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更新日:2014年7月22日

知事定例記者会見(2014年7月22日(火曜日))

【発表項目】

 1 女性職員の登用
 2 「新ひょうごの森づくり」と「災害に強い森づくり」の推進
 3 ひょうご・東北交流公演 兵庫県立ピッコロ劇団ファミリー劇場「飛んで 孫悟空」
 4 「阪神淡路20年-1.17は忘れない-」の展開
 5 東日本大震災に係る支援   
 6 「農」イノベーションひょうごキックオフ交流会の開催
 7 黒田官兵衛などをテーマにした観光キャンペーンの実施
 8 夢但馬 2014 シンポジウム「但馬の文化を『開く』」の開催

  

動画(録画配信)

記者会見を動画で見る(約30分)(外部サイトへリンク)

・会見中の知事及び記者の発言内容は、議事録でご確認ください。

知事会見内容

 1番目は「女性職員の登用」です。

 女性職員の登用の目標設定を見直すことにしました。国の成長戦略で指導的地位に占める女性の割合を2020年に30パーセントにするという大きな目標を立てられています。兵庫県では、平成26年4月1日現在で6.5パーセントです。この状況で国並みの目標を立てても荒唐無稽になりかねませんので、現実的でしかも困難であっても実現させていくべき目標ということで、2020年の目標として15パーセント以上ということを設定することにしました。

 東京都は15.2パーセントで飛び抜けて高いです。それ以下は、鳥取県などが上位ですが、10パーセント前後です。兵庫は20位より少し上くらいです。平均よりは良いですが、やはり女性管理職を増やしていく基本的な方向の中で最大限の努力をしていこうということで、少なくとも東京都並みはこれから6年で達成しようという目標を定めました。

 

 2番目は「『新ひょうごの森づくり』と『災害に強い森づくり』の推進」です。

 「新ひょうごの森づくり」は第2期対策に入っていますが、基本的には公的関与による森林管理の徹底「森林管理100%作戦」を推進しています。つまり補助事業等を活用しながら森林所有者に負担をさせずに、公費で間伐や作業道の整備を行い、山の管理を徹底させることが「新ひょうごの森づくり」の基本的な考え方です。そして、県民緑税を頂戴して、山の災害に対する対応力の強化を図る「災害に強い森づくり」を進めています。

 まず、「新ひょうごの森づくり(第2期対策)」です。平成25年度までの実績を見ると、間伐は43パーセント、作業道が約3倍になっています。最近は、切り捨て間伐そのものが2次災害の原因になりかねない、つまり、水と土石と一緒になって間伐された丸太が流れ出て、堤防等を壊すことになりかねないということもあり、できるだけ搬出しようとしています。したがって、作業道がないと現実的にはなかなか搬出できないため、当面、重点を間伐より作業道に置いてきたということがあり、こういった結果になっています。今後、作業道の整備が進むと、間伐に重点を置きますので、間伐が進むことになります。そのような意味で「森林管理100%作戦」は概ね計画通り進んでいると評価しています。里山林の再生、森林ボランティアリーダーの養成、「企業の森づくり」の推進についても概ねそれぞれ達成している状況です。

 次に2頁の課題です。木材価格が平成26年1月以降下がっています。そうすると、山元土場までは下ろしたとしても、そこから運搬するには森林経営者の負担になりますので、値段の安い時は積極的に間伐材を活用しようというインセンティブが働かないことがあります。それから、森林経営計画の対象林でないと間伐の助成をしないのが国の補助用件になっており、2年前から森林経営計画の策定にかかっていますが、完了するのが平成26年度末までかかります。したがって、平成27年度以降になると補助の活用がしやすくなるので、さらに進んでいくと思っています。

 それから、「企業の森づくり」の推進ですが、協定締結数は25年度末で26社になりました。「企業の森づくり」として協力していただけるような主な事業所はかなり網羅されてきていますので、さらに発掘をする必要があると考えています。

 次に、4頁の「災害に強い森づくり」の推進です。今は第2期対策に入っていますが、それぞれ順調に進んでいると考えています。緊急防災林の整備では、斜面対策と渓流対策を進めています。斜面対策では、間伐材を利用した土留工を設置し、斜面対策では、簡易な流木止め施設の整備等を行っていますが、概ね順調に進んでいます。少し達成率が低いのは、針葉樹林と広葉樹林の混交林整備です。これは主伐として伐採した後、普通は針葉樹を植えていきますが、針葉樹を植えずに広葉樹を植えて山林の地耐力を増す対策です。全体計画が1000ヘクタールで、約半分の500ヘクタールほどが完了したということですので、事業の進捗に伴って順調に挽回していけるのではないかと考えています。進捗度が悪いと考えているのは、広葉樹林化促進パイロット事業で、達成率が10パーセントです。収益性の低い人工林の跡地に広葉樹を植栽して、将来的に広葉樹林に誘導することによって、山地防災力の向上と野生動物の生息環境保全に配慮しようとしている事業ですが、奥山であることから植林しても保護措置をとらないとシカに食べられるという問題があります。保護措置ですが、筒の中に木を植えて、大きくなってシカが食べないようになったら筒をはずすというやり方もありますが、経費がかさみます。また、網で大規模に囲んでもそれを乗り越えたり、下から潜り抜けたりします。したがって、いい方法を探さないといけない状況になっています。シカが食べない樹木がありますので、これらを配置するというような方法も検討しながら、パイロット事業についても促進を図っていくようにしたいと考えています。 以上のように「災害に強い森づくり」と「新ひょうごの森づくり」の2本立てで森林の安全度を高めていく事業を進めます。

