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更新日:2015年1月15日

知事定例記者会見(2014年1月13日(火曜日))

【発表項目】

 1 知事コメント「震災20年を迎えて」
 2 「翔べ フェニックスⅡ ― 防災・減災社会の構築 ―」の刊行
 3 ラジオ番組を活用した産学官連携「産業ツーリズムバスツアー」の実施
 4 スウィーツ甲子園商品のWEB投票結果&入賞商品等の販売
 5 県立美術館 日本・スイス国交樹立150周年記念フェルディナント・ホドラー展
 6 県考古博物館「ひょうごの遺跡2015-調査研究速報-」特別公開「千石コレクション 古代中国鏡の至宝」 

動画(録画配信)

記者会見を動画で見る(約40分)(外部サイトへリンク)

会見中の知事及び記者の発言内容は、議事録でご確認ください。

知事会見内容

  1番目は「知事コメント『震災20年を迎えて』」です。

 阪神・淡路大震災からの20年を節目としてとらえ、亡くなられた方々のご冥福を祈るとともに、被災者の皆様の復興への努力に敬意と、そして、ご支援をいただいた内外の方々に感謝をいたしております。
 この阪神・淡路大震災は1995年で21世紀が高齢社会になるということが予測されていました。そういう高齢社会、成熟社会の中での復旧・復興であったことから創造的復興を大きな柱に掲げて努力をしてきました。
 復旧復興のステージに応じて課題は変化します。そのステージにおける課題に対して私どもの場合はモデルがなかったため、手探りで努力をしてきました。そのような中で、被災地の実情に応じた復興モデル、例えば、被災者生活再建支援制度を充実したり、住宅再建共済制度を作ったり、あるいは、その過程でのいろんな被災者に応じた事業を展開したり、こころのケア、ボランタリー活動への支援といった取り組みも進めてきました。
 20年が経過し、震災を経験していない人たちが半数となりました。半数近い人たちのことを念頭に置くと「忘れない」だけでは済みません。したがって、「忘れない」ということを基本にしながら、我々の経験や教訓を「伝える」、そして、「伝える」だけではなくて、「備える」、「活かす」という4つのテーマでこの1年間いろんな事業を展開してきています。
 今後の災害対策も大変重要です。そのような意味で、兵庫として、災害文化と言えるような減災・防災対策をさらに進めていく決意です。
 一方で人口減少や東京一極集中の是正等の課題も出てきていますので、これまでの復旧復興の歩みを礎に、安全で安心できる元気なふるさと兵庫の実現に向けて全力を尽くしていく決意です。
 こういった形で、「震災20年を迎えて」のコメントとさせていただきました。
 次に、ひょうご安全の日のつどいの概要です。1月17日は、11時45分から45分間、公館とHAT神戸の人と防災未来センター前の広場の2カ所で、1.17のつどいを実施します。それから、メモリアルウォーク2015ということで、東西からメモリアルウォークを実施します。そして交流ひろばではステージを設けて、いろいろな方々の協力を得て発信事業を展開します。あわせて、午後1時から防災訓練も行います。1.17のつどいの概略ですが、2頁の次第に書いているように、佐渡さんと芸術文化センターの管弦楽団による献奏曲、新成人による追悼の灯り献灯、開会の辞、国家斉唱、黙祷、式辞、来賓のことば、遺族代表のことば、そのあと、献唱曲で「しあわせ運べるように」を桂木小学校の生徒たちに歌ってもらいます。それから、県民のことばとして子ども達からメッセージをもらい、河田先生から1.17ひょうご安全の日宣言、その後、献唱曲として「アヴェ・ヴェルム・コルプス」、献花、閉会、このような次第になっています。それから、記帳所を神戸生田中学校、公館、人と防災未来センターに設けます。献花所は公館と式典終了後の人と防災未来センターに設けます。また、その日の午後5時46分から、芸術文化センター管弦楽団のマーラー交響曲第2番「復活」をKOBELCO大ホールで演奏していただき、県公館と西宮市民会館アミティホールでも、ライブで聞いていただけるような対応をすることにしています。5頁ですが「東日本大震災の“絆”の発信」ということで、関連する東日本大震災被災地との連携事業を整理しました。6頁はメモリアルウォークですが、今回は、5キロコースの中に子ども(親子)ウォークを新設しました。また、帰宅訓練ウォークも実施します。8頁ですが、交流ステージ「震災メモリアルステージ」ということで、森祐理さん、藤原紀香さん、トランペット奏者の大野俊三さん、高砂高校のジャズバンド部、津軽三味線の演奏、東北3県のゆるキャラの共演、コーラス等、多彩な催しを行います。子ども防災ひろばでは、防災学習を行います。従来のように、展示、炊き出し、各ボランティアの発信事業もあわせて行います。10頁ですが、なぎさ公園の周辺で防災訓練をします。また、地域の集いも実施します。参考で当日開催される行事や事業を時系列ごとに整理をしています。私どもは従来通り5時46分に県庁に集合して鐘をならし、6時から防災食をいただいた後、それぞれの行事に参加していくことになっています。式典後の大きな事業としては、国際・防災人道支援フォーラム2015を実施します。これには、国連事務総長特別代表(防災担当)のワルストロムさんにも参加していただくことになっています。ほかに各被災市も追悼式典を実施されますし、その他各種団体では、慰霊と鎮魂・東北復興支援「阪神・淡路大震災20年祈念コンサート」、レクイエム・プロジェクト神戸~震災から20年の追悼コンサート~等、多彩な事業が行われます。学校での防災学習や防災訓練は、西灘小学校、湊川小学校等いろんなところで実施される予定です。それから、地域の防災訓練は、真野地区まちづくり推進会、神戸市青少年育成協議会会下山支部、けま喜楽苑等が参加する事になっています。17日当日もそうですが、前後もいろいろなシンポジウムやイベントが行われます。ぜひご参照いただきたいと思います。

