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ホーム > 県政情報 > 知事のページ > 記者会見 > 知事定例記者会見(2015年11月30日(月曜日))

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知事のページ

更新日:2015年11月30日

知事定例記者会見(2015年11月30日(月曜日))

【発表項目】

 1 県民の信頼確保と厳正な規律の保持
 2 知事の海外出張(中華人民共和国、ベトナム社会主義共和国)の概要
 3 IWC2016「SAKE部門」兵庫開催の招致と開催準備
 4 税収確保重点月間(12月)の取組
 5 ひょうご専門人材相談センターの開設
 6 「西播磨フードセレクション2015」の受賞食品決定
 7 「丹波(多自然)地域まちづくり交流会」の開催
 8 平成27年度「丹波地域大学連携フォーラム」の開催 

動画(録画配信)

記者会見を動画で見る(約60分(外部サイトへリンク))

会見中の知事及び記者の発言内容は、議事録でご確認ください。

知事会見内容 

 先ほど、兵庫県農業3賞の授賞式を行ってきました。今年は、10人の方々に賞を差し上げています。
 農業も新しい時代を迎えようとしているため、お祝いの言葉としては、「新しい時代の兵庫農林水産業の確立にリーダーシップを発揮してほしい」と申し上げてきました。

 

 1番目は「県民の信頼確保と厳正な規律の保持」です。

 新たに付け加えた項目は、通勤手当の不正受給事案を受け、きちっとした手続きを行っていかなければならいないことと、少子化対策の一環である仕事と生活とのバランスを取ることです。早期退庁を促すとともに、管理職が時間外勤務についての管理を徹底することにしました。それから、各種子育て支援制度の活用促進を図ります。交通法規の厳守と交通事故防止は、再度徹底することで触れています。本県の例ではありませんが、幹部職員の飲酒というような事件も起こりましたので、年末を控えて十分注意を促しているものです。周知は、職員への一斉メールで配信をしています。また、通知後一週間以内に各職場で話し合いを持つことにしています。

 