 次に、8頁の「災害に強い森づくり」事業の整備効果です。緊急防災林整備では、斜面対策については、土砂流出抑制効果が7年も継続しています。また、表面侵食防止効果も継続しています。渓流対策については、土石流被害を軽減する森林化が進行していたり、下流集落への流木や土砂の流出被害が防止されています。このように効果が上がっている事例が多くあります。

 それから、今年の「ひょうご森のまつり2014」は、「森は天然力の宝庫~兵庫の屋根氷ノ山のいざない」をテーマに、10月26日にハチ高原で開催することにしています。よろしくご協力をお願いします。

 

 3番目は「ひょうご・東北交流公演 兵庫県立ピッコロ劇団ファミリー劇場『飛んで孫悟空』」です。

 阪神・淡路大震災20年事業として、東北に激励巡業に行きます。仙台の演劇人から4名の客演をいただいて、ピッコロ劇団ファミリー劇場としての活動を展開します。2頁にあるように、公演スケジュールはいわき市と仙台市の2カ所です。

演目は、「飛んで孫悟空」です。別役実さんの奇想天外な演目が、子どもたちを励ますという意味でも望ましいのではないかと思います。

 

  4番目は「『阪神淡路20年-1.17は忘れない-』の展開」です。

「減災活動の日」の取り組みでは、フェニックス共済が8月1日からの一部損壊特約発足半月前全県一斉にキャンペーンを行いました。また、国際協同組合デー兵庫県記念大会では、阪神・淡路大震災当時の取り組みをラジオ関西の谷さんの講演で振り返りました。他にも「災害に強い薬剤師なるために」という研修会が開催されています。

   資料2は、防災ワークショップ・防災訓練です。防災士会が1年を通じて地域と連携して、防災ワークショップ、防災訓練を行っていますが、6月末から7月にかけて4カ所で実施しました。

   資料3は、8月に登録されている震災関係事業等を3、4頁に記載しています。夏休み期間中ということもあり、子どもたちの参加を促すような企画がかなりあります。

 

   5番目は「東日本大震災に係る支援」です。

   7月末から8月にかけて、高校生などが千名以上被災地に入り、ボランティア活動を展開します。表の左側に、新の印を付けていますが、これらを中心に被災地支援事業を継続します。

 

   6番目は「『農』イノベーションひょうごキックオフ交流会の開催」です。

   8月21日にクラウンパレス神戸で実施します。交流会の全体会として、エム・シーシー食品の水垣社長に産地と取り組む商品開発の実例をベースにしたお話をいただきます。また、良いものをいかに高く売るかという内容で、神戸国際大学の中村先生に講演していだたきます。

   従来のように作物をつくって、それを市場に出していればよいという発想では、これからの農業は乗り切れません。消費者を十分認識した上で、消費者ニーズに応える「農」を展開していこうとしているのが、この「『農』イノベーションひょうご」です。それにふさわしいキックオフ交流会を開催します。

 

 7番目は「黒田官兵衛などをテーマにした観光キャンペーンの実施」です。

   中播磨県民センターで、都市圏における観光キャンペーンを実施します。右側の写真は、姫路KRD24プロジェクト「KRD8」のメンバーの皆さんです。KRDは黒田から取っています。

   ロケ地の散策ガイドブックをつくりました。随分、中播磨地域でもロケ地がありますので、紹介をしています。パンフレットは観光案内所等でも配布するようにしています。

 

   8番目は「夢但馬 2014 シンポジウム“但馬の文化を『開く』”の開催」です。

9月6日の土曜日に開催します。基調講演を安藤忠雄さんにしていただきます。第2部では、地元の中田工芸の中田社長のコーディネートのもとに、安藤忠雄、佐渡裕、蓑豊の3人で、トークセッションをしていただこうと考えています。大変ユニークなトークセッションになると思います。

 

   この土日に豊岡市民会館を中心に、「第5回コウノトリ未来・国際かいぎ」が開かれました。秋篠宮殿下と眞子内親王殿下がお成りになり、励ましをいただきました。秋篠宮殿下には、開会式でおことばも頂戴しています。

