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知事のページ

更新日:2014年4月16日

安全元気ふるさと兵庫の実現(平成26年4月)

安全元気ふるさと兵庫の実現

(震災20年)

 来年1月17日には、阪神・淡路大震災から20年を迎えます。
 震災は、未曾有の被害とともに、社会が抱えるさまざまな課題を私たちに突き付けました。私たちの復旧復興の歩みは、まさに新しい時代を切りひらく挑戦の連続であったといえます。
 今、被災地でも震災を経験していない人が4割を超えています。これまでの私たちの経験や教訓を決して忘れてはなりません。
 そして、内外の防災・減災対策の推進に生かしていかねばなりません。同じ悲しみを繰り返さないために、被災地兵庫に課せられた責務です。
 南海トラフ巨大地震など将来の災害に対し、被害を最小限に抑えられるよう、ハードはもとより、ソフトの視点からも地域の防災力を高めます。今月から1年間、私たちの経験や教訓を「伝える」「備える」「活かす」をテーマに、県民総参加による震災20年事業を展開します。
 私たちは、阪神・淡路大震災から出発しなければなりません。その原点は安全安心です。安全安心な県土にこそ、豊かで元気な生活や社会活動が展開できるはずです。

(新たな時代の流れ)

 世界の人口は増加を続ける一方、わが国は人口構造の急激な変化に直面しています。1億2千800万人まで増加した日本人口は、今世紀末には7千万人になると予測されています。兵庫でも今後30年間で約90万人減少します。まず、この動きを緩めなければなりません。
 アンケートでも理想の子ども数は2.4人とされているだけに、仕事や経済的な事情により結婚、出産をためらうことがないよう、安心して結婚し、子どもを産み、育てられる環境づくりを急がねばなりません。
 また、超高齢社会に備えなければなりません。団塊世代が75歳以上となる2025年問題が待ち構えています。
 兵庫においても今後10年で、後期高齢者が30万人近く増加します。在宅サービスを中心に、必要なケアが受けられるよう、今から計画的に整備を進めていく必要があります。
 一方で、豊かな経験を持ち、元気で意欲あふれる高齢者の増加は、地域社会の活力源になります。
 高齢者だけでなく、女性の力も社会の活力維持には不可欠です。
 女性が能力を存分に発揮し、活躍できる環境をつくらねばなりません。そのためにも、家族はもとより地域ぐるみの取り組みが必要です。
 人口の地域偏在も深刻化しています。兵庫でも、世帯数50戸以下、高齢化率40%以上の小規模集落が330集落に達しています。
 多自然地域が有する豊かな自然、文化、生活などの多様性こそ、新たな力を生む源泉です。地域の資源を生かしながら内外との交流を広げ、兵庫の発展を支えてきた地域を再生していかなければなりません。
 地域経済の活性化が必要です。
 スーパーコンピュータ「京」やX線自由電子レーザー「SACLA」、SPring-8など、兵庫に集積する最先端科学基盤は、世界を先導する新産業・成長産業の礎となるでしょう。
 また、地方にも世界市場を席巻する企業があります。新たなニーズをくみ上げるマーケット力と技術力を統合することで、この可能性はさらに高まります。
 食やファッション、健康などの生活産業も次代のキーワードです。兵庫食材をはじめ、兵庫から世界市場での活発を期さねばなりません。

(安全元気ふるさと兵庫の実現を目指して)

 課題やニーズが多様化しても、新たな時代や地域をつくっていくのは地域を愛する人々の力です。
 しかし、経済的な豊かさや利便性を追い求めてきた結果、地域とのつながりも、そこから生まれる「ふるさと意識」も希薄化し、心のよりどころを失い、社会に漠然とした不安感が広がっているのではないでしょうか。
 今こそ、自分たちの地域への関心と思いを寄せる「ふるさと意識」を育んでいかなければなりません。激しく変化し、グローバル化が進む時代だからこそ、自らが立つ基盤としての「ふるさと」が必要になるのではないでしょうか。
 日本の縮図といわれる兵庫は、五つの地域ごとに個性豊かな自然、文化、産業を有しています。また、進取の気性あふれる多彩な人材も輩出してきました。震災からの創造的復興では、成熟社会が直面する課題に、県民の力を結集して挑戦してきました。
 そうした兵庫こそ、新たな社会づくりの先頭に立って進んでいかねばなりません。県民と共に描いた21世紀兵庫長期ビジョンを目標として、「安全元気ふるさと兵庫」の実現を目指し、着実に一歩一歩取り組んでいこうではありませんか。

音声による知事メッセージ

音声でも知事メッセージ(MP3:5,752KB)を聞くことができます。
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プレーヤーがインストールされていない場合は、プラグインダウンロードページからプレーヤーをダウンロードしてからお聞きください。

お問い合わせ

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FAX:078-362-3903

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