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更新日:2016年10月1日

津波から命を守る。生きるために逃げよう

今後30年以内に南海トラフでマグニチュード8以上の地震が発生する確率=70%

昭和21(1946)年に発生した昭和南海地震からすでに70年が経過し、今後30年の間に南海トラフ地震が発生する確率は70%と想定されています。南海トラフ地震による大津波から身を守るために、揺れを感じたら、どこへ、どのように逃げればよいか、日頃から意識することが大切です。

揺れたら、まず避難!

岩手県宮古市東日本大震災

国の「南海トラフ巨大地震モデル検討会」が予測する津波到達時間は、尼崎市で117分、西宮市で112分、芦屋市で111分。浸水深わずか0.3メートルの津波で身動きをとることが困難になり、1メートルに達すると、ほとんどの人が命を落とします。

地震による揺れを感じたら、すぐに安全な地域へ逃げましょう。

 

 

津波イラスト350

水平避難

河川を避けて、浸水想定区域外へ避難しましょう。
阪神南地域の浸水想定区域外の例
尼崎市・・・JR神戸線より北側
西宮市・・・JR神戸線より北側
芦屋市・・・国道43号より北側

垂直避難津波浸水想定域⇒

津波浸水想定区域外への避難が難しい場合は、津波避難ビルへ避難しましょう。津波避難ビルとは、津波発生時において「緊急的かつ一時的」な避難場所として指定された建物です。
●阪神南地域津波一時避難場所マップ一時避難場所

阪神南3市にある津波避難ビルの位置情報や収容人数などを確認できます。
「兵庫県南海トラフ地震津波一斉避難訓練」はこちら

◆防災情報を活用しよう
ひょうご防災ネットに登録すると、大災害時等に緊急情報(地震・津波情報等)が携帯電話やスマートフォンに配信されます。防災ネット

「ひょうご防災ネット」はこちら(外部サイトへリンク)

◆地域のことを知ろう
兵庫県CGハザードマップを活用して、住んでいる地域や、通勤先などの風水害対策情報を確認しておきましょう。cghazard
「兵庫県CGハザードマップ」はこちら(外部サイトへリンク)

 

防災活動

防災活動に参加しよう
いざというときに落ち着いて行動するために、普段から防災活動を意識し、地域の取り組みにも積極的に参加しましょう。

兵庫県南海トラフ地震津波一斉避難訓練

津波浸水が想定される尼崎市、西宮市、芦屋市でシェイクアウト訓練や避難訓練などを実施します(本紙6面)日時:11月13日(日曜日)9時~12時、場所:市内各所、

問合せ:県災害対策課TEL:078-362-9810、FAX:078-362-9111

問合せ:阪神南県民センター総務防災課TEL:06-6481-8072、FAX:06-6481-8148

阪神南の街道をゆく6(湯山街道(西宮市))

有馬は古くから湯山と呼ばれ、西宮市北部の生瀬-船坂-湯山の道は湯山街道(有馬街道)として、多くの文人達らが通いました。有馬三恩人の一人で、生涯9度湯治に訪れた豊臣秀吉も、この街道を通ったのでしょう。

ということで、今回は、有馬を目指して、JR宝塚駅から湯山街道を西へと歩きます。

湯山街道

生瀬宿

JR宝塚駅から国道176号を西へ10分ほど歩き、生瀬橋を渡って坂を上ると、浄橋寺があります。生瀬の宿場町の東に位置するこの寺は、法然上人の高弟で浄土宗西山派の開祖とされる善恵坊証空(西山上人)によって鎌倉初期の嘉禎4(1238)年に開かれました。有馬温泉に向う途中で平家の落武者らしき賊と出会った上人が、賊を諭し、急流の武庫川に橋を架け、通行料で暮しを立てることを勧め、橋を守るために寺が建立されたといいます。

寺の少し北を東西に延びるのが、生瀬宿です。江戸時代には、幕府指定の宿駅となり、公用人馬を常備して公儀御用を勤める代わりに、商人や農民の荷物を継ぎ立て(積み替え)、賃銭をとることが認められていました。17世紀後半には、総戸数107軒のうち103軒が宿駅業務に携わったといいます。明治になると、鉄道やバスの開通で交通の要地としての機能は失われ、戦後しばらく残っていた妻入形式の建物も、震災後はほとんどなくなってしまいました。

JR生瀬駅の前を通り、線路の下をくぐって武庫川の手前を左に曲がると、正面に猿首岩(さるこうべいわ)が見えてきます。国道176号線と県道宝塚・有馬線の分岐点(太多田川と武庫川の合流点)の背後の岩山で、形が猿の顔に似ているところからこの名があります。生瀬から名塩に向かう武庫川右岸は、猿首の岩山が妨げになって非常な難路であり、左岸の青野道を通行する人馬も多かったとのこと。10万石格の浄橋寺前で下馬しなければならないことを嫌った小大名もいたようですが。

