ホーム > 県政情報・統計(県政情報) > 広報 > 広報専門員情報 > 「ひょうご☆キラリすと」Vol.25 森本 七重 さん(ななえの学校「きまぐれ教室」)

ここから本文です。

更新日:2014年7月9日

森本 七重 さん(ななえの学校「きまぐれ教室」)豊岡

201404_top

元気な地域づくりの担い手を直撃インタビュー!キラリと光る活動や人柄をご紹介します。
但馬・豊岡から丹後・舞鶴までを結ぶローカル列車、北近畿タンゴ鉄道宮津線。そのレトロな駅舎を利用して“学校”が開かれているのをご存知ですか。三世代交流から地域コミュニティづくりへ。地元の人たちがボランティア先生となって教えるその学校から、人の輪が広がっています。その仕掛け人、“事務長”の森本七重さんに話を聞きました。

コウノトリ舞う駅舎で学ぼう

 「夢但馬2014」の開催でにぎわう豊岡市。夢但馬2014は、但馬の宝を磨き、その魅力をさらに高める地域づくりと但馬内外の多くの人とのつながりを目指して、来年3月末まで多彩な取り組みが行われます。その一つに、但馬に住む人たちによって地域の将来像が描かれた「但馬夢シナリオ」を実現するための取り組みがあります。「ななえの学校」は、森本さんが描いたシナリオです。訪れたのは、北近畿タンゴ鉄道・但馬三江駅、愛称コウノトリの郷駅。その名のとおり、コウノトリが住み着く豊かな自然に囲まれています。風景に溶け込む木造の駅舎は、まるで昭和にタイムスリップしたよう。初めて来たのに、どこか懐かしさを感じるこの場所が、毎月一度開催される「ななえの学校」の学び舎です。

201404_1

・・「ななえの学校」は、どんな学校なんでしょうか。
 地域の大人たちが“ボランティア先生”となってさまざまな趣味や特技を子どもたちに教える学校です。内容は、国語の時間は大型絵本の読み聞かせや昔話のお話し会、図工の時間は絵手紙やおもちゃの制作、生活の時間は布草履づくりなど、まさに学校のように色々な教科があるんですよ。また、先生たちも地域の方がほとんど。たとえば、防災出前講座は市の防災担当の方に、衣服の保管やしみ抜きの方法などの話はクリーニング店の方に協力してもらいました。子どもたちにとっては学校で教えてもらえないことを学び、地域の人とふれあう貴重な場ですし、先生たちは生きがいを感じてもらえる機会になっています。そして時には、校外授業もあります。円山川下流域の戸島湿地で自然体験学習をしたり、朝来市観光協会とのコラボで神子畑(みこばた)選鉱場の紹介やミニ一円電車の乗車体験をしたりしました。活動をするたびに人の輪が広がっていて、大きな支えになっています。

201404_2

・・なぜ、こちらの駅舎で活動をしようと思ったんですか。
 この駅舎の周辺は、自然がとても豊かでのんびりした雰囲気に包まれています。コウノトリが屋根の上を飛んだり、目の前の田んぼに降りてきたり。教室の合間に、四季折々に変わる自然の中で、子どもたちがトンボやチョウを取って遊んでいるのを見ると、なんだかホッとするんです。同時に、この地域で生まれ育った私にとっては、すごく思い出深い場所。今でこそ車社会ですが、昔はバスも通っておらず、どこに行くにもこの駅が出発であり、帰る場所でした。汽車の音がいつも聞こえ、自然と生活に溶け込んでいたんです。活動の拠点を思い巡らせた時に、やっぱりこの駅舎がいいと思って鉄道会社に掛け合いました。

キラリすとH26.4.1

・・活動を始めるきっかけは何だったのでしょうか。
 私は長らく助産師として働いてきました。現役の時に願っていたこと、それは、生まれてくる子どもたちが健やかに育ってほしいということです。核家族が増えるなど子育て環境が変化し、家庭内のさまざまな課題が出てくる中で、地域で子どもたちを守ることが必要だと感じていました。以前は、子どもたちの通学時に、「おはよう」とか「おかえり」といったあいさつを交わすことで、自然に見守ることができましたが、今は声をかける大人も少なくなりました。一方、地域には多彩な特技をお持ちの方も多いです。人と人とがふれあうこと、物を大切にすることなど、地域の方から学ぶことがたくさんあるのではないか。そんな思いから始まり、退職を機に、賛同してくれる仲間4人で立ち上げました。途中から“用務員”として夫も職員の一人として参加していますが、男手は貴重な存在になっています。

201404_3

・・これからどんなことに取り組みたいですか。
 やってみたいことは色々あるんですよね。まず、子ども主催の教室もできないかと思案しています。たとえば、今は無人駅ですが、昔のような切符を切る作業を子どもたちが体験するというように。また個人的な夢でもありますが、自分が小さい頃におじいさんから聞いた昔話を絵本にして、お話し会をしたいですね。毎月、教室の内容を考えることは容易ではありません。ですが、どうしたら多くの人に参加してもらえるかを考え、工夫し、実践することはとても楽しいです。活動そのものはとてもささやかなものですが、参加した方が一人でも良かったなと思ってもらえたら、子どもたちがいつかと大人になった時に記憶の片隅にこの場所やこの体験があって、何かの時に心の支えになったりしたら、うれしいです。