 

 2番目は「『翔べフェニックスⅡ ― 防災・減災社会の構築 ―』の刊行」です。

 ひょうご震災記念21世紀研究機構から発行されました。これは震災10周年の時も震災10周年記念ということで、「翔べ フェニックス」という形で取りまとめていましたが、東日本大震災というような大災害もこのポスト10年の間に起こりましたので、それらの経験も踏まえて、「翔べ フェニックスⅡ」という形で取りまとめました。これは不慮の事故で亡くなられた貝原前知事のひょうご震災記念21世紀研究機構での活動報告も兼ねているということですので、一種の遺言だというように受けとめたいと思っています。内容は、それぞれ復旧復興に関係した人たちが、それぞれの分野からこれまでの20年を振り返ったり、東日本との関わりを整理してみたりというような内容になっています。16章では、五百旗頭理事長が「近代日本の三大震災」ということで、関東大震災と阪神・淡路大震災と東日本大震災を比較し関係づけをされていますし、17章では、阪神・淡路大震災から20年ということで、巨大災害に備えた対応が必要ではないかという意味で、貝原前知事の小論文を掲載しています。ご活用いただきたいと思います。

 

 3番目は「ラジオ番組を活用した産学官連携『産業ツーリズムバスツアー」の実施」です。

 産業ツーリズムバスツアーの模様をラジオ関西の番組の中で、後日放送してもらうということです。地場産業の現場を訪ねられた人達と担い手との応対等をラジオで発信することによって理解を深めてもらうツアーです。新しい試みです。但馬地域では、豊岡鞄、食材、お酒、それから、播磨地域では、食品会社やものづくり等の工場見学等をすることにしています。

 

 4番目は「スウィーツ甲子園商品のWEB投票結果&入賞商品等の販売」です。

 スウィーツ甲子園は、障害福祉サービス事業所で障害者が製造する商品の推奨のために行っているものです。グランプリは、友が丘作業所、むぎのめ作業所のパウンドケーキ「Japanese SAKE cake」が獲得しました。原材料の清酒を剣菱酒造に提供していただいているものです。準グランプリは、いわき生野学園の「おかんのカリカリパン」です。第6回スウィーツ甲子園本大会の概要は参考にあるとおりです。2頁以降では、ロゴマークやイベント販売時等の包装袋を紹介していますのでご参照下さい。

 

 5番目は「県立美術館 日本・スイス国交樹立150周年記念フェルディナント・ホドラー展」です。

 スイスを代表する画家ですが、19世紀末から20世紀にかけての「世紀転換期」の時代を彩る画家として名高いとされています。スイス国内の美術館や個人が所蔵するホドラーの代表的な作品が90点展示されているので是非ご覧ください。ある意味で、阪神・淡路大震災から20年を経て、新しくスタートを切ろうとしている兵庫の激励の展示になるのではないかと思います。3頁以降に代表作品の写真が出ていますが、なかなか印象的な作品が多いといえるのではないかと思っています。

