます。看護師の確保についても意を用いていく必要があると考えています。また、柏原病院を県養成医師の育成拠点として、教育・研修機能の充実を図っていきたいと考えています。

 

 6番目は「阪神淡路20年―1.17は忘れない―啓発・広報媒体の作成・配布」です。

 『伝える』、『備える』、『活かす』をコンセプトに、今年度、多彩な事業展開していきますが、4月17日にひょうご安全の日推進県民会議の総会を開いて一層の普及啓発を図っていこうということを申し合わせました。

 減災キャンペーンということで、毎月17日は「減災活動の日」と決めさせていただき「耐震化」、「室内安全」、「備蓄」、「避難」の四つの重点テーマで実践活動の啓発をしていこうとしています。

 イベントガイドも毎月発行します。それから助成制度の募集も第2期目が始まりました。県民会議から「災害からあなたや家族の命を守る4つの実践」のパンフレットと毎月17日は「防災減災活動」の日ということで、何らかの防災減災活動を実践していただこうと呼びかけるカレンダーを作成しています。

 それから、第2期の助成制度を5月7日から20日まで募集しますので協力をお願いしたいと思います。

 

 7番目は「東日本大震災に係る支援」です。

 まちづくり専門家の派遣、ボランティアの派遣、新任職員研修を兼ねたボランティア活動の派遣、復興サポート事業、県内避難者への交流事業、アートの支援事業について募集をします。

 

 参考配布資料について説明します。

 100周年記念で宝塚歌劇夏休み親子鑑賞会を行うことにしました。第1部は、「みらいっ子メッセージ」で、子供たちから発表してもらい、そのあと花組の「エリザベート」を鑑賞する。

 「北播磨おいしんぼ館垂水店」のオープンは、すでに多可町が多可フレンドショップを月水金と営業していますが、土曜日を活用させていただいて特産品の紹介・販売をおこなうものです。4月26日は、オープニングイベントとして北播磨の巻きずし大集合、それから、農産加工品の販売、たけのこの試食販売等を行うことにしています。

 「官兵衛屋台村」の開設及びオープニングセレモニーについては、官兵衛にちなんで屋台村が開設することになりました。毎月概ね2回ほど、大手前公園の西側のスペースに姫路食文化協会がグルメコーナーをつくってPRします。オープニングセレモニーは26日です。官兵衛の時代というより、江戸時代の風情かもしれませんがユニークなパンフレットを作っていますのでぜひ注目いただきましたと思います。

 “日本一の丹波栗”の産地復活に向けた基本構想の策定については、既に丹波栗はブランドとしては定着していますが、生産量が少ないところが課題でした。これから10年の間に栽培面積50ヘクタール・生産量73トン増すことを目標にして、生産力の拡大、ブランド力の強化、観光客の誘致といった丹波栗に関連する対策を実施することによって、さらなる発展を遂げようとする基本構想がまとまりました。

 

 私からは以上です。

 

質疑応答

記者:

 西宮市長選で3党相乗りの候補が落選しました。敗因をどのようにお考えでしょうか。

 

知事:

 河野市長は2期目の挑戦でしたし、アサヒビールの跡地の活用等、ようやく本格的な西宮市政の積極的な推進を図ろうとされていただけに、大変残念な結果になってしまったと思います。体制が整い過ぎたことに伴って、それぞれもたれ合い現象が起こって、結局、誰が責任を持って推進するのか見えなくなってしまいました。何となくムードで、どうせ勝つだろうということが先行してしまったのではないかと思います。大変残念な結果になったと思います。

 

記者:

 新市長との今後の関係について、どういう形で進めていきますか。

 

知事:

 当選されたばかりですので、自分の構想について、どのようにしようかと整理されていかれると思います。西宮市は中核市でもありますから、それなりの自主的な市政運用を基本としながら、県や国その他の団体との連携を図っていくのが基本ですから、西宮市の今置かれている状況の中で、解決を図らなくてはならない課題に真剣に取り組まれることを期待しています。

 

記者:

 昨日、官邸を訪問されて菅官房長官と特区の話をされたと聞いています。政府側から特区の今後の進め方、方針等について話がありましたか。

 

知事:

 今回は、3月29日に関西地区が国家戦略特区に内定しましたので、そのお礼を申し上げに行きました。また、基本的に一部地域の指定というのは難しく、特区の推進事務局も、そのような方向で検討していると聞いていますので、一部地域ということではなく、全域の指定ということで進めてもらうようお願いして来ました。

東京圏と関西圏が日本の牽引役として期待されたわけですので、その期待に応えるようにしっかり進めてくださいと、官房長官は話されました。

 

 記者:

 ひょうごICT戦略推進本部について伺います。自治体クラウドと呼ばれるように、県庁内のサーバー等をICT技術を使ってクラウド化することにより、コストの削減や地震が起こった際にサーバーを保護するためクラウド化を進めている自治体がありますが、これについて進めるのかどうかお聞かせください。

 

知事:

 単にクラウド化すればよいという話ではないと思いますが、検討の素材から拒否するつもりはありません。

課題がないわけではなくて、例えば情報セキュリティの問題などもありますので、その点がクリアできるのかどうかも十分見極めた上で、対応するのが適当だということならば、対応していきたいと思います。

 

 

 

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