201404_4

  駅前広場のフリーマーケットを覗いていると、駅の待合室からボサノバのメロディーが流れてきました。木造駅舎にブラジル音楽のボサノバの音色。これが不思議なほどよく合う!キンコ~ンカンコ~ン♪ 4月の「ななえの学校・きまぐれ教室」音楽会の開演です。今日の先生は、地域のイベントなどで歌っている地元のバンド。フルートやアコーディオン、ギターに、時々子どもたちの即興タンバリンも加わった手づくりの音楽会ですが、子どももお年寄りも、フリーマーケットのお客さんや列車の乗客も、その場に集うすべての人をやさしく包み込んでくれます。「今日ね、ずっとお誘いしていた一人暮らしの方が来てくれなってね。心が晴れやかになったわ、って言われていたのがうれしくて」と森本さんもにっこり。縁がつながって先生を引き受けたバンドの皆さんも「楽しかったですよ。この瞬間のために但馬に住んでるみたいなもんだもんなぁ」と、笑顔でうなずき合いました。

 「森本さんが描く“夢但馬”とは、どんな場所か」を聞いてみると、「人が健康であること。そして地域の中で生活ができること」。豊かな自然やそこで育まれる安全な食、そして人と人とのふれあい。それらを通して力をもらうことが“健康”には欠かせないと強調します。「でも」と森本さんは続けます。「教室に集まった誰もが元気になってもらいたいと言いながら、一番元気をもらっているのは、この私かもしれません」と笑いました。この森本さんの明るく元気なお人柄こそ、この日たくさんの笑顔が生まれ、つながりが広がる鍵!「ななえの学校」で叶えられる小さな夢は、これからも明日の但馬を照らしていきます。(米田)

☆平成26年度 但馬夢シナリオ地域づくり活動応援事業 助成事業募集!☆
但馬地域ビジョンのシンボルプロジェクト「但馬夢シナリオ」の実現に向けた地域活動を支援します!

1.助成の要件
(1)対象団体(一つの団体が申請できるのは1事業です)
次の二つの要件をすべて満たす地域団体(自治会・婦人会・NPO法人・実行委員会など)
 1.但馬地域の中で活動を展開し、地域に根ざした活動をしている団体
 2.規約や代表者を決めている団体
(2)対象事業
次の三つの要件をすべて満たす事業
 1.但馬夢シナリオ実現に向けて取り組む事業
 2.夢但馬2014の趣旨を踏まえた事業
 3.地域活性化に資する事業や、団体の創意工夫による地域の特性を生かした事業
 ただし、次の事業は対象外です。
 ●営利を目的とする事業 ●宗教または政治活動を目的とする事業 ●公序良俗に反する事業 ●既存事業
 ●地区の定例行事等単に団体の構成員のみが利益を享受するような事業 ●大半を委託している事業 
 ●兵庫県から他の助成金を受けている事業

2.助成の内容
(1)助成金額 上限 50万円 (助成額は1万円単位とします)
 ○申請内容や応募件数により、麩採択や助成金額の減額等もありますのでご了承ください。
 ○自己財源を確保していることが望ましいです。
 ○次の点に注意してください。
 <10万円を超える助成金を申し込む場合>
書類審査通貨団体が助成を受けるためには、企画提案会への出席が必須。
<10万円以下の助成金を申し込む場合>
書類審査のみで助成金額を決定しますので、企画提案会への参加は不要。
 1.助成対象事業の期間 平成26年4月1日~平成27年2月28日の間に実施され、完了する事業。
 2.助成対象経費 申請事業に直接必要な経費(講師への謝礼・印刷代・会場費用など)とし、経費によっては 助成限度額を設け査定します。

3.申請方法
(1)受付期間 平成26年4月30日(水曜日)まで
(2)申請方法 指定の申し込み用紙に必要事項を記入し、こころ豊かな美しい但馬推進会議事務局(但馬県民局地域政策室県民運動課)までご持参下さい。(郵便・FAXでは受付していません)
 ○必ず事前に持参日を連絡の上、お越し下さい。
 ○申込書は但馬県民局HPからダウンロードできます。http://web.pref.hyogo.jp/tj02/chiikizukuri.html

4.お問い合わせ・資料請求・申込書提出先
こころ豊かな美しい但馬推進会議(但馬県民局地域政策室県民運動課内)
〒668-0025 豊岡市幸町7-11
TEL:0796-26-3647 FAX:0796-24-7074
詳しくは但馬県民局HPへ http://web.pref.hyogo.jp/tj02/chiikizukuri.html

お問い合わせ

部署名:企画県民部 広報戦略課

電話:078-362-3016

FAX:078-362-3903

Eメール:kaigaikouhou@pref.hyogo.lg.jp