ホーム > 県政情報・統計(県政情報) > 広報 > 広報専門員情報 > 「ひょうご☆キラリすと」Vol.24 小川 陽平 さん(一般社団法人ひとネットワークひめじ)姫路市

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更新日:2014年3月20日

小川 陽平 さん一般社団法人ひとネットワークひめじ姫路市

小川陽平さん

  元気な地域づくりの担い手を直撃インタビュー!キラリと光る活動や人柄をご紹介します。
  播磨の玄関口、姫路駅。今、鉄道の高架化や駅を中心とした南北の循環道路の建設など、駅周辺の大規模な整備が進んでいます。昨年には、「北駅前広場」として姫路城をのぞむ眺望デッキや庭園スペースなどが完成しました。そんな中、この広場一帯を活用しようと集まった人たちがいます。生まれ変わる姫路駅から新たな交流をつくり出そうと、さまざまなプロジェクトに乗り出す「一般社団法人ひとネットワークひめじ」の理事、小川さんにお話を聞きました。

人がつどい・つながる姫路駅をめざして

 JR姫路駅を北側に出て、地下へのエスカレーターを下ると広場スペースも備えた通路が広がっています。出迎えてくれたのは、ぬくもりを感じる木の天井、きれいに積まれた野菜、その横で行き交う人を呼び込む店主たちの元気な声。野菜市の会場なのかと思いきや、“マッサージ”の文字や展示パネルも見えてきます。「一体、何の催しが行われているんだろう」と、胸が高鳴ります。この日の催しをはじめ、駅前広場を活用したさまざまな交流活動を行っている「ひとネットワークひめじ」。県の“「黒田官兵衛」元気づくり応援事業”にも手を挙げ、平成25年度から「又兵衛生誕の地PR」プロジェクトも始動させました

駅前広場での催し

・・「ひとネットワークひめじ」とは、どういった団体ですか?
 姫路駅周辺の整備とともに発足した団体です。新たにできた駅前広場を、ひとりの住民としてどんな空間にしたいか、また、みなさんにはどう活用してもらえるかを研究しています。メンバーは、農業経営者や、建築家、デザイナー、県立大学の教授などさまざまです。それぞれの得意分野やネットワークを生かして、たくさんのプロジェクトを進めているほか、広場を使用したいという申し込みの窓口にもなっています。今日のイベントには、「ひとネットワークひめじ」のメンバーが行うプロジェクトの中の、4つのプロジェクトがブースを開いています。毎月第1水曜日に農村部の若手農家さんを集めて、駅前で野菜市を行う「御結び市」と、この会場の天井にも使われている姫路産の杉を活用する「ひめじ杉活」、県立大学の学生が中心に行う「城下町初よもぎ祭」、そして、黒田24騎のひとり、後藤又兵衛の生誕地が姫路市内にあることを知ってもらう「又兵衛生誕の地PR」というプロジェクトです。

・・どんなことを目指して、活動に取り組まれているんですか?
 この会場の中だけでも、野菜・杉・よもぎ・又兵衛と、主役の異なるたくさんのプロジェクトがある通り、多くのプロジェクトに取り組んでいます。「ひとネットワークひめじ」の活動は、どれも都市と農村を含めた広い地域での交流を通して行い、そして、そこから次につながることを目指しています。活動は始まったばかりですが、定期的に「御結び市」を行うなかで、「今日は、あの農園の子は来てないんか?」とファンができたりしました。なかには、この市がきっかけで都市部の飲食店と契約が結ばれたこともありました。また、今日も、親子で地元の杉を使ったワークショップをしてみたいと、地元の子育て教室から「ひめじ杉活」にお問い合わせがありました。新たにできた、この駅前広場をうまく活用し、単なる人寄せのイベントをして終わるのではなく“ネットワークが広がる”、“活動が根付く”など、なにかが残る活動にしていけるよう心がけています。