 2番目は「知事の海外出張(中華人民共和国、ベトナム社会主義共和国)の概要」です。

 海南省友好提携25周年記念事業で15年ぶりに海南省を訪れました。以前私が行った頃は、高速道路もボアオまでが片道しか出来ていませんでした。三亜までは、既存のガタガタ道しかなかった状況でしたが、15年後は、一周高速道路も南北高速道路も東西高速道路も出来上がっています。新幹線ではありませんが、高速鉄道も整備されていました。街並みも高いビルが乱立しており、大きな変化を確認してきました。
 劉省長をお訪ねしましたが、劉省長からは、海南省は環境のいいところであるため、観光をベースに諸産業を展開していきたいということで「観光プラス」とよく言われていました。経済特区や国際観光島に指定されています。首脳同士の交流と各分野交流の更なる促進を図ることを約束しました。そして、毎年11月末に海南省で国際フェスティバルが開催されるため、それへの勧誘がありました。そのような意味で、交流の促進を更に進めること(特に青少年交流を実施することが重要)、共通のテーマである健康対策についての情報交換を更に進めていく、海南省に多くの観光客が訪ねていることから更に連携し、「歓楽祭」国際フェスティバルはどのようにしていくのかを新井香港経済交流事務所長と海南省の産業振興部次長とで協議をすることにしています。
 同行されていた教育訪問団の小河県立兵庫工業高等学校校長から、海南省の机電行程学校は、大変、技術水準が高いことから連携や提携の道を探っていきたいとの話がありました。また共同声明に調印をしました。我々は50人ほどの訪問団でしたが、全員を記念レセプションに招待していただきました。今後の30年、35年につないでいきたいと思います。
 10周年の時に約束をし、15周年の時に完成して引き渡した「兵庫友好庭園」を確認してきました。海南省としては、台風被害の後、修復をされていましたが、市街地に国際的な庭園を集めた国際庭園を造りたい検討をされているようであり、移設も含めて検討をされているとのことでした。必要であれば協力をすることを伝えています。
 現地企業の工場視察を行いました。ここはスピルリナという「藻」を生産している工場です。みなさんはガリガリ君(アイスキャンディ)を食べた事がありますか?ガリガリ君の青い着色は、スピルリナから精製して取ったものを使用しているそうです。すごく栄養素が多く、アミノ酸バランスのとれたタンパク質やβカロテンが豊富で、消化吸収力が高く、含有成分が利用されやすい特徴があるそうです。DIC株式会社が販売していますが、あまりPRされておらず、よく知られていませんが、知る人ぞ知る原材料です。大変大きな池が2面あって、それをベースにスピルリナの乾燥粉末を年間350トン、錠剤を年間70トン、ガリガリ君などに使われ色素を年間20トン生産して売り上げ約5億円の状況です。世界的にいうと、アメリカの工場で500トン程度の生産量でDIC株式会社は、世界市場でかなり大きなシェアを占めていると聞いています。
 ボアオのアジアフォーラム会場を視察しました。例年3月下旬に開催されている国際会議ですが、中国政府の支援もあり、アジアのダボス会議との評価を少しずつ得てきています。来年の3月は習近平さんが参加されることになっているそうです。2500人の大会議室があります。今、理事長は、福田元総理がされています。そのような意味でも、非常に日本とも関連の深い会議になっています。
 広東省を訪問し、黃人民代表大会常務委員会主任との交流を実施しました。胡春華書記と朱小丹省長は北京に用務があり、この度はお目にかかれなかったため、議会代表の黃主任にお会いしました。
 黃主任からは、広東省が非常に発展した現状説明の後に、7頁の課題に記載のとおり、地域バランスが問題で、珠江デルタ地域は良いのですが、省の東部、西部及び北部の発展が遅れている、経済の発展にインフラがついていっていない、1人当たりのGDPは1万米ドルを超えたが、貧困者といわれる人が60~70万人いるため、このための対応が必要だと習近平主席からも貧困問題を大きな課題として取り上げているというお話がありました。
 11月26日に第10回の共産党委員会の全体会議が開催されて、広東省としての5箇年計画が承認されました。この5箇年計画の理念は、イノベーション、協調、エコ、開放、シェアの5つの理念に基づいたもので、国家主席からもゆとりのある社会の先導になるように求められているそうです。「開放」に関連して兵庫県との関係は欠かせないものだと認識しており、今後とも経済、環境保護の分野を中心に交流の促進をしていきたいと考えているとの表明がありました。私からは、経済面では、日本広東経済促進会が定期的に開かれているので、この場を通じて広東省の経済的な構造改革や各種の分野での技術協力を進めて行くことを申し上げました。特に青少年交流は今後とも継続していきたいことを強調させていただきました。上田副議長からも発言がありました。
 関西広域連合としてベトナムのホーチミン市で観光プロモーションを実施しました。ホーチミンの観光PRは、カン副局長からプレゼンテーションが行われました。旅行エージェントとの意見交換を行いましたが、配布している資料で関西の状況を説明しました。更なるベトナムとの交流促進についての意見交換の中で、訪日ビザの関係が指摘されたので改善を行う必要があると申し上げています。
 11頁に記載のとおり、ベトナムホーチミンでの観光プロモーションに対して大きな中継ぎをしていただいた、グェン・トリ・ユンさんを観光大使に任命しました。ユンさんは今年の叙勲でも旭日小綬章を得られています。
 レセプションでは、沖縄の踊りやエイサーなどの披露があって楽しませていただきました。9頁に記載していますが、ドンタップ省、カント市、アンザン省、ドンナイ省、バンタウ省、ヴィンロン省が展示ブースを設けて、それぞれの地域の特産物を紹介していました。ベトナムのマンゴーが日本に輸入される事になりましたが、一方で日本のリンゴをベトナムに輸出するというバーター緩和を実施しています。ベトナムの場合は、米などの農産物なので、バーターになると行き詰まってきます。そのような意味でもTPPなどの大きな枠組みに関心が高いと話されていました。
 イオン・タンフーセラドン店で開催されている関西観光展において、見本の配布やパンフレットの配布を実施しました。大阪、京都、神戸までは、知られていますが、関西は、まだまだ知られていない状況です。関西の認知度を上げる必要があると考えています。
 11年のお付き合いになるクアンホーチミン市長を訪ねました。更なる発展のためにホーチミンを中心とする地方自治体のホーチミン連合と関西との経済的な交流を含めたプラットフォーム促進会議のようなものを創って交互に会議を開くことを提案しました。その後、ホーチミン市主催の夕食会でベトナム舞踊などを鑑賞させていただきました。
 エースコックのベトナム工場を訪ねました。エースコックはベトナムで30億食の即席麺を製造しており、ベトナム市場のおよそ5割を生産しています。ベトナムの中に7拠点11工場を構えて、世界40カ国に輸出をしているアジアの拠点工場に仕立てています。日本の工場は、日本人向けで海外はベトナムが拠点となっていく対応をされるそうです。私もフォーの乾麺を試食しましたが、たいへん美味しく頂きました。これは、日本でも輸入しており、かなり売れ行きを伸ばしていると聞いています。
 イオンベトナム関係者との意見交換を実施しました。イオンとは今年の7月に関西広域連合と包括協定を締結しています。イオンは、4つの大規模店が進出しているのですが、更に店舗を適切な時期に適切な場所に開設をしていきたいとの戦略をもたれていました。購買力が上がりつつあるということで、中心部はミニストップなどのコンビニ、郊外は大型店舗、大型店舗は立地創造(街づくりの中心店舗になるような進出)の視点で店舗を増やしていく計画だそうです。バイクの駐車場が約3000台で自動車が約500台の整備となっています。みなさんバイクで来店されていました。ベトナムでは中間層が増えてきているため、中間層を対象にした出店や販売商品の品揃えをしているとのことです。
 ホーチミン空港では、たまたま、知人の出迎えにみえていた、ドクさんにお会いしました。ドクさんも元気で講演活動や仕事に携わっておられるとのことでした。写真の真ん中の方は、中嶋総領事です。

