ホーム > 県政情報・統計(県政情報) > 知事のページ > 知事エッセー > スポーツの秋(平成26年11月)

ここから本文です。

知事のページ

更新日:2017年11月7日

スポーツの秋(平成26年11月)

スポーツの秋

(長崎国体)

スポーツの秋といわれる。秋空のもと、陸上に、球技に、ハイキングに、登山になど各種活動が展開されるし、それにふさわしいのが秋だからであろう。先日、長崎国体が行われた。台風19号の襲来の懸念のなか開会式が無事行われたが、残念ながら、私は出席できなかった。翌日、兵庫での大雨や強風が心配だったからだ。チーム兵庫としての結果は、500人を超える選手役員の活躍にもかかわらず、目標の天皇杯8位以内には届かなかった。しかし、ジュニア選手たちの活躍もあって、天皇杯11位、皇后杯8位ともう一歩の成績となった。また、来年の和歌山国体に期待したい。

(のじぎく国体)

知事エッセー26年11月

のじぎく兵庫国体開会式(2006年)

もう8年前になるが、あの「のじぎく国体」は忘れられない。阪神・淡路大震災から10年を経て、復旧復興が一定の状況になることを踏まえて、全国から支援をいただいたことに感謝し、ここまで来ることができたことを実体験してもらい、そして復旧復興を発信するために開催された。しかも、兵庫にとって50年ぶりの第61回国体であった。それだけに県民の皆様も大変燃えていただいた。県内各地で選手役員をはじめ訪れる人々の歓迎、おもてなしを一斉に行ってもらった。秋だから美しい、華やかな花の季節でもあり、コスモスをはじめ県花のじぎくまで沿道や会場周辺を飾っていただいた。

ハイライトは、開会式だった。天皇皇后両陛下のご臨席のもと、快晴の青空の下で、各県選手団の入場行進もきりりとして素晴しかった。何よりも素晴らしかったのは、開会式の最後を飾った「翼をください」の歌、あのユニバー記念競技場全員の5万人の合唱とともに、1,000人を超えるダンサーによるダンス演技である。その最後に、宝塚歌劇「宙組」のメンバーによる華麗な踊りが華を添そえてくれた。あのときの圧巻と感慨は忘れることはできない。

(テーマの大切さ)

この「のじぎく国体」のテーマは、「ありがとう、心から、兵庫から」であった。まさに、厳しい10年間の復旧復興への支援への感謝と、これを担ってきた私たち自身への想いと激励と、復旧復興の実情の国内外への発信を象徴したテーマだし、大会であった。私は、イベントには、イベントの持つこのテーマ性が欠かせないと考えている。

(ルミナリエ)

例えば、「ルミナリエ」だ。あの震災の12月に、「鎮魂と明日への希望」をテーマに、震災直後の復旧途上の神戸の街に、温かい柔らかい明るい希望の光が灯った。それが悲しみと苦しみと厳しさを乗り越えて、頑張り抜こうとした被災者を励まし、そして多くの人々が被災地を激励してくれた。だからこそ、20年を迎える今年も神戸の街を彩ってくれる。イベントには心があるのだ。

(神戸マラソン)

神戸マラソン

昨年の神戸マラソンの様子

「神戸マラソン」もそうといえる。神戸マラソンのテーマは「感謝と友情」である。あの大震災から神戸が復旧復興した。その街を駆け抜いていただく、見ていただく、そのことを実現できた私たちも自ずと嬉しく思う。このような状況に達することも内外のご支援のお陰である。そのことが「感謝」である。そして「友情」こそ、わざわざ神戸を訪れて、神戸の街を走り抜いていただく人々に、心からのおもてなしの対応と、この走りを通じて神戸との交流や神戸を知る、交わる、一員となることが心と心の絆をつくる。このことを「友情」と表したものである。

この「友情」が当時思ってもいなかった象徴にもなった。あの東日本大震災である。神戸の街も20年前の阪神・淡路大震災で大きな被害を受けたけれど、みんなの協力と復興への支援のお蔭で今日を迎えている。東日本大震災の被災者、被災地の皆さん、私たちだってここまでやってこられたのだから、皆様だって絶対できますよ。しっかり頑張りましょうというメッセージを送ることにつながるのではないか。それこそまさしく「友情」なのではないか。これが神戸マラソンの心髄だと考えている。

(東京オリンピック・パラリンピック)

これからスポーツの大イベントが続く。いうまでもなくまずは、東京オリンピック・パラリンピックが2020年に開催される。今年は東京オリンピックから50年たったが、東京オリンピックは日本の高度成長の出発となった。この東京オリンピック・パラリンピックは人口減少時代を迎えても豊かな充実した生活を1億人の人々が生活できる日本をつくるスタートになることを願わざるを得ない。兵庫としても、オリンピック・パラリンピック出場選手の事前合宿地の誘致を行う。あわせて、兵庫からオリンピック・パラリンピックの出場選手をより多く出したい。このために、ジュニアから、小学生から選手養成に努める必要がある。まさに、スポーツ立県兵庫の代表を生み出したい。

(関西ワールドマスターズゲームズ2021)

その翌年開催されるのが、「関西ワールドマスターズゲームズ2021」である。ワールドマスターズゲームズとは、中高年のオリンピック・パラリンピックといわれる。専門アスリート中心のオリンピックとは異なり、一般の人々が自分の好きな種目を選んで仲間と競う。しかも選手村をつくるのではなく、自分でホテルか旅館に泊まって競技場に通うという、閉鎖型でなくオープンな形態となっている。これから私たちは、この日本列島のなかで今後50年間少なくとも1億人の人々が豊かな生活を送らねばならない。だからこそ豊かな暮らしの基本である健康が一義となる。この健康を支えるのが、スポーツではないか。生涯スポーツの重要性が指摘されている。皆がスポーツを通じて健康を保持し、身心ともに充実した生活を送る。これこそ人としての生きがいの基ではないか。

もう一つ、スポーツツーリズムという視点がある。この大会は、アジアでは初めて。しかも10回目の節目の大会である。とくに欧米の人達は、主体的にスポーツに取り組んでいるだけに、この大会に参加することが一つのステータスとなっている。だから、きっと多くのインバウンドの観光客として参加してくれるだろう。家族も同伴されるだろう。せっかく日本に来たのだから観光もしていこうということになる。選手2万人に家族をあわせて5万人規模になるのではないか。

第10回ワールドマスターズゲームズは、東京オリンピック・パラリンピックの翌年、つまり大きなブームの翌年にもブームを起こす期待ももちうる。だからこそ、関西全体で、東京に続いて開催しようというものだ。どうぞ声援して欲しい。関西全体で、関西は一つとして取り組んでいく。

(スポーツのおすすめ)

私の健康法は毎日のストレッチを中心とする体操だが、スポーツは大変広くて深い。どうぞ健康のため、楽しみのため、自己実現のため、生きがいのため、スポーツを続けていただきたいものだ。

音声による知事メッセージ

音声でも知事メッセージ(MP3:7,819KB)を聞くことができます。
音声を再生するには、「Windows Media Player」がインストールされている必要があります。
プレーヤーがインストールされていない場合は、プラグインダウンロードページからプレーヤーをダウンロードしてからお聞きください。

お問い合わせ

部署名:企画県民部 広報戦略課

電話:078-362-3019

FAX:078-362-3903

Eメール:kouhouka1@pref.hyogo.lg.jp