後藤又兵衛の展示パネル

・・黒田24騎の中でも、なぜ後藤又兵衛のPRを?
 24騎の中でもすぐに名前の挙がってくる人物なのに、生誕の地が姫路市山田町だと言われていることは、地元出身の自分も知らなかったですし、地元の人にもほとんど知られていませんでした。そこで、この埋もれた地域資源を活用しようと、「又兵衛生誕の地PR」事業をスタートさせました。今日のイベントでは、又兵衛についての説明パネルを展示したり、山田町で育てた米を“又兵衛生誕の地栽培米”として打ち出したりすることで、又兵衛のふるさとをPRしています。それから、地元の人の協力を得て、山田町にある又兵衛ゆかりの城山の整備にも取りかかっています。整備の際に伐採した竹を湯のみに加工し、「この器は、又兵衛ゆかりの山の竹を使っているんです」と、PRにもつなげています。また、生誕の地まち歩きマップ、というものも発行しました。マップは、ボランティアガイドなど地元の団体と協働して作成しました。そうして地域資源を生かした地元での活動を、都市部でも情報発信することで、より広い地域でのにぎわい創出につながればと、思っています。

又兵衛生誕の地をPRするブース

・・この「又兵衛生誕の地PR」の、これからの展開は?
 大河ドラマの放映を機に始まりましたが、放映後も持続可能な地域づくりを目指しています。又兵衛ゆかりの城山は、もともと手つかずの荒れた山でした。又兵衛ゆかりの城山として今、PRを行っていますが、同時に「後世に残る原風景を作ろう」と、山そのものの整備を長い目で見て取り組んでいます。さらに、今後は、奈良県宇陀市にある“又兵衛桜”を、この城山に植樹する「又兵衛桜の里帰り」というものも考えています。これから、この地域が「又兵衛ゆかりの地」として定着し、全国の又兵衛ファンや歴史好きの方に来てもらえる地域になるよう、活動を展開していく予定です

又兵衛ゆかりの山の竹で作ったコップ

  お客さんと積極的に会話する「御結び市」の農家さんの、いきいきとした表情が印象的です。「この小さいにんじん、見栄えがするから前に並べるの」、「値段するけど、有精卵の卵は全然ちがうよ」など、工夫やこだわりは尽きません。また、「城下町初よもぎ祭」を行う県立大学の学生さんからは、又兵衛ゆかりの山の竹で作った湯飲みでお茶を出してもらうという、おもてなしも受けました。
  取材で居たのは、わずかな時間でしたが、とても居心地のよい何かがここにはあります。それは、洗練されつつも和の優しい雰囲気が漂う“この空間の持つ力”と、そこで活動する人の笑顔や、おもてなしの心といった“人が発する力”、その両方が生み出しているのだと感じます。

  「ひとネットワークひめじ」の活動には、宮大工や設計士など、広場施設を建てた人も参加しているそうです。施工した人までもが活用に携わるのは、珍しいことなのだとか。空間をつくった人と、そこを活用し交流する人が、「ここを、いいものにしたい」という同じ思いを持っていることも、居心地のよさにつながっているのかもしれません。
  「いい場所には、いい交流が生まれる」と、小川さん。「ひとネットワークひめじ」がつくり出す数々の交流は、歴史の息づく姫路で、きっと次の時代へと続いていくことでしょう。(清水)


一般社団法人ひとネットワークひめじ
670-0935 姫路市北条口一丁目47番地
TEL/FAX:079-224-2928
HP :
http://hitonethimeji.jp/

◆「黒田官兵衛」元気づくり応援事業の募集について◆

平成26年度も、上記事業を募集する見込みです。(4月中旬頃に詳細発表予定)
平成25年度募集については、こちら


◆兵庫県立歴史博物館 「2014年NHK大河ドラマ特別展『軍師官兵衛』」◆
平成26年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」と連動した展覧会です。黒田官兵衛は播磨・姫路城主の長男として生まれました。豊臣秀吉に重用されますが、その才能ゆえに警戒され、恐れられた男です。そして、乱世を見事に生き抜き、福岡藩52万石の礎を築きました。この展覧会では、官兵衛がかぶった兜(かぶと)など、稀代の軍師・黒田官兵衛ゆかりの資料、同時代の歴史資料などを紹介し、官兵衛の人間像と彼が生きた時代を浮き彫りにします。

平成26年3月21日(金・祝)~5月6日(火・休)
開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(ただし、4月28日、5月5日は開館)
観覧料:大人1200円(1000円)/ 大学生900円(700円)/ 高校生600円(500円)/ 小・中学生 無料
※( )内は20人以上の団体料金 ※障がい者及びその介護者、65歳以上の方は半額
〒670-0012 兵庫県姫路市本町68番地
TEL 079-288-9011
HPは、こちら(外部サイトへリンク)

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