 

 3番目は「IWC2016『SAKE部門』兵庫開催の招致と開催準備」です。

 インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)は、もともとワインが中心だったのですが、「SAKE部門」もこの審査会が審査しています。IWCで最優秀などを獲ると世界中が注目します。IWC自身も、「『SAKE部門』10周年でもあることから、2016年は日本で実施したい」という意向もあることから招致することにしました。明後日、準備委員会を立ち上げることにしています。
 ワインとしては1984年から始まっており、毎年ロンドンで開催されています。「SAKE部門」について、招致をしようとするものです。「SAKE部門」には、純米吟醸酒の部、純米大吟醸酒の部、吟醸酒の部、大吟醸酒の部、純米酒の部、本醸造酒の部、古酒の部、スパークリングの部、普通酒の部と7つのカテゴリーに分かれて、それぞれに金・銀・銅メダル受賞酒を決めて、その中からさらに1本を「チャンピオン・サケ」として選定しています。資料裏面にこれまでの兵庫の酒の実績を記載しています。2012年に(株)神戸酒心館の「福寿 純米大吟醸 黒ラベル」が金メダルを獲っていますが、あとは銀メダルです。来年はきちんと準備をして、金メダルを獲って、「チャンピオン・サケ」も獲るようにして欲しいと思っています。ちなみに、今年の「チャンピオン・サケ」は、「会津ほまれ」だったようです。

 

 4番目は「税収確保重点月間(12月)の取組」です。

 12月は、税収確保重点月間ですので、税収確保のため、滞納者への徴収の強化に取り組んでいきます。自動車には、タイヤロックの装着なども行って参ります。また、2ページにあります特別徴収につきましても、事業者に対する取り組みを強化します。軽油についても、先日、不正業者を摘発しておりましたが、さらに努力を重ねて参ります。

 

 5番目は「ひょうご専門人材相談センターの開設」です。

 明日12月1日(火)から、ひょうご産業活性化センター内に、専門人材の確保について相談に乗る部門を立ち上げます。「ひょうご専門人材相談センター」の実質の所長は、亀井コンサルティングオフィス(株)代表の亀井さんです。紳士服製造販売会社のツープライスストアで社長に就任しV字回復をして、株式上場させた上でご自身は辞められました。その後、経営コンサルタントを起業された方です。明日の10時00分に開所式を行います。

