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更新日:2014年3月17日

泰地 英雄さん(チーム:TEC安2)神戸市

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  元気な地域づくりの担い手を直撃インタビュー!キラリと光る活動や人柄をご紹介します。
  明日、災害が起こったら?今、隣に居る人が倒れたら?あなたはあなたの身近な人を救えるでしょうか。減災社会を目指し、市民救命士を増やすため、一人ひとりとの出会いを大切にしながら活動するグループを取材しました。

「救える命を救おう」を合言葉に

高校で防災の講演を行う泰地さん

・・具体的にどんな活動をされていますか。
  “防災・防犯・救護ボランティアグループ”と名乗っているだけあり、その活動はとても広範囲です。防災分野では、地域での防災訓練の企画・実施に協力したり、学校などで防災教育や講演したりしています。私自身は、県の「ひょうご防災特別推進員」として、自主防災組織や自治会など地域防災に携わる団体などに助言を行うこともあります。また、私たちは神戸市消防局に認定された民間救急講習団体。消防職員等の立会いがなくても、市民救命士講習会を実施し、修了証を発行できます。昨年は神戸市内の企業の社員、小学校PTAの役員、高校生など約900人、また神戸市内中学校における特別学習の市民救命士講習で約300人に対して講習を行いました。その他、神戸まつり、神戸マラソン、みなとこうべ海上花火大会、ルミナリエなど大規模なイベントや1月17日に開催される1.17ひょうごメモリアルウォークにボランティアとして参加。救護や警備、案内からシャッター小僧にいたるまで色々とさせてもらっています。

・・設立のきっかけにはどんな背景がありますか。
  2006(平成18)年、個人的に「ひょうご防災リーダー講座」を受講しました。この講座は、地域防災の担い手を育成する目的で開催されていて、地震・津波メカニズム、水害・津波からの避難対策、東南海・南海地震対策など、実践的な知識と技術を習得することができました。講座を修了した同期達で、この知識と経験を生かして何か社会に貢献できないかと結成したのが「チーム:TEC安2」。名前には「安全・安心」という思いを込めています。メンバーの多くは仕事を退職したリタイア組。それぞれが今まで培ってきた知識や技術を生かそうという気持ちが強い。まさに、高齢者パワーですわ(笑)
 私自身が活動に関わるきっかけとなったのは、目の前で倒れた私の叔父に何もできず、助けてあげられなかったという苦い経験から。それから救急インストラクターの資格を取り、二度と目の前で誰かを失いたくないという気持ちで今日まで活動を続けています。

石巻市で泥かきをするメンバー・・グループとして、東日本大震災の被災地域にもボランティアで行かれていますね。
 今年の3月、6月、7月の3回、メンバーが神戸学院大学の学生らと共に宮城県・石巻市へボランティアに行ってきました。側溝の泥かきや通路の補修等の活動や地元の人たちとのコミュニケーションを通して、多くのことを感じたようです。たとえば、17年前の阪神・淡路大震災の経験はあっても、知識がそのまま生かせるというわけではない。だから、被災地で見たまま、聞いたまま、感じたままを兵庫に持ち帰り、広く伝えたいということ。また、1年半が経とうとする今でも、まだまだ手つかずで残されているところがある。「ボランティアができることはもうあまりない」という声を聞くが、そうではないこと。こうした貴重な体験を、今度は兵庫県で防災・減災活動をする際に生かしていきたいと思っています。私自身は、この8月末にはじめて宮城県を訪れますが、色々なことを感じてこようと思います。

・・どんな思いを大切にしながらこれから活動を進めていきますか。
 東南海・南海地震は明日起きてもおかしくないんです。防ぎようはありませんが、備えておくことで被害が最小限にできますよね。救急救命でも、救急車が来るまでの約8分間でどう行動するかが、命を救えるかどうかの境目。防災・減災の分野も救急救命の分野も、共通して伝えていることは「救える命を救おう」ということ。地道に思えますが、やはり一人ひとりが防災・減災の知恵や、救命手当法の知識をつけることが大切です。私たちが直接できることは少ないですけれど、橋渡し役として、できるだけ多くの人たちに習得してもらう機会を提供しようと、気持ちを一つに活動をしていきます。

グループのメンバー 花火大会にて 「もしもしカメよ、カメさんよ~♪」。この懐かしいメロディ、泰地さんの救急手当法に欠かせません。一体何のためだと思いますか。正解は、心肺蘇生法で行う胸骨圧迫。1分間に100回のテンポで30回の圧迫が必要とされます。「でも1分間に100回って言われても難しいでしょう?だから、『うさぎとかめ』の歌でテンポをつかんでもらう。学校では校歌でも合うよと教えています」と泰地さんは言います。「いざという時には、マニュアルは役に立たない。だから子どもたちの体にしみこませないとね」。茶目っ気たっぷりな教え方の裏にあるのは、“命を守る技術を伝えたい”という真摯な思い。そしてその思いが、できるだけ多くの人に伝わるように機会を設けることを惜しみません。
 取材した日は、神戸サンボーホールで開催されていた「第12回 レスキューロボットコンテスト」展示コーナーの一角で、救急手当法体験コーナーを開設。親子連れに声をかけては、上手に関心を引き、分かり易く丁寧に教えます。泰地さんに真剣に質問を投げかけていた体験者の一人は「ずっと習いたいと思っていたけど、機会がなかった。これをきっかけに家族で習得したい」と感謝を口にしていました。

 最近では、活動での出会いからネットワークができ、さらに活動が広がりつつあります。おもしろいところでは、外国人住民との餅つき大会など異文化交流行事をすることも。そんな活動の原動力はどこから?と思いますが、その答えはとてもシンプル。「人との出会いが好きですから。つながることが楽しいですから」。人とのふれあいを大切に思う泰地さんの温かいまなざしは、防災・減災社会に求められる「向こう三軒両隣」の姿勢に他なりません。私自身、「救える命を救う」人でありたいと強く感じた取材となりました。(米田)

AEDの使い方を説明する泰地さん
 

チーム:TEC安2
 【連絡先】 TEL:078-791-6375
   FAX:078-791-6420
 
☆平成24年度ひょうご防災リーダー講座受講者募集☆
 
地域防災の担い手となるリーダーをめざしませんか?
 9月末から開催する「平成24年度ひょうご防災リーダー講座」の受講者を募集しています。
 
 【日程】 平成24年9月から平成25年3月のうち12日間
 【会場】 兵庫県広域防災センター他
 【受講対象】 自主防災組織のリーダー、防災ボランティア、民間企業防災責任者など地域・職場の防災の担い手やそれを目指す方で、兵庫県内在住または在勤の方
 【募集人員】 120名(申込者が定員を超えた場合は、活動歴、居住地等を考慮して決定します)
 【申込締切】 平成24年9月19日(水曜日)必着
 【受講料】
無料(教材等に一部実費負担あり)

~申込方法について~
 兵庫県広域防災センターのホームページの「お知らせ」欄でダウンロードした「講座参加申込書」により郵送、FAXまたは電子メールで受け付けます。

<申込先>
 〒673-0516 三木市志染町御坂1-19 兵庫県広域防災センター
 FAX:0794-87-2925 電話:0794-87-2928
 電子メール: koikibosai@pref.hyogo.lg.jp

詳しくは・・
 兵庫県広域防災センター http://www.fire-ac-hyogo.jp/bosaileader.html(外部サイトへリンク)

お問い合わせ

部署名:企画県民部知事室広報課

電話:078-362-3016

FAX:078-362-3903

Eメール:kaigaikouhou@pref.hyogo.lg.jp