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更新日:2016年3月3日

生活道路(平成28年3月)

生活道路

(地域懇談会

毎年各県民局・県民センター単位で各市町長と議長との地域課題を共有するための懇談会を開催している。各地域の当面する問題点や課題を現地で直接伺うことができる貴重な機会となっている。もちろん県民局経由で実情を把握することはできるし、直接県民の方々からの情報も提供されるのではあるが、現場で直接がキーワードとなっている。このような場で一番よく要請されるのが、生活道路の整備、身近な課題である。

(日常生活を支える道路)

道路の整備というと、すぐ基幹道路網の整備を思い浮かべる。このネットワーク化、ミッシングリンクの解消はもとより重要、不可欠であるが、地域においては、日常生活を支える道路整備が強く期待されている。ただ基幹道路の開通によって生活道路の渋滞が解消する場合もある。例えば、加古川から小野までの東播磨南北道路。加古川バイパスの加古川中央ジャンクションから当面八幡稲美ランプまでの開通であったが、南北の通過交通がこの高規格道路を通ることになり、既存の南北交通の渋滞が激減したという。

加古川中央ジャンクション

(渋滞交差点対策)

このような日常生活や地域を支える社会基盤として計画的な整備を進めている。その一つが、新渋滞交差点解消プログラムだ。平成26年度から30年度までの5カ年計画となっている。目標としては70カ所の渋滞交差点を半減させることだ。28年度中に19カ所完了する予定である。交差点渋滞の原因の一つは右折車が行く手を阻んでつっかえてしまうケース。この場合には、右折レーンを整備する。すると右折車はそのレーンに止まって右折信号を待つため、前方に行く車は通り抜けることができるので渋滞が生じにくくなる。もう一つは、信号がブロックごとに赤になって適切な通過交通を止めてしまうケースがある。このことは、信号を系統操作することで解消を図る。例えば、山手幹線が全線開通した時のこと。西宮から芦屋を経て神戸に入るまでの新区間では、従来山手幹線が未整備だったため南北の信号は長く東西は短く設定されるとともに、他の交差点との連携を考える必要がなかった。このため、開通直後は、一つの交差点の信号が青であっても、次の交差点が赤、その次の交差点が青となるような不連続と交通量による時間調整がなかったため、山手幹線側に渋滞が生じた。これは、山手幹線の交差点の信号の連携、系統信号化を行うとともに、信号の時間の長さを交通量に応じて調節することにより流れがスムーズになった。今後も計画的に解消を図りたい。

(信号時間の調整)

物理的に右折レーンが整備できない場合、交差点の信号時間の調整で渋滞の緩和が図れるケースもある。例えば、赤穂の坂越橋東詰の交差点。赤穂市内に入るために相生の高取峠から走ってくるとこの交差点を右折して橋を渡り、また左折しなければならないが、橋に入る信号時間が短かったため、渋滞が生じ、土日には高取峠までつながる事態が生じていた。このため、緊急対策として右折方向の信号時間を15秒延ばすことにより対応したところ、大きな渋滞は生じていない。このように信号時間の調節もポイントとなる。もっともこの3月下旬からは新坂越大橋と約1.5キロのバイパスが完成し、供用されるので、抜本解消することになると期待している。

(歩行者の安全対策)

歩行者と自動車の安全対策も重要だ。自動車交通量の多い(4千台以上/日)通学路について、26年度から5カ年間で43キロ整備することとし、計画的に整備している。例えば、洲本市内大浜海岸から洲本温泉街までの間は、狭隘な海岸沿いの道路であったが、バスをはじめ自動車交通も多く、通学の自転車も通っている危険な道路であった。しかし、片側は山、片側は海という難工事区間であり、さらに山側に水路があり、よく脱輪することもあった。手始めに、この側溝に蓋かけをして歩行者対策を行ったが、本格的には海側に歩道を整備することとし、鋼製の立体桟道を約900メートル整備することにより対策を行った。27年3月下旬に開通し、自転車通学の安全、海側の歩道としての散策路、円滑な交通路の確保などに役立っている。

(カラー舗装など)

また、物理的に歩道を整備することが困難で、歩道や自転車道を確保する必要のある道路が大変多い。この場合車道の路肩にカラー舗装や二重白線を引き、運転者の視覚に訴え、はみ出し注意を促し、分離して安全を確保している。車道上の視覚的分離である。歩道や自転車道の簡易な整備だが、安全性の向上には大きな効果がある。

自転車レーン

(1.5車線道路)

さらに、離合が困難な山間部の一車線道路の整備だ。二車線化できればよいのだが、交通量からいって整備困難なケースだ。この場合、1.5車線整備という方法をとることが多い。つまり、一車線のため行き違いがしにくいが、めったに車が出合うことのない道路だから、例えば100メートルとか200メートルおきに、離合場所をつくり、ここで行き違うことができるようにする。前から来る車を見かけたら、その離合場所で待って行き違うマナーを前提に整備している。一車線を運転されたとき前から車が来たらどうしようと思われた方もいるのではないか。行き違いできる所で相手車を待つ余裕を持ちたい。

(生活を支える社会基盤)

地域の公共交通が十分でない地方部においては、車による移動が必須となる。だからこそ生活に関連する社会基盤、特に道路整備に対する需要には根強いものがある。
そのために、渋滞交差点対策、踏切対策、歩行者自転車対策、立体交差事業など計画的に展開している。どうぞ、生活道路の整備にもご理解を。

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