 

 6番目は「『西播磨フードセレクション2015』の受賞食品決定」です。

 グランプリは「初摘み実山椒」で、新宮のブンセン(株)がとりました。ユニークな商品が並んでいるのでご参照ください。去年は「ゆずみそ」で、その前は「もちもち玄米シート」でした。こういうことによって、いろいろな取り組みが展開されるようになっています。グランプリは「初摘み実山椒」ですが、「太子みそ」や「バジルペーストカップ」、「ゆずゼリー」が金賞を受賞しています。

 

 7番目は「『丹波(多自然)地域まちづくり交流会』の開催」です。

 篠山市の村雲(むらくも)地区や、丹波市の神楽(しぐら)地区は、小規模集落の中で自主的に取り組んで活性化しているところです。事例発表において紹介します。

 

 8番目は「平成27年度『丹波地域大学連携フォーラム』の開催」です。

 丹波は8つほど大学のグループが入っていて、その大学連携フォーラムも開催されます。12月12日(土)です。

 

 最後になりますが、明日で関西広域連合が5周年を迎えますので、コメントを整理させていただきました。

 「関西は一つ」という理念のもとで、関西版の総合戦略を作ったり、広域事務も今後さらに展開を深めていったり、関西の司令塔機能としてのあり方などを課題として取り組んでいかなければなりません。また、北陸新幹線やリニアなどの大阪乗り入れの実現にあたっての筋道をどうつけていくか、国からの権限移譲などの推進にも課題が残っています。責任ある広域行政主体としての役割を果たし、存在感を発揮し、関西としての活力を増していく、そのような中核的役割を果たしていきたいと考えています。今後ともどうぞよろしくお願いします。

 

 私からは以上です。 

質疑応答

記者:

 今週の4日からルミナリエが始まりますが、今年は、新しくクラウドファウンディングや新しい募金の形も始められています。常々課題になっている募金や開催資金の集め方など課題もあると思います。改めて、課題と新しい取組みへの評価をお聞かせください。

 

知事:

 ルミナリエの理念は、鎮魂と復興です。特に平成7年の12月にあの状況の中で始めた原点を忘れないようにしていかないといけないと思っています。また、10~12日間で350万~400万人の方々に来ていただいています。このような催しはそうあるものではないと思います。ルミナリエに来ていただく人たちは、光のペイジェントに対しては満足していただいていますが、それ以外の満足感が実際持っていただいているのか。地元としても、ルミナリエ効果を、例えば、自分たちの営業活動などにどのように引き入れていくのか。このあたりが課題になっていると思います。そして、お見えになる方々に光のペイジェント以外の満足感をどう与えていったらいいのか。それだけ大勢の人がお見えになるのに、自分たちの営業活動にどう引き込んでいくかという視点で努力をしていく必要があると思っています。

 

記者:

 昨年の知事会見等でお話がありましたが、募金がなかなか集まらないこともあって、いろいろ工夫もされていたところもあります。今年は4日から始まりますが、県民の皆さん、県外から来られるお客様に対して、改めて知事から呼びかけがあればお願いします。

 

知事:

 今年は、ルミナリエの作者が替わりますので、今までとは違った味わいを経験していただくことができるのではないかと、私自身も期待しています。そういう意味で、おいでいただきたいと思います。

 

記者:

 募金については。

 

知事:

 入場料を取るべきではないかという話もありましたが、ルミナリエの原点を考えたら、鎮魂と復興ですから復興は協力していただくことが基本になります。入場料を取るのはいかがかという話から募金箱を設置し、自主的な参加をベースにしようとしています。理念そのものは維持しないといけないし、そのような理念で始まった募金ですので、ぜひご協力をお願いしたいと思います。

 

記者:

 関西広域連合の関係です。大阪府の松井知事が副首都という構想を打ち上げています。井戸知事も、双眼構想を主張されています。中身がわからないところもありますが、維新の副首都の考え方をどのようにみられていますか。

 

知事:

