ホーム > 県政情報・統計(県政情報) > 広報 > 広報専門員情報 > 「ひょうご☆キラリすと」Vol.18 西田 田鶴子さん(NPO法人消費者協会宝塚)

ここから本文です。

更新日:2014年3月17日

西田 田鶴子 さんNPO法人消費者協会宝塚

西田田鶴子さん

  元気な地域づくりの担い手を直撃インタビュー!キラリと光る活動や人柄をご紹介します。
  産地直売、牛乳パックや食品トレーの回収、過大包装お断りなど、ここ最近エコライフへの注目により身近になった取り組みを時代に先駆けて研究し、実践してきたグループがあります。宝塚市の「NPO法人消費者協会宝塚」。活動を始めて45年という歴史の中で貫かれてきたのは“安全・安心な消費生活を支える”。活動にかける思いを会長の西田田鶴子さんに聞きました。

安全・安心な消費生活を牽引

 消費生活」。その言葉からは何か難しいものという印象を受けますが、私たちが生活していく上で欠かせない「お金を払って物を買い生活すること」を指します。しかし、複雑で高度に情報化が進む現代社会においては、食品偽装問題やインターネットトラブルなど安全・安心な消費生活を脅かす問題が後を絶ちません。そうした問題に対応し消費者を保護するとともに、消費者の自立を支援しようと2004年に施行されたのが消費者基本法です。その基本理念には私たちの消費生活を守る「消費者の権利」が定められています。例えば、アレルギーを引き起こす食材の記載などが義務付けられていますが、これは必要な情報が提供される権利が認められているからです。他にも、教育の機会が確保される権利などの権利が定められています。NPO法人消費者協会宝塚は、この消費者基本法に基づいた活動を展開しています。

消費者の店・・活動への思いと具体的な活動内容について教えてください。
 活動目標は二つあります。一つは、市民が安全で安心して消費生活を送れるよう消費者基本法に基づいた活動を着実に実践し情報を提供すること。もう一つは、地球環境の保全を図るため、市民が環境に配慮した商品を購入したり、サービスを選択したりできるよう情報を提供することです。具体的な活動としてまず、宝塚市と共催で行っている「宝塚生活大学」という市民講座を1981年から続けています。いま社会が直面している諸問題、たとえば今年ですと“TPPと輸入食品の安全性”や“アベノミクスと環境問題”などをテーマに専門家を招いて全7回の講座を行います。開始した当初は女性がほとんどでしたが、近年は男性の参加も増えてきています。また、リデュース(減らす)、リユース(再利用する)、リサイクル(再生する)を促進する事業にも力を入れています。武庫川の河川敷で毎月一度、家庭での不用品を持ち寄るバザーを行ったり、事務所の隣に構えるリサイクルショップ「消費者の店」の運営を行ったりしています。そこで販売されている「すみれ石けん」も環境活動の一環として誕生した商品。1998年に購入したミニプラントで、学校給食や家庭からでる廃食油を集めて手づくりしています。

・・前身の宝塚消費者協会の設立は昭和45年まで遡るそうですが、どんな思いで立ち上げをされましたか
  昭和45年は、高度経済成長のさなかで大量生産、大量消費の時代でした。物質的な豊かさの一方で、食品の安全性や欠陥商品、数々の公害問題が噴出したのもこの時期でした。しかし、当時は消費者の立場から被害を追及する声はまだまだ弱く、企業優先の社会。そこで、私たちは商品知識を身につけ、賢い消費者になるために、グループを立ち上げ消費者運動を展開することにしたのです。例を挙げますと、今でこそ生産者の顔が見える産地直送での販売はどこでも身近なものとなりましたが、その当時私たちが行った熊本みかんの産地直売会は大変な反響を呼びました。「安全・安心、新鮮な食べ物を届けたい」。そんな思いを形にしたさきがけだったと思います。

食育カルタ

・・子どもたちに向けた活動も熱心にされていますね
 2012年に施行された消費者教育推進法の理念の一つに、「消費者教育は幼児期から高齢期までの各段階に応じて体系的に行われる」ことが示されていて、消費者教育は生涯教育として推進されることが明確になりました。私たちも、夏休みの子ども消費者教室を開催しています。地域の食材を使用した料理実習で地産地消や日本の伝統食のことを知ってもらうとともに、着色料検査や塩分濃度の調査で食品の安全性についても関心を持ってもらうように工夫します。また昨年は、食育カルタを作成しました。少しでも広く知ってもらうきっかけにと文言も子どもたちなどから公募し、台紙もケナフという植物で紙すきをして徹底して手づくりにこだわりました。フェスティバルのブースなどで使用しますが、子どもたちだけでなく大人にも人気があるんですよ。