   コウノトリの野生復帰プロジェクトも、約80羽が大空を飛び回っていますが、最近は国際的な広がりを見せています。ハバロススクでは、一昨年からコウノトリの繁殖を目指していますし、韓国には豊岡のコウノトリが渡っており、向こうでも、コウノトリの再導入をやろうという試みがスタートしつつあります。

  日本国内でも、福井県の越前市(最後のコウノトリだった「武生」を生んだ地です)、関東では千葉県北西部にある醤油のまちの野田市が、積極的に取り組まれています。そういう意味で、国内的ネットワーク、海外とのネットワークも形成され、大きな取り組みが進みつつあるという意味で、この「第5回コウノトリ未来・国際かいぎ」は、新しいステージのスタートになるのではないかと期待しています。

 

 私からは以上です。

 

質疑応答

 記者:

 政府の地方創生本部の設置について動きが出始めていますが、知事が期待されることや注文されることがあればお聞かせください。

 

  知事:

 地方から成長戦略を展開していかなければ、東京一極集中の助長だけでは日本の社会経済の今後の進展が期待しづらいと言うことで、地方を活性化させるための統一的な指令塔を創る動きになったことは少し遅いかもしれませんが期待をしたいと思っています。

 その時に、どういう手段を地方活性化のために用意されていくのか重要になりますが、地方が自らの実情に即してイニシアティブをとっていけるようなしかけを用意してほしいと思っています。

 例えば、地方が単独や補助事業を活用しながらある一定のハード・ソフトの事業を推進しようとしたときに、地方債と元利償還を交付税で措置し応援いただく地方再生事業を創っていただくなど、地方の自主的な活動を応援するしかけを用意してほしいと思っています。

 

   記者:

 女性職員の登用について6.5パーセントから6年で15.3パーセントの2.5倍程度を目指されると言うことですが、現在のしくみ意外に、例えば女性が立候補すれば何か受けられるしくみや推薦式で管理職を見つけるなど新しい取り組みを展開される意思はありますか。

 

   知事:

 これからの検討です。少なくとも目標を達成するにしても女性の場合は管理職養成のための層が非常に薄くなっています。従ってかなり無理をしていかなければいけないため、内部人材だけで十分に達成できるかどうか分からないことから外部人材の活用も視野に入れて検討を進めていく必要があると思います。

 ただ、どのようなやり方がいいのか慎重に検討する必要があります。管理職に外部から来て役所の仕事がきちんと出来るのかどうかと言う問題もあるため、外部人材も視野に入れなければいけませんが、どのような仕掛けでどのような対象をリクルートするか慎重に検討した上で実施するならば実施していきたいと思っています。

 

   記者:

 例えば、中途採用や他企業で働いていた方の採用も考えているということでしょうか。

 

   知事:

 そういう方々も視野に入れていかなければならないと思います。

 しかし、もっと頑張っていただかなければいけないのは、今、現に兵庫県で勤務して女性として頑張っていただいている人たちに期待をしたいと思っています。

 

   記者:

 女性職員の登用の件ですが、国が成長戦略で出している数値目標30パーセントという数字については、改めてどういうふうに感じていますか。

 

   知事:

 国の場合も大変だと思いますが、国の場合はもともとの女性のキャリア職員を常時採用しているので、そのような人たちを活用することによって、かなり弾力的な素地ができており、30パーセントという数字も達成不可能な数字ではないと思います。しかし、初めての長官や局長、審議官が誕生した状況なので、かなり努力を要するのではないかと思います。

 県の場合は、従来、大変忙しい子育ての時期と中堅職員として仕事を任される時期が重なっているため、不本意であっても退職されるケースもあるため、育児休業や他の制度で出来るだけ働きやすい環境を整備していくことと併せて、キャリア形成のための研修や人事を配慮しながら進めていくのが重要ではないかと思っています。

 

   記者:

 政務活動費の件ですが、先週議会の代表者が集まった「あり方検討会」で座長試案が示されましたが、切手の購入全面禁止、温泉・観光地への宿泊は原則禁止、場合によっては政務活動費の額についても改めて検討するという厳しい内容になっていましたが知事はどのように評価されますか。

 

   知事:

 内容自身はコメントする立場ではありません。

そのような項目について議論が進んでいくことに期待をさせていただきたいと思いますが、かなり踏み込んだ検討項目になっているのではないかなと思っています。

 政務活動費について、県民の皆さんから見ても透明度が欠けているのではないかと指摘されているわけですが、その透明度をどう高めるかということと、その透明度を高める結果が収支報告であるため、収支報告の正確性を担保するための措置としてどのような措置をとるのか。第三者機関の意見も聞けるようにしていくことも検討課題にあがっているため、それらが制度化されるということになるとガラス張りになることに繋がるのではないかと思っています。大変、急いだ検討をされているので、そのまとめに期待したいと思っています。

 

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