迂回する交通が増えることは、宿場にとって死活問題です。生瀬村では、人馬に村の宿場を経由させるため、宝永2(1705)年から村をあげて崖を切り開いて平坦な道を作り、この道が現在の国道176号線になりました。

浄橋寺

生瀬宿

猿首岩

四十八ヶ瀬

猿首岩手前の信号のたもとにある馬頭観世音菩薩にお参りし、「木ノ元地蔵尊霊場、左有馬道、右三田道」の道標に従って、県道宝塚・有馬線を西に進みます。船坂までの街道は太多田川の河原。左右に流れを飛び越えつつ進なければならない難所で、四十八ヶ瀬と呼ばれていました。現在も、県道には歩道もなく、ハイキングを楽しむといった雰囲気ではありません。とはいえ、旧街道の道筋がたどれるはずもなく、採石場等に出入りするダンプカーに轢かれそうになりながら、仕方なく県道を進みます。

30分ほど歩くと、知るべ岩バス停近くに「太閤知るべ岩」の解説板があります。このあたりは、目の治療に良いと言われた有馬温泉をめざした座頭が誤って左の谷に迷い込み、戻ることができずに死んでしまったことから、座頭谷(ざとうだに)と呼ばれていました。この話を聞いて哀れに思った太閤秀吉が、川沿いの大岩に「右ありま道」と彫りこませたと言います。「道がなく滑りやすいので十分ご注意ください」との解説板を見て、恐る恐るロープを伝って河原に降りていくと、上部に石碑の立つ大きな岩があります。下流側に回ると、かすかに文字らしきものが読めますが、これが太閤秀吉の直筆なんでしょうか。

馬頭観世音菩薩

県道宝塚・有馬線

太閤知るべ岩「右ありま道」

兵庫県砂防発祥の地

六甲山は、約100万年前からの花崗岩の上昇によって誕生しました。地殻変動により、世界有数の断層の多い地形が形成され、なかでも六甲断層(有馬・高槻構造線)は、白水峡、蓬莱峡など露岩群が断続的に連なり、船坂から宝塚へは一目で断層と分かる直線的な渓谷。昔から奇勝・景勝地として親しまれ、黒澤明監督「隠し砦の三悪人」や「忍たま乱太郎」のロケ地としても有名ですが、花崗岩の破砕帯が風化浸食された土壌は崩れやすく、大雨のたびに土砂災害を起こしました。

明治8(1895)年に始まった砂防事業は、当初は荒れた地に木を植える山腹工が中心でしたが、やがて砂防えん堤など河川上流部への対策も始まります。ここ太多田川の砂防堰堤群は、大正初期の自然石積工法(現地の小さい石から巨石までを加工せず、そのまま使用)や、昭和初期の鎧積(よろいづみ)工法(表面に鎧のような膨らみを作り、落水が直接目地に当たらないように工夫)による堰堤が美しい景観を織りなす近代化遺産の宝庫です。

「太閤知るべ岩」の少し西の蓬莱峡堰堤(平成14(2002)年)で太多田川を渡り、座頭谷を遡ります。草木で埋もれた道に迷いながら、「兵庫県砂防発祥の地」の案内板をやっと見つけ、合計30分ほど歩くと「4段堰堤」が見えてきます。1段目が自然石積、2段目・3段目が鎧積、最上段は震災後にできたコンクリート製とのこと。険しい階段を登って向こう側に回ると、土石で埋まった広大な河原が広がり、座頭谷の大量の土石を4段堰堤が必死で受け止めていることがわかります。

「兵庫県砂防発祥の地」の案内板

4段堰堤

土石で埋まった座頭谷

船坂ビエンナーレ2016

再び座頭谷を下り、太多田川沿いに船坂に行く道を探しますが、よく分かりません。仕方なく、車に注意しながら、また県道宝塚・有馬線を西へと歩きます。

七曲がりのカーブを過ぎ30分ほど行くと、やっと船坂の東の外れの「清水」に着きます。最近まで豊富な湧出量を誇っていたこの清水は、船坂にたどり着いた旅人が一息入れる場所で、江戸時代には茶店や旅籠が営まれていたとのこと。ここからは、旧船坂小学校の校庭や善照寺の前を通って井戸跡までの約500メートルで湯山古道が復元されています。

船坂は、阪神間の都会に間近でありながら自然豊かな里山を維持してきました。山あり谷あり棚田ありの日本の原風景が箱庭のような区域に残っています。

今年は、2年に1度のビエンナーレの年。茅葺古民家など歴史文化の残る地域を舞台に芸術祭を開催することによって、農地を活用した新しい産業を軸とした地域活性化のきっかけにしたいと、地域住民の皆さん主導で運営されてきました。4回目となる今年のテーマは「大地に還る」。10月30日(日曜日)から3週間、国内外から集まった24組の作家たちが里山をアートで彩ります。

船坂の清水

今年はビエンナーレ

再生された茅葺古民家

過去のセンター長メッセージ

センター長メッセージ(過去掲載分)

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