 

 6番目は「県立考古博物館『ひょうごの遺跡2015-調査研究速報-』特別公開『千石コレクション 古代中国鏡の至宝』」です。

 2ページは、25年度を中心とする発掘調査結果の速報ですが、3ページに千石コレクションの中国鏡の至宝展を記載しています。例えば「螺鈿宝相華紋八花鏡」は、大変貴重な資料といわれており、正倉院の螺鈿鏡が有名ですがほとんど類似している資料だといわれているような貴重な資料です。4ページに書いてあるような貴重な鏡があるので是非ご覧ください。これらの収蔵を兼ねた展示室を加西のフラワーセンターに考古博物館の分館として整備中ですので整備が終わればそちらに常設展示します。

 

 私からは以上です。

 

質疑応答

記者:

 『翔べフェニックスⅡ』について3点お伺いします。

 1点目は、改めて貝原前知事のお人柄、2点目は、論文についての感想、3点目は、知事の防災に懸ける思いをお聞かせください。

 

知事:

 一言でいえば、貝原前知事は理想を掲げてその理想の実現に向けて全力で取り組んでいく方だったのではないかと思います。創造的復興を高く掲げて、復興していこうという基本姿勢は、やっぱり、貝原前知事でないとフェニックス計画としては取りまとめができていなかったのではないかと強く思っています。
 貝原前知事はこういう国家的な自然災害に対して、復旧復興のシステムが十分できてない現状に対して、日本がこれから生き残るためには国家的な復旧復興システムも事前に用意していないといけないという意味で、災害の国難に際して対応のシナリオを今から沢山用意することが大事だということを警鐘していただいているのではないかと思っています。
 いずれにしても、20年の節目を迎えるからこそ、これらの基本的な課題は何かということ考えた時に、人々の生活も経済も社会も安全が確保されていないと砂上の楼閣になるため、そういう意味での第一義的な安全の確保を基盤とした基本的な活動が営まれるような社会をつくっていきたい。これをこれからの我々の取るべき兵庫県政の第一義にしたいと考えています。

 

記者:

 佐賀県知事選で自公が推薦する候補が農協系の推薦する元総務省の官僚に破れるということになりました。農協系の政治団体が応援していたということで安倍政権が進める地方の岩盤規制の打破にも影響するのではないかといわれていますが、同じ地方で農村地域を抱える知事としてご感想をお願いします。

 

知事:

 私からいえば、率直にいって自民党らしい候補を自民党が担がれればよかったのに、自民党らしくない候補を自民党が担がれた結果ではないかと思っています。そういう意味で、自民党らしい候補だったかどうかが問われるのではないでしょうか。もともと佐賀県は農政連が強いところなので自民党らしい候補だとすれば、農政連ときちんと協力できるような候補を選択される必要があったのではないかと思います。私も4年半、佐賀県で仕事した経験があるためそんな率直な思いがします。日本の農業自身が北から南まで含めて非常に大きな課題を持っているわけなので、そういう大きな課題を持っている中で改革をしようとすればするほど、情報の交換なり、情報共有が欠かせないということを今回は示されたのであって、政策が否定されたとか、政策の共有が拒否されたとかいうこととは異なるのではないかと私は理解すべきだと思っています。

 

記者:

 県立大学に防災大学院を設置する方針を固められたと思うのですが、震災から20年を超えて、地域として防災教育への力の注ぎ方をどのようにしていこうと思われていますか。

 

知事:

 一昨日も公館でぼうさい甲子園の表彰式を行いましたが、20年ということもあって小学校から大学、北は北海道から南は九州まで大変多く参加がありました。そういう小さい子供のころから防災に関心を持っていざという時にどういう対応・行動をとったらいいのかを日頃から防災の現場で親しんでおくことが重要だということは釜石の奇跡でも示されたところです。そのような意味で、子供から学生レベルまでの学びの中に防災意識の視点を入れていくこと不可欠だと思います。そう考えたときに県立大学、既に防災教育の共通センターはありますが、もっと専門性も高めていくことも重要なのではないかという意味で、大学院をつくろうということで検討を始めました。
 もともと、震災直後から県立大学に防災の学部を作る主張はありましたが、私どもは、防災で学部を作った後、就職などを巡る対応になかなか見極めがつかなかったこともあって防災教育ユニットを作りました。研究者の養成という観点、或いは、防災の専門家の養成という観点からすると大学院はそのような意味でふさわしいのではないかと思います。

 

 

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