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更新日:2014年3月17日

合田 三奈子さん(赤ちゃん先生プロジェクト インストラクター)神戸市

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  地域を元気にし、未来を創る「兵庫の人」を直撃インタビュー!キラリと光るその活動やお人柄をご紹介します。  
  子育て環境の見直しが叫ばれる現代、子どもがいることがメリットとなる新しい働き方が注目を浴びています。それが、神戸を中心に始まり、今や大阪、名古屋、東京など日本全国で広がりつつある「赤ちゃん先生プロジェクト」!赤ちゃんという日本一、いや世界一小さな先生が主役となるこのプロジェクトのリーダーとして活躍する3児のママ、
合田三奈子(ごうだ・みなこ)さんにお話を聞きました。

小さな先生が教えてくれること

  「うわぁ、かわいい!」-あちこちから聞こえる子どもたちの歓喜の声の先には、まだ生まれて1年にも満たない小さな小さな赤ちゃんの姿。西宮市立平木小学校2年1組の生徒たちが2学期から新しく迎えた先生は、ママの腕に大切に抱きかかえられた赤ちゃんでした。「優しく赤ちゃんに触れてみてごらん」とリーダーに声をかけられ、少し恥ずかしそうに頬や頭に触れてみる子どもたち。手と手を合わせて大きさを比べてみると「すごく小さい!柔らかい!」と、うれしそうな顔を見せます。
 教室では「おなかの中で動いたのはいつ?」「生まれたばかりの時はどれぐらいの大きさだった?」と質問がひっきりなしに投げかけられ、ママたちの話に真剣に聴き入る生徒たち。「みんなが赤ちゃんより大きいのは、毎日“いのち”が動いて、成長しているから。だから“いのち”って大事なんだね」。そんなメッセージに大きくうなずく子どもたちの瞳は、赤ちゃんと同じぐらいきれいに澄んでいました。将来を担う子どもたちへのいのちの勉強は、来月も、また再来月もやってくる赤ちゃん先生が、言葉はなくともハートで教えてくれます。
 

 

小さな手を合わせて命を感じる

 ・・「赤ちゃん先生プロジェクト」とは何ですか?

  赤ちゃんと触れ合うと、多くの人は笑顔になったり、心が安らぎますよね。実は赤ちゃんには、人が潜在的に持つ「共感力」を導き出す力があるんです。そんな神秘的な力をうまく生かして、高齢者の皆さんには心からの和みを、子どもたちには命の尊さへの気づきを得てもらいたい、そして、赤ちゃんと触れ合って地域社会がつながることで、「日本の無縁社会を解消しよう!」というのが、「赤ちゃん先生プロジェクト」です。ママと一緒に高齢者施設や企業、学校などを訪れ、赤ちゃんに先生となってもらって「赤ちゃんクラス」を開催するのですが、とは言え、赤ちゃんは何かするわけではありません(笑)。むしろ何もしないんです。ただ赤ちゃんがそこにいる、それだけでその場にいる人たちの“感じる力”を育ててくれるんです。

                        

西宮市立平木小学校の授業にて・・赤ちゃんと触れ合うことで、具体的にどんな変化がでてくるのですか?
 例えば高齢者施設ですと、赤ちゃんを抱っこしたり、手を握るだけで、普段あまり感情を表に出されないようなお年寄りの顔にも自然と笑顔があふれだし、表情が豊かになってこられます。また認知症の方は症状が良くなることもあります。赤ちゃんが笑うと皆さんも喜ばれ、赤ちゃんが泣いてもその姿をいとおしそうに見つめていらっしゃいます。赤ちゃんのエンパシー(共感力)は、「自分が何かしてあげたい」という相手の自発的な行動を引き出してくれるわけです。
 さらに赤ちゃんのママたちもまた、我が子の存在が喜ばれ、必要とされることで育児に誇りが持てるようになります。
触れ合いの中で子育ての大先輩であるおじいちゃん、おばあちゃん世代にいろんなアドバイスをもらい、育児の不安や悩みの相談に乗ってもらえるなど、ママ側にもメリットが生まれるのも「赤ちゃん先生」の魅力。そうやって、赤ちゃんが人と人との絆を作り、自然と世代間交流を広げてくれるんですね。


長田のまちを元気に!と活動中・・地域でも赤ちゃんが活躍しているとか?
 私は、「長田のまちを元気にしたい」というのをモットーに、長田のデイケアサービスや有料老人ホームなどで、高齢者向けの体操のインストラクターを6年間しているのですが、ここでもなんと赤ちゃんが大活躍!その場に赤ちゃんがいるだけで、皆さん本当にうれしそうにしてくださって、たまに赤ちゃんを連れていないと、「今日はどうしていないの?」と少しがっかりされるほど!赤ちゃんのおかげで大人同士もすぐ打ち解けることができますし、若いママが赤ちゃんと一緒に高齢者施設などを訪れ、地域の皆さんとの関わりが増えれば、横のつながりも強くなる。どんなママでも子連れで地域とつながれるのが、まさしく赤ちゃん先生のいい所。「赤ちゃん先生プロジェクト」がつなぐもの、それは世代間、地域、そしてママと社会です。地元を愛する気持ちって、そういうつながりから生まれてくると思うんです。だからこそ、地域を元気にする「まちづくり」の一環として、長田での「赤ちゃん先生」を今後も進めて、本当の意味でのユニバーサルな社会をそこから広げていきたいと思っています。
 
ママ講座も全国で開催中                       

・・どんな思いを持って、今後の活動を続けられますか?
 