カルタで遊ぶ子ども

・・これから力を入れていきたいところはどんなことでしょうか
 今年、特に力を入れているのは地域の子どもたちへ絵本を通じた消費者教育をすることです。実は今年のお正月、県広報課のテレビ番組「新春知事対談」を拝見したのですが、井戸知事と絵本作家である永田萠さんとの絵本の魅力や子どもたちと絵本の関わりなどのお話に深く感動しました。子どもたちの健やかな成長のためには、ネットによる情報だけでなく絵本を通して話を聞き、活字を見ながら想像させることも心の栄養として大切ではないか。そのように考え、「絵本ではぐくむ『心』と『食の大切さ』」という活動に取り組むことにしました。加えて、絵本の読み聞かせの場を通して、地域ぐるみの子育て支援の一助になればという願いもあります。最近は、若手の会員が少なくなりました。子どもたちへの消費者教育を通じて、子どもから親にも伝わればと期待しています。

絵本読み聞かせ講座

「いない いない ばぁ~」。読んでもらったのはおなじみの赤ちゃん向け絵本。ユーモラスな絵と読み手の声色に、その場の誰もがすっかり引き込まれてしまいました。しかも、私を含めてずいぶん大人の皆さんが、です(笑)。私が訪れたのは、消費者協会宝塚が開催した読み聞かせ講座。絵本の構図から読み聞かせの意義やコツ、実践までひょうご絵本の伝承師に学ぶ本格的な連続講座です。「人のぬくもりを感じている時間と空間、それが大切なんです」。講師の言葉にうなずき、熱心にメモをとる姿があちこちで見られました。それにしても「絵本を通して食育の推進を」という目標を達成するために、絵本そのものへの理解を深めるところから最終的にはオリジナルの絵本づくりを目指すなんて、その熱意と徹底ぶりに驚くばかり!でも、この行動力こそ活動の核となる皆さんの強みです。過去45年を振り返っても、12年続けた川の水質調査、牛乳パックやケナフなどさまざまな素材を使っての紙づくり、宝塚の桜の園を復活させる100本の植樹など、時代を反映した実践の数々は挙げればきりがありません。そのパワーの源を探るべく、活動歴30年の藤野さんに質問すると「“だれかが”ではなく“私が”しなければという気持ちがあるからでしょうか。嫌だったら続きませんから」と、笑顔で答えが返ってきました。
 スマートフォンで瞬時に情報を得られる昨今。だからこそ、と西田さんが強調する信念があります。「自分の足で歩いて、自分の目で見て、自分で考えることを大切に」。皆さんの活動の根幹に息づくその姿勢は、設立当初から変わりません。そしてきっとこれからも、活動を支え市民の消費生活を支える礎であり続けるでしょう。(米田)

 

☆まちの子育てひろばセミナー開催します☆

育児をする上で、突然の高熱や、感染症など、子どもの病気は心配が多いものです。そこで、小児科医を迎え、子どもの病気に関する基礎知識や対応方法などについて、わかりやすく講義をしていただきます。あわせて、地域ぐるみの子育て支援についてのお話なども実施します。

~プログラム~

【日時】平成25年9月27日(金)13:30~15:00

【場所】YMCAしろがね子ども園(川辺郡猪名川町白金3-2-1)

【対象】子育て中の保護者、子育て支援に関心のある方

【内容】☆育児力アップ講演「子どもの病気に関する基礎知識や対応方法」

     講師:兵庫県医師会 田上久樹 医師

    ☆地域ぐるみの子育て力アップミニセミナー「児童虐待の現状とわたしたちにできること」

     猪名川町生活部福祉課 副主幹 東山尚子氏

【定員】先着30組

【特典】家庭で役立つ、便利なSOS支援グッズをプレゼント!

【申込/問い合わせ】

下記の連絡先へお電話、メールでお申込ください。

◇兵庫県阪神北県民局 県民協働室県民課

 TEL:0797-83-3160 FAX:0797-86-4379

 Mail: hanshinkkem_10@pref.hyogo.lg.jp

◇YMCAしろがねこども園

 TEL:072-765-3611

お問い合わせ

部署名:企画県民部 広報戦略課

電話:078-362-3016

FAX:078-362-3903

Eメール:kaigaikouhou@pref.hyogo.lg.jp