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更新日:2016年4月1日

兵庫創生に挑む(平成28年4月)

兵庫創生に挑む

世界の中の兵庫

世界は今、時代の変革期にあります。私たちは、頻発する紛争やテロ、不安定化する世界経済、地球規模での気候変動など、様々な不安に取り巻かれています。その一方で、歩み寄り、結びつきを強めようとする動きも広がっています。環太平洋連携協定(TPP)などによる世界経済の一体化、国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)における地球温暖化防止の新たな枠組みへの合意、情報通信技術(ICT)の発展などです。私たちは、このような世界潮流を見極め、的確に対応しなければなりません。世界化が進む今だからこそ、地域は全体の中に埋没することなく、地域、地域の個性を明確にして、世界の中で独自性を発揮できる存在にならなければなりません。わが国は、海外から新しいものを取り入れ、これを自分のものとして、独自の文化を発展させてきました。中でも日本の中央に位置する兵庫は、内外の人や物が行き交うことで発展してきた地域です。兵庫のさらなる成長のためには、世界との接点を常に意識して行動する必要があります。

地域の時代到来への確信

日本の人口が減少に転じてから7年。ようやく人口減少や東京一極集中が進む日本の将来への危機感が高まりつつあります。しかも、今ほど、地方に関心が向けられたことはありません。すでに首都圏から地方へと向かう人の流れが生まれています。これらの動きは、大都会にはない地域の魅力や可能性に、人々が気づき始めた兆しと受け取れます。この兆しを一過性のものではなく、地域の時代到来の確固たる流れにしていかなければなりません。私たちならできる、そう確信しています。

兵庫の強み

地方から日本の元気をつくる。今必要なのは、全ての地域が違いを認め合い、高め合う関係を築くこと。それぞれの地域が強みを生かし、個性豊かに発展する道へと進むことです。兵庫には自然、歴史、先人の努力により培われた多様な資源があります。一つ一つの資源を鍛え上げ、本物の強みへと高めなければなりません。私たちは21年前、阪神・淡路大震災を経験し、創造的復興を成し遂げてきました。それだけに兵庫ならではの高い防災力と安全安心の基盤をつくり上げなければなりません。「安全安心の兵庫」を目指します。高い技術力を持つものづくり産業の集積も次の時代の活力を生む源です。航空機、新エネルギー、先端医療などの次世代産業を育成します。「ものづくり兵庫」を飛躍させます。兵庫に立地する大型放射光施設「SPring-8」、X線自由電子レーザー施設「SACLA」、スーパーコンピュータ「京」は世界有数の科学技術基盤です。人類の発展に寄与する研究開発を進める「イノベーション兵庫」をつくります。「多文化共生の兵庫」も強みです。神戸を中心に今でも145カ国、9万7千人の外国人県民がいます。世界に開かれた地域としての魅力に磨きをかけます。古(いにしえ)より御食国(みけつくに)と称された淡路をはじめ、兵庫は、多様な気候風土に恵まれた食の宝庫です。世界へ豊かな食を提供する「平成の御食国兵庫」を目指します。兵庫をつくってきた人材力、県民の進取の気性もあります。兵庫は、新しい分野に果敢に挑戦する人や企業を輩出してきました。明日を切り開く原動力として、この気風を伸ばします。「人づくり県兵庫」です。地域の多様性も最大限に生かさなければなりません。摂津、播磨、但馬、丹波、淡路の五国からなる兵庫。人口と産業が集まる大都市から、豊かな生活環境の地方都市、山川海の大自然に囲まれた多自然地域まで、多様な地域特性が凝縮された日本の縮図です。兵庫なら、望む生き方、働き方ができる。どんな産業でも起こせる。この間口の広さこそ、兵庫らしさです。

兵庫創生に挑む

平成28年度は、昨年秋に策定した地域創生戦略を具体化するスタートの年、兵庫地域創生元年です。県内41市町も創生戦略を策定し、今後、取り組みが本格化します。これまで以上に市町と協調し、地域と地域、人と人を連携させて、兵庫の総合力に高める。この「多様性と連携」で未来を開く兵庫創生に挑みます。目指すは、人口が減る中でも、少子高齢化が進んでも、活力を保ち、将来への希望を持てる地域の実現です。共に歩みを進めましょう。

音声による知事メッセージ

音声でも知事メッセージを聞くことができます。

【全文版】約6分(MP3:5,938KB)

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お問い合わせ

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