 今までの経験から首都機能の移転という観点で主張すると前に行きませんでした。それで、私たちは防災の観点も含めて、首都をバックアップする地域として関西を位置づけるべきではないかと主張しています。首都をバックアップしていく、いざというときに首都機能を担える地域として位置づけるという意味で副首都と言われているのだとすると同じ目標だと思います。基本的にそういうお話なのではないかと思います。もし、どこかに官庁を全部集めて移ってこいということだと、簡単なことではなくなってしまいます。ただ、大阪維新の会はそういうことでも目標に掲げられるかもしれませんが、今は関西広域連合としては、いざというときのバックアップを関西が果たす、そういう役割と位置づけを明確に事前にしておくべきだ、これが国としてのBCPではないかと強く主張しています。
 もう一つは、首都直下型地震などの首都圏における大災害を考えたときに首都圏だけで危機管理ができるのでしょうか。それが難しいとすると防災拠点を関西にも持っておくべきではないか。これも双眼構造にしておくべきではないかという主張をさせていただいています。

 

記者:

 フェニックス共済が10年ということで、12月にもフォーラムがあります。私が調べたところ、当初の構想では2010年に50%の加入率、これが難しくても当面は15%という数字があったと思います。現状は9.3%ということですが、そのことへの知事の受け止めと、認知度不足やこれから普及啓発の余地があると思いますが、そういう意味での知事のお考えをお聞かせ願います。

 

知事:

 今も当面の目標は15%を掲げています。一戸建ては10%を超えていますが、マンションの加入率が悪いです。マンションの共用部分は管理組合で入っていただけるようにしました。実際、大きな災害がおきて、手こずったのはマンションの再建です。3件ほど最高裁までいって、ようやく方向が決まったというようなことまで起きました。従って、今おっしゃったように、こんな課題が生ずる可能性があることを踏まえたうえでの対策の一つとして、しかも他の制度に比べると加入負担が非常に軽いことを基本にしてさらにPRを進めていきます。ちょうど10年でいい機会なのではないかと思います。キャンペーンをきちんとして理解を深めていくことが重要だと思っています。地震保険の加入率も悪いです。これは、私流に言うと誤解があって、しばらく地震はこないのではないかと思われているのではないでしょうか。20年前の阪神・淡路大震災の前の状況では神戸では地震は起きないという風説が流れました。そのような思いを持っておられるのだとすると、それは全く間違いです。30年以内に70%の確率で起るということだとすると基本的に30年の内に大規模地震、南海トラフが動きますよ、動くための対応をきちんとやっておきましょうということを呼びかけていきたいと思っています。

 

記者:

 関連して、全国的にもこの制度が広まればいいという取組みもされているのではないかと思いますが、そこについては、どのように受け止められていますでしょうか。

 

知事:

 結局、我々が直面しているように首都直下型地震が起ったらとか、東海・東南海・南海地震が起ったらとか、ここ30年くらいに大規模地震に遭いそうな地域は熱心です。そうでない地域は負担だけさせられるという思いがあって、理解が進みません。大規模地震に遭いそうな地域だけでは、一種の共済制度は持ちません。全国・全体として支え合わないといけないので、呼びかけはしていますが、なかなか進んでいきません。県民のみなさまの理解とともに、他県のみなさまに対する理解も進めていく必要があるのではないかと思います。
 もう一つ強調したいのは、生活再建支援法で国と都道府県で1/2ずつ負担しあって、最高300万円まで支給される制度ができていますが、今の国や地方の財政状況の中で、支援金を税金で支給していくのは非常に難しくなってきていると思います。そうすると、支援を充実していくかというと、いざというときに備える共済制度を全国に普及させるということが、重要な制度として検討されなくてはならないのではないかと私は思っています。そういう意味でも理解を深めていく必要があるのではないかと思います。

 

記者:

 当面の目標の15%はどのくらいのスパンで実現すればいいとお考えでしょぅか。

 

知事:

 大きな地震がきたらすぐに実現するでしょうね。淡路島も2年前に震度6の地震に遭った後、加入率が増えました。不幸を待っている訳ではありませんが、そのような事例も出しながらに進めていきたいと思います。何年かということは、一生懸命努力しますということで勘弁してください。計画を立てられるだけの見通しを持っておりません。

