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更新日:2010年10月8日

海外交流(平成22年10月)

海外交流

姉妹州県ブラジルパラナ州

 今年は、海外の姉妹州県や友好省県の節目の年である。ブラジルのパラナ州とは40周年を迎える。私もこの11月に県民交流団とともに訪問することにしている。パラナ州はあのイグアスの滝が有名だが、環境都市として名高いクリチーバが州都である。もともと日本人移民の多い地域で、日系人も大いに活躍している。

 1968年(昭和43年)6月にパラナ州議会が世界に例のない日系人を称賛する旨の決議を採択したことを契機として両州県の交流が始まった。その後、1970年(昭和45年)5月に協定を締結したものである。

 ブラジル移住100周年の際には、パラナ州ローランジャでサンパウロに次いで記念式典が皇太子殿下のご臨席のもとで開催された。県立美術館とパラナ州のオスカー・ニーマイヤー美術館との美術展交流も行った。

 クリチーバには県事務所がある。クリチーバの姉妹都市である姫路市と共同で整備した建物の中に、県事務所と日伯商工会議所の事務所がおかれている。

 パラナ州内の都市とは姉妹都市となっているところが多い。加古川市とマリンガ、西宮市とロンドリーナ、姫路市とクリチーバ、淡路市とパラナグアである。5年前、私がイグアス市を訪ねたとき、同市長から兵庫県内の都市との交流を申し込まれた。しかし、まだ交流に至っていない。何せ地球の反対側大変遠い所だけにスタートは難しいが一度締結されると濃密な幅広い交流が積み重ねられていくようだ。

 パラナ州からは毎年のように経済ミッションが来日されているし、兵庫からは若手地域農業リーダーの研修派遣、教員交流、文化交流など多面的な交流が続いている。しかも、クリチーバにしても、マリンガ、ロンドリーナにしても、パラナグアまでが日本庭園を持ち、特にブラジルの赤土に農業生産を確立した日系人に大変感謝しているし、大変兵庫との関係を大切にしている。


兵庫の姉妹州県、友好省県

 兵庫の姉妹州県をみてみよう。米ワシントン州とは1963年(昭和38年)10月から姉妹州県となり、47年を迎える。もともと自然、風土、産業等類似しているうえに、シアトルと神戸が姉妹都市であることから始まった。シアトルには県事務所がおかれており、ここが日本文化の紹介の拠点になっている文化センターだ。お花、お茶などの伝統文化や、各種学習コースの場ともなっている。姉妹都市も、神戸とシアトル、西宮とスポケーン、西脇とレントン、篠山とワラワラ、加東とオリンピア(州都)、加西とプルマン、三田とキティタス郡、宍粟とスクイム、市川町とポートタウンゼントである。大学との提携交流も多い。

 ロシア・ハバロフスク地方とは1969年(昭和44年)4月から姉妹州県となっている。1966年(昭和41年)に第一回日本沿岸貿易見本市に兵庫の企業が出品したことが契機となった。昨年40周年であり、県民交流団と訪問し、ハバロフスク市内の公園で記念植樹を行った。豊岡の大空を飛ぶコウノトリの自然復帰の始まりは、ハバロフスクからオス4羽・メス2羽の幼鳥を提供されてから人工飼育により増加し、地域ぐるみの取組みが今日を迎えている。あわせてニューリーダー交流研修事業などを積み重ねている。

 西オーストラリア州とは、1981年(昭和56年)6月から姉妹州県、来年で30周年を迎える。西オーストラリアは鉄鋼、LNGなど資源王国で兵庫の企業とも結びつきが強い。経済交流だけでなく、大学間交流、青少年交流、文化交流が盛んであり、県事務所では、日本文化紹介イベントをはじめ日本語教室やお茶、お花、書など日本文化教室を開催し、州都パースの日本文化の拠点となっている。姉妹都市は、赤穂市がパースの南、ロッキングハムと交わし、青少年交流を中心に緊密な関係となっている。オーストラリアといえばコアラ、現在の淡路ファームパークのコアラが年をとったので、若いコアラの提供をお願いしている。子どもたちの夢が実現して欲しいものだ。州都パースは世界的に美しい都市として有名。これからも大切な交流を続ける必要がある。

 中国広東省とは1983年(昭和58年)3月、海南省とは1990年(平成2年)9月、友好省県となっている。広東省との交流は、もともと在留中国人が多い兵庫であり、改革開放の中国の中心として県内企業との交易も重要性を増し、しかも神戸には中国近代の父、孫文の記念館もあり、これらが契機となった。再来年度で30周年を迎える。経済、文化、青少年交流のみならず、中国人観光客の誘致にこれからさらに努めていく必要がある。私は、青少年交流の基本はホームステイであると考えている。相互の家庭での生活を通じて相互理解を深め、草の根交流の実をあげたい。

 海南省は広東省の一部が昇格して省となったことに伴うもので、日本庭園の整備など観光や国際会議などを中心に関係を深めている。

 従来、香港に県事務所を設置していたが、現在は連絡所としている。中国との経済、文化、教育、青少年、観光など広範な交流を考えたとき、再度事務所を設置するのがよいのか、連絡所や駐在員を複数設置してネットワークを広く組むか、進出企業や県人会の協力を得るかなどを含めて検討していく必要がある。


準姉妹州県

 フランスのパリには県事務所がある。フランスのセーヌ・エ・マルヌ県(シャルル・ド・ゴール空港がある)、アンドル・エ・ロワール県(日本学校がある)、アヴェロン県(昆虫記ファーブルの生誕地)、ノール県(リール。福祉分野の交流)、そしてドイツのシュレスヴィヒ・ホルシュタイン州(港町キール)とは、姉妹州県としての協定は結んでいないが、文化、青少年、経済など準姉妹州県としての交流をしているうえ、欧州諸国との観光経済交流の活動の拠点として活動している。

 この春から大阪市の事務所が入居したのでより相互協力でき、共同事務所的運用をしている。また、兵庫の芸術家の発表会などを応援したり、朝来市とバルビゾン市(ミレーの晩鐘が有名)との提携なども手がけた。


世界の中の兵庫

 兵庫はもともと神戸が世界に開かれた港湾都市として発展していくこととともに展開してきた。それだけに、企業活動をはじめ、文化、生活、青少年など世界中の人々と地域との交流が欠かせない。グローバル時代を迎えてその課題はより大きくなっている。インターネットなど情報ネットワークにより、情報連絡ができても、フェイスツーフェイス、直接の接触が必要となっている。姉妹州県、友好省県などの地域間交流は交流の軸になる。また、世界時代の動きを支えるのが、特に中小企業をはじめとする世界対応を支えるのが、海外事務所である。

 世界の中の兵庫をさらに磨きをかけよう。


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