赤ちゃんがいれば人の輪も、可能性も広がる。私自身、子どもがいるからいろんな経験をすることができました。だから「子育てって本当に素晴らしい!」ということをママたちに実感してもらいたい。そのためには、育児中のママが社会とつながり続けられる環境を創る必要があります。今後は、赤ちゃんがいることがメリットとなる「赤ちゃん先生」を、ボランティアではなく、ママたちが仕事として関わることができる事業にしていきたいですね。現在、NPO法人ママの働き方応援隊では、赤ちゃん先生プロジェクトで活躍してくださるママ講師やインストラクターの養成講座を行っていて、出産後の女性が子連れで社会参加できる仕組み作りを進めています。ぜひたくさんの人にこの「赤ちゃん先生プロジェクト」のことを知ってもらいたい。そしてママも赤ちゃんも地域も幸せでいられるような社会を目指して、子育て=何かをあきらめてしまうことではなく、むしろ赤ちゃんの存在がママの可能性を広げてくれるということを、私の実体験と共に、これからも伝え続けていきたいと思っています。 


 「赤ちゃんの力って本当にすごいんです!」・・そう話す合田さんの笑顔は太陽のようにまぶしく、また母としての凛とした強さの裏側には、女性らしい優しさもあります。その姿を見て、「ママが輝けば赤ちゃんも輝く。赤ちゃんが輝けば、地域が輝く。」こんな言葉を無意識にノートにつづっていました。 

 取材中、ずっと笑顔で育児の楽しさと赤ちゃんのすばらしさを語ってくれた合田さん。「でも、子どもを産んでいなかったら、きっと私もそんな風には思えなかった」と、何度もお子さんやご主人への感謝の気持ちを言葉にされました。「もしかして、赤ちゃんは育てられているようで、実は、ママや地域や社会を育ててくれているんでしょうか?」と私が聞くと、「そうだと思います!しかも地域や社会とのつながりを結んでくれるんですから、やっぱりすごいんです!」と、また、まぶしい笑顔で答えてくれました。 

 日本で大きな災害が起きる度に、改めて私たちが気づかされること、それは、人と人との絆の大切さと、一人ひとりの命の尊さ。平木小学校での授業で、最後に子どもたちが声をそろえて歌った「まあるいいのち」の歌詞が心に残ります。-「みんな、同じ、生きているから。一人にひとつずつ、大切ないのち」-赤ちゃんという小さな先生が教えてくれることは、実はとても大きくて、深いメッセージばかりなんですね。(吉田)

  

☆赤ちゃん先生プロジェクトのお問い合わせ☆

◇NPO法人 ママの働き方応援隊◇
【住所】神戸市中央区元町通3丁目12-8 五福星ビル3F
【電話】078-381-5941 【FAX】078-381-5942
【H.P】http://mamahata.net/
 

☆「多様な働き方応援シンポジウム」 参加者募集☆ 

 「仕事と家庭を両立し働き続けたい」、出産、育児、介護等の理由でいったん離職した後、「再就職や起業をしたい」と考えている女性が、多様な働き方を自らの意思により容易に選択することができる社会をめざし、働き方やその選択の方法などについて実践事例から学び、語り合い、考えるシンポジウムを開催します。
 子育て中の母親、父親、仕事と子育ての両立をめざす方、企業経営者、企業人事・総務担当など広く参加者を募集しています。
 
【日時】平成24年10月2日(火曜日)13時30分~16時30分
【場所】ホテル北野プラザ六甲荘 (神戸市中央区北野町1-1-14 TEL:078-241-2451)
【内容】(1)基調講演
       テーマ:子連れワークスタイルから見える「自分らしい働き方」
       講師:光畑 由佳氏(有限会社モーハウス 代表取締役)
     (2)多様な働き方のロールモデルによる事例発表
       野依 佐千子氏(ロート製薬株式会社薬事推進部マネージャー)
       倉園 安子氏(なかよしくっく保育園園長)
       恵 夕喜子氏(NPO法人ママの働き方応援隊理事長)
【定員】120名
【参加費】無料
【申し込み方法】電話・FAXまたは郵送で、住所・氏名・年齢・電話番号を記載の上、下記お問い合わせ先まで
【お問い合わせ】兵庫県立男女共同参画センター
          〒650-0044 神戸市中央区東川崎町1-1-3 神戸クリスタルタワー7階
             電話:078-360-8550 FAX:078-360-8558
【H.P】http://www.hyogo-even.jp/

※ 一時保育(1歳以上就学前まで)希望の場合は、申し込みの際に必要事項と併せて、子どもの名前、年齢、性別をご記載ください。(無料・要予約・定員20名)

お問い合わせ

部署名:企画県民部知事室広報課

電話:078-362-3016

FAX:078-362-3903

Eメール:kaigaikouhou@pref.hyogo.lg.jp