 

記者:

 青野運動公苑についてお聞きします。今日で土地信託事業が終了します。改めて、28年間の事業評価や今の感想をお聞かせください。

 

知事:

 土地信託という制度が非常にずさんな制度であり、これを活用して県民の憩いの施設整備を行って運営をしてきたということは、きっと失敗だったのでしょう。だから、今度は県が直接運営にタッチする仕掛けとして対応していきたいと思っています。土地信託そのものが非常に曖昧で、責任の所在を明確にしていかない制度であった。そのようなことを知らずに飛びついた県の不明をお詫びしないといけないと思います。

 

記者:

 今後、県として事業を続けるわけですが、黒字が出ているなら良いという判断もあって、10年で3億5000万円の納付を考えると100年でも35億円で届きません。また、続けることのリスクとして、ゴルフ場がこれから10年、20年、今後も営業を続けていけるのか。ホテルもかなり古くなっているので改修もしないといけません。今後の損切りというわけではないですが、その可能性もあるのかどうかも含めて、事業の見通しをお聞かせ願います。

 

知事:

 今回、新たな委託業者の方に運営を委ねますので、再スタートの状況を見ないといけません。今、ゴルフ場経営を順調にやっているところは、ゴルフ場を開設してきたところが破綻または売り出しをしたようなゴルフ場を引き受けて、経営をしてかなりの収益を上げられているのが、今のゴルフ場経営の一般的な状況です。今度の委託業者は第二創業をやっておられるような立場になります。我々としては大変期待ができると思っています。かなり長期間資金を寝かせることになりますが、それには耐えざるを得ませんので、一般会計からみると企業庁にがんばっていただきたいという意味で委託する構造にしました。

 

記者:

 今、財政健全化を進められていますが、それへの影響は。

 

知事:

 まわっていればいいので、それは全然無いと思います。処分すると赤字が表面化します。赤字処理まで抱え込むことになるので、財政再建の足を引っ張ることになりかねません。事業はある意味で、続けていくことによって回収を図っていくことができればそれが一番望ましいと思っています。

 

記者:

 一時的とはいえ、残った負債の8億3000万円は県が引き継ぐことになりますが。

 

知事:

 ほっておくと、年利6%の商事法定利息を払わされます。そんな馬鹿なことをやっていられないため処理をします。

 

記者:

 負債が発生したという点についても、一言お願いします。事業終了の段階での新たな負債ですよね。

 

知事:

 新たではなく、従来から8億円の債務を土地信託が抱えていました。これをどこかが負担しない限り閉鎖に伴って、土地信託が調達しないといけなくなります。調達財源をほったらかすと通常利息ではなくて、商事法定利息を負担せざるを得なくなる恐れがあります。そこであえて県が立て替えて、土地信託の清算を行うことにしました。いかに土地信託制度がいい加減な制度かということをこれでも表していると思っています。このような土地信託を活用した我々の不明でありますので、お詫びを申し上げないといけないと思っています。

 

記者:

 今日、漫画家の水木しげるさんが亡くなったという報が入ってきました。知事も鳥取の勤務のご経験があるということですし、水木さんは神戸に漫画家としての原点の一端があるところもあります。兵庫県の知事として国民的漫画家が亡くなったことについてお感じになることがあればお聞かせください。

 

知事:

 私は学生時代、ゲゲゲの鬼太郎を愛読しました。その水木さんが亡くなったことは、昭和が遠くにいったなと思います。また、ゲゲゲの女房で楽しませていただいていましたので、あの水木さんがというように思います。水木しげるさんの水木は神戸市の水木通りにある水木荘から取られたということですので、神戸にとっても残念な方を亡くしたということではないかと思います。兵庫は漫画の世界でもいろいろな人が出ています。手塚治虫や横山光輝だけでなく、現役では尼崎市の尼子騒兵衛さんが活躍されています。このようにいろいろな方が漫画の世界でも活躍していただいていることを改めて水木さんをお送りするとともに実感しました。

 

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